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マサ21のブログ一覧

2020年11月17日 イイね!

MiCarBa 3Dアラウンドビューの再調整

MiCarBa 3Dアラウンドビューの再調整フロントカメラはナンバープレート下の中央に変更し、リアカメラも車の中央に設置して、以前とは異なる場所でのキャリブレーションを行った。

場所の選定にも苦労したが、今度は家から少し離れているので、親の介護もあって、日時的な制約もある。

さらに天気も重要。ずっと前から週間天気図で気圧配置を気にしつつ、愛車を雨に当てないようにと、ガラケー時代から契約してるウェザーニュース、お天気ナビゲータ、お天気.com、tenki.jpの4社の天気予報を常に比較しながら、ともかく「風の無い日」を選ばなければならない。

ところが、現場に着いてみると、けっこう風があるではないか。
やめようかとも思ったが、今度はまたいつになるやもわからず、強行した。
するとやっぱりシートを広げるしりから風に煽られる。こういう時に助手がおればと思えてしまう。
こうして、シートを広げるのに結構時間を費やしてしまうし、立ったり座ったりのスクワット状態で体力も消耗してしまう。

以下は前回の記事と重複するところもあるのだが。
今回の撮影は2021年の4月だけど、一連の記事の続きになるように、また過去の日付で書く事にする。
私のブログはいつも実際の日時とは異なるのだ。

改めて、今回のフロントカメラはナンバープレートの下である。
そのレンズまでの地上高は約29cm。取説には40cm以上と書かれているのにである。
はたして、これでうまく調整出来るのだろうか。
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しかし、車のセンターにカメラを取り付けるにはこの位置しかないのだ。
なお、前回書いたように、このカメラは本来はリア用で、角度可変のステーを取り付けて設置してる。
右側に見えるのはフロント用のマルチビューカメラ。

リモコンで中央の「OK」ボタンを押してメニューを表示させ、
「Calibration」を選択する。
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ここで、まず「Length(cm)」と「width(cm)」を先にリモコンのテンキーで入力しておく。
後から変更しても反映されない。(→後から変更する方法が見つかったので後述)

Length(長さ)は車の長さでは無く、前後に設置したシート間の距離なのだ。
width(幅)も左右に設置したシート間の距離だが、マニュアル調整の場合は「実際の車の幅+20cm」とも書かれてる。
愛車の車検証の幅は169cmなのだが、プラス20cmすると車の画像がズングリする事もあり、今回は左右のシート間の幅にした。
また「Offset(cm)」はマニュアル調整では入力不要なのだが、入れてる数値は勘違いしてドアミラーのカメラ位置から前方のシートまでにしていた。実際は側面に設置したシートの端から前方のシートの端までの距離のようだ。
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次に「Lenz Correct」を行う。
これは簡単で、リモコンの前後左右の△ボタンでカメラを選択し、中央の「OK」ボタンを押すだけ。
前方カメラの「Lenz Correct」の画面は以下。
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前方カメラの調整後は以下
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↑上の方の■がけっこう歪んでる。

後方のカメラは以下。
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後方カメラの調整後は以下で、前方カメラに比べて■の歪が少ない。
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↑後で気付くが、下のほうにバンパーの一部が映ってるではないか。

左側のカメラは以下。愛車のドアミラーは底面に水平部分が無く、取り付け自体が傾いてる。
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左側のカメラの調整後は以下で、傾いてるのに■の歪は少ない。
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右側のカメラも同様なので割愛。
この調整時の状態の4つのカメラの録画映像は以下。
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↑キャリブレーション中は録画はされないが、それぞれのカメラの映りとして参考まで。

次に「Manual Adjust」を行う。
前後に設置した左右の60cm四方の■シートの4隅を指定順に押さえて行く。
前後左右のカメラの順に、それぞれ左右の■の4点×2枚を×4カメラ = 計32点押さえる。
私は■シートをダンボール紙で作ってる。
前方カメラのマニュアル調整の画面は以下。
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↑必ず、指定の順に、■シートの4隅に十字カーソルをリモコンの前後左右の△ボタンで合わせて、中央の「OK」ボタンを押す。すると、小さな赤い十字マークが現れる。
また右上に拡大画像が表示される。

押さえる順番は、前後左右のカメラの順で以下の通し番号順でなければならず、間違えたらリモコンの右上の青ボタンで最初からやり直し。
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↑マニュアル調整の画面では、後方カメラも鏡像では無く、このシートの向きを変えながら見た方がいい。

■シートの配置は以下のとおり。
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32点の指定を完了すると、自動的に再起動する。
はたして、その結果は?
案の定、前方画像の歪が大きい。
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↑左側の画像にある周囲の8つのカメラマークの位置から右側の画像を映し出せるモード。

なんか前方画像はハケではいたような模様が入っていて、ユラユラと動くのだ。
しかも、前方には以前にもまして大きな黒い四角の影が。
もしやコレ、調整シートが風に煽られないように留めてる白いテープ?

