
愛車EKシビックの今回の車検は、
すごく神経を使った。
ずっと愛車をみてもらって、車検も受けてた車屋が、今年から移転してカスタムバイク専門店になってしまったから。「車検もします」とは言ってたものの、リフトが無いし。
この1年間、どこで車検を受けるか、ずっと思案して来たが、間際になって、法定費用を含め、全額をクレジットカードで決済出来るという
オートバックスで車検を受ける事にした。
このオートバックスでは、かつてはHIDやセキュリティーを取り付けてもらったり、タイヤ交換やオイル交換をした事もあるのだが、近年はあまりピットには入ってなかった。
これまでの車検は、検査に通すだけで無く、その機会にいろんなパーツを取り付けたり、整備もしてもらっていた。
例えば、前回2年前の車検時は、エンジンのヘッドカバーを結晶塗装したものに交換し、エキマニも5ZIGENのステンレスに交換、またラジエターのタンクが破裂しそうだと言われて、それも交換してる。
今回の車検では、ブレーキフルード交換(2年に1度してる)、クーラント交換、エンジンオイル交換を同時に依頼。
エンジンオイルは先にヤフオクで購入したモービル1の最高級オイルである0W-40 Ultimate Performanceに、シュアラスターの添加剤ループ エンジンコーティング・プレミアムを入れる。
オイルは持ち込みでも、オートバックスの会員は
オイル交換工賃が無料なのだ。
技術的な不安がないわけでは無く、特にどこかに傷を付けられないだろうかとか、作業員の当たり外れで手抜きされないだろうかとか、心配は尽きない。
それと、
車検時の天候も大いに気になっていた。
それはここ数年、愛車を雨には当ててない!のと、車検に備えて洗車もしてるので、
どうしても
雨で濡らしたくは無い。雨に当たって、そのまま自然に乾くと、雨ジミが出来て、取れなくなるからだ。それは完全無機質のクォーツガラスコーティングを多重に施工していて、余計にその傾向があるように思える。(別のフッ素系などのコーティングを上塗りする必要性を感じてる)
そして、
強風も困る。作業中はどうしても窓を開けたままにしてるから、車内にホコリが入る。普段は内気循環にして、走行中など決して窓を開けないから。
気温が低いのも困る。穏やかな日と違って、寒い日だと、外で作業する人が苦痛だろうし、それだけ仕事に集中出来ないのではないかと心配して。
本当は11月8日の見積時に、20日(火)か22日(木)のいずれかという要望をしていた。いずれも認知症の母がディサービスで不在の日なのだが、どちらか天気のいい日にと思っていた。
それで、22日までの週間予報が出た後の17日(土)になってから、22日にすると連絡を入れておいた。
ところが、2日前になると、22日は曇と傘のマークになってしまい、急きょキャンセルした。
結局、当日は朝から曇り空で、降りそうで降らずに、午後からは天気も回復してきた。
その後、母がディサービスの火、木、土のいずれかで天気がいい日を模索していたものの、なかなか理想どおりにはいかず。
28日の水曜日なら、高気圧に覆われていい天気らしいので、母が家にいるけど、この日はどうかと尋ねたら、代車が無いと言われた。
次に大陸からの高気圧が日本に来る筈の12月1日(土)はどうか。車検満了日が5日なので、もう後がないし。まだ1日の週間天気図が公表される前日に決めて連絡を入れた。
ところが、1日はまだ期待した高気圧が日本の手前で、逆に等圧線は混んだ縞模様に。天気も曇りの予報になってた。
以来、毎日、週間天気図と天気予報を確認。等圧線は当初は間隔も広かったものの、だんだん密になってきた。
契約してる天気情報サービス会社は、ウェザーニュース、お天気ナビゲーター、お天気.com、気象協会の4つだ。それぞれ時間単位の詳しい天気予報を出してるが、かなり違う。
1日は晴れという予報だったり、曇で一時小雨だったり。共通してるのは風が強いという事。
さらに日が近づくと、テレビの予報でも今年最高の寒気がやってくると言う。
本当は
1日はキャンセルしたかった。しかし、何度も予定変更するのはいやらしいし、もう残りの5日まで、いい天気の日がないようだ。今にして思えば、もっと早くに車検を実施するべきだった。しかし、8日の見積時点では、翌週に寒波が来るという予報だったので、その次の次の週に予約を入れてたのだ。
