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2020年11月20日 イイね!

MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け(1)

MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け(1)前後左右4つのカメラの画像から、俯瞰映像を作り出すシステムだ。
2Dタイプと3Dタイプが売られてるが、これは3Dで、起動時のオープニング画面では、自車を斜め上から見た映像をぐるっと360度回って見せる。
つまり、真上から見た映像だけが2Dならば、これはいろんな視点での3D映像が作り出せるのだ。

私は最初、2Dタイプの最上級機(最新機)である本体がブラウン色の製品を買って、カメラの取り付け検討をしてる段階で、この3Dタイプの存在を知って購入した。
いずれもAmazonでの購入価格が
2Dのブラウンは13,999円
3Dのブラックは 23,100円 だった。
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↑リモコンは同じで共通して使える。

その後、ブラウンの製品は無くなり、2Dタイプはブラックとベージュの2タイプだけに。
この3Dのブラックは現時点で34,599円に値上がりしてる。
なんか少しずつ上がっていったみたいだし、楽天なんかだと最安でも4万3千円してる。
amazonでの販売はこちら

しかし、私の知る限り一年前に買ったのも、現在売られてるのもバージョンは同一。
カメラが変更されてるが、それは改悪と言っていいのでは(後述)。
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実はそれぞれの製品に名前が付いていて、安い順に
2Dブラック → 普清(普通だけど清い?)
2Dベージュ → 星光
2Dブラウン → 天光
3Dブラック → 天光
まぁ、松竹梅みたいなものか。そして、松に当たる天光には2Dタイプと3Dタイプがあるのだ。
しかし、本体にmicroSDカードスロットがあるのは3D天光だけ。
これは普通に.mp4の動画ファイルが作成されるが、
他の製品はUSBコネクタにカードリーダーを付けるか、USBメモリーでの録画となる。
ただ、そこに作られるのは.264という拡張子の再生が困難なファイルで、しかもやたら大きなサイズ。microSDカードだと32Gまでしか認識しないのに、すぐに満杯になってしまう。これではドラレコとしては使えない。

またこの3DタイプはクアッドコアのCPUで画像処理に遅延が無い。
他の2Dタイプの製品のレビューには、実際の車の動きと画像にタイムラグがあるようだが、この3Dタイプはモニターで常時表示させて走らせても、遅延は全く感じられない。

それぞれの製品のカメラの解像度の違いは感じられないが、
夜間の暗視性能に差があるようだ。
一番安い普清のカメラは暗いところではモヤモヤとしたノイズが気になる。
ベージュの星光のカメラは暗いところでも一番明るく映るが、動きがあると酷い残像が出る。
天光は2Dも3Dも同じカメラと思われ、暗いところでも上記のような問題は無く、一番バランスがいいように思われる。

だから、どうせ買うなら、3Dの天光しかないと思う。
おそらく、取り付けをショップに頼めば、本体の何倍かの料金を取られると思う。

私が最初にAmazonで買ったのは2019年11月末。前述のとおり2万3千円で、中国から1ヶ月かかって届いた。まだコロナ騒動の前の話しである。
(現在はAmazonで翌日配達)
だからこの3Dタイプのコスパは高いと思う。
正直、ドラレコでも、もう中国製品は日本製品を凌駕してると思う。
実際、この1年、私が愛車に取り付けてるのは、ほとんどが中国製品で、信頼性も十分高く、日本製のほうが故障したり、使い勝手が悪かったり、サービスの対応もよくないと感じる。

しかし、この3Dアラウンドビューシステムには、バグと思える不具合が幾つかあるようだ。
こうしたソフトウェアにはよくある事だし、Updateするための項目もあるのだが、そのデータをどこから入手するか。
日本ではMiCarBaのブランドで売ってるが、製品自体は無印商品で、完全なOEM。
アップデートや自車画像の入手方法について尋ねても、全く対応出来ない。

この3Dタイプは、車の真上から見た画像だけでは無く、前後左右からの自車画像が表示されるのだが、それが自分の愛車ならばいいんだが、赤の他人。
メニューからはメーカー別にかなり細かく車種が設定出来るけど、何も変化しない。取説にはオプションであるように書かれてる。
実際にはLexus、Volvo、Audi、BMW、Benz、VWの高級セダンやSUVの15車種から選ぶことになる。

なお、この製品は関連情報URLから。
そこの私のレビューも参考にして欲しい。

さて、取り付けはまずは難関となるドアミラーへのカメラの取り付けについて書いて行きたい。
いきなりドラミラーに穴を開けるのは怖いので、ヤフオクで同じ型の中古品を購入し、それで検討した。
そのヤフオクで買った(落札した)EKシビックのグリーンのドアミラーを分解すると。
カメラケーブルは既存の配線と同じように、割り箸を入れてる箇所に通す。
これは電動格納の為の回転シャフトの中なのだ。
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↑画像では外さなくてもいい配線をバラしてしまってる。

ついでに、ミラーを動かす為のアクチュエーターの構造を見てみると。
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中にはマブチモーター2個が入ってる。
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↑いずれもヤフオクの中古品。

そして本番の愛車のドアミラーにカメラケーブルを通す。(白い部分が前述のアクチュエーター)
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↑サイドカメラはケーブルが短く、ドアミラー内で次のケーブルのコネクタに接続しないといけない。そのメスのコネクタは太くて通らないので、反対側の細いオスのコネクタから通して行く。

その通す作業の写真が無い。
必死になってる時は写真を撮るのを忘れてしまう。助手でもいればいいんだが。
確か、結束バンドの長いのを先に通し、それに反対側からカメラケーブルの細いオスコネクタをマスキングテープで縛り付けて、引っ張り出してたと思う。

1本が通れば、もう1本、画像にある0.5sqの2芯のケーブルを先に通したカメラケーブルにマスキングテープで縛り付けて、一緒に移動させて出す。

カメラケーブルのコネクタから出てる赤い線は、ウィンカーに接続する事で、ウィンカーを出すと、その方向のカメラ画像に切り替える為のもの。
そして、もう1本の2芯のケーブルは、ドアミラーに取り付けたシーケンシャルLED(流れる光のウィンカー)の為のもの。

ドアミラーのカバーにカメラを取り付ける穴を開ける。
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↑他に傷が付かないように、厳重にマスキング。

製品には22.5mmのホールソーが付属してるが、それで穴を開けても、ゴムのグロメットは入っても、その中にカメラを入れる事は出来ない。つまり、穴が小さい。
愛車のドアミラーの底は平ら(水平)な部分が無く、かなり傾斜してる。
その傾斜のせいもあるかもしれないが、24mmのホールソーを使ってる。
後から穴の大きさを拡張するのは困難なので、やはり同型の中古品などで試したほうがいいと思う。

なお、サイドカメラは3Dの本製品と前述の2D天光(ブラウン)とでデザインが違ってる。
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2Dの製品のサイドカメラはレンズが真下に向いて、露出部分が小さく、目立たないが、
こちらの3Dのほうが、外側への視界を確保するために、こんな形になってると思われる。
この写真を見てもわかるが、カサから下の部分が2Dタイプの方が長い。これだと、おそらく愛車のドアミラーには入らないと思う。

付属のグロメット(ゴム製の台座)は2種類入っていて、傾斜面に取り付ける事も想定されてる。
以下は取り付けてる3D製品用では無く、2D製品用ではあるが。
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↑側面に溝があり、ここがドアミラーの穴にハマるようにする。
このグロメットを先に取り付けておいて、その中に後からカメラを挿入する。

カメラをセットしたら、もうギリギリ。端の方(画像で右)へ行くとスペースがあるが、下面の傾斜がより強くなるし、カメラの視界にボディも映らないといけないので、そんな端には持っていけない。
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↑ドアミラーの内部機構(黒い部分)の下にちょうどくの字に隙間があり、そこにカメラケーブルの出が来るようにすると、なんとか収まる。この位置しかないという感じ。
内側に42とマジックで書いてるのは、カバーの左端から42mmの位置に穴の中心をもって来た。

この上から、ドアミラーのカバーのもう一方を取り付けると、
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↑ほとんどカメラが見えない。
爪とネジで留まってるのだが、ただのカバーでは無くて、右側の凸部まで一体なので、脱着が厄介なんだ。

外から見ると、こんな感じ。
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↑左端に一緒に取り付けたシーケンシャルLED(流れる光のウィンカー)が見える。
ただ粘着テープで貼り付いてるだけだが、内側に配線が出ていて、ドアミラーに小さな穴を開ける必要があり、取り付けたらもう外すわけにはいかない。

