家には交換して取り外した古いバッテリーがカオスとオプティマの2つあるので、それらも満充電してるから、いざとなれば、なんとかやりくり出来るのではないかと思ってる。
歯と歯茎の外側に溜まったものをコレで掻きだす。
部屋に水が出る流しがあればいいんだけど、コップなどに溜めた水で洗って使うのが嫌で、一掻き程度する度に洗面所へ行って洗い流し、また戻って口の中を掻くように掃除する。
外側が終われば歯の内側なんだけど、
母は歯が丈夫で、全て自分の歯で、上が14本、下12本ある。
そして、
口の中に入るものは全て噛み砕こうとするので、
口内掃除には
デンタルブロックが欠かせない。
それもLでは母の口には大きいのでSを使う。すると、親指は入りづらいので、人差し指に入れて、腕を額のほうから下向きにして入れて、他の指で顔をつかむようにして固定する。
この後で、歯磨きするんだけど、ライオンのクリニカの練り歯磨きを、システマの音波アシスト歯ブラシに少量付けてから、
ティッシュで拭き取る位にして、歯を磨いてる。
この時も、デンタルブロックは不可欠。
おじやとか食べさせてた時は、歯ブラシの前に「歯間ブラシ」も使っていた。
歯磨きの後、お茶を飲ませて、口の中をゆすぐつもりで。
認知症になった母は、まだ洗面所へ連れて行って、歯を磨いていた頃から、口の中に水を入れてグチュグチュとして捨てることは出来なかった。
なお、
口内清掃もオムツ交換も、照明が欠かせない。

↑このスタンドそのものは、もう30年以上前から使ってる。
後方に見えるツインファンは以前にも紹介した
高須産業のFMT-200S
吸気と排気の2つのファンが付いていて、2013年から使ってるけど、今はコロナで往診や訪問入浴の時に欠かせない。
このスタンドの電球はLEDに替えてるけど、同様の新しいスタンドを買ったら、傘にスイッチが付いていないのだ。新しいのはコードの途中にスイッチが付いてる。これでは使い勝手が悪い。

このベッドのすぐ横にある照明はアームを目一杯伸ばして、
採血なんかの時にも手元を照らすのに不可欠。
ベッド脇の柱に取り付けてる
金具が今は売ってないのが残念だ。

こういうスタンドの根本は円柱になっていて、30年前のスタンドもここにちゃんと入って安定して、回転してくれる。よくある、挟み込むタイプは不安定だし、取り付け場所も限定される。
これまで同様に、
散髪は車椅子に座らせて自宅で私がカットしてきた。
散髪前。撮影は2016年9月

↑カットした髪を受けるケープをしてる。後はとりあえず、掃除機で吸わせる。
散髪後。撮影は2016年9月だけど、
最後に散髪したのは2022年9月5日。
母を車椅子に乗せたら、必ず体重測定をする。

↑撮影は2022年9月5日。この時は体重が52.6kg
車椅子が17kgで、服やオムツを1kg引いての値。
最後に計ったのは
2023年1月18日で48.7kgと減っていた。
2019年2月5日には73.6kgあったのだから、
約25kgも減量してる。
身長が145cmなので、当時が肥満で、今は標準に近くなってるとも言えるけど。
母の部屋の和室と外との段差が3cmちょっとあり、外に自作の板を体重計に乗せている。
これまで、
日常の母の介護について、書こうと思いながら長く出来なかった。
画像と共に記録として残して置きたいと思うのは、28年目の愛車と同じ。
かつては「認知症」のカテゴリで書いてた事もあるけど、途中から、下書きで後から画像を入れようと放置したのが沢山ある。
書きたい事が溜まってしまい、何から書けばいいか、わからない状態だった。
それらを一気に書くと、やたら長くなってしまった。
現時点で、まだ母は入院したまま。
着替えなども日額450円の「入院セット」というのを勧められ、それにしてるので、オムツやお尻拭きなどを除けば(それも有料サービスがあるけど)補充するものも無い。
昨日も不足は無いか、母の様子など聞きたかったけど、電話しても担当の看護師とは話せず、別の人が何度か言付けを繰り返すだけだった。
前にも書いたけど、
今はコロナ対策で一切、面会は出来ないのだ。
母がこれまでに入院した私立の病院はひどかった。
そこに比べたら、
今、入院してる国立の病院はずっといいんだけど、その階によっては、何かしらのカラーがあるように感じてしまう。そこのトップの人間の性分によるのだろうか。
どうしても、
認知症で、自ら要求出来ない人は、何でも後回しにされたり、冷遇されるように感じてならない。
だから、
極力、入院もさせたく無いのだ。
かつては駅に近い
私立のN病院に入院していたがひどいところだった。
そこは近年、病棟も建て増し、施設も綺麗で整ってるように思える。私も外来でかかった経験もあり、その時の医師は印象も良かったんだけど、入院となると話しは別。
食後、ベッドを起こしたままで、私が行くと、体が斜め前かがみに倒れかけたままだった事もあった。
こんな苦しい体勢で放置されていたのだ。
母が入院すると、私は一日もかかさず見舞って、(面会時間は午後からなので)夕食を食べさせて、口の中を掃除するのだけど、夕方に行くと、既に口の回りが汚れていて、口の中にも残ってるので、「今日はもう食べさせたのか」と口の中を綺麗にして、歯磨きを終えると、そこへ夕食が運ばれて来たこともあった。
口の中に残ってたのは昼食の残りだったのだ。
ここでは
飲み物は全て患者の持ち込み限定で、ペットボトルの茶が欠かせない。
私は帰りにはトロミを付けた茶を「吸い飲み」という容器に入れておくのだけど、24時間後に行くと、まだそれが残ってる!
ペットボトルの残りを見ても、追加されたわけでは無いのだ。
「飲み物が少な過ぎるのではないか」と主治医に言うと、その長嶋一茂に似た医者は
「そんなこと知らん。看護助士の仕事だ」と言われた。
院内の嚥下(えんげ)を専門に診るST(言語聴覚士)という人から退院後の食事の取り方の指導を受けて、その人がベッド脇に入院中の食事の注意事項などを書いたものを吊り下げているけど、