ようやく、わかってきたが、調整シートは車のすぐ間際では無く、
少し間を開けて設置すべきようだ。
調整シートの配置図を見ても、車との間に隙間があり、その隙間をどの程度にするのかは説明が無い。
調整シートの市松模様ばかりに目が行くが、白地のシートは黒の部分と縁までの長さの指定もあり、シート全体を認識してるのでは?
つまり、そのシートの白地の端がハッキリ認識出来るようでなくてはならないのかも。
このまま、シートを移動して、再度の調整を行うには、風がさらに強くなってきて無理。
現状でもかなり煽られてるし。

シートを片付けてから、場所を移動して、もっと白線がよく見える隣の駐車場に行くと、
以下は左のウィンカーを出した状態で、右側の画像は左カメラの生映像。
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↑前方の画像が完全におかしい。

一旦、エンジンを切って、再起動させてみようとしたら、
エンジンがかからない。バッテリーは12Vはあるのに。
調整シートを設置する段階から、ずっとエンジンはかけっぱなしだった。動かずに止めたままなので、前方からの風も入らず。
ボンネットを開けると、むき出しの社外エキマニからの熱がすごくて、支持ロッドが触れないほど。
オプティマのバッテリーは熱に弱いのか?
何度、キーを回しても、全くうんともすんとも言わない。
もちろん、電装品などは起動するし、シガーソケットに刺した増設用のプラグに電圧が表示されてる。

お手上げで、JAFを呼ぶ情けない有様。
このままレッカー移動で修理? どこへ持って行けばいい?とまで考えた。
30分ほどでJAFが到着。サービスマン?は手順通りにバッテリー電圧などを点検。ターミナルを握って揺らすと、少し回るので、固定が甘いのではないかと締め直す。
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↑このオーディオテクニカのターミナルはいくらでも締まるんだ。
それに接点復活剤とかたっぷり塗ってるから、余計に滑る?

そんなふうにイジっていて、再度、キーを回すと、今度はカチッと音がして、少し回る気配が。
さらに回すと、エンジンがかかった。
接触不良? でも電装品は最初から起動してるし。サービスマンはセルモーターには大電流が必要だからと言うけど。

この後、もうエンジンを止める事はせずに、そのまま1ヶ月ぶりのスーパーへ。
買い物をして戻って、エンジンをかけようとすると、またかからない。
何度かキーを回してると、そのうちかかった。
そういや、家でも11V後半でエンジンがかからない事がある。
エンジンスターター兼セキュリティのカーメイトSQ7500αはリモコンにバッテリー電圧を表示出来るので、頻繁に点検はしてる。
オプティマに変えてから、以前にもまして早くバッテリーが上がる印象があり、
これまで使っていた最大600Aというジャンプスターターでは一度もエンジンがかかった事がない。
それで充電するんだけど、満充電になったらエンジンはかかっていた。

やはり、セルモーターが弱ってるのか。
オルタネーターは一度、新品に交換してるんだけど、エンジンは2度も下ろして、オーバーホールとかしてるのに、なんでセルモーターを交換してなかったのだろう。
これを交換するとなると、バッテリーのマイナス端子は外さなければならず、オンダッシュ化した改造ナビは常時電源が切れると、一旦、画面を倒さなければ、画面の角度調整が出来なくなる。
画面を倒すと下のパネルにぶつかるため、純正ナビ等をまた外さなければならない。だから、絶対に常時電源は切りたくないのに。

話しは戻って。前方カメラははやり「40cm以上」の高さが必要なのだろうか。
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取説の取り付けカメラ画像の参考例を見ると、左側がフロントと思われ、同じように低い位置に見える。
しかも、バンパーが左右に一部しか映っておらず、これも同じだ。
やはり、前方に出来る「黒い影」は、調整シートの白い部分の端までキッチリ見えるようにしてなかったからか。

もう一つの懸念は、前方カメラの生画像でも、ユラユラと比較的ゆったりした間隔で揺れてるのだ。
エンジンをかけた状態では、ブルブルと揺れそうな印象だが、そうでは無く、まるで脈打つような感じで揺れてる。
これはナンバープレートの端にカメラがあるせいで、以前のナンバープレートネジ穴に取り付けたカメラでは感じなかった。
この揺れが問題なのか?

それで、1週間後に再度の調整にチャレンジ。
今回も風が無いハズなのに、駐車場では風が感じられた。
やっぱり苦労してシートを配置。屋内で広いスペースがあればと思う。
今度は「Lenz Correct」と「Manual Adjust」はエンジンを切った状態で行う。
家を出る直前までバッテリーは充電し、新たに買った1600Aのジャンプスターターも乗せて行った。

今度は前方の調整シートも白い部分の端がシッカリ見えるにように配置した。
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後方の調整シートはもう少し離したほうがよかったか。
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全体の配置は以下のようで、左右もツライチのタイヤの端から5cmずつ離した。
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結果、「Length(cm)」は435に、「width(cm)」は180に設定した。
この状態でエンジンを切ったまま「Lenz Correct」と「Manual Adjust」を行うと、
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やっぱり前方カメラの画像は引きづられるような歪があり、あまり変わらない。
ただ、前方の黒い影は無くなった。が、左側の真上からの2D画像の前方に小さく黒い影が。これは前は無かったのに。

この時点での動画は以下。

横から見ると、上方に黒い影があるのは、その部分の視界が無いため。ドアミラーの底部に水平な部分が無く、カメラが斜めに取り付けられてるせいだ。
自車画像はフォルクスワーゲンのトゥアレグというSUVだが、長さの設定が短いので、軽自動車のように映る。
他の自車画像のモデルはセダンになり、より合わない。
そして、なんか画像がやたらチカチカする。最近、気になってきて、それが次第にひどくなってるように思う。