また配線はドアミラーの取り付け面にある既存のコネクタの下のゴム板部分に穴を開けて通してる。
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車内側からハマる三角カバーの爪はこんな感じで、この爪の間から配線を出す。
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この三角カバーを取り付けた状態で、外から見ると、こんな感じ。
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それで下の横長の穴から配線を通す。上と画像は左右が違うが。
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ドアミラーを取り付けた状態の内側が以下。
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↑コネクタの爪(ベージュ色)で内側にひっかかるようになってる。

そして内側ではこのように配線を引き回した。
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↑これは、後日ドアミラーを外す必要が出た時に、配線に余裕を持たさせる為。
三角カバーだけ外せば、何とかなるように。

三角カバーを取り付けると、爪の間から配線が出てるのがわかる。
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↑実際には、ドアの内張りを取り付けた後に、この三角カバーを付けたほうがいい。

取り付け完了がこの状態。傾斜面への取り付けのため、カメラも少し傾いていて、後述のとおり画像も傾いてるが、補正されるので問題は無いみたい。
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ところが、後から何度もミラーを外すハメに。
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まず、コネクタがクセ物で、後から映らなくなる。最初はカメラが壊れたかと思った。
Amazonのレビューにも「カメラが映らなくなった」というクレームが多いが、
要はコネクタの接触不良。防水の為のゴムリングが入ってる関係で、コツッとした接続感が無い。映るからいいと思ってると、後から接触不良を起こす。

このコネクタは、向きを示す矢印が、中に入る細い方がほとんど見えない位に押し込まないといけない。サイドカメラだけでは無く、順に映らなくなる。
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↑この状態では駄目。画像の下側の矢印のカサが見えてる。これが見えなくなる位、力任せに押し込む必要がある。

後に、このコネクタは防水ゴムリング無しに変更されるので、
ゴムリング無しのコネクタならば無理に押し込む必要は無いと思う。
ただ、コネクタにゴムリングが無い製品は、
フロントカメラがステーと一体型から、ネジ留め式に変更されてる。
しかし、このステーのネジ穴が大きく、ネジを締め直すとすぐに抜けてしまうのだ。ネジがステーを貫通してしまうわけだ。
だから、現行の改良版?は、フロントカメラを取り付けた後に振動でステーを残して、カメラだけが外れる可能性があると思う。
そのフロントカメラについては次回に。

他にも、カメラの向きが間違っていた。
2Dタイプの製品はサイドカメラの画像に点線が表示され、それをボディに合わせるとよかった。
が、この3Dタイプにはそれが無い。ただ外向きになるようにとしか書かれていない。
それで、ウィンカーを出した時に横に表示されるカメラ画像(3D+Single ViewやSideview Settingの画像)を見て、それが取説のキャリブレーション時のカメラ画像になるようにしてしまった。

後述するキャリブレーション時に、とりわけ
マニュアル・アジャスト(手動調整)で必要となる60cmの■シートが左右に見えるような向きにする必要がある。
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↑ドアミラーは車の前方寄りにあるので、後方の■シートが遠くなり、見えにくい。
後方の■シート(段ボールで代用)が確実に見えるようなカメラの向きにする必要がある。
画像のように調整に使う市松模様シートが斜めになっていても大丈夫。
愛車のドアミラーの底面が水平では無く、カメラの取り付けが斜めになってるので、サイドカメラの画像も斜めになるんだと思う。
それでも、問題なく調整出来る。

このキャリブレーション時の画像(録画される画像でもある)は、
前述のウィンカーを出した時に右側に表示される画像と90度違うのだ。

だから、サイドカメラの仮設置をしたら、4隅の■シートを規定通りにセットしてから
「Calibration」→「Lens Correct」でカメラの向きを点検するのがいいと思う。
「Lens Correct」だと、リモコンの前後左右の△ボタンで自由にカメラを選択出来るから、その画像を見て、カメラの向きの調整が出来る。
リモコンの真ん中のボタンを押さない限り、「Lens Correct」は実行されないので、市松模様シート無しで、サイドカメラの向きを点検するだけにも使える。右上の青いボタンで元のメニューに戻る。

ただ、それだけの広い場所が自宅敷地内にあればいいんだが、愛車にはそれが無く、調整が後回しになってしまった。

取り付けた後で、カメラの向きを変えるには、
ミラーを外して、前のドアミラー内の写真にわずかに見えるカメラの底から何かを押し付けて、カメラだけを下に押し出す。グロメットは残して。
完全にカメラを抜かなくても、ある程度出すと、カメラを指で摘んで向きが変えられる。
そして、元通りに押し込む。この時、グロメットの縁が一緒に引き込まれるので、私は爪楊枝で引き出すようにした。

ミラーを外す時は、端から指を突っ込んで、力技で剥がしてる。
ミラーを取り付ける時は、まず中央の支点の凸部を凹部を押し込んでから、2つのアクチュエーターの凸部が凹部にハマるように、順に指でミラーのその部分を強く押し込んでる。
この時、アクチュエーターはガリガリと音を出してへっこむ(後退する)が気にしない。大丈夫。
またミラーをセットする前に、可動部となる凹部3箇所には予めグリースを塗布しておくといい。

「流れるウィンカー」のLEDテープをドアミラーに取り付けて、そのウィンカー線をドアミラーの中で接続してるので、ウィンカーを出すと、最初のタイトル画像のように、左右いずれかのカメラ画像に切り替わるわけだが、ハザードを出して、
同時に左右のウィンカーが点灯すると、画面が消えてしまうのだ。
これでは駄目だと、このドアミラーの中でのウィンカー線の接続を後から外した。
後に、「Control Setting」→「E-Light Control」を「Close」で回避出来る事を知るが。

それで、スマートミラーのリアカメラを切り替える時に使おうとした
リモコンでカメラを切り替える装置を改造して使う事にした。
メーカーは以下の図を公表してるが、実際に切り替わるのはビデオだけ。
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4ピン全てを切り替えるわけではないので、ピンの配列が異なるメーカーのカメラでは使えない。
しかも、DC 5Vとなってるが、実際は3.3Vである事もスマートミラーのリアカメラには使えない理由だ。
しかし、試すと、この3Dアラウンドビューカメラは、3.3Vでもカメラの切り替えが出来る。
それで、この3.3V出力だけを取り出す事にした。
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↑右側の4ピンカメラ×4入力から、3.3V出力の左下のピンだけを残して切除し、
電流の逆流入を防ぐ為のダイオードをハンダ付けして、その先にギボシをセットした。

拡大すると、黒の筒状のメスコネクタに入る手前の左側で、左下の3.3V出力のピンを残して、ニッパーで切除してる。
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これにダイオードからの線を黒いコネクタの筒の中にある4つのピンのうちの左下のピンにだけハンダ付けするのは難しいので、ハンダを流し込むような感じになり、その隙間は赤外線LEDで硬化するレジンで埋めて、透明な熱収縮チューブを被せてる。

ダイオードはエーモンからも「整流ダイオード」として配線付きのが売られてるが、私はパーツ屋で昔に買った以下のような安い複数セット品を使ってる。
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↑中央の黒い筒状のがダイオードで右側に帯状のマークが入っていて、これは
左 → 右へは電流が流れ、左 ← 右へは電流が流れない表示になってる。
大電流を流すわけでは無いので、1Aもあればいいと思う。
この写真では左側から出てる針金を、先の黒い筒の中のピンとハンダ付けし、
右側から出る針金をU字に曲げてギボシでカシメておいて、念の為さらにハンダ付けしてる。

このリモコンユニットを3Dアラウンドビューカメラのリア、及び左右のカメラから出る線に接続する。
それはドアミラーの中で無くても、本体側の近くの接続コネクタからもその線が出てるので、それに接続した。

これで、ウィンカーとは関係無く、リモコンでカメラ映像を切り替える事が出来る。
リモコンで左右、またはリアのカメラを選択して、それを解除する時は、
前のカメラか、中央のMボタンを押すといい。
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このリモコンの製品はこちら

ただ、このリモコンはあまり電波が強くないのか、助手席の下に、AVIC-VH0999の本体と、3Dアラウンドビューカメラの本体の間に置いていて、それらから出る電波障害を受けるせいか、ステアリングにセットしたリモコンでうまく操作出来る時と、一発では効かない時もある。
→後に場所を移動して、下の写真では少し上方にある土手みたいな上に乗せ、座席の下から顔を出すようにした。
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しかし、後に「Control Setting」→「E-Light Control」を「Close」にする事で、ハザードを出しても画面が消えない事を知ったので、
リモコンでも、ウィンカーでもカメラの切り替えを可能にした。
つまり、3Dアラウンドビューカメラのリア、及び左右のカメラから出る線を2又にして、一方はこのリモコンユニットに、他方はウィンカー線なり、リバース線(バックランプかシフトレバーから)を接続すればいい。

ただ、ここでも電流の逆流入を防ぐ措置が必要となる。
単純に2又線で接続するだけだと、リモコンでバックを選択すると、
リバース線側にもリモコンからの3.3V出力が流れてしまい、
スマートミラーもナビもバックギアに入れたと誤認識して画面が切り替わってしまうのだ。
だから、接続する側のリバース線にも、また念の為、ウィンカー線にもダイオードを入れておく必要がある。

愛車のドアミラーは過去に2回位、新品に交換してるかな。
だから中も年数の割には綺麗だった。

ドアミラーへのカメラの取り付けも苦労したが、
フロントカメラの取り付け位置にも悩まされる。
それは続きで。

なお、続きはPCで見た時に下へ来るように、
これより「過去の日付」で書くつもり。

この一連の作業は、他の作業と平行していた事もあり、ほぼ2020年を通して行っていた。
それをまとめて書いてるので、ブログとしての日付は意味が無く、それでもどの当たりの月日にすれば、記述と矛盾が生じないのか悩ましい。

Posted at 2021/03/26 17:23:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2020年11月19日 イイね!

MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け(2)

MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け(2)前の「MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け(1)」の最後の方に、
「リモコンでカメラ映像の切り替え」を追加したので、それも参照して戴きたい。
こちらで書くつもりでいたけど、前後カメラから始めたいので。


最初の画像は左側がフロントカメラ、右側がリアカメラ。
フロントカメラはステーが一体型(後にネジ留め式に変更される)で、リアカメラは透明なステーがネジ留めされてる。
いずれもカメラの角度は固定で、逆さまに吊り下げて取り付ける事を前提としてる。

前回のドアミラーへのカメラの取り付けも難関だったが、
愛車の場合はまず、フロントカメラの取り付け場所が悩ましい。
以下は2D天光の製品でのフロントカメラの取り付け検討時の写真であるが。
まず、グリルに取り付けるとなると(ボンネットは完全に閉まってない)
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この位置ではバンパーが画像の半分位映ってしまい、肝心の車の直前映像が生成されない。
解説書には画面の1/3以内にボディーが映るように書かれてる。
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かと言って、これより下となると、もうバンパーの下になるので、ここだと右側にナンバープレートが映り、右側の視界が遮られる。
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↑画像の赤丸部分にはT字ステーに取り付けられたアルパインのマルチビューカメラがあり、
この位置も検討したが、「地面から40cm以上」の高さを推奨するので、低く過ぎるのだ。

フロントが切り立ったようなデザインの車なら、グリルにカメラが取り付けられるだろうが、愛車のように前にバンパーが張り出してると、グリル付近は選択肢から外さざるを得ない。

ではどうするか。
窮余の策として考えついたのは、「ナンバープレートのネジ穴に取り付けるカメラ」だった。
もちろん、他のカメラで代用するわけにはいかない。このアラウンドビューシステムのカメラは魚眼レンズで広範囲を映すように作られた専用のカメラでもある。

それで、ナンバープレートのネジ穴に取り付けるカメラのケースだけを利用して、
その中にこの3Dアラウンドビューカメラを組み込めないか。

ナンバープレートという垂直面に取り付けるカメラ(左)と
水平な下面に逆さまに貼り付けるこのカメラ(右)のレンズの向きはほぼ同じ。
だから、中身を入れ替えても問題ないはず。
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こうして「カメラ移植計画」が始まった。
幾つかのナンバープレートネジ穴取り付けのカメラを入手しては分解。
レンズ部分を出す穴の直径や、奥行きなど、合うものをようやく見つけた。

そしてこの3Dアラウンドビューシステムのフロントカメラをバラして、ここまで縮小化。
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↑例によって、私の手指は荒れ放題。人に見られたくないほど。

基盤側も露出させた。
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配線は一旦外す。ナンバープレートに取り付けるカメラのオスネジの中にケーブルを通すため。
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新たに、「VORCOOLの延長ケーブル」をハンダ付け。
他の製品では、オスコネクタが太くて、ナンバープレートのネジ穴に入らない。
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↑配線の色が違うが、同じ4ピンで、その配列が変わらないようにしてる。

そしてナンバープレートネジ穴に付けるカメラのケースに収める。
この時、モニターでカメラの映像の向きを見ながら、紫外線LEDで硬化するレジンで固定する。
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↑何で充填するか思案したけど、結局、そのまま紫外線LEDで硬化するレジンで埋めてしまう。

裏蓋を付けて、元通りネジ留めし、さらにシリコンゴムシートを貼る。
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シリコンゴムシートはナンバープレートを傷付けない為と、カメラがネジと一体となって入って行くので、ナンバープレートを固定出来る締め具合と、カメラの向きが必ずしも一致しないので、この弾力でなんとか対応したい。
1mm厚のシリコンゴムシートはこちら
そのシリコンゴムシートを貼り付ける為の専用の両面接着シートはこちら
またここで利用してるナンバープレートネジ穴に付けるカメラはこちら
紫外線LEDで硬化するレジンはこちら
↑は先のノズルが細くて細かな作業には向くが、量が少ないので、こちらも使う。

これで出来上がり。
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ナンバープレートに取り付けて見ると、高さも40cm以上ある。
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実際にナンバープレートのネジ穴にカメラケーブルのオスのコネクタを通すには、
5.5mm位のドリルでネジ穴を拡大する必要がある。
(以前に6.5mmと書いてたけど、それはミス)
すると、コネクタは通っても、今度はバリのせいで、ネジが入らない事がある。
その時はM6のタップでネジ穴を修復する必要があるかも。
ネジ込んだ裏側からは、元のカメラに付属の三日月型のナットで締める。

しかし、このカメラの飛び出し感たるや。
やっぱり車検には通らないかな。
このナンバープレートのネジ穴に付けるカメラについては、日本のビートソニックなどからも車検に通るように書かれた「カメレオンミニ」のような製品があるが。
ただ、2021年4月からナンバープレートに対する法規制が厳しくなるらしいし。

しかし、このナンバープレートネジ穴カメラは後に問題が発覚する。
他の方法を思案中なので、
慌てて真似をしないで欲しい。

次にリアカメラの取り付けは以下のようにした。
左から3Dアラウンドのリアカメラ、アルパインのマルチビューカメラのリア、スマートミラーのリアカメラ。
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下から見ると。なるべく中央に寄せたいので、ナンバープレート照明ランプの上に。
暗くなる分、LEDテープで照らすようにして。
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ところが、この後のオートバックスでの車検で、
これらの「リアカメラは全て外せ」と言われてしまう。
中央のアルパインのマルチビューカメラはもう10数年前からここにある。何度も車検に通ってるではないか。ABだけでも過去に4回も通ってる。そう文句を言うと、
「前回の車検で通ったから今回も通ると言うなら、2年おきに車検をする意味が無い」などとぬかし上がる。
ABでは前回もやはり10数年前から貼ってるウィンドウの透明断熱フィルムを外せと言うし、
前々回も過去何度も通ってるHIDの黄色フォグを外せと言うし、
毎回、何かしらケチを付けやがる。

検査官によって判断が違うというのも変だし、明らかな違法、危険というものを認めないならまだしも、その日の気分、相手や車への印象で、嫌がらせをしてるのではないかとさえ思えてくる。
日本だけの車検って何なんだ。事故や故障につながる整備不良を無くす為というならわかるが、何でも杓子定規なのは国民性なのか、融通が効かず、国の縦割り行政もあって、無駄な事に労力と時間を裂いて、何でも非効率で、日本製品、車や関連製品をつまらないものにし、ますます国際競争力が低下して行くように思えて仕方ない。

実際、この1年間、愛車に取り付けた製品はほとんど中国製。コレもしかり、スマートミラーやTPMSや各種のLEDランプ類も。
日本でもこんな後付のアラウンドビューシステムを作ってみろと言いたい。

また人は「なんでオートバックスなんかで車検するんだ」と小馬鹿にするけど、
エンジンオーバーホール等、車一台買えるくらいの金を支払ってきたディーラー系のショップはカスタムバイク専門店になってしまって。
元々、愛車を1995年に新車で買ったディーラーは売る時だけ愛想がいい最悪の店だったので、2年で縁を切ってるし。
ともかくディーラー難民なもんで。ユーザー車検って選択肢もあるだろうけど、なんか面倒そうだし。
それと、ABだと自賠責保険や自動車重量税も合わせてクレジット支払いが出来て、それをリボ払いするのが今の自分には必要で。

結局、こちらが折れて、とりあえず外せるカメラは外し、ナンバープレートを避けて、両端に移動する事に。
この車検の時点で、フロントのナンバープレートのネジ穴に付けるカメラは装着してなかった。
どうせ駄目というなら、その時だけ外せばいいと開き直った。