前の日まで、比較的、穏やかな日が続いていたのに、よりによって肝心の当日、1日は朝から風が強い。が、朝の時点では晴れていた。
オートバックスの開店の10時に入って、出来上がりが閉店の8時と丸1日預ける事になる。
母をディサービスに送り出し、母の洗濯物を干して、9時半に家を出ようとすると、
ポツポツと雨が。レーダーで見ると、雨雲が通過中で、しかも滋賀県方面から次の雨雲も来てる。ヤバイという言葉がそのまま適用される。
とりあえず、現在の雨雲が通過するまで待つ事に。ポツポツがサーと小雨が降る状態に。
10時まで待つと、なんとか雨は止んだ。次の雨雲がやってきてるけど、
もうこれ以上は待てない。車を出す。20分ほどかかる。道中、「10時半に入る」とオートバックスに連絡を入れておく。勿論、ハンズフリーで、カーナビに音声で電話先を指定して。
オートバックスに近づくと、フロントガラスにポツポツと雨が当たって来た。
土曜という事もあり、オートバックスの広い駐車場には開店30分後の10時半なのに、多くの車が入っていた。
周囲に車がいない、入り口から離れた場所に止めて、店内へ。受付で車検を受けに来たと話すと、車検証などを持って来て欲しいと言われ、また取りに行く。
が、外はもう雨が降ってる状態だ。
次は店員と一緒に、現在の車に
傷がないかの点検。つまり、作業中に傷が付いたと言われないための店側の確認作業のようだ。
しかし、もうボディは雨粒まみれで、これではただ、大きな傷がないかの点検でしかない。私が気にする、わずかな擦り傷を作業中に付けられないかというレベルではないのか。
車高が低いうえに、前輪のマッドガードの先端が地上高5cmなので、前回の車検時も、陸運局へ持ち込んで検査する過程で、何かに擦ってしまったらしく、派手に傷を付けられ、再塗装してる。
それで、この場で
マッドガードを外すと店員に言っておく。家から外してくると、走行中に跳ね上げた小石などでボディ下部が傷付く事を防止したいから。
しかし、もう
雨が本降りになってきた。店員は「あそこへ移動してください」と屋根のある場所を指示。
ここは、販売する中古車などを展示したりしてるスペース。
最初から、ここに置ければよかったのに。でも、私の車だけ特別扱いみたいで、他人の目が気になるし。
ところが、
強風で雨が横から吹き付け、屋根があっても関係ない。
左側のマッドガードは外せたけど、反対の右側へ行こうものなら、吹き付ける雨で、私自身もずぶ濡れになってしまう。それで様子をみる。
それだけ激しく雨が横から吹き付ける。もう
最悪の天気だ。
雨、強風、寒さと、懸念した天候の悪条件が全て揃う。
両方のマッドガードを外して、店内に入り、キーは渡しておく。
なお、車検に備える準備の一つとして、
ピラー(ドアの窓枠)にマスキングテープを貼ってある。これは家で事前にしておいた。黄色いテープでみっともないけど、このまま走って来たのだ。

これも、店で処理をしなくてよかった。こんな天気ならば。
このピラーはプラスティック素材に、3コートパール塗装をしてもらってる。これは小物専門の塗装店で、左右で7万円もしたのだから。これの詳細は
整備手帳で。
自分では極力、このドアの縁?に触らないようにしてるが、開け閉めに普通はここを持つ事が多いので、整備の時等に傷付けられやすい。既に傷が付けられてるくらいなので、予めマスキングをしておく。
店内から屋根下に置かれた愛車の様子を見てると、客やらスタッフが、屋根の柱の外側ではなく、なぜか、
皆んな柱と愛車の間を通って行くではないか。もうすれすれで、手荷物やら、指輪が当たると、モロに傷付けられてしまう。
こんなところには止めておけない。と思ってたら、スタッフが車を移動。一旦はピットに入る。
そこはタイヤの取り付けやら、オイル交換のピットではなく、車検用のラインのようだ。
それが最初の画像。
ところが、そこからすぐに出て、露天の駐車場の端の方に止められた。
私が見に行き、その場で車内から洗車後の拭き取り用のクロスを取り出しておく。