上の動画はWindowsの中古タブレット富士通Arrowsを車内に持ち込み、RCA出力からキャプチャーしたもの。RCA→USBで、付属のソフトで動画として取り込む。
使用した製品はこちら

3DアラウンドビューカメラからのRCA出力映像は、電源付き(アンプ付き)の3分配器で、一つは専用の5インチモニターに、もう一つはナビのAUX入力につないで、キャリブレーション時は7インチのナビ画面で見ながら操作してる。
今回は残りの1系統の映像出力をキャプチャーで取り込んでる。
もちろん、この3分配器を外して、画像のチラツキが原因で無い事も確かめてる。

白線がハッキリした隣の駐車場へ移動して見ると、
後方のカメラ画像はこれでもいいと思えるのだが、
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前方カメラはやはり歪みが大きい。でも以前より少しマシ?
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画像がチラ付いたり、前方カメラ画像が歪んだりするのは、もしかして、3Dカメラ本体のせいでは?
それで、先にフロントカメラの形状が変わったのでボツにした新たに買った製品と入れ替えてみる事にした。
これは売却するつもりでいたんだが。

本体は熱を持つので、助手席下に直置きせずに、足を付けてる。
その足を移植?する。同じ足が手元に無くて。
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違いは貼られたシールの日付のみ。
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中身のシステムのバージョンは全く同一。
足の裏にはマジックテープの硬い方を貼り付けていて、これで助手席下のカーペットにくっつける。

ところが、チラ付きが気になる古いほうを、自宅のテレビ(ブラウン管式!)に接続すると、全くチラ付きが無いではないか。

ともかく、入れ替えてみる。
ついでにリモコンでカメラを切り替える装置の配置も変更する。
助手席下のナビと3Dカメラ本体の間にあって、それらからの妨害電波を受けるせいか、リモコンが機能しない事もあるので。

リモコンユニットの新しい配置はここ。土手みたいなところで、座席の下から顔を出す感じになる。
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手前側(画像で上側)に電源のコネクタが飛び出すので、反対側に配線が来るように中身にさらに手を加えた。(配線を直接ハンダ付けした)
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こうして、3Dカメラの本体を入れ替えると、またキャリブレーションをやり直さなければならない。
そこで、古い方の本体を取り外す前に、「System Setting」→「Export PARM」を実行した。
この為には本体から映像端子と一緒に出ているUSB端子にメモリーデバイスをセットしておく必要がある。
録画用のスロットのmicroSDカードでは駄目なのだ。
USBメモリーでいいと思うが、適当なのが手持ちに無くて、カードリーダーをUSB端子に取り付けて、microSDカードに出力した。

これを新しい本体で「Import PARM」で読み込ませると、
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再起動がかかり、ちょうどキャリブレーションを完了した時のようになる。
他の設定パラメタも全て再現されるのだ。
これで、新たにキャリブレーションも行う必要が無いみたい。
また、画像のチラ付きもだいぶ収まったように思える。

前方画像の歪みと、揺れが大きく、納得は行かないけど、
もう、これ以上、どうしょうもないのかと思えてしまう。
フロントカメラの位置が低いため、前を通る車が軽でも見上げるような大きさになってしまうのは笑える。まるでミニカーに乗ってるみたいで。
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これで、自車画像が自分の愛車ならばいいんだけど。
ガレージから出て、周囲の走行動画は以下。


ただ、白線を踏むか否かはやはり微妙だし、フロントカメラをセンターに取り付けても、なんか少し右に自車画像がズレる事がある。
際どい白線は自車画像が被って見えなかったりする。
たとえば、タイヤに接するような以下の白テープだと
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車の幅、つまりwidth(cm) = 190だと見えないが。
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それが、width(cm)  = 170にすると、車は細身になるけど、白テープはかろうじて見える!
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ここで、ガレージの幅は変わっておらず、車の幅だけが変化してる。

この「後から車幅を変更する方法」とは、
先の「System Setting」→「Export PARM」で出力したパラメタファイル、
avm_para.dat
の中を編集すればいい。これはテキストファイルなのだ。
このファイルをエディターや、Windowsアクセサリ内の「メモ帳」でもいいから開くと、
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(メモ帳だと「ファイル(F)」→「開く(O)」を選び、USBメモリーなどを選択し、右下の「テキスト文書(*.txt)」をクリックして「すべてのファイル(*.*)」を選べば .datも表示される)

para_vehicle_width=180.0000
この右側の数値を変更して保存し、「System Setting」→「Import PARM」で読み込めば、他の設定はそのままに、車幅だけを変更出来る。

このパラメタファイルには、マニュアル調整した時の左右の■シートの8ポイントの座標なんかが入っている。
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前のナンバープレートネジ穴に取り付けたカメラでの映像も残しておけばよかったのだが。
現在のナンバープレート下の画像を見てると、もしかすると、もっとフロントカメラの角度を下向きにすればいいのかもしれない。
生のカメラ画像は魚眼レンズで丸く歪んでおり、それを一定の法則で平面展開してるように思われ、それは透明なコップの底から見た画像のように感じる。
底の部分は平面だが、その側面に映るのは流れたような映像。その流れた部分で路面を見てるように思うのだ。

カメラの位置が低いから、少しでも上向きにと、角度の調整が可能なステーを取り付け、ネジ穴取り付けの時よりも上を見るようにしてる。
空はそんなに映らなくてもいいから、もっと地面を正面で捉えるようにすれば、前方画像の歪みも少なくなるのでは。
その為には、またシートを広げてキャリブレーションを行う必要がある。

試しに、前後のカメラを、本体への接続コネクタで入れ替えてみた事がある。
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↑車の後方がフロントカメラの映像。

するとフロントの低い位置で映してるカメラの映像が、リアカメラ用の補正がかかる事で、あたかも高い位置から見てるようにマトモに映る。(←車の後方の画像)
フロントカメラが真南に面してるので太陽の光で白飛びすると思っていたが、逆になって、北側のリアカメラの映像も、フロント用の補正がかかる事で白飛びしてしまってる。(←車の前方の画像)

この事からも、フロントカメラの問題では無い事がよくわかる。

Posted at 2021/05/03 22:00:34 | コメント(3) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2020年11月16日 イイね!