車検後、アルパインのマルチビューカメラは中央に戻す。
バック時に真下を見るようにして、車高が低いので、マフラーなどを車止めに当てないようにするには、やはり中央にあったほうが見やすい。

そしてこの3Dアラウンドビューシステムのリアカメラも、
ナンバープレートネジ穴に付けるカメラに改造する
事にした。
フロントカメラと重複するが、リアカメラの方が多くの写真を撮ってるので、それを掲載する。
まずリアカメラの外のケースを、今回は盆栽道具の「根切り」で殻割りした。
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フロントカメラには「超音波メス」を使っていて、手が滑ってケーブルまで切断してしまったのだ。

ケースの中はゴム状の充填剤で、元のカメラのままの形だが、メスでサクサクと削れる。
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今度は元の配線のまま、一旦外して、ナンバープレート用のオスネジの中にケーブルを通して、ハンダ付けし直す。固定してる茶色の針金は盆栽整姿用の着色アルミ線。
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カメラの向きを映像で確認しながら、紫外線LEDで硬化するレジンで固定するのはフロントと同じ。
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↑なんか中が汚いのは、元のカメラの充填剤がケースの内側にこびり付いて取れないので。

今度は充填剤としてシリコンシーラントを使った。前述のレジンは熱に弱く、高温下では元の液体に戻るとかいう話しもあるので。
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↑しかし、密閉された中ではたして固まるのか?

リアのナンバープレートに取り付けた。
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裏側はナットで締めるため、手が届くようにリアハッチにも穴を開けた。
ドアミラーにカメラを取り付ける時に使ったホールソーで。
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↑1回で目的の位置に穴が開けられず、何度も余計な穴をあけて、窓が大きくなってしまった。

と、せっかくここまでで、
フロントカメラもリアカメラもナンバープレートのネジ穴に取り付けたのだが、
どうも問題があるようだ。それは後述。
だから、最後まで読まずに、慌てて真似をしないで欲しい。

「3Dアラウンドビューの取り付け」はまだ続く。

Posted at 2021/03/28 19:15:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2020年11月18日 イイね!

MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け(3)

MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け(3)4つのカメラの取り付け後、このようなシートを車の回りに配置して、キャリブレーションが必要となる。
この広さの場所が自宅敷地内にあればいいんだが。
我が家の両隣の家には、それが可能と思えるガレージの広いスペースがあるんだけど、私は自宅から直線距離で110mのこの場所で行うしかない。

戸建て住宅の団地への入る道路の終端で、誰の邪魔にもならないのだが。
しかも1時間ほどしかかからない。
ところが、周囲の住宅の誰かが通報したのだろう。この写真の撮影直後、
警察が来た。いわゆる職質を受けた。
まぁ、職業を聞くわけでは無く、免許証の提示と何をしてるのか尋ねられた。
自宅から歩いて1~2分の距離なので、免許証はいいかと思ってたけど、ちょっとイヤな予感がして持って行ってよかった。
結局、「問題ありません」と言われてバイクの警官は去って行ったけど。
ここでコレをするのは3回目だったかな。最初の1回目はサイドカメラの向きが違っていて不成立。
納得行くまで調整するのは、何度か必要になる。

調整シートの配置はこんな感じ。
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この市松模様シートは、カメラの発売元から購入してる。この製品はこちら
そして「マニュアル・アジャスト」で必要になるのが、以下の60cm四方の黒いシート。
私はこれを段ボール紙で作ってる。
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リモコンの中央の「OK」ボタンを押すと「メニュー」が表示され、
「Calibration」を選んで、「OK」ボタン。
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ここで、車の長さ「Length(cm)」、車の幅「Width(cm)」をリモコンのテンキーで入力。
オフセット「Offset(cm)」は「マニュアル・アジャスト」の場合は入れなくていい。
車の幅は「vehicle actual width + 20cm」と実際の幅+20cmと書かれてるが、まぁ左右のカメラの位置の間隔と思っていいのか。
この車の幅の数値によっては、なんかズングリした縦横比率のおかしな感じの車の画像になってしまうので、+20cmでいいのかどうか?
ここでの数値は後から変更は出来ない。変更しても反映されず、この画面に戻ると、前の数値になってる。
以降のキャリブレーションの前に入れておく必要がある。

次に4つのカメラごとの「Lens Correct」を行う。カメラの向きなどの補正と思える。
リモコンの前後左右の△ボタンでカメラを選び、「OK」ボタンを押すと、
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↑スマホで撮影したが、逆光で。

映っていた市松模様シートが画面に張り付いたようになる。
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この時、最初から表示されてる緑の格子と市松模様のズレが大きい場合は、もう一度、そのカメラの「Lens Correct」をやり直したほうがいい。

これを4つのカメラで行う。次の手動調整では市松模様シートは不要なので、1枚でも順に移動させれば何とかなるが。
終了したら、リモコンの右上の青いボタンで戻り、

「Panoramic Calibration」→ 自動調整
「Manual Adjust」→ 手動調整

のいずれかを選ぶ。

「自動調整」は簡単だが、四隅の■シートを黒く塗ってなかったからか、明らかに変。
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それで、もっぱら「手動調整」の「Manual Adjust」を選択する。
「手動調整」は前後左右の順で、それぞれのカメラに映る左右の■シートの4隅を順に押さえて行く。
十字カーソルと右上に拡大画像が出るので、リモコンの前後左右の△ボタンで■シートの角に合わせてから「OK」ボタンを押す。
すると押さえたポイントに小さな赤十字が表示される。
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↑逆光で手は映るし、緑の光が入るし、散々な画像。
 これはナンバープレートネジ穴に取り付けたフロントカメラの画像。

この作業を左右の■シートの4点×2を行う。
その押さえる順番が前に上げた調整シートに書かれた番号だ。
これを×4のカメラに対して計32ポイント行う。
順番を間違えたら、右上の青ボタンで戻り、最初からやり直しとなる。

ここではリアカメラも鏡像では無いので、番号が書かれた取説のページの向きを変えながら見たほうが順番を間違えないと思う。
気付かないうちに順番を間違えてると、そのカメラの画像は表示されない。
32点を終了すると、自動的に再起動する。

ちなみに、この時のmicroSDカードに録画されるドラレコ画像は以下。
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左上が左、左下が右、右上が後ろ、右下が前という変な配置の合成ファイルが2分単位で作られる。録画されるのは、補正無しのそれぞれのカメラの生画像で、4つのカメラで4つのファイルでは無く、1つの合成画像ファイルになる。
またmicroSDカードは32GBまでのSDHC規格。

ともかく、このキャリブレーションが落ち着いて出来ない。
自宅敷地では無いので、警察沙汰になる位だから焦るし、リモコンで操作しながら撮影するのは無理。
次回は別の場所で、スマホで撮影では無く、映像出力をキャプチャーするつもり。

このキャリブレーションは、
前後カメラをナンバープレートネジ穴(右側)に付けた状態で行ってる。
最初は前後の市松模様シートは車の中心にセットした。
シートの中央にマークがあり、それを車の中心に合わせたのだ。
左右の市松模様シートはドアミラーのカメラの真下に中心が来るようにした。
すると、調整完了後、俯瞰画像では右側のシートの端が自車画像の下に入ってしまうのだ。

それで、今度は前後は市松模様シートの中心がカメラの位置に来るようにした。
この状態で録画されたのが先のドラレコ画像。
つまり、市松模様シートが車に対して右寄りになってる感じ。
それで少しは改善されたが、まだ右側は自車画像の下に入る。

何度も使ってる以下の画像だが、
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↑左側の真上からの映像を見て戴きたい。
車の右側の白線が車体の下に入ってる。

ところが、実際は車から降りて見ると、白線は踏んでもいない。
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これはどうも、前後(あるいは前だけ?)のカメラは車の中心にある事を前提としてるみたい。
左右のオフセットの値を入れるような項目は無いし。
作り出した3D映像に、車の画像を合成する時、前のカメラの中心にその車の画像を乗せてるのではないかと思える。

つまり、やはり前後のカメラは車の中心にないといけない事になり、
ナンバープレートネジ穴取り付けでは中心からズレてる。
しかし、そのズレの量から見ても、右に行き過ぎな気もする。
もしかすると、カメラを中心に取り付けても、右側へ車体画像がズレるのかもしれない。そのようなレビュー(質問)もあったと思う。

さて、どうするか。もうこれ以上の事は「気にしない?」
カメラを車の中心に取り付けようにも、もう後戻り出来ない加工をしてしまってるし。
ナンバープレートネジ穴に取り付けるカメラはボツにするか?

