晴れ時々曇り。
風はあるが、比較的おだやか。昼前からは日差しも安定し、寒さも薄らいだ。
認知症の母を、急きょ、
近くの医者へ連れて行く事にした。
高血圧などの薬が、今週の金曜日に切れる。4週分ずつもらってるから。
火、木、土がディサービスなので、それ以外の月、水、金のいずれかに連れて行く事になる。
今回は、母も私も血液検査の予定。3ヶ月おきに、言われるままにしてるのだ。
しかし、私は正月は何もなかったけど、4日から、生協が持ってきたものや、戴いた菓子などを食べ過ぎて、
体重も3kg増えてしまった。
こんな時に血液検査では、悪い結果が出てしまう。せめて、今週はダイエットして、金曜日にでも行くつもりでいた。
ところが、昨日、日曜日の時点の週間天気予報では、後半は寒くなり、天気も悪いみたいなので、天気がよいとされる月曜日に行く事にした。
但し、
朝から食事も取らずに行く。市が費用を負担する健康診断の場合、血液検査は「朝食を抜いて来てください」と言われるくらいだから。これで少しでもいい結果が出るように。
朝食を抜くのは、それだけ時間の節約でもある。ともかく、母は何をさせても時間がかかるから、連れ出すだけで大変なのだ。
今朝は今年初めての燃えるゴミの日で、我が家もレジ袋に7つも溜まってしまっていて、
朝6時45分頃に
ゴミを出しに行く。
母がトイレに起きて来て、
オムツパンツは真っ黄色で、オシッコをかなり吸ってるけど、パジャマを着替える時にオムツも替えたいし、出かける時の服に直接、着替えたい。それで、もう少し後にする。
室内に取り込んである
盆栽を外の軒下の棚へ出す。
玄関内のサボテンなども外へ出す。
今回も車椅子を使うので、そのタイヤの空気を点検。左側がよく減るので。
私自身も出かける準備をする。今回は普段着てる服のままで行く。上着は薄い透けて見えるもので、袖口のゴムが緩んで、輪ゴムで留めてる有様。
医者に見せる血圧ノートは、血圧計に記憶させてるデータを転記するのに、けっこうな時間がかかるから、それは昨夜のうちに済ませてある。
持って行く保険証や、診察券など、必要なものを揃えてから、準備が出来てから母を起こす。それ以降、母にかかりっきりになってしまうから。
母を着替えさせ、オムツパンツも交換。
朝食は抜きでも、母に高血圧の薬は飲ませたいので、大きめのコップにスポーツドリンクを入れて暖め、
これで
薬を飲ませる。ついでに用意したサプリも飲ませる。
私も同様にスポーツドリンクでサプリだけ飲む。そして、歯磨きも済ませてある。
母にも歯磨きさせるつもりが、時間が無くて、水で口をゆすぐだけにした。
朝の血圧を計っておこうにも、その締め付けが
「痛い~」と騒いで、まるでじっとしてない。
いつもは右手で計っていて、この時は座った都合で、不慣れな左手で計ったから余計か。
結局、家を出たのは11時半。いつもと変わらない。もっと早く出るつもりだったのに。
今回も、
母を車椅子に乗せて行く。5分ほどだから。
しかし、陽が陰ってしまって、風も冷たい。
車椅子の母も「冷たい~」と言うが、すぐ近くだから。
医院では何名か待っていた。母は隣の女性に話しかけるので、止めさせようと声をかけるが、その女性は笑顔で対応。その後も母の話しかけに「ふ~ん」と適当に相槌を打っていてくれた。
やがて呼ばれて、私と母の二人で診察室に入り、母が先に看てもらう。ここでも血圧を測定するのに、痛がってどうしょうもない。
医者から「変わりはないですか」と聞かれたので、食事中、しばらく座ってる間に、足が痛いと言い出す事を話すと、足の血行をよくする薬も出してもらう事に。
母が先に隣の措置室(ドアの無い開放空間)で血液検査をするのに、看護師が「バッグをここに置いてください」と言うのに、
母は
「これは私のもんです。お金が入ってるんです」などと言って、離そうとしないようだ。
その声が大きいので、医者からも、モノ取られ妄想がひどいのか尋ねられるが、日によって違うし、普段、家ではあまり聞かないのだが。
医者が終わって、帰路に付くと、やれやれである。
帰宅したら、まず母の手を洗剤で洗わせて、着替えさせて、暖房を入れた部屋でテレビを見させておく。
その間に、車椅子を片付け、外の盆栽に植物活力剤のHB-101の1000倍液を潅水し、他の鉢植えにも潅水。
