
駄文、長文、興味があって、かつ、ひま~な方専用です。お忙しい方は他の方のブログをご覧になられた方が幸せになると思います。
また、文章の中身については現時点、構想上で検証はしていませんので悪しからず。
今日は、コロナの関係でお仕事の受注減でお休みになっちゃいました。(--;
給料が減る現実が目前に・・・やってきてます、嫌だなぁ。
ーーーそれはさておきーーー
さて、モバイルオフグリッド構想に必要なのが太陽光パネルであるとして、重要なのはそのお値段と効率ですが・・・ソーラーセルの性能でいけば、お値段の安い中国発案の中国製は低めです。(お値段の高いのは国産のソレとほぼ同程度の性能)
かといって、高額なモノが良いか?といえばそうでもなく、効率とお値段で考えると国産は完全に圏外になります。(過去のソーラーパネルを中古として修復しているものは実用的だと思いますが、正規販売店以外では取り扱わないとか、かつ太陽光発電システムとしての利用以外は保証しないというスタンスでは単品購入する意味はありません。実質、オフグリッドでの利用は儲からないのでしないように!という内容になっているw)
なにより、後述する仕様によりセダンに設置するなら、フレキシブルパネル一択であり、この仕様を満足させる国内セルというモノはソーラーフロンティアの非売品のみとなっています。(ソーラーフロンティアのセルは発電電圧が高いのでオフグリッドの電力的にはウレシイ事なのですが、今回は目的と仕様があわない部分を含めて却下せざるをえません。他にもフレキシブルパネルを試作したという記述は見つかるのですが社外に出ていない?)
また、車で利用するコトを前提にするとして、やはり室内設置が望ましいと考えています。
それは温度の面から、寿命の面から、耐水性の問題から、色々とありますが車内で利用する一番の弱点は約100Wパネルでの発電が最高30W程度になる可能性があるという事実です。(車のガラスで大半の成分が反射・吸収されてしまうため、車内へと届く太陽光発電に使える残りの部分ではかなり弱いのが実情)。
と、いうコトは車内発電を考えた時に現実的な容量というのはパネル的に約200W程度は必要という事です。1時間あたり20W×8時間=160W/h程度の充電が出来るという理屈です。
※被災時には外に出せば100Wで約60~80W/h/枚の発電はするようですし、放熱用アルミ板は必須になりますが、その辺りはパネル寿命と相談といった所でしょうか。
セダンの大きくて透明なリアスクリーンがこんな時はお役に立ちます。測定では丁度80~100Wパネルが1枚積載可能だという計算です。
また、フロントに遮光スクリーン(サンシェード)としての太陽光パネルを考えているのですが、なかなか作成するのは厳しそうなので計画とん挫する可能性が高そうです。(作成費用もソーラーCellだけで2万円くらい、別途スクリーンが1万円くらい)
折畳み式だと封入されているため、放熱が出来ないのでフレキシブルパネルにアルミ板を設置して放熱性を稼ぐと共に設置し易くする狙いがあります。高温時に、エンジン停止で発電される場合は冷却ファンで冷却しても12W程度なら問題ないと考えられます。
そんなこんなで探して80~100Wで大きさが1100mm×550mm以内に収まるパネルの候補は3つ程度ありました。
候補はSunPowerCell搭載のモノで、実働2~5年くらいのモデルを検討中。SunPowerは国内では東芝製パネルに利用されていますが、その内容がCIGS同様面積当りの発電量が多いので一般的なお値段で販売されている中では曲げ対応が高く、効率が高くて壊れにくいという実績をもっています。マキシオンだったかな?実際に曲げにも強いので実質フレキシブルパネルには都合が良いセルなのでコレを利用したパネルなら、危険率は低いと思いますが、絶対的な商品数が少ない。
(フレキシブルパネルは大方の実働報告が固定設置で1~2年程度平均、最大報告が5年以上程度、キャリア方式では数十回未満 メーカーの正式保証で2年出してるモデルならもうちょっと持つようですが、保証のあるメーカって国内で販売してないという問題も。※アリババで販売されている物を代理店保証というのはある様子。)
なお、ソーラーパネルの性能ですが、最大効率における最大発電量としての電気容量で表示してありますので、100Wが同じでも実のトコロ発電内容は違うモノがありますのでコネクタ形状以外に注意が必要です。
例えば、最大でCIGS等で130V×0.8Aくらいのモノと、モノシリコンの18V×6Aくらいのモノは同じ100Wのパネルになりますが、自分の購入したチャージコントロールシステムでは前者は対応していないという事で使えないコトになります。
チャージコントローラーの仕様に合ったソーラーパネルを選択するか、メーカ純正でしかもその装置に推奨されている物を利用するのが良いと思います。
※本来は全体的にどのシステムを組むか?という問題(システムが12Vなのか、24Vなのか等)を解決してから、全体的なパーツを組みます。が、モバイルオフグリッドでは電池、または電池システムが限定されてしまうため、それらのチャージコントローラーの仕様に従って周辺機器をそろえていく手法になります。
