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2012年12月06日 イイね!

シルフィフルモデルチェンジ

日産は、シルフィをフルモデルチェンジし、昨日発売しました

このシルフィ、先日出たラティオに続き、今の日産の悪い部分を凝縮した出来映えです。
まず、特筆すべきメカニズムや装備は、何もなし。
新開発とされるMRA8DEエンジンにしても、特段パワーがあるわけでも、燃費が良いわけでもない。
また、今や当たり前のように装備されるアイドリングストップ機構もなし。
安全性能については、法改正に伴い、VDCは標準装備となったものの、先進的なものは一切なし。
3つのグレードがあるものの、メーカーオプションは一切選べず、キセノンヘッドランプや、サイド&カーテンエアバッグは、最も高価なGグレードに装備されるのみ。

このクルマの存在意義の一つは、日産の顧客の流出防止にあると言いますが、それは日産の都合。
ましてや、既存のシルフィユーザーを取り込もうと言うのならば、今まで守ってきた5ナンバー枠をあっさり破って3ナンバーとしたのは、いかがなものか。
シルフィを好むユーザーは、少なからず3ナンバーアレルギーを持っている人もいるはず。

こういったクルマは、豊富なラインナップを誇るメーカーにおいては、営業戦略上、必要なのかもしれませんが、だからと言って、手抜きをして良い訳はない。

そして何より、何の変哲もない、サイド&カーテンエアバッグのついた1.8リッターのセダンが、2,389,800円もするとは、どういう了見か。
マーチやラティオのようにタイ製ではないものの、日本で生産・調達している部品は、わずか35%。
残りはタイと中国から供給を受けているとのこと。
そこまでしているにも関わらず、これまたマーチやラティオ同様、割安感が全く感じられない価格設定となっているのは、由々しき事態ではないか。

こんな凡庸な成り立ちで、クルマ好きから見向きもされないようなクルマは、本来トヨタが得意とする領域ではなかったか。
日産の志賀COOは、発表会で、『新型シルフィの投入により、日産車の販売拡大に貢献するとともに、国内セダン市場を活性化させる推進役になりたい』と宣ったようですが、魂の入っていない、既存ユーザーの取り囲みしか考えていないようなこんなクルマが、セダン市場を活性化させると本気で思っているとしたら、ユーザーを馬鹿にしているとしか思えない。
『日本のクルマを変えていく』という気概のもと開発され、マツダの魂がこもったアテンザも、大枠ではセダンの括りに入りますが、そんなカテゴリーを牽引しようとするならば、そのアテンザを凌駕するような、クルマをぶつけてきてもらいたいもの。
少なくとも、シルフィに、日本のクルマを変える力があるとは思えませんし、前述のように、こんなクルマはトヨタに任せておけば良いのではないか。

今回のフルモデルチェンジで、ブルーバードというブランドが消滅。
日産は今後復活させる含みを持たせていますが、穿った見方をすれば、魂の抜けたシルフィは、伝統あるブルーバードを冠する出来ではなかったのでは、とも思える程。
だとするならば、日本のセダンを変えていくような、ブルーバードの復活を望みたいもの。

ラティオに続き、こんなセダンはいりません。
Posted at 2012/12/06 21:01:17 | コメント(6) | トラックバック(1) | 車(日産) | クルマ

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子どもが生まれたのを機に、初めてミニバン(LY3P MPV)にしました。 車を中心としたブログを綴っていますが、弄りは技術も時間もお金もないため、ほとんどでき...
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