
我がMPVが6ヶ月点検を受けるため、マツダディーラーへ。
我が家に来てから早いもので8年が経過。
長男が誕生した年に購入したので、気がつけば長男も小学二年生。
いつの間にやら、幼児から少年へと変貌を遂げつつあります。
さて、ディーラー内に置いてあったのは、もちろん新型デミオ。
冒頭の写真にあるように、色はソウルレッドプレミアムメタリックで、グレードはガソリン最上級モデル、13S L Packageでした。
L Packageのハイライトは、何と言っても、オフホワイトの本革シートを中心としたインテリア。
その上質感は、マツダ車の中でもトップクラスではと思わせる程。
エアコンパネルの質感や、メーターの精緻な風合いは、もはや国産同クラスなぞ、相手にしないほどのもの。
そして、その後、担当のメカニックの方から、「デミオのディーゼルの試乗車が入ったばかりなので、乗ってみませんか」の一言が。
ふと、外を見れば、『MAZDA DEMIO × CLEAN DIESEL TEST DRIVE』と側面に文字の入った、アルミニウムメタリックのデミオが。
二つ返事で、試乗することとなりました。
グレードは、16インチタイヤを履いた、XD Touringの2WD、6ATモデル。
ゆったりとしたサイズでありながら、ホールド感のあるシートに着座し、エンジンを始動させると、その振動や音は、ガソリン車と言われてもおかしくないもの。
Dレンジに入れ、オルガン式のアクセルペダルをそっと踏み込むと、それに呼応するかのように、そっとスタート。
少しのアクセル開度でも、スロットルが大きく開くようなセッティングの車が多い中、当たり前のことが、当たり前にできていました。
何より、目から鱗なのは、やはりそのトルク。
アクセルペダルを少し踏み込むだけで、すっとトルクが立ち上がり、クルマを前に押し出す感覚は、このボディサイズからは、全く想像できないものであり、これぞディーゼルターボの真骨頂といったところ。
交差点やレーンチェンジにおいても、ステアリングに対する反応が実に素直。
これぐらいステアリングを切れば、これぐらいのGが発生するだろうな、と人間は想像しながら運転するのですが、実際にそのようにクルマが動いている様は、まさにマツダが標榜している人馬一体が見事に再現されていると言えるでしょう。
6ATも、シフトショックを感じさせない滑らかな仕上がり。
どう頑張っても、車速とエンジン回転数がシンクロしないCVTとは一線を画す出来栄えです。
乗り心地も、コンパクトカーにありがちな、ドタンバタンとした感覚は一切受けず。
高めの位置にセットされたマツダコネクトのセンターディスプレイや、走行状況を虚像表示させるアクティブ・ドライビング・ディスプレイ等は、極力視線を移動させずに、運転に集中させようとするマツダのポリシーを感じることができました。
躍動感のあるデザインにかっちりしたボディ、クラスを超えたハイセンスな内装、そして何より、全てが自然にまとめ上げられた、その上質の走りは、国内ではライバル不在と思わせるもの。
よく、カタログ燃費だけを捉えて、トヨタアクアが比較対象となっていますが、
クルマそのものの出来は雲泥の差。
ましてや、我が家にある先代キューブなぞ、デミオから見ると数世代前のクルマかのよう。
既存のコンパクトカーの概念を打ち破ろうとして、実際にそれを具現化してきた新型デミオは、もはやこのクラスのマスターピースとなり得るもの。
『自分の行く道は、自分で決めたほうが、楽しいに決まっている』
マツダのその想いがしっかり注入され、乗った後に笑顔にさせてくれる新型デミオ。
日本のいいクルマがここにある。
Posted at 2014/10/26 16:31:01 | |
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