もちろん、ソーラーパネルから出てくる「コード接続端子」も重要で、本当の所は車載程度ならカットして作成してもいいのですが、後述の燃える事を念頭にするとそれなりに難易度は高めなので自分のウデを含めて信頼性がソコソコあるモノを選択する必要があります。
ソーラーCellの最大効率は25度での発電能力であるとされており、10℃で2~3%程度落ちるようです。
但し、コレは一般的なガラス製ソーラーパネルの場合で、プラスチック製のフレキシブルパネルだと「 最 大 温 度 」は60度前後までが多いと思いますので外が火傷をするくらい熱くなっているケースだと、表層や裏層がプラスチックなので溶損(注:但し融けない)する可能性が出てきます。
配線が高温になるコトで流れる電流に変化が生じてしまうと発熱はさらに進むので結果的に絶縁部分で静スパークが生じる結果になり、その時、一部でも炭化してしまうと継続的にスパークが発生したりして、結果的にショートする可能性が高くなり、またフレキシブルタイプは「ゆれ」により劣化するため、ある程度の寿命が短いという部分は事前に理解しておく必要があります。
このため、キャンピングカーやキャリアが付いている車なら、天井にガラス製ソーラーパネルがオススメです。
※24V程度だとスパークギャップはかなり広いのですが、実際には上下両面湾面ジャンプのような、広くとられていてもギャップとしてはかなり短めの設定になるハズ。また、湾面ジャンプとは、空気中での放電に比べて低い電圧で、放電ギャップ(間)を絶縁物質の上をすべるようにスパークが生じ、飛んでいく放電。最近はアエテこの放電をするように設計された物が結構あります。
そして、最大曲げ30度設置可能とか書いて、宣伝上は手でぺらんぺらんと曲げている広告に出会う事がありますが、アレはあのように曲げられるという理解はNGで、曲げて設置する事も可能ではあるが当然のように「推奨はしない」という隠れた存在があります。つまり、曲げての設置をする場合もろもろ覚悟はしておいてね?という意味があるのです(最近は都合の悪い部分を一切説明しないので自分自身で理解しておく必要がある)。
当然のように何度も曲がるコトは想定されていませんので、ぺらんぺらんとテストしているとすぐに内部セル接続部分が千切れてしまいます。なので可能な限り水平に、設置する時「だけ」はゆっくりなら多少曲がっても大丈夫だとは思うケドね~程度に考えておくのがよろしいかと。また、この場合は多くのメーカーが保証対象外としている様子です。(といっても一般ユーザーじゃ何が原因か解らん。)
などなどと考えていると、やはりガラス製品を利用するべきなのでしょうねぇ。(あちらは車の震動と温度を除けば、種々の問題がほぼないので、空力を考慮して天面に設置して完全固定できれば20年程度は持つ設計です。)
===蛇足===
モバイルオフグリッドで想定しているのは、緊急時2人分の夜間車内利用での扇風機と電気毛布の運用。そして毎日の充放電でちょっと何か燃費効率が良くなればいいなぁ?という程度のモノ。(R600はアプリで充電制限が出来るので、1日160Wを発電で稼げるなら1日50~100Wの放出なら5年程度は緊急時も十分に利用できる計算。)
なので、災害時は寝る時の50W/h×8h=400W/h程度を想定しています。充電を200Wパネルで160W×8h=1280W/h、でも充電できる絶対値は600Whなので絶対数は不足します(夜は8時間ダケじゃない)が、寝ている間の補完が出来れば起きている間はなんとかするでしょう。自転車のダイナモで15W/h充電するとか?(^^;
また、残り200W/Hで携帯の充電と1日3回700mLのお湯が沸かせればいいのかな?と。二人で生きるだけなら、1日カップ麺3個1回あたりは半分づつ、水約2Lの×7日分≒最低カップ麺1ケース(24個想定)と水1ケース(12L想定)
コレがあれば色々な絶対数は不足するけど1週間生きては行けるでしょう。さすがに食料と水は車に常備出来ないので、緊急時は自宅からカップ麺と水の持ち出しが出来るかどうか?がカギなのですが。
※現実的にはトイレとかお風呂とか、そういうのもある(ここでは取り扱わない)。
閑話休題。
ソーラーCell1枚あたりの出力は、シリコンタイプだと1枚0.5W程度の物が多くその内容は0.5V×2~6A=1~3W程度です。ちなみに広さは手のひら前後(120mm×120mmが最近は多い)なので、1000mm×500mm前後が100Wに相当するハズなのですが・・・販売されている物はスゴイモノがあって、この5倍に相当するモノが販売されています。効率23%前後のCellで前述のとおりなので販売されている最大効率のモノでも研究所レベルの31%は上回らない=その差は数%程度と考えれば、おおよそ真偽が判ると思います。このサイズ以下で100Wを優に超えているなら、2020年時点ではアリエナイという仕様になります(笑)
説明欄に間違った表記をしている物は中身もマトモじゃないコトが多いので、海外のサイトや国内のアヤシイ日本語のサイトも注意が必要です。
