ほとんど終日、雨。気温も低い。
朝、6時前にトイレへ行くと、便器にはウンチが擦り落ちた跡。
認知症の母がウンチしたようだ。昨日も一昨日もしておらず、トイレに入る度に「ウンチしておけ」と言ってもいっこうに出ないのに。
この時のは、トイレの戸を開けた時の警報音に、私が気付かなかったようだ。寝てしまっていたのだろう。
母が一人ですると、ウォシュレットでお尻を洗う事も無く、わずかな紙で拭いて、手に付けてしまう可能性が高い。その手であちこち触るのだから。そして決して手を洗う事も無い。
まず、母が触ったと思える箇所、ドアの取手などをアルコールティッシュで拭いて回る。
母は布団の中でテレビを見てるので、起こして、右手の指を検査。アルコールティッシュで拭いておく。それから洗面所へ連れて行き、手を洗剤で入念に洗わせる。
そしてトイレへ入れて、ウォシュレットでお尻を洗う。
とりあえずは、手に付けてる事も無いみたいなので、一安心。
トイレから出たら、また洗剤で手を洗わせておく。
今日は燃えるゴミの日。ティッシュなどの紙クズが大量にあるので、生ゴミと一緒に、先にゴミステーションまで持って行く。
それから部屋に戻って、ブログを書いて、眠くなって来たので、少し横になる。
昨夜も1時台と3時台だったか、母がトイレへ入った時の、戸を開けた警報音で見に行ってるから、あまり寝てない。
朝食は10時位からになってしまった。
今日は母の部屋も日差しがないので寒いから、ずっとエアコンを22度か21度の設定に調整しながら、かけっぱなしにしていた。
今晩は夕食の支度も早くするつもり。母を寝かせたらシャワーして洗髪もしたいから。
夕方6時過ぎから夕食の支度にかかるが、その間にもトイレの戸の警報音が鳴り、台所の火を止めて、見に行く。
母はトイレの中に入ると、まず紙を取ろうとしてる。「紙は後や」と私が言って、母がズボンを下ろしにかかる。
私は「もっと下ろせ」とジェスチャーを混じえて言うのだが、母はいつも腿当たりにパンツも止めて、右手の拳をパンツの中に突っ込んで、引き下ろそうとする。同時にパンツの後ろ側を押えて、便座にかからないようにしたいのだと思う。
私はそうはさせじと、私の手で母のパンツを膝当たりまで下ろした。
するとどうだろう、
パンツの中にウンチが大量に入ってる。
私が、どうしたものかと、一瞬たじろいた隙に、さらにウンチは出て来て、床にもボトンと落ちるし、便座も汚してしまう。
こりゃあいかんと、母を便座に座らせるしかなかった。足元のあるウンチの塊を踏ませないようにして。
ここで、さらに便器にもウンチをかなりしたようだ。母が先に紙を取ろうとしたのは、汚した自覚があるから、紙でなんとかしようと思ったのだろうか。
母を便座に座らせたまま、「そのままじっとしておけ。動くな」と繰り返し怒鳴りながら、私は使い捨ての薄いゴム手袋をはめて、母のズボンやズボン下を脱がしにかかる。
ズボンの後ろ側にもウンチが少し付いていた。黒っぽいズボンだけど、わかる。
ズボン下と共に、洗濯機にほりこむ。
オムツパンツの中には大量のウンチが入っていて、ゴロンと落としそうになるので、爆発物のようにそ~と脱がせて、とりあえずは用意したレジ袋に入れる。(エコバッグなんて使わず、買い物に行くと必ず有料のレジ袋をもらう) 本当なら、中のウンチを便器に捨てたいが、母が占拠してるから仕方ない。
さて、これからどうしたものか。母はウンチが付いた便座の上に座ってるのだ。
足の付根あたりにウンチが付いてる。量的には少ないけど。
母の太い足を高く持ち上げて、トイレクイックルで便座を拭くと共に、母の腿の付け根あたりに付いてるウンチも拭く。両足共に、この作業を繰り返す。
専用のお尻拭きも持って来て、それで母の肌を拭くが、なかなか取れない。これをそのまま便器の中に、股の間から入れてしまった。しかし、これは水洗トイレに流せるもので無く、後から回収する事になってしまう。
とりあえず、便座の上側は綺麗になった。ウォシュレットでお尻を洗わせる。が、それで洗える範囲だけが汚れてるとも思えない。
「お尻を動かせ」と言って、ウォシュレットも前後するモードにして、途中でビデにも切り替えて、お尻中を洗わせる。これにどれだけ時間を取られただろう。