MiCarBa 3Dアラウンドビューの再々調整

MiCarBa 3Dアラウンドビューの再々調整ともかく、フロントカメラが地上から29cmと低いため、フロントの合成画像の歪みが大きくて、
それを何とかしたいと、またキャリブレーションを行った。

この画像はイメージ映像で、実は前回の時のもの。
今回は外からは撮影しなかった。

「カメラの地上高は40cm以上」という指定があるのに、
29cmしかないナンバープレート下にフロントカメラを取り付けている。alt
車体の中心にカメラを取り付けるには、ここしかないのだ。
グリル付近では前に大きくせり出したバンパーが画像の半分近く映ってしまうし。

その結果、前方の画像がハケで履いたように流れ、またフワフワと動く。
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↑左側の画像を見ると、右側面と後方のカメラ映像の整合もよくない。

フロントカメラがナンバープレートの下端に取り付けてあり、振動で揺れるのかもしれないが、それにしても動きや歪みが大きいと感じる。

何か、透明なビンの底で見てるようにも思えて、平らな底の部分に映る画像はまだよくても、そのビンの側面に地上が映るので、流れたり、歪んだりするのではないかと。
だから、ビンの底で地面を映すように、もっとカメラの角度を下げればいいのでは、という考えでキャリブレーションを行う事にした。

フロントカメラの角度(向き)は、以前は以下のような映り。
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今回はカメラの角度を少し下げて、以下のような映りになった。前方の景色の空が狭くなってる。
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↑バンパーの下側が全体に映るようになった。

ガレージ内での車の前後の位置が多少は異なるので、厳密な比較は出来ないが。

ちなみに、前方画像が特におかしいとは感じなかった、地上高43cmのナンバープレートネジ穴にカメラを取り付けた時の映りは以下。
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結果、ネジ穴取り付けの時よりは少し上向きになってると思われる。
ネジ穴のカメラは、約45度の傾き固定で、前方の合成画像の上部には、映らない黒く表示される部分があった。

キャリブレーションの日取りは、やはり「風が無い日」でなければならず、ずっと天気予報とにらめっこ。
人出の多い日はイヤなので、基本、土日や祝日はいつも外出はしない。コロナとは関係無く。
決行日は5月10日の月曜日。これまで同様に、ブログの日付とは一致しない。
午前9時過ぎに家を出るので、風の1時間予報は左から、
お天気ナビケータ、お天気.com、ウェザーニュース、tenki.jp
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いずれも風速が0~1mで、昼過ぎからは風が出て来るかもしれないので、それまでに終わらせたい。

今回のキャリブレーションシートは、これまで以上に精密に配置したつもり。
前後のシートも白い部分の縁がバンパーに被らないようにした。
左右はツライチのタイヤの接地位置から左右ともに10cm離した。
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結果、前後のシート間の長さ Length=437cm。左右のシート間の幅 Width=190cmとなった。
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この状態で、振動を避けて、エンジンを止めたまま「Lenz Correct」を行うと。
フロントカメラは以下で、この時、すでに風が出て来て、シートが煽られていた。
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フロントカメラの結果は
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↑この時は気付かなかったが、下のほうの赤で囲った部分に、バンパーが映ってるではないか。

リアカメラは以下。シートの白い部分の縁もハッキリと映ってる。
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リアカメラの結果は
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フロントカメラのようなバンバーの影は見られないが、黒い■が少し歪んでる。

この状態での4つのカメラの映りは以下。
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次に「Manual Adjust」を行う。
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↑シートは車体に対して測ってまっすぐに配置してても、カメラの取り付け角度によってか、左右の■シート(段ボール)の上下のズレが見られる。
これは補正範囲内で問題無いと思われる。

しかし、キャリブレーション結果は以下。
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相変わらず前方映像がザワザワとして、左右の■シートも引っ張られるような歪みが。
しかも、前方に「大きな黒い影」も出来てる。
これでは、フロントカメラの角度を下げる前と変わらないどころが、かえって前方の影の分、悪くなってるではないか。

前回は(フロントカメラの角度を下げる前は)シートの白い部分の縁が完全に見えるようにして、黒い影は発生しなかったのに。
今回はフロントカメラの角度を下向きに下げた分、シートにバンパーが被るように見えたのだろうか。

しかし、前回まであった後方の影は無くなってる。
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後で考えれば、前方画像の歪みは同じなので、カメラの角度を元のように上げてもよかったのだが、(可変ステーに取り付けてあるので、いつでも変更出来る)
カメラの角度はそのままに、前方シートをより離す事にした。
もう既に、かなり風が出ていたので、再配置に時間と労力を費やした。

