
車のスピーカーもデッドニングや吸音材でチューニングすることで、結構音が変わるのを体験したことから、自宅のスピーカーもチューニングすれば、更に良い音になるかも!?
と思い、チューニングをしようと思います。
使用しているスピーカーは、富士通テン(現在はデンソーテン)のEclipse TD-M1というアクティブスピーカーです。
タイムドメイン理論に基づき、パルス音の波形をいかに正確に再生するか?ということにこだわって作られたスピーカーで、普通のスピーカーとは少し違うコンセプトですが、定位の良さと解像度の高さは素晴らしく、特にバイオリンやピアノは生音と同じように聞こえるお気に入りのスピーカーです。
ただ、スピーカー自体は小さく、フルレンジ8cmなので、音圧による迫力を求められるような音楽には不向きです。
それでも、家族が「うるさい!」と言われるくらいの音は出ますけどね😉
ということで、まずは分解して中を見てみます。

横から見るとこんな感じ。
真ん中から割れるように分解できます。

このスピーカーは、スピーカーユニットの裏から発せられる音が、卵型のシェルで乱反射して干渉しないようになっていますが、その裏音を吸収するための吸音材が入っていました。

シンサレートのようなものですね。

吸音材を試しに外して音を聞いてみました。
すると、スピーカーの中で吸収されなかった音が外に出てきて、反響の良い部屋で録音された音楽を聞いている様な感じです。
ちょっと響きが多すぎる感じがします。

もう一度吸音材を戻して聞いてみます。
この方が、響きが抑えられて本来の音を聞いている感じになりますが、響きがなさ過ぎるのもちょっと物足りない感じです。

試しに吸音材を半分に切って、半分だけスピーカーに戻して音楽を聞いてみました。
そうすると、響きが良い感じで若干残りつつ、必要以上の響きはなくなりました。
音楽を聞く分には、少しは響きがあったほうが気持ちが良いですね〜♪
車のスピーカーでは、スピーカー裏の音は吸音材を増やすほどに音の解像度が上がった感じでしたが、スピーカーによっては、吸音材を減らすことで良くなることもあることがわかりました。
プロが作った製品なので、吸音材はベストの状態に設定されているかと思っていましたが、自分の好みによってちょっとイジるのもありだなー、ということに気づいた今回のチューニングでした😊
Posted at 2025/04/06 11:40:14 | |
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