2017年10月31日
先月の印象が覆った。
低燃費タイヤは乗り心地が悪いのではないか。今月はそう感じた。
低燃費性能の最高グレード「AAA」を達成している「ECOPIA PZ-X」195/65R15
確かに燃費性能は優れている。
今月、当時のカタログデータ 10・15モードの 10.6km/ℓ を上回る 11.8km/ℓ を記録した。
これまでに前後輪ともサイドスリップ・ゼロを目指して四輪アライメントを実施したことで大きく記録を伸ばし、さらに低燃費性能に優れるタイヤを装着することで、とうとうカタログ値を超えた。
先月までの最高記録では誤差範囲であると言えなくもなかったが、1.2km/ℓ 上回れば確実に超えたという実感がわく。低燃費タイヤを履くことで、確かに燃費の最高記録を出すことができた。一方で低燃費タイヤの気になる点も見えてきた。
乗り心地である。気温の低下とともに乗り心地の悪さが顕著になってきた。
履き始め当時を振り返るに、扁平率 65% のタイヤにしては乗り心地がそれほど良くならない印象があったのだが、もはや印象ではなく確信となった。
低燃費タイヤは乗り心地が悪い。
低燃費性能は RRC = 転がり抵抗性能 で評価されている。転がり抵抗を低く抑えるには、タイヤゴムの発熱を抑えることだという。タイヤゴムの発熱を抑えるには、ゴムの変形を抑えることだと想像がつく。すなわち路面の突起などに出くわしても変形しにくい性質のゴムだ。その結果、低燃費タイヤを履くと乗り心地が悪くなるのであろう。
緩衝機能を担うタイヤの目的から遠のく性質を持たせようとする低燃費タイヤ、低燃費性能を重視するタイヤ開発の流れには賛同しかねる。タイヤを発明したダンロップ氏の意向とは正反対の方向性を突き詰めているのが低燃費タイヤであると言えよう。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=105&v=hYFJDwiotec
燃費性能を追求する研究には一定の結論が得られた。
僕はもう低燃費タイヤは求めない。市場から淘汰されたコンフォートタイヤなら…。低燃費性能を排した純然たるコンフォートタイヤであれば…。否、それはそれでハンドリングに弊害が…。
何もかも優れたタイヤなど、物理法則が許さないはずだ。この世に存在しえないものを追い求めるのはよそう。
次の研究テーマに移りたい。
Posted at 2017/10/31 23:11:56 | |
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