今度は前後のシート間の長さ Length=440cmに変更。
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そして、新たに「Lenz Correct」を行う。
フロントカメラは以下で、シートを十分に離してる。
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結果は以下で、まだ少しバンパーが下に映ってるようだが。
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4つのカメラの映りは以下。
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「Manual Adjust」は以下。
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その結果は以下。前方の黒い影は無くなったが、
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後方にはまた影が出てきた。もうイタチごっこか。
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前方のシートだけを車体から少し離して、後方のシートは同じなのに。
前後のシート間の長さ Lengthを437から440に長くしたから?
この後、Lengthを短くしてManual Adjustをやり直す事を何度かしてみたが、結果は同じだった。

白線がハッキリした駐車場に移動してみると、右側の上方に映らない部分が出来た。
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↑後方は前回よりも横の白線の歪み(ズレ)が少なくなってる。

地上高が43cmのナンバープレートネジ穴にカメラを付けた時の映像は、スマホでモニターを撮影した以下ものしかないのだが。
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↑これでも前方画像が綺麗とは言えないけど、左側の真上からの2D画像も含め、白線や右側の側溝の蓋の並びもまだマシに思える。

つまり、今回のこの日のキャリブレーションはあまり意味が無いのか?
シートの配置やカメラの向き(車体の位置)を変えずに、「Manual Adjust」をやり直すと、■シートの角に十字カーソルを移動して合わせる必要がほとんど無く、ただ「OK」を押すだけで済むので、何度もやり直すのは早く終る。

が、「Lenz Correct」も結果が微妙に異なる。それは全てをキャプチャーしててて、後から見るとわかる事だが、■の形状が前回は歪みが多かったのに、次回はマシになってるとか。
風でシート煽られて動く事もあるが、何度かやり直すと、結果が少しずつ違ってくるかもしれない。
ただ、この「Lenz Correct」の結果というのは、そのレンズの中心座標を測定してるだけなのかも。
「System Setting」→「Export PARM」で出力される avm_para.dat のファイルには、それぞれのレンズが修正済みか否かと、その中心座標のデータしか無いのだ。
para_front_camera_is_corrected=1.0000 ← 1か0のフラグだが、実数で出力。
para_front_camera_center_x=0.4856
para_front_camera_center_y=0.4896

後は「Manual Adjust」での左右の■シートの4隅×2枚分の8点の座標があるのみ。
para_avm_calibrate_mode=1.0000
para_avm_front_calibrate_point:
220.0000,290.0000
297.0000,280.0000
115.0000,372.0000
163.0000,378.0000
963.0000,266.0000
1042.0000,279.0000
1101.0000,367.0000
1148.0000,360.0000
0.0000,0.0000
0.0000,0.0000
だから、サイドカメラの傾きの補正などは、この■シートの測定座標を元に行ってると思える。

中国では似たような製品が売られてるが、日本からも注文出来るWishのサイトには、商品説明の一部に、以下のようなカメラの高さの指定がある。
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上の製品のカメラの場合は地上30cm以上という指定なのだが、愛車に取り付けてるフロントカメラは29cmで、製品説明には40cm以上と指定がある。
だから、このような製品のカメラは、それほどに地上高の指定は重要なのかもしれない。

前述の■シートの8点座標のリアカメラの測定データを、フロントカメラに入れてみたらどうなるのか。
リアカメラの地上高は84cmもある!
そのパラメタを「System Setting」→「Import PARM」で読み込んでみたら。
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なんと前方画像がマトモになる。
ただし、当然ながら、側面のカメラ画像との整合性は無くなる。

比較で、元のキャリブレーション結果の画像は、
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↑前方の地面から塀の立ち上がりまでの画像が流れておかしいのだ。
Width=170と狭くしてるので、車体が細く見えるが。

逆にカメラをもっと上向きにしてみたらとか思うのだが、
ともかく、キャリブレーションが辛い。
シートが風に煽られるのと、立ったり座ったりとスクワットの連続で、翌日は足が張ってしまった。
もう、これで、諦めるしかないのかと思う。

Posted at 2021/05/15 19:09:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2020年11月15日 イイね!

MiCarBa 3Dアラウンドビューの最後の調整

MiCarBa 3Dアラウンドビューの最後の調整フロントカメラがナンバープレート下の為、
「地上高40cm以上」という指定に対して、
地上高が29cmしかなく、それが原因と思える前方画像の歪みを何とかしたい。
そういう思いで、フロントカメラの角度を上げ下げしてキャリブレーションを繰り返してるのだが、結果はよくない。

「System Setting」→「Export PARM」で出力される avm_para.dat のファイルには、「Manual Adjust」で測定した左右の■シート(段ボールで代用)の4隅×2枚分の8点×4カメラ分の32点の座標が出力されてる。
para_avm_calibrate_mode=1.0000
para_avm_front_calibrate_point:
220.0000,290.0000
297.0000,280.0000
115.0000,372.0000
163.0000,378.0000
963.0000,266.0000
1042.0000,279.0000
1101.0000,367.0000
1148.0000,360.0000
0.0000,0.0000

この32点の座標を展開してみると、
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↑前回のフロントカメラの角度を下げたのが黒のFで、前々回の下げる前がピンクのF。
カメラの角度の上げ下げで、座標的にはあまり変わってないのがわかる。
左右のカメラは、ドアミラーの底部に水平部分が無く、カメラ自体が斜めになってるから。

前回のそれぞれのカメラに映ってる段ボールの■シートの位置と一致してる。
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リアカメラは高さが84cmあり、画像もマトモなので、上の展開図の赤のBのように、■シートの測定座標がもっと下のほうにくればいいのでは?
その為には、フロントカメラの角度をもっと上げるといいのでは?