↑手書きの部分は私が書き足した。
そこには
「5口に一度は水分を」とか書かれてるのに、まるで無視で、看護師が食べさせてるのを見てると、
最後まで一口も水分を飲ませず、行ってしまい、私が隠れて飲ませていた。
この時はまだ、私が「食べさせては駄目」と言われていたのだ。その数日後、「もう食べさせていいか」と尋ねると、「ちょっと待ってください」と5分ほど待たされて、「いいです」と返事をもらったので、私が食べさせてると、先の看護師がやってきて「なんで食べさせてるん」とキツイ口調で言われた。
全くスタッフ同士の連絡も行き届いていない。
普段から飲んでる薬は
「砕いて服薬ゼリーで飲ませて」と一回単位の袋のゼリーを用意してても、全く使うことなく、
錠剤をそのまま口にほり込むし。
入院時に数枚の表裏及ぶ書類には生活習慣や信条、要望など細かく記入させられるけど、
頼んだ事は一つも聞いてくれない。
同様の苦情は同室に入院してた家族が看護師に言ってた。
この病院には何回か入院したけど、当初はICUに入る事もあり、家族はそこへ入れるのだけど、カーテンで仕切られた他の患者から
「誰か来てぇ~」と声がする。
透明板で仕切られた隣がナースステーションなので、そこで端末に向かってる看護師に「呼んでますよ」と声をかけると、その看護師は立ち上がって、ちょっと周囲を見渡すだけで、また座ってしまった。担当者を捜してた?
患者からの声は続くので、その部屋を出たら、たまたま廊下を歩いて来た2人の看護師に伝えると、入ってきて、カーテン越しに「すぐ来ますからね~」と声をかけて、行ってしまった。
それでも誰も来ないので、私がカーテンを少しめくって様子を見ると、その患者は
何かのチューブを外してしまって血まみれになってるではないか。
驚いて、そのベッドにあるナースコールのボタンを押すと、やっと担当の看護師がやって来た。
つまり、
自分に関係無いことには手を出さないのがこの病院の流儀のようだ。
また別の日は、手術後と思える男性患者が
「喉が乾いたので飲み物が欲しい」と看護師に言ってるのだが、
「自費で買ってもらわないと無い」と話してるのだ。
男性は「妻が来るまでお金も無い」と言う。
見かねた私が母用に持って行ってた未開栓の500mlのペットボトルの茶をあげた。
母が土曜日の午後3時頃にその病院を退院すると、
その夜には様態が悪くなり、40度もの熱が出た。
すぐに病院に連絡を入れると
「休日診療のところで診てもらってください」と言うだ。
翌日の日曜日に連絡しても同じことを繰り返すのみ。
まぁ、私も入院してた階のナースステーションを呼び出していたのが悪かったのか?
救急医療情報センターのようなところに相談して、そちらの勧めで、病院の受付のほうに連絡すると、やっと「再入院」の方針を取ってくれた。
ナースステーションでもそのように言ってくれても良さそうなのに。
ここでも
自分の管轄外は知ったことでは無いという対応なのだ。
再入院すると、
菌が全身に回った敗血症の診断。
この状態で退院を指示した主治医はどうなのか?
後に、日曜に高熱が出て、なかなか受け入れてくれなかったことを主治医に話すと、なんと言ったと思う?
「うちはコンビニと違うからな」
呆れて、返す言葉も無かった。
コンビニのように24時間対応は出来ないという事か?