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…が5.6mってのがなー。
（ちなみにFRモデルは5.1m）

要は4WDでフロントにドラシャがある分、FRモデルよりハンドル切れ角が小さい、と。
むろんFFや4WDにはこれまでにも乗ったことがあるのだが、アルテッツァってホイールベースがかなり長め（2670mm）なので、切れ角不足がテキメンに現れるわけ。

たった0.5mの差なのだが、実際に乗ってみると切れ角の不足を感じる場面がかなり多い。ちょっとしたところで曲がりきれず、いちいちバックして切り直すことになる。

唯一、欠点があるとすればこれぐらいやね、この車。

納車直後のファーストインプレでも書いたのだが、この車の足は本当にイイ。特にマルチリンク（ダブルウイッシュボーン）のフロントは秀逸で、回頭性が凄まじく良く、曖昧な動きも一切ない。
ロールセンターの設定も良好で、純正のスプリングでもほとんどロールを感じさせない。サーキットをガンガン走るのならともかく、峠レベルでは交換の必要など全くないだろう。

例えばZ3だと80km/hで少々緊張感を覚えるカーブを、90km/hで平然と曲がると言えばわかるだろうか。（しかもZ3のタイヤはF225/R245のバカ太いハイグリップ、対してウチのAS200のタイヤは特にハイグリップではない195の65扁平）
当然ながら昔乗ってた旧86なんてお呼びですらなく、当時の自分がしゃかりきになって運転するハチロクを、AS200でも鼻歌混じりで追い回せるだろう。

不人気だったと言われるアルテッツァだが、コレは本当にレベルの高い車ですよ旦那。
アルテッツァ以後、2000年代の車作りはハイブリッドやミニバンつまり燃費やユーティリティにばかり行ってしまったので、足回りの性能はこのあたりが最終兵器でその後の進化はないわけだから、実は今でもコレが最高レベルの足回りなんだよね。

しかもセダンなら全長4400mmとS13/15シルビアより短いコンパクトボディだから、狭い道で振り回しても邪魔にならない。（それでいてホイールベースは2670mmと長く、後席の居住性も高い！）
そしてトヨタ車としては異例とさえ言えるフロント・ショートオーバーハング。カタログ上の前後重量配分は割と平凡な数字のようだが、実際に運転してみるとやはり鼻先の短さをハッキリと感じる。

こんな優れた「実用性も高いスポーツカー」（間違いなくスポーツカーですコレは、はい）が不人気だった理由は、少々地味目な外観もさることながら、その筆頭はセダンに2L・NAエンジンしか設定がなかったことだろう。2Lのトルク/パワーじゃシャーシーが勝ちまくって今ひとつダイナミックな走り方がしにくい、車体に負けてエンジンの非力さが却って目立つというのはあるだろう。なぜかワゴンのジータには3L（2JZ-GE）の設定があるので、走り屋はそっちに乗るほうがいいのかも。

というか、コレは280ps級のターボエンジンを積んでやっと釣り合いが取れるって足回りだよなぁ。俺がもうあと20歳若かったら、そういう車に仕立ててドリドリするかも。いやはや。

何をしているかは、写真を見れば一目瞭然でしょう（笑）
なにせ先の台風で千切れかけた幌カバーしかないので、苦肉の索。

それにしても、この季節に２週連続で台風とか、ふざけてんのか（）

先週末の台風一過後は晴天が多かったおかげで今週は通勤で3日もZ3に乗れた（当然、駐車時以外は常にフルオープン！）のだが、この週末もまた台風接近のため雨だと…。

ク　ル　マ　が　弄　れ　な　く　て　困　る　ん　で　す　け　ど

マツダ純正NDロードスター用の幌カバーを使っていたのだが、この通り、トランクリッドとボディの間に挟み込むリブの部分が千切れてしまった…。
古いカバーと二枚重ねにし、前のほうはワイパーで押さえてベルクロとクリップも併用していたのだが、これほどの力が掛かったのではどうしようもない、と。
あくまで風がそれくらい激しかったということで、製品の欠陥ではないと断言します。

さて次のカバーはどうすべえ…？