そういう思いで、今回はフロントカメラの角度を思い切って上げてみた。
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なお、左右のカメラの「Lenz Correct」は行わなくてもいいので、
左右の市松模様シートは配置してない。

この時も風が無い日を選んでるのだが。
風はこれまでで一番少なかったのだが、シートの配置を終えた頃にポツポツと雨が降って来た。
さらに、遠くでゴロゴロと雷鳴も。こんな広い場所で雷が鳴ったら怖い。
また、日差しは無いものの、路面やシートからの紫外線の反射で、前回同様に顔が赤くなってしまう。
ともかく、シートの配置に多くの時間と労力を使ってしまう。

それと、4隅にある段ボールが反ってくるのだ。
肝心の隅が浮いてくる。それを押さえる為にテープで留めると、今度は隅の測定が難しくなる。見え難いのだ。
高い位置にあるリアカメラはよくても、低い位置のフロントカメラでは段ボールの角とテープが重なって見えてしまう。
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こうして何とか「Manual Adjust」を終えると、
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↑自車画像の前に盛大な影が出来てしまった。
しかも、前方画像の歪みも変わらず。

後方にもわずかだが影がある。
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ダメだこりゃ。これでもし前方画像の歪みが解消されてれば、シートの配置をもっと車から離してみるとかするのだが、シートの再配置には手間がかかるので。

すぐにフロントカメラの角度を下げた。
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後方のシートの配置と見え方は以下。
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結果的に後でわかるのだが、前々回のキャリブレーション時のフロントカメラの角度と変わらなくなってしまう。
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↑オレンジのFが今回のフロントカメラの測定座標。ピンクのFは前々回。

そして「Manual Adjust」の結果は以下。
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↑前方の影は無くなり、

後方の影も無い。
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これまでのキャリブレーションで前後共に影が無いのは初めて。
前方画像の歪みは同じだが、もうこれで諦めるしかないのか。

キャリブレーションはエンジンを止めた状態で行ってる。
エンジンがかかってると、フロントカメラの画像がユラユラと動くのだ。
どうしてもナンバープレートの下端にカメラがあるので、固有の振動を拾うようだ。
それもブルブルという振動では無くて、脈打つような。何らかの共振によるものか。
ともかく、キャリブレーションはそんな影響を受けないよう、エンジンを止めて、少しでもいい結果を残そうとしたのだが。

キャリブレーションを終えて、いざ、エンジンをかけようとすると、またかからない。
キーを何度か回すが、うんともすんとも言わない。
それで、前から試したかった、セキュリティー兼エンジンスターターのカーメイトのSQ7500αのリモコンでエンジンをかけると、かかった。
偶然なのかどうか。セルモーターが弱ってると思ってたが、
イグニッション・スイッチの接触不良かも。

白線がハッキリした隣の駐車場に移動してみると、
やはり前方画像はおかしいまま。ただ、前回にあった前方上部の映らない部分は無くなってる。
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すぐ前を車が通ると、それはマトモに映るのだ。
路面の白線なんかがおかしい。
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↑フロントカメラが低い位置にあるので、軽自動車でも見上げる高さになる。

この時、左右にある白線は踏んでいないのだが、少し右に寄る傾向はあるみたい。
後から、車のWidth(幅)の値を190→170に変更し、
車幅を細くする事で、両側の白線が見えるようにしたい。

「後からWidthを変更する方法」は前にも書いたように、
「System Setting」→「Export PARM」で出力される avm_para.datのファイルをエディターかメモ帳で開き、
para_vehicle_width=190.0000 の値を変更して保存。
「System Setting」→「Import PARM」で読み込めば、他の設定はそのままに、車幅だけを変更出来る。

もう、これで良しとして、走らせながら、画像を検証してみよう。
いずれもRCAのコンポジット出力映像をキャプチャーした動画から切り出してる。
車内にWindowsのタブレットを持ち込んで、こちらの製品でキャプチャーしてる。

側溝の蓋も、またぐと前方画像はマトモだ。
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前方にある白線(黄色線)などは歪んでるが、
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直前になると側溝の蓋などはマトモ。
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少し離れた路面の歪みが大きい。
フロントカメラとサイドカメラの接合部分の扇形の範囲に歪みが出るようだ。
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↑後方の路面の矢印くらい綺麗に映ると文句は無いのだが。

このような画像なら、特に問題はないと思える。
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ともかく、フロントカメラも直前の画像はこれでいいと言えるかな。
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ウィンカーを出した時の左側の画像も。
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斜め後方の画像から元に戻る時に、以下のように普段見られない角度の映像になる。(連続的にスムーズに変化する)
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↑前方の白線が切れてるのは、ここがフロントカメラとサイドカメラの画像の接合部分。

後方のような画像ならば文句は言わないんだけど。
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↑今回のキャリブレーションでは、特に左側の真上からの画像の後方の白線が綺麗に映る。
バックカメラとサイドカメラの映像の接合も綺麗だと言える。

