
久しぶりにお暇な人向けのブログです。
本当に長文駄文のため、興味のない方は他のブログを読まれた方が幸せになれます。結果、本末転倒な部分もありますので、あら?と思う前に他へどうぞ!
最近、色々な所でマツダディーゼル2.2Lの煤焼きについてお話されている方がいますが、時速15km以上で20分以上走行すればヨイ? 山道をぶん回して走れば良い? 等と、自分の実験結果とは違った状態でのお話(短期的にはあってるが、長期的にはダメ)が多いので、実際には何がどうなっているのか?を考えてみました。
※全ては あてざん号 が検証元になっていますので、正しいとは限らない。
★注意書きとしてODB端子からトルクPro等の情報装置を設置済みという前提。
1)インジェクターが煤で詰まって来ると、インジェクター能力100%を利用して大量の燃料を一気に噴出させないと穴が復旧しないのは事実だと思います。
ただ、このインジェクターを100%開にしつづける事はマツダディーゼルの仕組み上出来ないので、発射回数が可能な限り多くなり、かつ加圧量が多くなる領域での運転というのが正解だと考えています。
この理屈でいけば、2~3000回転辺りがコレに該当するようで、4000回転以上だと理由は不明ですが燃料噴射は多いハズですが、圧力が下がっているような感触を受けます。(排出量が多いから圧力が下がる?)
かつ、排ガス温度を見ても回転数が高くなると生ガスが多くなっているようで、生ガスが多いという事は内部では煤を発生させている可能性が高いと考えていますので、一定以上の高回転域を利用するよりも、若干引いた領域での安定回転が良いような感触を受けます。
実際にMTなので2速2000回転、3000回転、4000回転で10分程度走行した事がありますが、4000回転については燃料消費が多く煤の溜まり具合も多かったように記憶しています。(トルク領域は2000回転前後なのでそちらの方に振る方が燃料的にも、時間的にも耳にも優しいのであれば、マニュアルモードで1速下げてちょっと高回転でお買い物とかいうのが正解なのかもしれません。)
さらに、時々感じるのが推定の液だれ。詰まりが酷くなって来るとパワーが無くなり、DPF区間距離が短くなり、真冬のような圧力差の発生が0.1/5kmより短くなる感触があります。稀にアクセルOffで加速するイメージ?というのでしょうか。
おや??と、ブレーキを踏む必要があります。(過去2回しか発生していませんが。これが発生すると長期的に調子が悪くDPF焼成までの区間が100km程度短くなる。)
この場合に、上記の2~3000回転での安定した走りをすると復旧する事が多い(必ずではない)ので、恐らく「そう」なんだと勝手に納得しています。
※ただ、この症状インジェクター交換が20,000km前後で行っていますので実質10万キロオーバーになってから2回だけ発生した事象ですので、殆どの皆さんは実体験する事が無いでしょう。
結果、一定の領域を守って少し高回転で安定した走行をする方が峠道を走るよりも強力に洗浄できる可能性が高く、ただ一発の瞬間噴出量が多い事により勢いで排出される可能性も残しておきましょう。1日1回くらいは、「くわっ!」とアクセルを踏んでも良いのカモしれませんね。
2)インジェクターのノズル部分において、短時間で煤が焼けるような温度で走行するのは無理がありますので、ある程度乾いた状態をキープして少しづつ燃焼させる事は可能だと考えていますが、この距離と回転状況はおおよそ1500~2000rpmをキープしながらエンジンを冷やさないように時々休憩を経て12時間程度、距離にして高速道路で1000km程度走行した時に変化が止まりますので、この程度を走行するのが一番良いのだと思います。
ただ、最初の切り替わりが300km程度辺りで一度ありますので、お時間がある時は県外遠征をしてみると、往復で300km程度エンジンが冷えない(30分程度のお休みで1時間以上走行みたいなパターンだと良いようですが?車の環境次第)状態で走行すると一定レベルの洗浄効果はあると思われます。(そのために走行だけをするのは本末転倒ではありますが、調子が悪い時は仕方ない?)