しゃあない。予備にあってもいいかと、もう1台の3D天光のアラウンドビューカメラを購入してみると、
なんと、前にも書いたように、
コネクタのゴムリングが無くなり、フロントカメラもデザインが違っていた。
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左が新しいフロントカメラ。右は従来のフロントカメラ。
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上の画像の「旧」のフロントカメラは、前からある2D天光のカメラなのだ。
新しいフロントカメラのステーはネジ留めされていて、そのステーのネジ穴が大きいというか、ちょっとネジを締め直せば、簡単にネジがステーをスリ抜けてしまい、カメラはポロリと外れてしまう。
だから、この新しいフロントカメラは車に取り付けても、振動などでステーを残して、
カメラが外れてしまう可能性がある。

それだけでなく、新しいカメラは視野が少し狭くなってる。
フロント、リア共に。

実は、フロントカメラを車の中心に取り付けるには、
ナンバープレート下しかないという事で検討中だった。
実際に愛車の前で検討出来ればいいんだが、そのような広い場所が自宅には無いので、
室内に前述の手動調整用の60cmの■シートをテープで角だけ貼って、間隔などを再現すると。
例によって、寝たきりで介護してる母の部屋で、そのベッドの前での画像。
ナンバープレート下を想定した床からの高さ28cmでの映像は
旧タイプのカメラは以下(床に貼ったテープは写真では見えにくいので後からラインを描画した)
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新タイプのカメラは以下
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この違いはこういう感じ。新しいカメラは少しズームアップした感じになってる。
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旧タイプのカメラでは左右の赤枠の外にある縦の柱が映ってるのに、それが新タイプのカメラでは少ししか見えない。
新タイプのカメラはわずかに視野が狭くなってると言える。これは前後カメラとも同じなのだ。

そして、上の室内でのテスト画像を見ても、
ナンバープレート下のカメラでも手動調整(Manual Adjust)が可能に思える。
そんな低い位置にカメラを付けるには、手動調整用の■シートが十分に視野に入る必要から、
少しでも視野が広いほうがいい。

さらに、フロントカメラとリアカメラを逆に使う。
リアカメラはバックギアに入れた時に「鏡像」になるけど、
それはカメラ側では無く、本体側で作り出してる。
だからフロントカメラとリアカメラを入れ替えても、問題は無い。
しかも、後述のような取り付け方をするには、旧タイプのステーと一体型のほうがいい。

以上の事から、新しいタイプの3D天光のカメラは採用せずに、
前からある2D天光のカメラを使うしかない。

実は、ステーと一体型のフロントカメラが欲しくて、もっと安いバージョンの
黒の普清とベージュの星光も購入してみたが、確かにフロントカメラの外見はステー一体型でよかったのだが、やはりカメラの中身が違っていた。暗視性能で差が出る。
黒の普清のカメラは暗いと何かモヤモヤとした映像になる。
ベージュの星光のカメラは暗い場面でも一番明るく映る。ところが動くと酷く残像が出る。
だから、やはり天光のカメラが一番バランスがいいのだ。
カメラ自体に「天光」と刻印されてる。

→ 後に、このカメラ、特にリアに使ったステー一体型のフロント用のカメラは、
防眩性が悪い事が発覚してる。

つまり、夜間の後続のヘッドライトが大きく広がるのだ。

元々フロントカメラはリアカメラより下方への出っ張りが断然小さい。
さらにそのフロントカメラのステーを切除して、下の画像にある丸い凹部にハメ込むと。
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これなら車検で文句を言われまい。
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リアカメラは以下の3体制で決まり。
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↑左端からスマートミラーのリアカメラ、3Dアラウンドビューのリアカメラ、
そして新しいマルチビューカメラ。画面分割して表示出来る優れもの↓
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アルパインのはフロントカメラが擦りガラスみたいな映像になったので、前後とも入れ替え。

フロントにはリアカメラの固定ステーを別のカメラの可変ステーに入れ替えて使う。
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↑ネジ穴からケーブルの出口まで同一なので、可変ステーが移植出来た。
このステーを移植した元のドナーのカメラはこちら

つまり、フロントカメラはナンバープレート下の低い位置に設置する代わりに、
角度を可変にして、少しでも上向きに視界を確保する。

ナンバープレート下にカメラを付ける為のT字ステーはデータシステムのNS-1がアルミ製で軽くていいけど、上下に長過ぎる。縦長の取り付け穴の極力下のほうを使うにしても、ナンバープレートよりさらに下にカメラの取り付け位置が来てしまう。
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少しでもカメラが上に来るようにしたいので、2個分を用意して切断し、張り合わせて、マルチビューと2カメラ取り付け可能に。
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↑金属同士を強固に接着出来る「メタルロック」でナンバープレートと接着。
 データシステムのT字ステーはこちら。私のレビューも参考に。

これでフロントは角度調整が可能なカメラとしてナンバープレート下に取り付け
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フロントはリアと同じ画面分割可能なマルチビューカメラと2カメラに。
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この新しいカメラ配置での視界は。
左側がナンバープレート下の新しいカメラ配置。右側は以前のネジ穴取り付け。
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↑前のカメラが下側で、後ろのカメラが上側という配置は、microSDに記録される画像そのまま。
ガレージ内での車の止め位置など、厳密に同じでは無いので、優劣の比較は困難だが。
左下のナンバープレート下のフロントカメラは低い位置にもかかわらず、前方の風景に空が広く映ってるなど、前方視界がより確保されてる。つまり、上向きになってる。
その一方で、下側はボディの一部が欠けてる。これがよくないのかどうか。

下の画像はナンバープレートネジ穴取り付けでキャリブレーションした後の画像だが、
前に謎の黒い四角が出来ていて、これが上の写真の右下のようにボディがギリギリで欠けそうだからこうなるのか。もし、そうなら、新しい配置では、さらにカメラを下向きにして確実にボディが映るようにしなければならない。
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↑前回のキャリブレーション後に、カメラを移動したので、合成画像はおかしいハズだが。
前方の黒い四角はカメラを移動させる前からある。

しかし、そもそも、どうやってボディの一部かを判定してるのか。
動く部分とそうでない部分という判断なら、キャリブレーション時は止まってるから、その後の動きで後から判断してる?
でも、下に紙でボディの一部のようなものを貼り付けて、動かしてみても、それで変化するわけではない。

いずれにせよ、まだ、
新しいカメラ配置でのキャリブレーションが出来ていない。
繰り返すが、自宅でそれが出来ないから困る。家の近くのこの前の場所では、もうやりたくないし。

せっかく作ったナンバープレートネジ穴に付けるカメラだが、
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もし、ナンバープレートの真上にバンパーがあって、そこにカメラが付けられるなら、
そのバンパーを変に加工しなくても、M6の穴1つを開けるだけで、このカメラが付けられるので、利用価値があるのではないだろうか。
あくまで、車体の中心にこのカメラを付けるという前提で。

なお、振動センサーがあるが、接続していない。
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感度をボリュームで調整出来るが、振動を感知するとエンジン停止後も起動し、5分間の録画を行う。いわゆる駐車監視録画機能だ。
しかし、起動が遅いので、当て逃げされても後の祭り。感度次第では頻繁に起動して、バッテリーに負荷がかかるから、取り付けていない。

また斜め後方の死角から車が接近した時にオレンジ色に点滅するLEDが付属してる。
これはピラーの付け根当たりに取り付けてるが、あまり当てには出来ない。まぁ、オマケのようなものか。
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↑右の黒い四角はユピテルのレーザー&レーダー探知機LS700のアンテナ部

表示される車の画像は「Control Setting」でメーカーごとに車種を細かく指定出来るが、何も変化は無く、解説書にはオプションであるかのように書かれてる。
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「Display Setting」→「Model choose」では15車種ほど指定出来て、それは実際に変化するが、Audi、 BMW 、ベンツ、フォルクスワーゲン、レクサス、ボルボなどの高級セダンかSUV。
キャリブレーション時の車のサイズ入力により、SUVがコンパクトカーか軽四みたいに表示されるので、許容出来る場合もあるだろうが、ハイエースとかのワンボックスタイプとなると、違和感があると思う。
自分の愛車の画像が導入出来るなら、本体価格と同じ位のお金を支払ってもいいと思う。

バグ対策の最新バージョンが欲しい。
例えば、専用のモニターでずっと表示させたくて「Control Setting」→「Delay Display」を「Always Display」にしても、起動後はすぐに消えてしまい、一度はリモコンの電源スイッチを入れるか、バックギアに入れる必要がある。
またハザードで画面が消えてしまうのもバグではないか。
これは「Control Setting」→「E-Light Control」を「Close」にすると回避出来るが、では「Open」は何を意味するのか?
「Display Setting」→「L&R Display」でハザード時に2D画像+左右のカメラの画像を同時に表示する(製品の箱の側面に写真がある)のではないかと思うが、そうならないのもバグなのでは。

これらの問題は「System Setting」→「System Upgrade」で対処可能なはずだが、そのデータをどこから入手するのか?
これをMiCarBaに何度も問い合わせるが返事が無く、出品者としての評価を悪く書くと、「あなたの質問は難しい」と連絡が来た。
ともかく、この装置はどこで作ってるのか不明で、
技術的なサポートは全く期待出来ないのが残念だ。
なお、付属の解説書は全文が英語。

「MiCarBa 3Dアラウンドビューの取り付け」はこれで終わり。
新しいカメラ配置でキャリブレーションが完了したら、整備手帳に書くつもり。

この後、ナンバープレート下のフロントカメラの配置でのキャリブレーション結果を、
これより下、この日付より過去に書き続ける事にする。

Posted at 2021/04/02 21:29:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2020年11月17日 イイね!