なんせフロントカメラは路面に近くて、その生の映像は一見、何が映ってるのかわからないくらいなのだから。
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この「2D+3D」の表示モードでは、愛車では無い別の車の顔を前から見た映像が表示され続けるので抵抗があったが、これでも見慣れるもんだ。
そして、複数車線ある場合は、斜め後方の死角になる車が映るので、利用価値があるように思えてきた。
中国の通販サイトには、新しい3Dカメラの製品が数多く売られてるけど、普通に走行中に前方カメラの映像を出しても意味が無い。この製品もそれが可能なんだけど、以下の画像のような、
「前方から撮影したような後方が見える映像」が出せる製品が見られない。(何らかの設定で可能かもしれないが)
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↑白線のズレはフロントカメラとサイドカメラの映像の接合部分。

何か特別な解決方法が見つからない限り、今回で最後のキャリブレーションにしたいと思う。
前方画像については、カメラが低く過ぎるので、妥協するしかないと思えた。

現在、中国の通販サイトでは、もうコレは古い機種のようだ。
今は無線のロータリースイッチのリモコンで動作する3Dカメラが主流みたい。
ただ、買ってみないとわからない事が多過ぎる。
例えば英文で「There is only one car model by default. If you need to customize a car model, please contact the dealer」
つまり、車の3Dモデルは1車種しかないから、必要があればコンタクトを取れ。
と書かれてるが、どんな車種が選べるのか尋ねても、マトモな返事が無い。
一応、通販サイト側が用意したチャット式の質問枠があるんだけど、何を尋ねても、ホント国会答弁どころでは無い、商品ページのリンクを送ってくるだけとか。そこを見て質問してるにもかかわらず。

日本ならメーカーのサポートとかに直接質問出来るんだけど、向こうはそのメーカーが完全に不明で、販売者が○✕FACTORY なんて名前にもかかわらず、どこもマトモな返答は一切なくて、
みんな「転売屋」が販売してるようなものなのか、技術的な質問は一切対応出来ない。
同じように思える製品が違う値段だったり、少しずつ商品の紹介が違っていたり。要はどこかの画像を切り貼りしてるだけの商品ページに思えるから、何が本当なのかもわからない。

この自車画像を選べる製品は意外と少ない。
色は設定出来ても、セダンだけというのは困る。
また商品紹介ではいろいろ選べるメニューを表示してても、前述の通り、実際に反映されるかどうか。それはオプションなんて事もあり得る。
しかし、中には「アルファード」とか人気の車種は画像付きで紹介されてる製品もあるので、特定車種があるなら、その製品を選ぶのもいいだろう。

カメラの調整に必要なキャリブレーションシートもそれぞれ違っていて、
車の周囲を囲むような大きなシートは、自分の経験から、屋外では風に煽られて設置困難だと思う。
室内で広い場所があり、複数の協力者がいれば別だが。
本体は送料無料でも、かさ張るキャリブレーションシートの送料はえらく高く付いたりする。

MiCarBaもAmazonで、以前あったピンク(ブラウン)モデルの2D天光の商品ページに、新しいロータリースイッチの3D製品を載せ替えたものの、ずっと販売はされていない。
日本で販売するにはいろいろ問題が出てきそうで、その対応が難しいからではないかな。
それがこちら。ここには私のピンクモデルのレビューがある。レビューの数を維持したいので、古いページをそのままに新商品に入れ替えるのはよくあるようだ。

Amazonで実際に販売されてるのはこちらだが、これが例の巨大なキャリブレーションシートを使うタイプのようだし、そのシートは販売してないし、レビューも無いから何もわからない。
Amazonが直接販売してないものは、何か不具合があっても返品とか難しいし。

 この後、やはり前方表示に不満があって、
 AutoSeeの3Dアラウンドビューに入れ替えをしてる。
 その記事はこちらから。

Posted at 2021/05/29 16:04:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2020年04月17日 イイね!

360度ドラレコ比較

360度ドラレコ比較前後に通常のドラレコを付けてる上で、自由に視点が変えられる360度ドラレコに興味を持ち、最初に買ってみたのが
ユピテルの2019年モデルのQ-03だった。

驚いたのは、録画してもSDカードには録画ファイルが生成されない。
これは不良品ではないかとユピテルのサポートに電話すると、「点検するから送って欲しい」と言われるままに発送した。
ところが、後日「異常なし」と帰って来た。
電話での私の説明が不足したのか、対応した者がそこまで理解しなかったのか。

このユピテルの360度ドラレコは、
録画ファイルはコピーも出来なければ、存在すら確認出来ない。
あくまで専用のビュアーでのみ見れるという偏屈な仕様。
SDカードを専用のビュアーソフトでフォーマットすると、
その容量のほとんどを未割り当て領域にしてしまい、そこに録画ファイルを書き込む。
だから、エクスプローラーなんかでは録画ファイルの存在も見れない。

変わってるのはその製品構成も。
Q-01、Q-02、Q-03と製品展開されて、その順に新しくなってるが、その仕様が変!
Q-01 200万画素
Q-02 680万画素
Q-03 200万画素

Q-01 → Q-02 はバージョンアップというか、高性能化されてる。けど、
Q-02 → Q-03 はグレードダウン。そこまで必要ないから、コストダウン?
でも、ヤフオクなどでは価格が Q-03 > Q-02 なのだ。
一般の人はQ-03が2019年モデルで、Q-02はより古い製品というとらえ方をしてるのか。

