2019年01月14日
実験シリーズ。
酸素発生装置の実験中ですが、色々と難点が出てきました。
12Vだと単騎では発熱が異常(といっても40~50℃くらい)な感じなので、そのままでは利用できません。
これをドライセル方式で計算すると、片側3~4Vになるように調整しているフシがありますから、この装置を3台並べてやれば同じような状況になる「可能性」があります。
なので、直列にて実験。
実験その1
本来はセパレータで酸素発生装置そのものを分けるべきですが、ま~ドライセルの内容は真ん中にステンレスの板が3~4枚あればOKとしているので、同様に真ん中に通電されていないステンレス片があれば良いのか?(良いワケないんだけど実験だし~♪)
と、ゆ~事でステンレスタワシを4枚並べてみました。
結果は、それなりに温度は下がるけど、下がった分電流値も悪くなります(当然)。
ただ、この場合は流れにくくなっているダケなんじゃない?という事でチェックした限りでは、手持ちに液体抵抗測定をする術がないので、そのまま推測しました。
んで、その推測に基づく理論でいけば、装置をもう1つ増やしてみればいいんじゃない?と。
324円で装置を作成(既にお手のモノです)。
1:密閉容器108円
2:ステンレスタワシ108円
3:ステンレス針金108円
※厳密にはこれ+セパレータ108円も必要ですが、大量にセパレータは入っているので今回は不要。
重層やスセキ等の電解液108円も今回は不要。(本来は水も必要なんですけど、実験だし水道水でいいよね~♪)
実験を開始するも・・・やっぱり電流が流れません。
そういえば、実験想定は12Vで両方作ってあるワケですから、電気抵抗は大きいハズです。
※12Vで0.5A位に調整しているワケで、実際には5Vの4分の1程度しか電解液濃度がないハズなんですね。
つまり、電解液濃度を上げてやる必要があるワケです。
んで、少しづつ電解液濃度を上げるも・・・あまり進展はせず、小さな泡が出る程度です。
次の実験はもっと距離を縮めて、1つの密閉容器中に3連続で接続する事で理屈の上では、1つあたり4Vですから、4×3=12Vで、電解液濃度を合わせてやれば連続性も上がって理屈の上では最初の2Aを流してやれば発熱を抑えながら、酸素の発生量を上げる事が可能なハズです。
と、考えてはいるのですが、同じセパレータ中の分離が思ったより難しく(いや「そのもの」は簡単にも出来るのですが、安全装置とか考えると面倒で、やっぱりそのまま利用したいですし。)何が必要で、あ~だ、こ~だと考えると、後手後手になってしまいます。
必要な装置?
1)水量測定により、電流を制御。 電解液濃度が一定以上になるのを防ぐ。
一定レベルの水量を切ると、停止する。→一定レベルの抵抗はあるハズですが電解液は電流を通すのでフタの方からステンレス針金を入れて一定量を測定する事が可能なハズ。
2)電流が一定以上になると遮断できる装置→ま~、ヒューズでいいでしょう。5Aくらい。
3)水の補給装置。先の(1)より少し長く、一定レベル以下になると水を補給する。
この水が無くなると、(1)の安全装置が働く感じですかね~。
最終的な装置の水は電解水(つまりはバッテリーの補充液)で十分でしょう。
電解液に入れるのは炭酸ナトリウム。
電解液の事を考えると、本当はKOHを入れる方が効率は良く、そういう事も出来るのですが、電解液がこぼれる事を前提に考えると、かなり危ないので、比較的安全な電解液の方が結果として車に乗せるにはいいでしょう。
4)酸素、水素分離セパレータ。
酸素と水素を分離します。
これで酸素は燃えませんし、水素は水素として燃えるので、俗に云う爆縮の速度よりもずっと遅く、混ざる量も少ないので、比較的安全でしょう(やってみないとわからない部分もある)。
計算上24Wですから、発生する酸素量、及び水素量はたかがこれだけ?レベルなので、混ぜてしまえば燃焼レベルに到達しないと思われます。
・・・ま~、実験から出てきた必要量は最低50Wレベル(5A、12Vで60W?位ないと装置そのものの意味が乏しい可能性というモノが・・・)。
あるのですが、そういう結果は見なかった事にして?
Posted at 2019/01/20 00:08:14 | |
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