MiCarBa 3Dアラウンドビューの再調整

MiCarBa 3Dアラウンドビューの再調整フロントカメラはナンバープレート下の中央に変更し、リアカメラも車の中央に設置して、以前とは異なる場所でのキャリブレーションを行った。

場所の選定にも苦労したが、今度は家から少し離れているので、親の介護もあって、日時的な制約もある。

さらに天気も重要。ずっと前から週間天気図で気圧配置を気にしつつ、愛車を雨に当てないようにと、ガラケー時代から契約してるウェザーニュース、お天気ナビゲータ、お天気.com、tenki.jpの4社の天気予報を常に比較しながら、ともかく「風の無い日」を選ばなければならない。

ところが、現場に着いてみると、けっこう風があるではないか。
やめようかとも思ったが、今度はまたいつになるやもわからず、強行した。
するとやっぱりシートを広げるしりから風に煽られる。こういう時に助手がおればと思えてしまう。
こうして、シートを広げるのに結構時間を費やしてしまうし、立ったり座ったりのスクワット状態で体力も消耗してしまう。

以下は前回の記事と重複するところもあるのだが。
今回の撮影は2021年の4月だけど、一連の記事の続きになるように、また過去の日付で書く事にする。
私のブログはいつも実際の日時とは異なるのだ。

改めて、今回のフロントカメラはナンバープレートの下である。
そのレンズまでの地上高は約29cm。取説には40cm以上と書かれているのにである。
はたして、これでうまく調整出来るのだろうか。
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しかし、車のセンターにカメラを取り付けるにはこの位置しかないのだ。
なお、前回書いたように、このカメラは本来はリア用で、角度可変のステーを取り付けて設置してる。
右側に見えるのはフロント用のマルチビューカメラ。

リモコンで中央の「OK」ボタンを押してメニューを表示させ、
「Calibration」を選択する。
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ここで、まず「Length(cm)」と「width(cm)」を先にリモコンのテンキーで入力しておく。
後から変更しても反映されない。(→後から変更する方法が見つかったので後述)

Length(長さ)は車の長さでは無く、前後に設置したシート間の距離なのだ。
width(幅)も左右に設置したシート間の距離だが、マニュアル調整の場合は「実際の車の幅+20cm」とも書かれてる。
愛車の車検証の幅は169cmなのだが、プラス20cmすると車の画像がズングリする事もあり、今回は左右のシート間の幅にした。
また「Offset(cm)」はマニュアル調整では入力不要なのだが、入れてる数値は勘違いしてドアミラーのカメラ位置から前方のシートまでにしていた。実際は側面に設置したシートの端から前方のシートの端までの距離のようだ。
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次に「Lenz Correct」を行う。
これは簡単で、リモコンの前後左右の△ボタンでカメラを選択し、中央の「OK」ボタンを押すだけ。
前方カメラの「Lenz Correct」の画面は以下。
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前方カメラの調整後は以下
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↑上の方の■がけっこう歪んでる。

後方のカメラは以下。
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後方カメラの調整後は以下で、前方カメラに比べて■の歪が少ない。
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↑後で気付くが、下のほうにバンパーの一部が映ってるではないか。

左側のカメラは以下。愛車のドアミラーは底面に水平部分が無く、取り付け自体が傾いてる。
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左側のカメラの調整後は以下で、傾いてるのに■の歪は少ない。
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右側のカメラも同様なので割愛。
この調整時の状態の4つのカメラの録画映像は以下。
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↑キャリブレーション中は録画はされないが、それぞれのカメラの映りとして参考まで。

次に「Manual Adjust」を行う。
前後に設置した左右の60cm四方の■シートの4隅を指定順に押さえて行く。
前後左右のカメラの順に、それぞれ左右の■の4点×2枚を×4カメラ = 計32点押さえる。
私は■シートをダンボール紙で作ってる。
前方カメラのマニュアル調整の画面は以下。
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↑必ず、指定の順に、■シートの4隅に十字カーソルをリモコンの前後左右の△ボタンで合わせて、中央の「OK」ボタンを押す。すると、小さな赤い十字マークが現れる。
また右上に拡大画像が表示される。

押さえる順番は、前後左右のカメラの順で以下の通し番号順でなければならず、間違えたらリモコンの右上の青ボタンで最初からやり直し。
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↑マニュアル調整の画面では、後方カメラも鏡像では無く、このシートの向きを変えながら見た方がいい。

■シートの配置は以下のとおり。
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32点の指定を完了すると、自動的に再起動する。
はたして、その結果は?
案の定、前方画像の歪が大きい。
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↑左側の画像にある周囲の8つのカメラマークの位置から右側の画像を映し出せるモード。

なんか前方画像はハケではいたような模様が入っていて、ユラユラと動くのだ。
しかも、前方には以前にもまして大きな黒い四角の影が。
もしやコレ、調整シートが風に煽られないように留めてる白いテープ?

ようやく、わかってきたが、調整シートは車のすぐ間際では無く、
少し間を開けて設置すべきようだ。
調整シートの配置図を見ても、車との間に隙間があり、その隙間をどの程度にするのかは説明が無い。
調整シートの市松模様ばかりに目が行くが、白地のシートは黒の部分と縁までの長さの指定もあり、シート全体を認識してるのでは?
つまり、そのシートの白地の端がハッキリ認識出来るようでなくてはならないのかも。
このまま、シートを移動して、再度の調整を行うには、風がさらに強くなってきて無理。
現状でもかなり煽られてるし。

シートを片付けてから、場所を移動して、もっと白線がよく見える隣の駐車場に行くと、
以下は左のウィンカーを出した状態で、右側の画像は左カメラの生映像。
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↑前方の画像が完全におかしい。

一旦、エンジンを切って、再起動させてみようとしたら、
エンジンがかからない。バッテリーは12Vはあるのに。
調整シートを設置する段階から、ずっとエンジンはかけっぱなしだった。動かずに止めたままなので、前方からの風も入らず。
ボンネットを開けると、むき出しの社外エキマニからの熱がすごくて、支持ロッドが触れないほど。
オプティマのバッテリーは熱に弱いのか?
何度、キーを回しても、全くうんともすんとも言わない。
もちろん、電装品などは起動するし、シガーソケットに刺した増設用のプラグに電圧が表示されてる。

お手上げで、JAFを呼ぶ情けない有様。
このままレッカー移動で修理? どこへ持って行けばいい?とまで考えた。
30分ほどでJAFが到着。サービスマン?は手順通りにバッテリー電圧などを点検。ターミナルを握って揺らすと、少し回るので、固定が甘いのではないかと締め直す。
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↑このオーディオテクニカのターミナルはいくらでも締まるんだ。
それに接点復活剤とかたっぷり塗ってるから、余計に滑る?

そんなふうにイジっていて、再度、キーを回すと、今度はカチッと音がして、少し回る気配が。
さらに回すと、エンジンがかかった。
接触不良? でも電装品は最初から起動してるし。サービスマンはセルモーターには大電流が必要だからと言うけど。

この後、もうエンジンを止める事はせずに、そのまま1ヶ月ぶりのスーパーへ。
買い物をして戻って、エンジンをかけようとすると、またかからない。
何度かキーを回してると、そのうちかかった。
そういや、家でも11V後半でエンジンがかからない事がある。
エンジンスターター兼セキュリティのカーメイトSQ7500αはリモコンにバッテリー電圧を表示出来るので、頻繁に点検はしてる。
オプティマに変えてから、以前にもまして早くバッテリーが上がる印象があり、
これまで使っていた最大600Aというジャンプスターターでは一度もエンジンがかかった事がない。
それで充電するんだけど、満充電になったらエンジンはかかっていた。

やはり、セルモーターが弱ってるのか。
オルタネーターは一度、新品に交換してるんだけど、エンジンは2度も下ろして、オーバーホールとかしてるのに、なんでセルモーターを交換してなかったのだろう。
これを交換するとなると、バッテリーのマイナス端子は外さなければならず、オンダッシュ化した改造ナビは常時電源が切れると、一旦、画面を倒さなければ、画面の角度調整が出来なくなる。
画面を倒すと下のパネルにぶつかるため、純正ナビ等をまた外さなければならない。だから、絶対に常時電源は切りたくないのに。

話しは戻って。前方カメラははやり「40cm以上」の高さが必要なのだろうか。
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取説の取り付けカメラ画像の参考例を見ると、左側がフロントと思われ、同じように低い位置に見える。
しかも、バンパーが左右に一部しか映っておらず、これも同じだ。
やはり、前方に出来る「黒い影」は、調整シートの白い部分の端までキッチリ見えるようにしてなかったからか。

もう一つの懸念は、前方カメラの生画像でも、ユラユラと比較的ゆったりした間隔で揺れてるのだ。
エンジンをかけた状態では、ブルブルと揺れそうな印象だが、そうでは無く、まるで脈打つような感じで揺れてる。
これはナンバープレートの端にカメラがあるせいで、以前のナンバープレートネジ穴に取り付けたカメラでは感じなかった。
この揺れが問題なのか?

