
見えるかな?
5000km走行後のオイル交換前のオイルレベルゲージです。
オイル交換時、レベルゲージのほぼ中間(投入時4.5L)を目指しますので、投入したままの量があるという理屈になります。(ただし、おそらく走行後の汚れた低温粘度が増加し、高温粘度が低下しているオイルですし、エンジン停止後の時間が若干違うので、厳密に全く同じというワケではありません。)
従来はいつも最上位のXではなく、レベル上限で交換していましたので、おおよそ3000km走行出来ないケースも発生していたのですが、テストケース2、2回目も5000km走行してもオイルが増えていません。
※スカイアクティブD2.2の仕様で、圧縮比が低くさらにエンジン内部が負圧であり、ターボチャージの具合により大量のEGRガスが吸引されていきます。
吸引されるという事はディーゼルでは、燃料が噴射されて燃える前に吸引されればそのまま燃料がエンジンルーム内部へと侵入し、オイルの邪魔をするという理屈なのはご存じの通り。
それじゃぁ?という事で、EGR排出側にある程度の抵抗があれば吸引力が減るんじゃない?という、作業の副作用としての作戦そのものは成功しているといえます。(オイルキャッチフィルターにより抵抗がかなり増えた。増えすぎると燃焼室側にオイルが入りますのでオイルは減る方向。つまり、均衡を取れれば増えず減らずというのはオイルにとってはスゴく良い状況のハズ?)
但し、これが別の問題が発生する可能性を孕んでおり、その結果については1万キロ走行程度では出てこないので、これから少しづつチェックしていこうと思います。
※何が問題か?という部分は実施しない人には関係ないし、実施する人には工程上ワカルと思いますのであえて割愛します。
現状、オイルは純正ではありません。SunocoのSvelt5W-30
添加剤を投入した時にその違いがハッキリ判るオイルです。ベースオイルそのものの性質は良いと思うのですが、標準の添加剤は・・・このエンジンにはやや寿命が短いのかもしれません。(通常EGR気圧にて走行中、一部の添加剤はなくなるのが早すぎる?希釈されるのが原因なのか消耗なのかまでは不明。なので投入するなら、純正の方が良いと思われる。
別途追加で、潤滑系添加剤を投入すると純正オイルより燃費が良くなります。燃料希釈がなければ同様に性能は良い感じなのですが・・。
過去にレベルゲージFullでオイルを投入して、Xマークまで希釈された場合のオイルとしての感触がかなり悪かったので、中間投入→Full交換、300km毎チェックとしている次第です。これでもギリギリだったと思います。)
なお、テストケース2の5000km走行後と、オイル交換後の感触は、アクセル開度に対して追従性が若干良くなり、回転がスムーズに、音が静かになるのが解りますから、オイルとしてダメになっているのは間違いありません。
ただ、本当にダメなオイルになっているワケではなく、まだ乗れるよ?という感触のオイルでした。(走行距離が増えるに従い、密封性ダケは良くなるのかトルクのモリモリ感は交換前の方が良い。交換してトルク感は減りました。)
C3だから15000km程度の走行が可能というコトですがそれは連続走行における事例であって実際は半分くらいな感じです。(ただし、燃料希釈がない状態でのお話。燃料希釈があるとしてその分を差し引いてやっぱり5000km位が交換時期でした。合計4回の投入計測による。)
※価格性能比とかを考えるなら、純正がイチバンですね。(^^)b
希釈されてもこのオイルよりも感触は良いですし、変質系潤滑剤の有機モリブデンもちゃんと途中までは効いてますよ。
Posted at 2020/07/20 00:14:25 | |
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