
音が波である。良く言われるコトです。
ただ、液体の波が電流でいうところの直流であるのに対して、気体中の波は交流だという違いがあります。(厳密には同じなんだけど・・・海の波に例えた場合で、解り易く説明するために、そう考えてください。)
理由は簡単。
振幅する幅が液体のソレと気体のソレではちょっと違っているからです。
海の波は、うねり1回につき、0地点からスタートして山を描いて0に戻る、半分180度の回転波であると表現できるとします。(厳密には液体でも中央を0として、増えて減ってを繰り返している。液体のとりわけ海の波は表面波であるため、ここでは解り易くするため、このような表現とする。)
これに対して、音声の「ま"ぁ~」という1秒の波は640Hz周辺だそうです。
音波のソレは0の地点から出発して上か下に振幅して0に戻ってきますが、今度は逆に同じ程度の振幅を伴って触れるのが通常です。この1回分の上下に振れたことをHz(ヘルツ)といって、振幅を表す指標になっています。(音の表現は音階をこのHzで表します。)
と、いうコトは、1秒間に640回、360度の回転をした波だというコトです。
つまり、この音声の波は、前後するのです。
前に出て、後ろに引いてを繰り返して広がっていく波であると表現できると思います。
音の強さは振幅の幅つまり、前後の差によって表現されるそうですから、音が大きい程、このユレが大きいというコトになります。(これを表すのがdb デシベルと呼ばれるモノですかね?)
余談ですが、音が大きいのでスピーカや鼓膜が破れるという理屈は、上記の理に適っていると思います。
じゃぁ、この音を小さくするにはどうすればいいんだ?という、デッドニングの基礎がココにあります。
音波を遮断するために壁を分厚くしたり、音の通り道を可能な限り細くするのは、電流でいけば、抵抗にあたります。
この抵抗を増やせば、流れる電流、ここでは波の量が減って、音が減衰(つまり熱エネルギーに変換されたり、周波数が他にシフトして音でなくなり聞こえにくくなる)する部分が増えていくのは事実なのですが・・・
電流的に考えて、交流波で有効なのはコンデンサ。
つまり、デッドニングも音波のコンデンサ的なモノがあれば、効率よく抵抗になる事が、なんとなく出てくると思います。
じゃぁ、どんなのがコンデンサなのよ? というコトになりますが・・・そのままです。
蓄える事が出来る物をコンデンサというコトです。
ここでは、空気室がその役目に考える事ができなろうかと思ってみます。
入り口があって、入らないエネルギーは壁を震動させようとします。入るエネルギー(波)は部屋に入って部屋の分だけ伸張されます(エネルギーの分散)。その後、出口から出る時にまた一部を壁を震動させ、出口からそのまま出力されるエネルギーは当初より減っているのは理解できると思います。また、入り口から入った波とはちょっと違ったモノになるであろうことも想像できると思います。
つまり出て来た波は、入り口から入った波より小さくなり、かつ壁に吸収され、部屋で吸収され反射され渦巻いて減衰され、出口を抜けるのに同じ時系列ではなく広がりによって成分が分散されて少しだけdb方向に小さく、時間的に長い出力に変化しているハズです。また壁そのものが振幅しても、違う周波数になってくれればイイワケです。
さらに、これは1つの部屋ですから、壁に沢山の部屋があれば、部屋から出てくる音同士も干渉しあって、それなりな音圧が減衰させられるのではないか?と、考えては見るワケです。
一番良いのは、入ってくる時の抵抗になる部分と、部屋に入って抵抗になる波同士が打ち消しあってくれれば最上ですが、そこまで求めるのは無理としても特に減衰しにくい低音は物理的に遅いので、物理的には減衰出来そうなイメージなんだけどなぁ・・・。
そんなこんなで、出口から出る音が干渉って考えるとアルミパンチングだけでも、それなりに効果がありそうな気もするしなぁ。でも、効果は限定的になりそうな?
そ~んなコトを考えてみました。
ちなみに、音に関しては中学生レベルの知識しかありませんので間違ってる所は指摘してください。
万が一、この案件を見てから、発案・知的財産権を申請される場合 「てすく」 または「tesuku」 の文字を最終商品名に必ず入れてください。要求案件はそれだけです。
Posted at 2016/08/12 21:33:14 | |
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