それで、1週間後に再度の調整にチャレンジ。
今回も風が無いハズなのに、駐車場では風が感じられた。
やっぱり苦労してシートを配置。屋内で広いスペースがあればと思う。
今度は「Lenz Correct」と「Manual Adjust」はエンジンを切った状態で行う。
家を出る直前までバッテリーは充電し、新たに買った1600Aのジャンプスターターも乗せて行った。

今度は前方の調整シートも白い部分の端がシッカリ見えるにように配置した。
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後方の調整シートはもう少し離したほうがよかったか。
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全体の配置は以下のようで、左右もツライチのタイヤの端から5cmずつ離した。
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結果、「Length(cm)」は435に、「width(cm)」は180に設定した。
この状態でエンジンを切ったまま「Lenz Correct」と「Manual Adjust」を行うと、
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やっぱり前方カメラの画像は引きづられるような歪があり、あまり変わらない。
ただ、前方の黒い影は無くなった。が、左側の真上からの2D画像の前方に小さく黒い影が。これは前は無かったのに。

この時点での動画は以下。

横から見ると、上方に黒い影があるのは、その部分の視界が無いため。ドアミラーの底部に水平な部分が無く、カメラが斜めに取り付けられてるせいだ。
自車画像はフォルクスワーゲンのトゥアレグというSUVだが、長さの設定が短いので、軽自動車のように映る。
他の自車画像のモデルはセダンになり、より合わない。
そして、なんか画像がやたらチカチカする。最近、気になってきて、それが次第にひどくなってるように思う。

上の動画はWindowsの中古タブレット富士通Arrowsを車内に持ち込み、RCA出力からキャプチャーしたもの。RCA→USBで、付属のソフトで動画として取り込む。
使用した製品はこちら

3DアラウンドビューカメラからのRCA出力映像は、電源付き(アンプ付き)の3分配器で、一つは専用の5インチモニターに、もう一つはナビのAUX入力につないで、キャリブレーション時は7インチのナビ画面で見ながら操作してる。
今回は残りの1系統の映像出力をキャプチャーで取り込んでる。
もちろん、この3分配器を外して、画像のチラツキが原因で無い事も確かめてる。

白線がハッキリした隣の駐車場へ移動して見ると、
後方のカメラ画像はこれでもいいと思えるのだが、
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前方カメラはやはり歪みが大きい。でも以前より少しマシ?
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画像がチラ付いたり、前方カメラ画像が歪んだりするのは、もしかして、3Dカメラ本体のせいでは?
それで、先にフロントカメラの形状が変わったのでボツにした新たに買った製品と入れ替えてみる事にした。
これは売却するつもりでいたんだが。

本体は熱を持つので、助手席下に直置きせずに、足を付けてる。
その足を移植?する。同じ足が手元に無くて。
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違いは貼られたシールの日付のみ。
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中身のシステムのバージョンは全く同一。
足の裏にはマジックテープの硬い方を貼り付けていて、これで助手席下のカーペットにくっつける。

ところが、チラ付きが気になる古いほうを、自宅のテレビ(ブラウン管式!)に接続すると、全くチラ付きが無いではないか。

ともかく、入れ替えてみる。
ついでにリモコンでカメラを切り替える装置の配置も変更する。
助手席下のナビと3Dカメラ本体の間にあって、それらからの妨害電波を受けるせいか、リモコンが機能しない事もあるので。

リモコンユニットの新しい配置はここ。土手みたいなところで、座席の下から顔を出す感じになる。
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手前側(画像で上側)に電源のコネクタが飛び出すので、反対側に配線が来るように中身にさらに手を加えた。(配線を直接ハンダ付けした)
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こうして、3Dカメラの本体を入れ替えると、またキャリブレーションをやり直さなければならない。
そこで、古い方の本体を取り外す前に、「System Setting」→「Export PARM」を実行した。
この為には本体から映像端子と一緒に出ているUSB端子にメモリーデバイスをセットしておく必要がある。
録画用のスロットのmicroSDカードでは駄目なのだ。
USBメモリーでいいと思うが、適当なのが手持ちに無くて、カードリーダーをUSB端子に取り付けて、microSDカードに出力した。

これを新しい本体で「Import PARM」で読み込ませると、
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再起動がかかり、ちょうどキャリブレーションを完了した時のようになる。
他の設定パラメタも全て再現されるのだ。
これで、新たにキャリブレーションも行う必要が無いみたい。
また、画像のチラ付きもだいぶ収まったように思える。

前方画像の歪みと、揺れが大きく、納得は行かないけど、
もう、これ以上、どうしょうもないのかと思えてしまう。
フロントカメラの位置が低いため、前を通る車が軽でも見上げるような大きさになってしまうのは笑える。まるでミニカーに乗ってるみたいで。
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これで、自車画像が自分の愛車ならばいいんだけど。
ガレージから出て、周囲の走行動画は以下。


ただ、白線を踏むか否かはやはり微妙だし、フロントカメラをセンターに取り付けても、なんか少し右に自車画像がズレる事がある。
際どい白線は自車画像が被って見えなかったりする。
たとえば、タイヤに接するような以下の白テープだと
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車の幅、つまりwidth(cm) = 190だと見えないが。
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それが、width(cm)  = 170にすると、車は細身になるけど、白テープはかろうじて見える!
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ここで、ガレージの幅は変わっておらず、車の幅だけが変化してる。

この「後から車幅を変更する方法」とは、
先の「System Setting」→「Export PARM」で出力したパラメタファイル、
avm_para.dat
の中を編集すればいい。これはテキストファイルなのだ。
このファイルをエディターや、Windowsアクセサリ内の「メモ帳」でもいいから開くと、
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(メモ帳だと「ファイル(F)」→「開く(O)」を選び、USBメモリーなどを選択し、右下の「テキスト文書(*.txt)」をクリックして「すべてのファイル(*.*)」を選べば .datも表示される)

para_vehicle_width=180.0000
この右側の数値を変更して保存し、「System Setting」→「Import PARM」で読み込めば、他の設定はそのままに、車幅だけを変更出来る。

このパラメタファイルには、マニュアル調整した時の左右の■シートの8ポイントの座標なんかが入っている。
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前のナンバープレートネジ穴に取り付けたカメラでの映像も残しておけばよかったのだが。
現在のナンバープレート下の画像を見てると、もしかすると、もっとフロントカメラの角度を下向きにすればいいのかもしれない。
生のカメラ画像は魚眼レンズで丸く歪んでおり、それを一定の法則で平面展開してるように思われ、それは透明なコップの底から見た画像のように感じる。
底の部分は平面だが、その側面に映るのは流れたような映像。その流れた部分で路面を見てるように思うのだ。

カメラの位置が低いから、少しでも上向きにと、角度の調整が可能なステーを取り付け、ネジ穴取り付けの時よりも上を見るようにしてる。
空はそんなに映らなくてもいいから、もっと地面を正面で捉えるようにすれば、前方画像の歪みも少なくなるのでは。
その為には、またシートを広げてキャリブレーションを行う必要がある。

試しに、前後のカメラを、本体への接続コネクタで入れ替えてみた事がある。
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↑車の後方がフロントカメラの映像。

するとフロントの低い位置で映してるカメラの映像が、リアカメラ用の補正がかかる事で、あたかも高い位置から見てるようにマトモに映る。(←車の後方の画像)
フロントカメラが真南に面してるので太陽の光で白飛びすると思っていたが、逆になって、北側のリアカメラの映像も、フロント用の補正がかかる事で白飛びしてしまってる。(←車の前方の画像)

この事からも、フロントカメラの問題では無い事がよくわかる。

Posted at 2021/05/03 22:00:34 | コメント(3) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2020年11月16日 イイね!

