
いつものお暇な人向けのお話なので、忙しい人、興味がない人は他のブログをご覧になって頂いた方が幸せになれます。
さて、今回はインジェクターの詰りの原因とその効果?についてのお話。
インジェクターの詰りが原因でDPFが詰まるそうです。
つまり、インジェクタークリーナーを投入しているならば、この詰まりによるDPFの詰りは「そこまでない」という事になります。
さらに、インジェクターを詰まらせる原因としては、最近のデンソーのインジェクターがどうもDLC加工をしている模様なので、DLC表面に付着する ソレ は昔のソレとは違っている・・・らしいのです。
昔のソレは水系の ねたぁ~ とした物質だったそうで、それこそアルコールのようなモノで溶かす必要があったそうです。(純粋なアルコールはディーゼルに対してはダメw)そこでインジェクタークリーナーなるモノに対して水系の洗浄を行うモノがあります。昔タイプのインジェクタークリーナーはこちらで最近のクリーンディーゼルに対しては効果がないそうです。
インジェクターの動きが悪くなる(厳密には冬季に入って軽油のランクが低温型になればなる程に ろう 分が多くなるらしく、これが熱とDLCにより成分の一部が成長析出、ぬるぬるとした油系の物質らしいのですが、これが増える事でインジェクターの動きが阻害され0.1秒に数回程度の動きが完全動作しない状況が何分の1かでも発生する→排出される粒度が下がる→燃焼が悪くなる≒煤が増える、出口周辺の圧力も下がってしまって埋まる事も?という理屈だそう)ので、堆積してきたら これ を溶かしてあげる必要があるそうです。
ここで、インジェクター洗浄剤がある程度利用価値がある事がわかってきますが、その種類が問題をややこしくしている可能性があります。つまり、洗浄剤を投入しても効果がなかった、や、一般的にはDPFが詰まる方が問題じゃないの?という意見が多いのです。
最新版のインジェクタークリーナーは両方の物質に対して効力があるらしく、さらにインジェクターの出口周辺にたまったススを溶かす?破壊する?よくわかりませんが、ふっとばしたような状態(マツダのクリーナーの写真みたいなイメージ)になるそうです。
実はマツダのクリーンディーゼルの場合、マツダのインジェクタークリーナー(ディーゼル用)を利用するのが値段以外は、一番安全確実だといえるのです。
※メーカが試験をして、完全ではないにしても一定レベルの結果が出ているという事ですから。
そして、一定期間にインジェクターを掃除する事はインジェクターを元気に保つ事になります・・・。
そう、インジェクターが元気だと、煤の発生率が少ないという事になり、さらに夏型軽油だとそこまで煤の発生は多くない ら し い ので、逆に冬型軽油を沢山投入している分、インジェクター洗浄剤も多めに量ではなく、回数を入れてみる、というのは理に適っているのかもしれません。
※DPF距離が短くなるのであれば、それは何等かの影響があるとしてインジェクター洗浄を定期的に行うのは良い か も しれない・・・お値段を別にすれば。
インジェクターが元気になれば、混合気の燃焼も進むので結果としてDPFそのものの熱を上げる能力が高くなり、ひいてはDPF焼成時間が短くなる・・・という理屈だそうで。
逆にインジェクターが元気でなく、燃焼温度が低ければ煤の発生も多いのですが、何よりDPF焼成の温度 そ の も の も低めになるため、DPF間距離が短くなり、さらにDPF焼成において煤を焼き切る事が出来ていない場合がある?
DPF区間距離が短い場合、インジェクタークリーナーを数回連続で投入してみるのも手ではないでしょうか。
※それにより、DPF区間距離が延びるのであれば もうけもの。伸びなければ別の原因も考えた方が?インジェクタークリーナーの種類によっては200℃ちょっと程度から煤に対して影響を与えるモノがあるそうなので、そういったクリーナーを利用するとDPF側も掃除出来て一石二鳥という事になります。
ここで、ディーラーの対応で、DPF距離が極端に短い場合、インジェクターを交換するという手は、ある意味最良の手だという事がわかってきました。
※その時において、の意。現実問題、インジェクターを交換したからといって結果的に同じ症状を発生するまでの延命処置にすぎない場合が多い。
これにより一時的に噴霧状態が良くなるため、おそらく来冬までの間、調子の良い状態をキープできると想定。そして冬型軽油を投入しつづけている間に調子が徐々に悪化、というサイクルなのではないでしょうか。(初冬にインジェクター交換した場合はその効果期間も短かったりするのかな?)
さらに煤の生成量が少なくなるという事は、インテーク内部に堆積する煤の量も対比ですが少なくなるハズですから、長く乗ってやろうという方にはインジェクター洗浄はオススメなのかもしれません。
推論:春になったら、インジェクタークリーナーで冬の走行距離に応じた分を投入してインジェクターを元気にしよう! 冬の間は一定間隔でインジェクタークリーナーを使ってみよう! と、いう・・・なんか業者の回し者のような推論になってしまいました。
あ~ついでに、DPFデポジットと呼ばれる問題(インジェクターの噴霧状態が悪い状態で高出力状態に入ると、燃料が燃焼していない状態で筒外へと出てしまい、そのままターボを経てDPF手前でキャッチされます。つまりDPFの目の上で燃料が集まってそこで固まって燃える状況)では、DPF手前でこの燃料が燃えてしまい、DPFの耐久温度を超えた状態になるとDPFが崩れます。(DPFはセラミック陶器ですが燃焼温度が極端に高い状態が続くと熱で溶けたり、ある程度高い状態でも長時間燃焼する事で脆くなったりするそうです。マフラーから明らかに煤が出ている場合はこの状態の可能性があり、DPF交換の可能性が出てきます。)
これは程度の良い運転をしている場合には、殆ど発生しないそうですから、DPF区間距離が一定レベルをキープしつつ、マフラーエンドが綺麗な場合は安心して良いのでは?と思います。
いやぁ、まだまだ知らない事がありますねぇ。(そりゃ、そうだw)
あ、そうそう。2018年モデル以降のアテンザ、及びマツダ6に関してはここでいう、インジェクターノズルの悪化に対して一定の対策が取られており、噴霧状態がかなり悪化しにくいインジェクターとなっています。(トルク450N/パワー140kwに上っているモノはこの新型インジェクターモデルです。)
※あくまで悪化しにくいという事になっている模様。アテンザ以外については知りません。CX-8は最初からこの新型エンジンですね。
さて、ほんま か うそ か。信じるも八卦、信じないも八卦。
とりあえず、冬の間に添加剤1本投入、春になったらもう一本ですかね。
Posted at 2020/11/28 01:07:09 | |
トラックバック(0) | 日記