スタッフは「キーはあそこ(先ほどのピット)にかけておきます。持ち主は自由に取ってもらって結構です」と言う。
愛車のリアを見て驚いた。今、駐車場内を走らせただけで、泥水を跳ねあげたのか、リアのエンブレムなどに
黒い泥がくっついてるではないか。なんとか流したい。
それで、店内で安いマイクロファイバークロスを買って、それに手洗い場で水をたっぷり浸して、それを持ち出して、リアに絞って流す。
そして、そのマイクロファイバークロスで軽く拭き取るようにして、ボディの水滴と多少の汚れを拭き、その後、持って来た普段使ってる水滴を取るクロスで拭きあげて行く。
つまり、駐車場でボディに付いた
水滴を拭き取っていく。
もう雨は上がってる。が、空模様はよくない。それでも日差しが少し出て、このまま放置すると、水滴が乾いてシミになる。
しかし、洗車して間もないとはいえ、外を走行してるし、今日は風も強い。砂ホコリが乗ってる可能性もあるのに、それを水滴と一緒に拭き取るなんて、
新たに傷を付けるようなもんだ。
せっかく、10月にコーティングメンテナンスで綺麗になってるのに。
それもこれも、
こんな最悪な天気のせい。
ボディ下部などを拭けば、マイクロファイバークロスには、今、跳ねあげた泥汚れが付く。そのクロスはもう捨てる。
水滴を拭くクロスも、古いものを持ってきてるので、それも汚れてるから捨てる。
ところが、この後、
また雨がサッと降る。そして、薄い日差しが。風も強いし。
また水滴を2回目の拭き取り作業。新しいマイクロファイバークロスを使う。
窓ガラスなどには、もう水滴が乾いて、斑紋が残ってる状態だ。
そして、拭いたクロスには、細かい繊維状のゴミが。植物の枯れた残骸だろうか。こうして強風でホコリなどが飛ばされてくるのだ。
その後、
また雨が結構降る。水滴をいくら拭いても、キリがない。
携帯でXバンドMPレーダーの画像を見てると、帯状に続く雨雲全体が南下しだしてる。
ずっとこの地へ、狙い撃ちのように次々とやって来てた雨雲が下の方へ下がり出したのだ。
それで、水滴を
3回目の拭き取り。ほぼ、拭き終えた頃、スタッフが来て「移動させてもよろしいか」と尋ねる。
やっと整備に入るようだ。しかし、時間はもう午後3時だ。
この後、風は強いものの、天気は回復。それだったら、この午後3時に持って来てもよかったのではと思える。
ピットでは、車を持ち上げるリフトのセッティングに手間取っていた。ボディの下側に挟むものと位置を取っ替えひっ替え。「あかん」という声も聞こえた。
やっと持ち上げて、タイヤを外す。私の今のアルミホイールは、ナットの穴が細くて深い。
このホイールに替えてすぐ、ジェームスで穴の内側を擦り剥くように傷を付けられてしまって。
つまり、
細い薄口のソケットでないとダメなんだ。
これまで、ずっと愛車を見てもらって来たところでは、そんな薄口のロングソケットにテーピングをして、インパクトレンチを使ってナットを外していた。
それをこのオートバックスでも事前に確認、要望しておいたのだが。つまり、「薄口ソケットはある」と店員は言ってはいた。
が、それでも心配になり、自分でソケットを用意しておこうと。
最初にヤフオクで買ったのは700円のもの。送料が240円。
これなら、私のホイールのナットの穴にも十分余裕で入る。ところが、19mmのナットに対して、ちょっと大きいというか、遊びが結構あるんだ。
それで、楽天でKTCのインパクトレンチ用の薄口ディープソケットを1710円で購入。送料無料。
左側のがヤフオクで買ったもので、自分でテープを巻いてるある。右側の黒いソケットがKTCのもの。
ところが、KTCのは外径が27mmほどあり、ホイールの穴に対してギリギリだった。

これでは使えない。1710円の無駄。
ヤフオクで買ったソケットはテープを巻いても、余裕で入るので、これを一緒に持って行く事に。
オートバックスのスタッフは、ピットに備え付けのソケットで、ホイールの穴と合せていたけど、結局は私が持って行ったソケットを、ロックナットと一緒に使っていた。
ここのインパクトレンチとの差込角は12.7cm、1/2インチで合っていたようだ。
以下はタイヤを外した状態。