MiCarBa 3Dアラウンドビューの再々調整

MiCarBa 3Dアラウンドビューの再々調整ともかく、フロントカメラが地上から29cmと低いため、フロントの合成画像の歪みが大きくて、
それを何とかしたいと、またキャリブレーションを行った。

この画像はイメージ映像で、実は前回の時のもの。
今回は外からは撮影しなかった。

「カメラの地上高は40cm以上」という指定があるのに、
29cmしかないナンバープレート下にフロントカメラを取り付けている。alt
車体の中心にカメラを取り付けるには、ここしかないのだ。
グリル付近では前に大きくせり出したバンパーが画像の半分近く映ってしまうし。

その結果、前方の画像がハケで履いたように流れ、またフワフワと動く。
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↑左側の画像を見ると、右側面と後方のカメラ映像の整合もよくない。

フロントカメラがナンバープレートの下端に取り付けてあり、振動で揺れるのかもしれないが、それにしても動きや歪みが大きいと感じる。

何か、透明なビンの底で見てるようにも思えて、平らな底の部分に映る画像はまだよくても、そのビンの側面に地上が映るので、流れたり、歪んだりするのではないかと。
だから、ビンの底で地面を映すように、もっとカメラの角度を下げればいいのでは、という考えでキャリブレーションを行う事にした。

フロントカメラの角度(向き)は、以前は以下のような映り。
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今回はカメラの角度を少し下げて、以下のような映りになった。前方の景色の空が狭くなってる。
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↑バンパーの下側が全体に映るようになった。

ガレージ内での車の前後の位置が多少は異なるので、厳密な比較は出来ないが。

ちなみに、前方画像が特におかしいとは感じなかった、地上高43cmのナンバープレートネジ穴にカメラを取り付けた時の映りは以下。
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結果、ネジ穴取り付けの時よりは少し上向きになってると思われる。
ネジ穴のカメラは、約45度の傾き固定で、前方の合成画像の上部には、映らない黒く表示される部分があった。

キャリブレーションの日取りは、やはり「風が無い日」でなければならず、ずっと天気予報とにらめっこ。
人出の多い日はイヤなので、基本、土日や祝日はいつも外出はしない。コロナとは関係無く。
決行日は5月10日の月曜日。これまで同様に、ブログの日付とは一致しない。
午前9時過ぎに家を出るので、風の1時間予報は左から、
お天気ナビケータ、お天気.com、ウェザーニュース、tenki.jp
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いずれも風速が0~1mで、昼過ぎからは風が出て来るかもしれないので、それまでに終わらせたい。

今回のキャリブレーションシートは、これまで以上に精密に配置したつもり。
前後のシートも白い部分の縁がバンパーに被らないようにした。
左右はツライチのタイヤの接地位置から左右ともに10cm離した。
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結果、前後のシート間の長さ Length=437cm。左右のシート間の幅 Width=190cmとなった。
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この状態で、振動を避けて、エンジンを止めたまま「Lenz Correct」を行うと。
フロントカメラは以下で、この時、すでに風が出て来て、シートが煽られていた。
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フロントカメラの結果は
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↑この時は気付かなかったが、下のほうの赤で囲った部分に、バンパーが映ってるではないか。

リアカメラは以下。シートの白い部分の縁もハッキリと映ってる。
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リアカメラの結果は
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フロントカメラのようなバンバーの影は見られないが、黒い■が少し歪んでる。

この状態での4つのカメラの映りは以下。
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次に「Manual Adjust」を行う。
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↑シートは車体に対して測ってまっすぐに配置してても、カメラの取り付け角度によってか、左右の■シート(段ボール)の上下のズレが見られる。
これは補正範囲内で問題無いと思われる。

しかし、キャリブレーション結果は以下。
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相変わらず前方映像がザワザワとして、左右の■シートも引っ張られるような歪みが。
しかも、前方に「大きな黒い影」も出来てる。
これでは、フロントカメラの角度を下げる前と変わらないどころが、かえって前方の影の分、悪くなってるではないか。

前回は(フロントカメラの角度を下げる前は)シートの白い部分の縁が完全に見えるようにして、黒い影は発生しなかったのに。
今回はフロントカメラの角度を下向きに下げた分、シートにバンパーが被るように見えたのだろうか。

しかし、前回まであった後方の影は無くなってる。
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後で考えれば、前方画像の歪みは同じなので、カメラの角度を元のように上げてもよかったのだが、(可変ステーに取り付けてあるので、いつでも変更出来る)
カメラの角度はそのままに、前方シートをより離す事にした。
もう既に、かなり風が出ていたので、再配置に時間と労力を費やした。

今度は前後のシート間の長さ Length=440cmに変更。
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そして、新たに「Lenz Correct」を行う。
フロントカメラは以下で、シートを十分に離してる。
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結果は以下で、まだ少しバンパーが下に映ってるようだが。
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4つのカメラの映りは以下。
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「Manual Adjust」は以下。
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その結果は以下。前方の黒い影は無くなったが、
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後方にはまた影が出てきた。もうイタチごっこか。
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前方のシートだけを車体から少し離して、後方のシートは同じなのに。
前後のシート間の長さ Lengthを437から440に長くしたから?
この後、Lengthを短くしてManual Adjustをやり直す事を何度かしてみたが、結果は同じだった。

白線がハッキリした駐車場に移動してみると、右側の上方に映らない部分が出来た。
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↑後方は前回よりも横の白線の歪み(ズレ)が少なくなってる。

地上高が43cmのナンバープレートネジ穴にカメラを付けた時の映像は、スマホでモニターを撮影した以下ものしかないのだが。
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↑これでも前方画像が綺麗とは言えないけど、左側の真上からの2D画像も含め、白線や右側の側溝の蓋の並びもまだマシに思える。

つまり、今回のこの日のキャリブレーションはあまり意味が無いのか?
シートの配置やカメラの向き(車体の位置)を変えずに、「Manual Adjust」をやり直すと、■シートの角に十字カーソルを移動して合わせる必要がほとんど無く、ただ「OK」を押すだけで済むので、何度もやり直すのは早く終る。

が、「Lenz Correct」も結果が微妙に異なる。それは全てをキャプチャーしててて、後から見るとわかる事だが、■の形状が前回は歪みが多かったのに、次回はマシになってるとか。
風でシート煽られて動く事もあるが、何度かやり直すと、結果が少しずつ違ってくるかもしれない。
ただ、この「Lenz Correct」の結果というのは、そのレンズの中心座標を測定してるだけなのかも。
「System Setting」→「Export PARM」で出力される avm_para.dat のファイルには、それぞれのレンズが修正済みか否かと、その中心座標のデータしか無いのだ。
para_front_camera_is_corrected=1.0000 ← 1か0のフラグだが、実数で出力。
para_front_camera_center_x=0.4856
para_front_camera_center_y=0.4896

後は「Manual Adjust」での左右の■シートの4隅×2枚分の8点の座標があるのみ。
para_avm_calibrate_mode=1.0000
para_avm_front_calibrate_point:
220.0000,290.0000
297.0000,280.0000
115.0000,372.0000
163.0000,378.0000
963.0000,266.0000
1042.0000,279.0000
1101.0000,367.0000
1148.0000,360.0000
0.0000,0.0000
0.0000,0.0000
だから、サイドカメラの傾きの補正などは、この■シートの測定座標を元に行ってると思える。

中国では似たような製品が売られてるが、日本からも注文出来るWishのサイトには、商品説明の一部に、以下のようなカメラの高さの指定がある。
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上の製品のカメラの場合は地上30cm以上という指定なのだが、愛車に取り付けてるフロントカメラは29cmで、製品説明には40cm以上と指定がある。
だから、このような製品のカメラは、それほどに地上高の指定は重要なのかもしれない。

前述の■シートの8点座標のリアカメラの測定データを、フロントカメラに入れてみたらどうなるのか。
リアカメラの地上高は84cmもある!
そのパラメタを「System Setting」→「Import PARM」で読み込んでみたら。
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なんと前方画像がマトモになる。
ただし、当然ながら、側面のカメラ画像との整合性は無くなる。

比較で、元のキャリブレーション結果の画像は、
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↑前方の地面から塀の立ち上がりまでの画像が流れておかしいのだ。
Width=170と狭くしてるので、車体が細く見えるが。

逆にカメラをもっと上向きにしてみたらとか思うのだが、
ともかく、キャリブレーションが辛い。
シートが風に煽られるのと、立ったり座ったりとスクワットの連続で、翌日は足が張ってしまった。
もう、これで、諦めるしかないのかと思う。

Posted at 2021/05/15 19:09:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ

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何シテル?   05/25 23:37
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