タイヤの外径と燃費計

タイヤの空気圧を高めに入れると燃費計の数値が上がっていた。
空気がたくさん入るとタイヤが膨らんでタイヤの外径が増えるからだと思っていた。

今回タイヤを225/45R18から225/45R19に替えた。


タイヤ外径が662mmから688mmに増えた。
4％のアップ。
これにより燃費計に現れる数値は良くなると思っていた。4％ぐらい。

しかし、逆に数値は下がった。



どうして？
無い頭を絞った。

ホイールのインチアップも同時に行ったのでその影響か？
新しいホイールの方が重いのか？

燃費計の仕組みから考えてみた。

走った距離をその距離を走るのに使ったガソリンの量で割る、それが燃費計に数値として現れる。

ガソリンの量はガソリン残量計から持ってこれる。
では走った距離は？
タイヤが何回転したかで距離を測っている。
例えばタイヤの外周が1mだとするとタイヤが10000回転すると10km走ったことになる。
タイヤの外径を大きくすると、外周も増えるから同じ10000回転では10kmを超える。
だから燃費も増える筈だが。。。

ちょっと待て。
逆か？

1kmで10000回転のタイヤの外径を大きくすると、同じ1km走るのに必要な回転数は10000回転以下になる。
例えば外径が10%上がったとすると1km走るのに必要なタイヤの回転数は10%減る。つまり9000回転しかしていない。
でも、車はタイヤの外径を増やした事を知らないので、9000回転しかしていないので9kmしか走っていないと思う。
同じガソリンを1ℓ使って10km走っても、車は9kmしか走っていないと認識する。
よって燃費計の数値は9km/ℓになる。


車の距離計のズレを検証してみた。
よく行く洗車場までの往復の走行距離はGPS(ハイドラ)だと12.5km、車の距離計(ホンダトータルケアのドライブノートの記録)だと11.9km。
車の距離計が約5％少ない。
やっぱりそういうことの様です。

結論: タイヤの外径を大きくすると燃費計の数値は下がる(見かけ上)。

では、同じタイヤで空気圧を上げると燃費が良くなる(燃費計の数値が上がる)のは何故？

調べてみた。
タイヤが膨らむことにより、接地面積が減り転がり係数が上がるかららしい。

なんかスッキリした様なしていない様な。。。

取り敢えず、タイヤの空気圧を明日からは高めに入れようと思う今日この頃です。