GRBのE型SpecCのLSDを分解する（ﾘｱﾃﾞﾌを車体から下ろすの巻1）

ﾘｱﾃﾞﾌを車体から下ろします。ﾘｱﾃﾞﾌは重たい上に下ろせても積めないという事もありえますので作業には覚悟が必要です。(^^ゞ

まずはABSのﾌﾞﾗｹｯﾄを外します。

ﾘｱのﾛｱｱｰﾑの一番外側とﾅｯｸﾙとﾄﾚｰﾘﾝｸﾞｱｰﾑが繋がっているﾎﾞﾙﾄを外します。

ﾍﾞｱﾘﾝｸﾞﾌｫﾙﾀﾞに右と左とﾏｰｷﾝｸﾞして、ﾄﾞﾗｲﾌﾞｼｬﾌﾄとﾘｱﾃﾞﾌを切り離します。切り離す際にはﾀｲﾔﾚﾊﾞｰ等をﾄﾞﾗｲﾌﾞｼｬﾌﾄとﾘｱﾃﾞﾌの間に差し込んで、てこの原理でパキッっという感じでCﾘﾝｸﾞの締結を解いてあげます。そうするとﾄﾞﾗｲﾌﾞｼｬﾌﾄが車体外側にｽﾗｲﾄﾞするようになります。

ﾌﾟﾛﾍﾟﾗｼｬﾌﾄとﾘｱﾃﾞﾌの締結部分です。ﾏｰｷﾝｸﾞした後4つのﾎﾞﾙﾄﾅｯﾄを外します。ｷﾞｱが入っているか、ｻｲﾄﾞﾌﾞﾚｰｷを引いていないと回ってしまいますが、隙間にﾀｲﾔﾚﾊﾞｰやﾄﾞﾗｲﾊﾞを差し込んで回り止めをすれば緩める事は可能です。お好みの方法を選択して緩めればOKです。

ﾄﾞﾗｲﾌﾞｼｬﾌﾄを抜くにはﾘｱﾊﾌﾞごと外側に開くｲﾒｰｼﾞで抜いていきます。最初は慣れないので苦戦しますが、ｱｰﾑの可動範囲が頭でｲﾒｰｼﾞできるようになると簡単に外せる様になります。2人で作業できる場合には一人がｱｰﾑを外に開いて、もう一人がﾄﾞﾗｲﾌﾞｼｬﾌﾄを抜くという分担作業をお勧めします。一人でやる場合には寝転がって足でｱｰﾑを外側に開いてあげて、手でﾄﾞﾗｲﾌﾞｼｬﾌﾄを抜く必要があります。ﾘﾌﾄで作業するより平床の作業のほうが一人の場合は楽かもしれません。気をつけないとﾍﾞｱﾘﾝｸﾞﾌｫﾙﾀﾞ内のｼｰﾙを傷つけてしまいます。ｱｰﾑを開く際にはABSの配線とﾌﾞﾚｰｷﾎｰｽを切らないように注意しながら開く必要が有ります。整備書にはﾍﾞｱﾘﾝｸﾞﾌｫﾙﾀﾞ内のｼｰﾙを保護するためにﾌﾟﾛﾃｸﾀを使う事となっていますが、ｺﾂさえつかめばﾌﾟﾛﾃｸﾀ無しでOKです。外したら先端を軍手で保護しておきます。写真では右ﾄﾞﾗｲﾌﾞｼｬﾌﾄが外れていますが左ﾄﾞﾗｲﾌﾞｼｬﾌﾄはﾏﾌﾗｰｾﾝﾀｰﾊﾟｲﾌﾟを外さないとひっかっかって外れません。

ﾏﾌﾗｰｾﾝﾀｰﾊﾟｲﾌﾟを止めてるｺﾞﾑを取り外します。潤滑剤を吹いてあげて、ﾌﾟﾗｲﾔｰでつまんで外すのが一番楽で早いです。

ｾﾝﾀｰﾊﾟｲﾌﾟの車両前方側です。ｽﾌﾟﾘﾝｸﾞとﾎﾞﾙﾄﾅｯﾄで止まっています。強いﾄﾙｸでは締まっていないので簡単に外れます。

ｾﾝﾀｰﾊﾟｲﾌﾟの車両後方側です。2本のﾎﾞﾙﾄﾅｯﾄと間にｶﾞｽｹｯﾄが入っています。整備書ではその都度新品となっていますが、再使用でも今の所ｶﾞｽｹｯﾄ抜けは確認できません。熱の影響で固着しているので外れにくいですが、潤滑剤を吹いて少し時間を置くと浸透して外れやすくなります。無理に外して折らないように注意です。