母は下半身が裸なので、「寒い」と言うし。今は咳が出たり、風邪気味でもある。
次に濡れたお尻を紙で拭かせる。この時に、袖口に付けないよう、右手の袖をまくっておく。
紙で拭くと、案の定、ウンチが付く。それでまたウォシュレット。それから紙で拭く。これを数回繰り返した。
やっとトレイから母を出す。水は流させない。奥の方のレバーを操作しようとすると、足元のウンチを踏んでしまいそうだから。
洗面所で手を洗剤で入念に洗わせる。
暖房がかかったままの母の部屋へ連れて行き、新聞紙を広げて、その上に足をなるべく広げて立たせ、私が後ろから専用のおしり拭きで拭く。お尻の肉が垂れて、肛門は見えない。その周囲や、まだ足の付け根あたりに付いてるウンチを拭き取る。これからなかなか取れないのだ。
拭いた紙は、先のレジ袋に入れて行く。
十分に拭いたつもりだが、明日のディサービスで風呂に入れてもらうから、その時に洗ってもらおう。
新しいオムツパンツを履かせ、ズボン下もズボンも洗濯済みの綺麗なのを履かせる。
ついでに上着もシャツと共に脱がせて、これも洗濯済みの綺麗なのに替えさせる。
それから脱がせたオムツパンツの中のウンチの始末。このままレジ袋に入れてるより、やはりトイレに捨てたほうがいいだろう。
そう思って、恐る恐るパンツの中を見ると、どうだろう、
丸いボールのようなウンチが。
テニスボールくらいあるのでは。とてもこれが肛門から出たとは思えない大きさだ。
オムツパンツの中で転げて、丸まったのだろうか。この謎のウンチボールを便器に落とす。
ゴロン、ボチャンという感じで。
後は床のウンチも重ねたトイレットペーパーで掴んで便器に捨てる。その跡はトイレクイックルで何度も拭く。
さらに、便座の縁や、その下の便器に付いてるウンチをトイレクイックルで何度も拭く。
暖房便座は上下を張り合わせたような構造になっていて、その継ぎ目の段差にウンチが付いて、拭いてもなかなか取れないのだ。
やっとトイレの掃除が終了すると、今度はズボンとズボン下を下洗いするため、洗濯機を回す。
先に洗剤を入れてすすぎ1回で回してから、終わったら、もう一度、洗剤と柔軟剤を入れて、シャツや上着と一緒に2度洗いする。
なお、ゴム手袋は途中で3回取り替えた。汚れが付いたかもしれないと思える状態で、お尻拭きシートを取り出したり出来ないから。
考えたら、もし、いつものように母が自分でパンツを下ろすのに、パンツの中に手を突っ込んでいたら、手にもウンチを付けていたところだ。手に付けられると、どうにも始末に困る。
もし、母がトイレに入ったのに、私が気付かなかったら。不在中や寝てる間にこんな事態が起きていたら。
今回は、そんな
最悪の事態を免れたけど、いつまた再発するかもしれない。
やっと母のウンチの始末をしてから、食事の支度に戻ったのは、7時半を過ぎていたか。
夕食はサバのみぞれ煮。しょうゆベースの甘辛い煮付けで、骨は取ってある冷凍物。湯煎するだけ。2切れが1袋で、3袋セットで358円。値段はその時によって多少違う。
先にブロッコリーを茹でて、その残り湯でサバを湯煎する。先に買ったブロッコリーが2つあるので、それを使うために、サバにするようなもの。
野菜豆は袋から出すだけ。98円。
いつもの汁物はカツオだしの粉末に、カツオ風味のしょうゆベースのつゆを入れ、マイタケ1袋、エノキ1/2袋、ほうれん草3/4袋位。それがしんなりしたら、溶いた卵1個でとじる。
食事の準備が出来てから、母を呼んでくる。
母はサバは食べる。甘辛い味付けだから。豆も食べるけど、中のシイタケなどは跳ねる。
そして汁物の具は、いつものように、かなかな食べない。
それを「食べろ」「食べんかい」と半ば脅迫するように怒鳴って、なんとか食べさせる。
夕食を食べ終えたら、10時過ぎ。それから洗い物にかかり、母に歯磨き、トイレ、パジャマに着替えさせたら、もう11時前だった。
すぐにシャワーしたいところだったが、知り合いから肺がんの初期症状を調べて教えて欲しいとメールがあり、それに対応してたら、シャワーして洗髪するのは0時頃からになってしまった。