![MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け(2) MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け(2)](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/044/968/557/44968557/p1m.jpg?ct=1101bcf3d3dd)
前の「MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け(1)」の最後の方に、
「リモコンでカメラ映像の切り替え」を追加したので、それも参照して戴きたい。
こちらで書くつもりでいたけど、前後カメラから始めたいので。
最初の画像は左側がフロントカメラ、右側がリアカメラ。
フロントカメラはステーが一体型(後にネジ留め式に変更される)で、リアカメラは透明なステーがネジ留めされてる。
いずれも
カメラの角度は固定で、逆さまに吊り下げて取り付ける事を前提としてる。
前回のドアミラーへのカメラの取り付けも難関だったが、
愛車の場合はまず、
フロントカメラの取り付け場所が悩ましい。
以下は2D天光の製品でのフロントカメラの取り付け検討時の写真であるが。
まず、グリルに取り付けるとなると(ボンネットは完全に閉まってない)
この位置ではバンパーが画像の半分位映ってしまい、肝心の車の直前映像が生成されない。
解説書には画面の1/3以内にボディーが映るように書かれてる。
かと言って、これより下となると、もうバンパーの下になるので、ここだと右側にナンバープレートが映り、右側の視界が遮られる。
![alt](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/057/462/750/e24d6c3a15.jpg?ct=2b96d98c096f)
↑画像の赤丸部分にはT字ステーに取り付けられたアルパインのマルチビューカメラがあり、
この位置も検討したが、
「地面から40cm以上」の高さを推奨するので、低く過ぎるのだ。
フロントが切り立ったようなデザインの車なら、グリルにカメラが取り付けられるだろうが、愛車のように前にバンパーが張り出してると、グリル付近は選択肢から外さざるを得ない。
ではどうするか。
窮余の策として考えついたのは、
「ナンバープレートのネジ穴に取り付けるカメラ」だった。
もちろん、他のカメラで代用するわけにはいかない。このアラウンドビューシステムのカメラは魚眼レンズで広範囲を映すように作られた専用のカメラでもある。
それで、ナンバープレートのネジ穴に取り付けるカメラのケースだけを利用して、
その中にこの3Dアラウンドビューカメラを組み込めないか。
ナンバープレートという垂直面に取り付けるカメラ(左)と
水平な下面に逆さまに貼り付けるこのカメラ(右)の
レンズの向きはほぼ同じ。
だから、中身を入れ替えても問題ないはず。
こうして
「カメラ移植計画」が始まった。
幾つかのナンバープレートネジ穴取り付けのカメラを入手しては分解。
レンズ部分を出す穴の直径や、奥行きなど、合うものをようやく見つけた。
そしてこの3Dアラウンドビューシステムのフロントカメラをバラして、ここまで縮小化。
![alt](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/057/469/657/4aa8181a97.jpg?ct=f81b13b2dec3)
↑例によって、私の手指は荒れ放題。人に見られたくないほど。
基盤側も露出させた。
配線は一旦外す。ナンバープレートに取り付けるカメラのオスネジの中にケーブルを通すため。
新たに、「
VORCOOLの延長ケーブル」をハンダ付け。
他の製品では、オスコネクタが太くて、ナンバープレートのネジ穴に入らない。
↑配線の色が違うが、同じ4ピンで、その配列が変わらないようにしてる。
そしてナンバープレートネジ穴に付けるカメラのケースに収める。
この時、モニターでカメラの映像の向きを見ながら、紫外線LEDで硬化するレジンで固定する。
![alt](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/057/469/673/a8c2302f99.jpg?ct=fd6bd0ea0d41)
↑何で充填するか思案したけど、結局、そのまま紫外線LEDで硬化するレジンで埋めてしまう。
裏蓋を付けて、元通りネジ留めし、さらに
シリコンゴムシートを貼る。
シリコンゴムシートはナンバープレートを傷付けない為と、カメラがネジと一体となって入って行くので、ナンバープレートを固定出来る締め具合と、カメラの向きが必ずしも一致しないので、この弾力でなんとか対応したい。
そのシリコンゴムシートを貼り付ける為の専用の両面接着シートは
こちら。
またここで利用してるナンバープレートネジ穴に付けるカメラは
こちら。
紫外線LEDで硬化するレジンは
こちら。
↑は先のノズルが細くて細かな作業には向くが、量が少ないので、
こちらも使う。
これで出来上がり。
ナンバープレートに取り付けて見ると、高さも40cm以上ある。
実際にナンバープレートのネジ穴にカメラケーブルのオスのコネクタを通すには、
5.5mm位のドリルでネジ穴を拡大する必要がある。
(以前に6.5mmと書いてたけど、それはミス)
すると、コネクタは通っても、今度はバリのせいで、ネジが入らない事がある。
その時はM6のタップでネジ穴を修復する必要があるかも。
ネジ込んだ裏側からは、元のカメラに付属の三日月型のナットで締める。
しかし、このカメラの飛び出し感たるや。
やっぱり車検には通らないかな。
このナンバープレートのネジ穴に付けるカメラについては、日本のビートソニックなどからも車検に通るように書かれた「
カメレオンミニ」のような製品があるが。
