2019年01月23日
実験シリーズ第四弾。
えっと、12Vで電気分解をすると、従来の装置では電流値が追い付かないというお話があったのですが、同時に温度が上るという問題も発生していました。
これは、電解液へと電気が放出される時に、抵抗があるからで金属から金属へと電子が移動するのは比較的電圧が不要なのですが、金属から電解液へと移動する際には抵抗があって、移動する時に無駄なエネルギーを消費させている事になります。
んで、お手本とするのはドライセルとかなのですが、単相セルだと1セルあたり12Vがかかるワケで、実際に必要なのは2V以下で電気分解は発生するワケです。
この2V前後だけを考えると6個並べる事が出来るのですが・・・6個だとかなり電流が流れません。
実際には4つくらいが良い様子。
実験装置では、12V2AのACアダプターで、12.1Vで、1個1.7A、2個1A、3個0.7A、4個0.5A、5個0.2Aくらいになりました。
そして肝心の気体の発生量も、5個だとかなり下がるのでちょっと無理かな?と。
一番効率が良いと感じられるのは、4個並べた時で、おおよそ気体の発生量そのものは1個の時と同じくらい発生してるような気がします。
※セル1つ辺りに電圧をかけるよりも、分散させた方が気体の発生量は多いという事になります。
そして、この結果はドライセルのソレと同じになります。この場合、ドライセルで考えると電極の間にステンレス板を3枚挟むのと同じです。
つまり、このステンレス板を途中に入れる事で電圧を消費して電解液を通しているワケでその分、気体も発生している事になり効率は良くなるのかな?というイメージです。
ただ、今回は小型(500cc)で作成していますから、室内への設置も不可能ではないでしょう。
電気あたりでは、3Vあたりが一番効率は良いように感じました。
電解液も、炭酸ナトリウムで十分ですね。炭酸水素ナトリウムイオンをベースに電気分解を行えば、水素が無くなって、炭酸水素ナトリウムになるようです。
おおそよ、1.5倍くらいに電流が変化するようなので、実際には水道水ではないモノを利用するのでこの辺りはもう少し改善する事が出来るでしょう。
そして、電流ですが、気体の発生を伴うため、おおよそ1倍~1.1倍まで震動による電流の上下があります。よく揺れる場所に設置すると気体の発生量も多くなり、電流値もアップする仕組みは納得がいきます。
ただ、別装置として震動装置を取り付ける程ではないのかな?と。結果としてそちらならもっと装置そのものをコンパクトにして気体変換面積(総電流)を増やしてやる方が効率が最終的にはいいのかな?と思いました。
次に、電解液の量ですが、電気の流れる量にもよりますが、1Aレベルでは泡もほぼ・・・普通の泡状態で発生してしまうために、バブラーも準備していましたが不要です。
目標値は2Aですが、おおよそ倍と換算すれば十分に「不要」領域での運用は出来ると考えます。
ただ・・・目標値は2Aですが、実際に効果を確認できる量が最低5A以上らしく・・・その辺りになってくると少し問題は出てくると思われ、セパレータによる液体分離装置、液体還元装置(といっても下に溜まるので上に設置すれば単にホースだけ!)、ファイヤーアレスタ若しくは酸素と水素分離2管送方式ならイケソウです。
が、ま~クリアするべき課題というか、・・・まだ道のりはありますね。
Posted at 2019/01/23 23:49:06 | |
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