私はここまで見て、一旦、代車のホンダ・ライフで帰る事にした。もう3時半を過ぎていたか。買い物をして、夕食も買って、母がディサービスから帰宅する5時までに戻ってなければならないから。
本当は代車であちこち買い物に行く予定もあったけど、雨のせいで、それどころではなくなった。
そして、夕食を済ませて、母を寝かせ付けてから、7時30分に家を出て、オートバックスへ戻った。
8時前で、車は最初に置かれた屋根の下に止めてあった。
ここは先に書いたように、客などが屋根の柱と愛車の間を通るから、ここには止めて欲しくないのだが。
店内で精算。整備保証書や納品請求書と共に、私が依頼した指示書の各項目にもチェックが入れられていて、全て実行した事になってる。
この指示書は、2枚用意して、1枚はステアリング中央に張り付けておいた。
その指示内容は以下のとおり。
●くれぐれもボディーに傷を付けないように注意してください。
●ホイールの穴を痛めないよう、薄口ソケットにテーピングするか、持参のソケットを使用してください。
●車高調のネジの緩みがないか点検してください。
●タイヤを前後にローテーションしてください。クロスはさせないでください。
●タイヤの窒素ガスを2.4kgで点検、調整してください。
●窓を開けたまま放置しないでください。
●持ち込みのオイルで交換、添加剤を入れて5分間アイドリングしてください。
代車はガソリン代として、1km走行に対して、20円の支払いと言ったか。満タンにしても戻すので無く、走行距離に応じてガソリン代を支払うようになっていて、180円だった。
今回は、全額をクレジットカードで支払う。77,110円だ。後にリボ(分割)に出来るから。
この後、スタッフと一緒に、
4輪の全てのナットをトルクレンチで締めて確認。
全てがきっちり締まってますという確認作業なのだろう。スタッフが締めて、私がそれを見てるだけ。
トルクレンチは指定のトルク以上には締まらず、カチカチという空転の音がする。
私はその場で、マッドガードを取り付ける。ピラーのテーピングも外す。
但し、
車検証はまだ出来ておらず、ステッカーも有効期限付きの仮のもので、6日~15日の間に再び取りに行かなければならない。
この辺は、過去、車屋が陸運局へ愛車を持ち込んで検査し、そこで発行される書類も一緒に持ち帰っていたのと異なる。
オートバックスのピットは指定工場になっていて、車自体は移動させる事なく、検査は終了するのだが。
帰り、代車の軽自動車のライフとは比較するものではないが、
やっぱり我が
愛車のほうが走行安定性は格段に上だ。
私は自分で高級車を運転した経験が無いから、安い代車やレンタカーしか知らないから言える事かもしれないが、自分のEKシビックより安定感、安心感のある車を運転した事がない。
それは10月のコーティングメンテナンス時の代車、アコードに対してもそうだった。
愛車は足回りが硬い(TEINのTYPE FLEX)という事もあって、荒れた路面だとガタガタと振動が伝わるが、通常の路面では、まさに張り付いたかのような安定感がある。
他の車の柔らかい足のせいなのか、フワフワとして、どこかへ吹き飛んでしまいそうな乗り心地はどうにも不安で仕方ない。
それと愛車の
必要にして十分な加速に今だ不満はない。ガツンと来るものではないが、モーターのように一定のエンジン音でスムーズに知らぬ間に速度が乗って行くのは、今日全盛のCVTの先駆者であったマルチマチック車ならではのもの。
音的にも、今のマフラーはブォーンと低音が効いて、しかも車内にこもらず、遠くで響いてる感じで、とても心地良いのだ。
つまり、私的には、外観も走りも古さを全く感じさせず、
これからもずっと乗り続けたいと思わせる車なのだ。
夜の9時頃に帰宅して、それから、車内を拭きまくる。
他人が触ったと思えるところは、アルコールティッシュで拭いて、さらに水で洗って絞ったタオルで拭く。
2重のシートカバーの上側を外して、洗濯機にかける。
かつては整備に出す時は、全てのシートは新品の大型のビニール袋で包み込むなど、徹底してたが、今はだいぶ、適当になった。
グローブボックスやドアポケットの下ろしていた荷物を元に戻す。
これらの作業に0時頃までかかる。