ただ、2021年4月からナンバープレートに対する法規制が厳しくなるらしいし。
しかし、このナンバープレートネジ穴カメラは後に問題が発覚する。
他の方法を思案中なので、
慌てて真似をしないで欲しい。
次にリアカメラの取り付けは以下のようにした。
左から3Dアラウンドのリアカメラ、アルパインのマルチビューカメラのリア、スマートミラーのリアカメラ。
下から見ると。なるべく中央に寄せたいので、ナンバープレート照明ランプの上に。
暗くなる分、LEDテープで照らすようにして。
ところが、この後の
オートバックスでの車検で、
これらの
「リアカメラは全て外せ」と言われてしまう。
中央のアルパインのマルチビューカメラはもう
10数年前からここにある。何度も車検に通ってるではないか。ABだけでも過去に4回も通ってる。そう文句を言うと、
「前回の車検で通ったから今回も通ると言うなら、2年おきに車検をする意味が無い」などとぬかし上がる。
ABでは前回もやはり10数年前から貼ってるウィンドウの透明断熱フィルムを外せと言うし、
前々回も過去何度も通ってるHIDの黄色フォグを外せと言うし、
毎回、何かしらケチを付けやがる。
検査官によって判断が違うというのも変だし、明らかな違法、危険というものを認めないならまだしも、その日の気分、相手や車への印象で、嫌がらせをしてるのではないかとさえ思えてくる。
日本だけの車検って何なんだ。事故や故障につながる整備不良を無くす為というならわかるが、何でも杓子定規なのは国民性なのか、融通が効かず、国の縦割り行政もあって、無駄な事に労力と時間を裂いて、何でも非効率で、日本製品、車や関連製品をつまらないものにし、ますます国際競争力が低下して行くように思えて仕方ない。
実際、この1年間、愛車に取り付けた製品はほとんど中国製。コレもしかり、スマートミラーやTPMSや各種のLEDランプ類も。
日本でもこんな後付のアラウンドビューシステムを作ってみろと言いたい。
また人は
「なんでオートバックスなんかで車検するんだ」と小馬鹿にするけど、
エンジンオーバーホール等、車一台買えるくらいの金を支払ってきたディーラー系のショップはカスタムバイク専門店になってしまって。
元々、愛車を1995年に新車で買ったディーラーは売る時だけ愛想がいい最悪の店だったので、2年で縁を切ってるし。
ともかく
ディーラー難民なもんで。ユーザー車検って選択肢もあるだろうけど、なんか面倒そうだし。
それと、ABだと自賠責保険や自動車重量税も合わせてクレジット支払いが出来て、それをリボ払いするのが今の自分には必要で。
結局、こちらが折れて、とりあえず外せるカメラは外し、ナンバープレートを避けて、両端に移動する事に。
この
車検の時点で、フロントのナンバープレートのネジ穴に付けるカメラは装着してなかった。
どうせ駄目というなら、その時だけ外せばいいと開き直った。
車検後、アルパインのマルチビューカメラは中央に戻す。
バック時に真下を見るようにして、車高が低いので、マフラーなどを車止めに当てないようにするには、やはり中央にあったほうが見やすい。
そしてこの3Dアラウンドビューシステムの
リアカメラも、
ナンバープレートネジ穴に付けるカメラに改造する事にした。
フロントカメラと重複するが、リアカメラの方が多くの写真を撮ってるので、それを掲載する。
まずリアカメラの外のケースを、今回は盆栽道具の「根切り」で殻割りした。
![alt](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/057/482/522/2f3040700e.jpg?ct=506fe17e5391)
フロントカメラには「超音波メス」を使っていて、手が滑ってケーブルまで切断してしまったのだ。
ケースの中はゴム状の充填剤で、元のカメラのままの形だが、メスでサクサクと削れる。
今度は元の配線のまま、一旦外して、ナンバープレート用のオスネジの中にケーブルを通して、ハンダ付けし直す。固定してる茶色の針金は盆栽整姿用の着色アルミ線。
カメラの向きを映像で確認しながら、紫外線LEDで硬化するレジンで固定するのはフロントと同じ。
![alt](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/057/482/610/addf38c0ec.jpg?ct=d287d0569da2)
↑なんか中が汚いのは、元のカメラの充填剤がケースの内側にこびり付いて取れないので。
今度は充填剤としてシリコンシーラントを使った。前述のレジンは熱に弱く、高温下では元の液体に戻るとかいう話しもあるので。
![alt](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/057/482/611/1635b3ba80.jpg?ct=1ef1e27d55c8)
↑しかし、密閉された中ではたして固まるのか?
リアのナンバープレートに取り付けた。
裏側はナットで締めるため、手が届くようにリアハッチにも穴を開けた。
ドアミラーにカメラを取り付ける時に使ったホールソーで。
![alt](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/057/504/482/fc69754f8c.jpg?ct=c6474bcb4c83)
↑1回で目的の位置に穴が開けられず、何度も余計な穴をあけて、窓が大きくなってしまった。
と、せっかくここまでで、
フロントカメラもリアカメラもナンバープレートのネジ穴に取り付けたのだが、
どうも問題があるようだ。それは後述。
だから、最後まで読まずに、慌てて真似をしないで欲しい。
「3Dアラウンドビューの取り付け」はまだ続く。
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愛車 | クルマ
Posted at
2021/03/28 19:15:45