この時、加減速が多い運転よりも加減速が殆ど無い、定速での運転で調子が悪い時は一速落とした4速80km/h等の走行で2000rpm周辺をキープするようにすると比較的感触が良くなるような経験が多いです。(悪化したまま、というパターンも経験アリ。コレは冬場、雪道、雨道に多い。)逆に自分が神戸に行く時、峠道を超えて行くのですが、この場合は必ず調子が良くなるとは言えず、悪くなるケースもあり、またDPFも結構蓄積するため、元気に峠道を走るのはリスクもあります。差し引きマイナスなんて事も?(インジェクターは綺麗になってるハズですが、DPFの煤は増えているハズで、DPF焼成もエンジンの乱高下により綺麗に焼成できないハズ。温度が高ければ良いというモノでもない様子。)
結果、インジェクターを乗用して洗浄するためには結構な距離を走行しなければならず、であればマツダのインジェクタークリーナーを利用する方が良いのかもしれません(一応、専用と謳ってあります)。
3)DPF焼成ですが、信号待ち等で焼成は進むのか?という部分ですが、改良と改悪の両方が施されており、2012~2015年モデル周辺限定のお話になると思いますが、実際に必要な部分というのを見分ける必要があります。
調子がすこぶる悪い場合は、このDPFが来る事を色々な情報から知りえる事が出来るので、ある意味強制投入する事も出来ます。(例えば、強烈な山道を登るとまだまだ期間的に余裕があるのに入り易くなったり、逆に下り道が多い場合や水温/油温が低い時は長期間DPFに入らなかったりする。あてざん号の場合、圧力差が最大6.8くらいまで溜まった事がある。)
そして、焼けている内容として排ガス温度1-2-3を注視してみましょう。
3の温度がDPF周辺の温度だと考えられるので、1や2の温度が少々下がった所で3の温度が500~600(本当は550~600や600維持とかが最高なのかな?)℃周辺が焼成が終わった後で吹き返しも少ないイメージですので、可能な限り安定している方が好ましいという感じでしょう。
但し、アイドリング時このキープ領域を外すようになり、またDPF差圧が減るという不思議な現象がいつぞやのリコール以降発生するようになりました。温度帯域から見るに、焼成されていないハズなのに値は減っていく領域がありますから、この領域にハマると折角DPF焼成が終わったのに、結果残高が残っている状態になってしまいます(アイドリングだけではなく、イマイチな時は焼成後に巻き戻ってまた2からスタートでゴールは6同じ?みたいな感じ)。
結果、トロトロ運転でもしっかりDPF焼成をするためには一定の回転数が必要だという事と、それなりに安定した走り方が必要になる様子。
また、一度エンジンを停止しても水温が高いままならDPF再生は始まるのでそこまで気にする必要はないのかもしれません。アイドリングストップを切った状態だと、どんどんDPF指数が減っていきますが、温度は低くなりますので実際には焼成されていない状態となりますので、この場合はマニュアルで走行する必要があるようです。(考慮されていない。)
※i-Stopを停止させた場合、メンテナンスモードになるので強制焼成をしてくれ!という事なのでしょう。
4)ある程度距離を走るとある領域、呼称「サクラZone」というのが存在するようになります。購入当初、また12万キロ走行アタリまで発生した事が無いのですが、春の暖かくなった桜の時期にこの領域が発生します。
内容はAWDで40km/Lを超える燃費で走行できる区間が発生するのです。アクセル一定の場合にのみ発現し、下り坂でも上り坂でも発生しません。
理由はよくわかりませんが、この前に27km/Lの領域が一旦発生し、少し登る/下るの後にこの領域がやってきます。
自分の一説には、EGR回帰回路の一部がある程度狭くなっている状態で発生するのではないか?と予想していますが、これが中村屋のアレなら、そういう理由なのかもしれません。
ただ、調子が悪いワケではないので一定量の煤が堆積して発生する事は必須の模様で、フィルター類、オイル類、エンジンには関係がない。(でなければ今年で3年目5万キロ以上経過してもまだ続いている証明が出来ない。但し春限定。夏秋冬に発生はしない。一つの可能性として軽油が原因というのは考えられる。)
この時、区間燃費(おおよそ100km前後)が30km/Lを超えてきます。DPF焼成を含めても20km/Lを超えるのはこの時期限定。1人、2人、3人、荷物、関係なしにこの周辺の燃費が発生します。(ただ、この領域が一度出ると、次は何故か一度エンジンが冷えないと出ない。また一定以上長距離乗ると燃費が落ちて来る。)
外気温は17℃~22度あたりで、昼夜問わず、等条件は一定ではない様子。ただ、お花見の時期+杉花粉/ヒノキ花粉で くしゃみMax の時期だけ発生します。
また、この時にDPFが発生すると次のDPFまで普通に350km以上走行できるようになる事が多い。
※すでに今年のサクラZoneは終了。
と、いう感じで(4)は関係ありませんが、実際に色々確認しながら走行してみて、ハッケンした事象になります。
ただ、この事象が他の機体に当てはまるのか?といえば、NOの可能性は十分にあります。
結局のところ、アナタの車はアナタが調べるしかありません。
他人がナニを調べようと所詮、持ち主では無いので感覚のお話が出来ないのです。
※それでも正常とは、センサーやカウンターの数値が正常範囲という事で、良し悪しではないのです。例え整備工場を出た瞬間に壊れたとしてもそれは「正常」だったお話。