
MICHELIN X-ICE XI3 装着二ヶ月目、一日も欠かさず毎日走った。今月に入って、凍った道を走る機会が6日あった。ほとんどが前日までの積雪が踏み固められ凍ったがたがた道だ。このがたがた路面での走破性は、これまで似たような状況で走った国産スタッドレスに比べ、より安定性が高いという印象を受けた。やはりミシュランのスタッドレスタイヤは良い。しかし、良いとはいっても万能ではない。予期せずにスリップさせてしまったケースが二度あった。僕の失敗談を読む人が活かしてくれたら、僕の経験も意義あることだったと言えるかもしれない。
きれいに凍った道を曲がる際と雨でぬれた下り坂でのことだった。
失敗 ①
夜間走行時は路面が濡れているのか凍っているのか判別が難しい。凍っていると考えコーナリングに入ればよいのだが、何度も問題なくコーナーを抜けているとつい減速が不十分になりがちである。そのようなときだった。タイヤがグリップを失い、クルマの挙動を乱れさせてしまった。タイヤはすぐにグリップを回復し、再びクルマもコントロールできる状況に戻ってくれたが、もう少し進入スピードが高かったら制御不能に陥り、ぶつけていたかもしれない。タイヤが良くても過信は禁物である。
失敗 ②
雨でぬれた路面の下り、無理に前を横切ろうとするトラックの横っ腹に突っ込むのを回避するためにブレーキをかけた際、パニックブレーキにはならずにそこそこの強さでブレーキペダルを踏めたつもりだが、いとも簡単にスリップした。止まれないと判断し、アクセルペダルに足を踏みかえ加速して、そのトラックが横切る前を通過して事なきを得たが、やはりウェット性能はスタッドレスタイヤのそれである。決して良くはない。スタッドレスタイヤでのウェット路面走行時は細心の注意が必要であると再認識させられた。
最後にドライ路面でのその後の印象について。やはり素晴らしい。スタッドレスタイヤでこれほどきれいに走るタイヤを僕は他に知らない。実に気持ちよく走ることができる。ドライ路面ばかりを走るなら年中履いていたいくらいだ。
装着当初はあまりの静粛性能に驚いた。その後、タイヤのパタンノイズを最もよく発生させる道路、数ヶ所で繰り返し走らせてようやくこのタイヤ固有のパタンノイズを聞けるくらい静かであることが分かった。それほどノイズは少ない。このパタンノイズ発生区間以外の道路ではまったくノイズが気にならない。タイヤが良い音を奏でる。良い音を聞きながら走ることができるスタッドレスタイヤである。
MICHELIN X-ICE XI3 装着後二ヶ月を経て、ますます気に入ってきた。
Posted at 2017/01/31 23:38:39 | |
トラックバック(0) | 日記