ぶみのブログ一覧

マツダは、11月20日から始まる2007年広州国際モーターショーで、Mazda2セダンを公開すると発表しました。Mazda2、つまりデミオのセダン版ですね。
で、このセダン、コンパクトハッチバックをセダン化すると、得てしてとってつけたような形になるのが世の常ですが、このデミオセダン、意外にもかっこいいと思います。プチアテンザかアクセラの雰囲気を醸し出しています。
他社では同様の車として、トヨタベルタ、ホンダフィットアリア、スズキSX4セダンがありますが、フィットとSX4はいかにもトランクつけました感は否めません。ベルタはなかなかのまとまりを見せています。
日本では、ハッチバックを受け入れられない人も多く、コンパクトセダンはそこそこの需要がありますが、きっと日本導入はないでしょう。
と、言うのも「デミオ＝きびきび走るコンパクトハッチ（ワゴン）」のイメージが強いため、プチアクセラセダンと化しているこの車を導入することで、コンセプトがぶれてしまい、ひいてはデミオ全体いやマツダ全体のイメージを下げる恐れがあるかもしれないと、個人的には思います。
まだまだ車社会が発展途上である中国では、かなりの販売が見込まれると思いますが、このまま日本に導入してしまうと、非常に売りにくくやっかいな存在になるのではないでしょうか。

注目すべきは、トランクのヒンジ構造。容量を大きくとり、中の荷物を圧迫しないよう、コストのかかるリンク機構を使っています。マツダの車に対する真面目さが表れていて、好感が持てるポイントでした！