
ストレーキ、それは空気の壁をタイヤの前につくって、走行抵抗を下げる働きがあるモノです。
ただし、空力の中にはタイヤ食べる空気というのがありまして・・・。
タイヤが回転すると、タイヤの下側はけり出すので順方向ですが、上側は戻るので逆向きに動いているという感じになります。
で、この逆向きの回転時にまわりの空気をもってくるのですが・・・これがどのように音になるのかを順を追って説明。
1)タイヤが接地してけり出した後、上に周る時そのものには空気がない状態から、周りの空気を巻き込み、上へと上がっていきます。つまりタイヤ後部には負圧があります。
2)そのままタイヤハウスの中をそのまま空気を巻き込んだまま手前まで戻ってきます。
3)前面まで戻って来た時、空気は進行方向と逆方向へ巻き込みつつ戻ってきている事になります。
4)そこへ、前へ進むと前から風がやって来るので、この空気の巻き込み+前から押してくる風+タイヤが回って下へと押し込むチカラの3つが合わさって、正圧となり、この向かう先は、タイヤの左右に解れ、一部はタイヤの溝へと押し込まれます。
5)そのまま回転を続けて、(1)に戻る直前、接地から離れる瞬間に、溝の中へ圧縮された空気が負圧となった部分で元に戻りますが、この時、空気が膨張するため、若干の破裂音を伴って元の位置に戻るコトになります。
さて、この時、空気の膨張率が少なかったとしたら・・・その音はどのくらい小さくなるのかな?という部分に興味を持ちまして、破裂音というコトは空気の膨張率と階乗比例するハズなので空気の量が少なければ少ない程小さい音になる=つまり静かになる。という理屈です。
で、あればストレーキに追加でこの前からの空気+ホイールハウス内の戻ってくる空気の両方に対して若干でも減らすアプローチを取れば、タイヤノイズ音が静かになる可能性があるというコトになります。
早速、夜ですが取り付けて走行してみました。
余談ですが、タイヤは8万キロ弱中、約5万キロ程度走行しており、そろそろ交換期を迎えており、ノイズは大きい方です。
1作目:作成したストレーキが大きすぎて取付NG。(タイヤとの隙間は2cm、地面との隙間も2cm)これでは何かあった時にタイヤに巻き取られてしまったり、障害物を乗り越えられなくなる可能性があるため、作り直し。リアも作成したのですが、大きすぎでNG。
2作目:5cm程度短くして、ハンドルをいっぱいに切った状態で障害物に当たったとしてもタイヤに届かない距離に設定。
当然ですが、垂直にするワケではなく、前方と上方からの両方に対して邪魔をする格好で、ナナメに設定。(見栄えが非情に悪い感じがします。)
結果、タイヤのノイズそのものは、確かに静かにはなります。ただし、タイヤのパターンノイズだけ。他のタイヤノイズはそのままです(当然ですね)。
しかしながら、ストレーキそのものの風切音も出てしまうようで、形状に工夫は必要な模様です。
3作目に挑戦・・・ですかね?
→自分以外の目?耳?からすると、静かになった部分はあるけど、殆どそのままじゃない?というのが正直な所ではないかと思います。
Posted at 2018/04/18 22:50:41 | |
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防音 | 日記