但し、時々アヤシイ内容でもマトモな製品を作っている所もあるので、全部がダメというワケでもない。困ったモノです。
そして・・・国内でこれだけ災害が多い(最近は 毎 年 100年に1度の災害がやってくるw)のに国産メーカ製の緊急オフグリッドシステムは出てこない。
※前述のように非売品なら一定量、存在はする。エンジン式発電機では燃料が長期間保存に向いておらず、緊急時に燃料の販売が無い、かつ3カ月に1回中の燃料を利用、または交換してやる必要があり、騒音問題も加わり実際には移動式の緊急時用には向いていない。が、もちろんメンテナンスを十分にするなら検討可能(自分は緊急物は1年に1回以上のメンテナンスをしないので検討外)。
最後に電気の専門家や、政治家寄りの電気関連のヒトからするとソーラー発電システムは難癖つけて辞めさせたいシステムである(継続的従量制での資金調達が出来なくなる可能性がある)ので、色々な表層問題を議題に「ソーラーシステムは採用に値しない」という文言が目立ちます。
実際問題、生産に利用される電力が発電される総電力よりも小さいとしても、個人で考えるなら金額と性能の総数で考えるべきなので、このモバイルオフグリッドのソーラーパネルだけで考えてみると・・・
まず、お値段が2万円で100Wのフレキシブルパネルを購入したとして、利用されている内容は1kW/hが27円計算(あくまで平均的な一例、実際には電力会社や契約電力により かなり 差 があるので自身の地域で計算が必要です)。
つまり、ソーラーパネル1Wあたりの購入価格は200円、対して自家用100Vコンセントの一般的なお値段は1Wあたり0.027円で約1万倍程度の違いになります。(本当は目的が違うので比べるべきものじゃない)
そして、約1万倍、実際には7408倍と計算すれば1時間あたりの電力に対してなので、コレの元が取れる計算をすると7408÷8時間(1日)≒925日で約3年毎日発電したとするなら、ワットあたりの元が取れるという理屈です。
思いっきり、緊急時時の利用だと元は取れない計算ですね。
そして、専門家が云う内容で生産電力という項目がありますが、コレは無視して良いかと思います。世界全体の生産量は変わらないのでその一部がソーラーパネルだとしても、ソーラーパネルを生産しない場合は他に電力が回るだけでそのものは変わりません。むしろ大量生産してくれると生産効率は上がるので今よりももっと効率が良くなるハズです。
家の屋根にあるモノで同様に計算すれば、4kWで200万円として、上記コストは1W500円程度になりますが総量は増えるので対電力としては7年前後、売電総コストで考えると20年前後で元が取れるという理屈でしょう。
※売電すれば元が約20年でトントン、維持費(コンディショナー交換、パネル製清掃)とかを入れるともう少し下がりますが、売電しないなら元を取るのに7年という計算でした。(売電よりも使う方がkW単価が高いため、売らない方がお得になる、但しソーラー発電の電力は貯めておけないため、そのジレンマは発生する。)
つまり蓄電システムを構築するなら、オフグリッドは無駄にならないシステムであると理解できます。
ただし、総合的に現時点では家電用電力の方が良いのは間違いないです。(沢山電力を使っても オチない。通常の個人レベルだとほぼ無制限に使える、現在価格が安くなる、等。)
が、現在、「いざ鎌倉!」という停電率が上がっており、また発電所の危険率が高まっているので、オフグリッド構想も考えていく必要があると感じています。(詳しくは「広報の小さく書いてある部分」を熟読してみましょう。小さい=読まれなくても良い部分。)
ま~、最終的に1週間をとりあえず生き延びれば、現時点では生き残る可能性が高そうなので、そのあたりを主眼に考えた物ですから将来的には構想そのものが違う可能性というのは否定できませんが、あくまで現段階での構想です。
国産(可能な限り全てが海外製じゃないモノ)で発売されれば、お値段次第で考えるかもしれないので発売してくだされ。
また、車メーカの方でも、毎年100年に1度の災害(笑)がやってくるなら、車に常備出来ても良いと思うので考えてもらえませんかね。
自走式(車に設置すれば自走してくれるお手軽品になる)のモバイルオフグリッドシステムで、容量が1500~2000W/h程度のシステム合計が30~50万円くらいなら十分に検討出来る範囲だと思うのです。
ボンネットは無理でも屋根とトランクにソーラーパネル、フロント、リアの窓ガラス部分の一部に半透明のソーラーパネルがあれば、それなりに発電はイケますし、床下を利用した充電システムならそれなりの容量と放熱を確保できるでしょう。メーカ純正なら高電圧のモノを利用できるのでもっと効率の良いシステムになるハズですし、絶対数が出せればお安くなるハズですよね!(ここ重要!日本は現在すごく貧乏な国になりつつあるので高い価格は、多分売れません。但し、ある程度の付加価値とそれに見合う金額は必要でしょう。)
発電・充電・放電の総合システムである程度お安く、維持費が2~3年に1度程度、現実的なお値段でかかる(サブスクリプション方式で毎月1000円程度か?)のが良いと思います。
云うダケなら、タダなので書かせてもらいました(笑)