カマキリにミルミルを飲ませ、ミルワームを食べさせて、そのミルワームにも餌(亀の餌)をやり、母にも餌。いや、母には暖めたお茶と、冷凍のミニたい焼きをレンジで暖めて食べさせる。
が、次に見に行くと、たい焼きの半分はテレビ台のラックのガラス戸の中に入れてある。
「早く食べんかい。いらんのか」と言うのだが。欲しくないのか、残しておこうと思うのか、食事の時と同じで、
母は
「食べてええんか」を連発。私が声を荒げて「食べろ」と繰り返してるにもかかわらず。
午後3時過ぎ、母をトイレに行かせる。「ウンチしろ」と言っても出ない。オシッコだけ。
こうしてトイレを済ませておいて、私は
買い物に出る。今夜のマイタケもほうれん草も無いので。
以前はほうれん草を安く97円とかで売っていたスーパーも、今は198円になっていて、いつも行くスーパーと同じ値段だ。
逆に以前は高いと思って敬遠していた生協が、今は158円と安くなってる。
2件のスーパーを回って、いつもの大豆の炊いたのやラップやら、白菜も買っておく。
そうして1時間ほどで帰宅して、トイレに入ると、
母のスリッパが無い。
またしてもどこかへ隠したようだ。そして、普段は誰も使わない、ホコリがかぶってる筈の来客用のスリッパを履いたようで、右の端の母が自分のスリッパをいつも立てる所に立てかけてある。
母の部屋の和室の前にあるはずの、室内履きのスリッパも無くなってる。
スリッパの捜索の前に、まず買って来たものを冷蔵庫に入れたり、片付ける。
それから母の部屋へカメラを持って入って、スリッパを捜す。
赤い部屋履きのスリッパは縁側に置かれていた。トイレのスリッパはどこに隠した。
この中には入っていてくれるなと願いながら順に開けたタンスの引き出しに、願いもむなしく入っていた。
普段は使わない、カーディガンなどを入れてる引き出しに
トイレのスリッパがあった。
「なんでこんな所にトイレのスリッパを入れるんや」
何事もなかったようにテレビを見てる母に怒鳴るが、
母は
「私がしたんやない」の一点張り。
どの引き出しも満杯状態で、どこに入れようかと試行錯誤した可能性がある。
つまり、この引き出しだけが汚染されたわけではないと思う。
この引き出しの服も、脇へ寄せて、場所を確保したようだし。
表面の上の方の服を取り出して、洗濯機にかける。
スリッパは上向きだけど、甲の部分にはホコリがよくのっていた。それを服で拭き取ってるようなもの。
ギリギリ一杯なので、スリッパの底が引き出しの天板に擦られてる。
このため、引き出しの天板をアルコールティッシュで拭きまくる。
母は毎日のようにトイレでオシッコを床にこぼしてる。それも大量に便器の真ん前に。
そしてトイレの水を流す時、私は便器の脇に足を置いて、後方のタンクのレバーに手をかけるが、母はなぜか、便器の真ん前に足を置く。つまり、大量にこぼしたオシッコを、毎回、モロに踏んでるのだ。
そんなスリッパをタンスの引き出しに入れるなんて。
頭に来て、母の頭を数回、平手ではたいた。
これの措置や洗濯に時間を取られ、さらに元・仕事先のお客さんで、盆栽愛好家からのメールに返信をしたり、みんカラのコメントに返信したりで、さらに時間を取られ、9時になってしまう。
これから食事の支度。もうイヤになってきた。
それで、
今晩はカップうどんにする。私はカップのソバ。それと、大晦日の年越しソバと一緒に食べた焼きおにぎりの残り4個をレンジでチンして。
また、子持ちシシャモを甘辛く味付けした冷凍物。これは解凍するだけで食べられるので、レンジでチンした。
母は例によって、うどんはあまり食べない。朝からミニたい焼きしか食べてないのに。
焼きおにぎりは表面が固いのを嫌って、内側ばかりをほじって食べる。
子持ちシシャモは一口食べただけでダメ。
うどんは何とか食べさせ、子持ちシシャモは私が箸で母の口へ入れる。
私は後から、モヤシを1袋、汁物のつゆの原液をかけて、ラップしてレンジでチンして食べた。
翌日、生協がモヤシを持ってくるのに、まだ残ってるから。
豆腐も同様で、これも汁物のつゆの原液をかけて、ラップしてレンジでチンして食べた。
豆腐は母がいつも食べたがらないけど、今晩は食べさせればよかった。
食後はいつものとおり、野菜50%+果汁50%のジュースを飲ませてるし、DHCの野菜粒も飲ませてる。
歯磨きさせて、トイレに行かせて、パジャマに着替えさせて、布団に入れたら、もう11時半だった。