2008年12月12日
ロードスターマイナーチェンジ
マツダは、ロードスターのマイナーチェンジを実施しました。
実直なマツダらしく変更点はエクステリア、インテリア、パワートレインと多岐にわたっています。
エクステリアでは、5角形グリルの採用、ヘッドランプユニット、フォグランプベゼルのデザインも変更。
その他、キャラクターラインの追加や、リアコンビネーションランプの形状変更等があります。
電動式開閉ルーフのRHTモデルでは、随所にクロームを追加し、上質感をアップさせています。
アルミホイールもデザインが変更され、ボディーカラーには「アルミニウムメタリック」「サンフラワーイエロー」「メトロポリタングレーマイカ」の3色が追加されています。
「サンフラワーイエロー」はスポーツカーらしく、似合っていますし、目立つこと間違いなし!
インテリアでは、メーターパネルが変更され、平均燃費が表示されるようになりました。
今まで、マツダ車では、インフォメーションディスプレイがありながら、燃費計が装備されていないことが多かったため、今の時代のニーズにあったアップデートだと思います。
他に装飾パネル等の追加や、ドア内側収納ポケットの形状変更による足元空間の改善、随所にソフトパッドが追加されています。
オーディオでは、6chデジタルアンプ×7スピーカーや走行ノイズ補償システム「AUDIOPILOT 2」を搭載するBOSEサウンドシステムをメーカーオプションで用意。
注目は、AUDIOPILOTが第二世代になったこと。
とは言え、何がどう変わったのかがよくわかりませんが(笑)。
さて、ここからがマツダらしくマニアック(笑)。
MT車のエンジンは鍛造クランクシャフトを採用しクランク剛性を向上、ピストンのフルフロート化やバルブスプリングの見直しにより、エンジン全体の精度も向上。
鍛造クランクシャフトや樹脂製サージタンクの剛性最適化により定常走行時の静粛性が向上し、中低速から高速域までの澄んだエンジン音質となったそうです。
また、触媒の改善等により「2005年基準排出ガス75%低減レベル」の認定を取得し、MT車の最大出力回転数が6700rpmから7000rpmに、最高回転数を7000rpmから7500rpmとなり、より高回転域まで使えるようになりました。
トランスミッションでは、6MTでは、1~4速のトリプルコーンシンクロのアウターコーンをカーボンコーティング、3~4速のシンクロサイズを拡大し滑らかなシフトフィールを、6ATでは、Dレンジ選択時でもステアリングシフトスイッチでの変速ができる「ダイレクトモード」や、路面状況や車両挙動に応じて自動変速する「アクティブアダプティブシフト(AAS)」が追加されています。
興味深いのは、「インダクションサウンドエンハンサー」。
空気がエンジンに流入する際に生じる吸気鼓動を増幅させて車内に響かせる、というもので、いわゆる吸気音を聞かせるための装備らしいです。
う~ん、さすがマツダ(笑)。
足回りでは、フロントのロールセンター高を26mm下げて、旋回時のコーナー外輪の上下加重変動を小さくしたほか、サスペンション各部をチューニング。
そして、安全装備ですが、サイドエアバッグは全車標準(NR-Aを除く)。
しかし、DSCはベースグレードとNR-A以外は標準で、前述のグレードはオプション設定すらなし。
車本来の楽しさ、素性を楽しむ車だから不要だ、と言われればそれまでかもしれませんが、峠やサーキットを走るユーザーは、ほんの一部。
せめて全グレードに装着可能としてもらいたいものです。
国内、いや世界をみても、独自のポジションを確立しているロードスター。
この車が233万円から買えるわけですから、内容を考えればお買い得。
セカンドカーを買っていいならば、欲しいなあ…。
そう言えば、RHTモデルのMTが6速のみ。
確か以前は5MTもあったような…(違ってたらごめんなさい)。
もはや5MTのロードスターは貴重かも!?
ブログ一覧 |
車(マツダ) | クルマ
Posted at
2008/12/12 06:06:14
タグ
今、あなたにおすすめ