で、私はQ-03に次いで、Q-02もヤフオクで買ってみた。どう違うのかを確かめたかったから。
Q-03 新品未開封品 40,000円
Q-02 開封未使用品 41,500円(65件の入札で競り合ってしまった)
ショックだったのは、評価を書く時に知ったのは、同じ出品者が1週間ほど前にQ-02の未開封新品を出品してて、43件の入札で26,000円で落札されていた事だ。

よくよく考えたら、カーメイトのDC5000(d'Action 360S)のほうがかなり先進的というか実用的というか。
こちらはスマホとWi-Fiで接続して設定したり、録画内容やカメラに映るリアルタイム映像がスマホでも見れる。しかも自由視点で。
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ファイルも自由にコピー出来るし、専用のビュアーソフトで無くても、Windows10なら録画ファイルをダブルクリックするだけで「映画&テレビ」というソフトで2つの円状の画像で再生が始まり、右下の360°をクリックすると、自由視点のパノラマ映像に切り替わる。
またmq4形式のパノラマ映像としての書き出しも出来る。時間がかかるけど。

それで、DC5000も欲しくなり、メルカリで未使用品というのを45,000で購入。
今ならAmazonでその価格の新品が売られてる。

それぞれの仕様は
Q-02は680万画素のカメラで2560×1280の約327万画素の記録。
Q-03は200万画素のカメラで2560×1080の約276万画素の記録?


DC5000は2700万画素のカメラで410万画素の全天球
+200万画素の正面を同時記録。
本体のボタン操作、またはスマホからの操作で3000万画素の自由の視点が変えられる静止画の記録も可能。
オプションの専用バッテリーを内蔵して手に持ってのアクションモード撮影では730万画素での全天球録画も可能。

ここでいう「全天球」とは、周囲の前後左右360度だけで無く、上下も含めた全視界(720度)が撮影・再生可能という事。
その為に、3機種とも2つのカメラが付いてる。

最近の360度ドラレコは1つのカメラなので、
それが下向きならば、下半球だけの録画再生となる。
車内では上は天井があるので、撮影しても意味が無いという事から、1カメラによる半球録画がコスト面でも有利な為、主流になりつつあるけど、
1カメラでは前方の少し上方にある「信号」を確実に録画範囲に入れようとすると、ちょうど半球のオワンが傾くような視界となり、後方が十分にカバー出来ないなんて事も出て来る。
(最新の1カメラによる360度ドラレコは上下方向が240度位あり、前方の信号も後方もカバーしてるようだ)

だから、前後左右も上下も完全にカバーして録画しようとすると、やはり2カメラによる「全天球」が必要になるのだ。
ただ、この2カメラによる半球ごとの接合は、その境界が微妙で、そこに画像の多少のズレが見られる。

改めて確認してみると、DC5000のほうは専用のビュアーでなくても自由視点での映像が見られるので、ついPCにコピーしてある映像ファイルをダブルクリックして見てしまうのだが、
Windowsの「映画&テレビ」というソフトで見ると、2カメラの境界の2重写りがひどくなる。
それがDC5000専用のビュアーでみると、そんな「2重写り」は無いようだ。
それでも、後にその映像を紹介するけど、この2カメラの接合のズレはDC5000のほうが大きい。

以下は価格.comのレビュー(クチコミ)にも上げた過去の画像も含むが、
いずれも手に持っての撮影なので、手が映っていたりする。
またいずれもPCで再生した動画を静止させてのPrint Screen画像である。
Q-02、Q-03のビュアーソフトは画面サイズが固定なので、
DC5000のビュアーソフトの表示サイズを調整して同じにしてる。

Q-02の風景画像
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Q-03の風景画像
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DC5000の風景画像(上の画像とは日時が違うので)
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Q-02の室内での豆電球のみの画像
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Q-02の上の画像を「NIGHT」モードにした時。
同じビュアーソフトでもQ-02の録画ファイルのみ「NIGHT」のボタンが現れる。
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Q-03の室内での豆電球のみの画像
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DC5000の室内での豆電球のみの画像
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↑DC5000のビュアーソフトは無段階に明るさを調整出来る。

ちなみに、いずれも室内は介護してる認知症の母の部屋。
現在は寝たきり状態で、言葉も無く、24時間在宅で私が一人で介護してる。
上の画像の左下にその電動ベッド(レンタル)が見えてる。
介護サービスは週に1度の訪問入浴のみ。3人が来て、浴槽をこの部屋に持ち込んで風呂に入れる。
ともかく、人が来るのが最大のストレスなので、これ以外は4~5週に一度、かかり付け医の往診と、ケアマネージャーが来るのみ。

Q-02はQ-03に比べて、色が濃い印象。
→色が濃い感じなのは、昼間でも「NIGHT」ボタンをクリックすると、より明るく色が薄くなるみたい。
両機は解像度が違うわけだが、それは近くの被写体、自分の顔を映すとよくわかる。
肌や服の質感がQ-02のほうが断然リアル。

360度ドラレコは広範囲を映してるので、ある部分、例えば車のナンバーなどを拡大すると、かなり荒くて「ナンバーが読めない」という事になる。
それは3機種とも同じ傾向。
ただし、DC5000は全天球とは別に正面を200万画素で同時に録画しており、そちらではナンバーも読める。
だから、360度ドラレコを1台だけで運用するには、DC5000が有利。

ただ、DC5000の欠点は、本体が大きく、設置場所に困る。
私の愛車ではルームミラーの後には入らず、ルームミラーから右はHUDで設置は出来ないし、出来たとしても目の前に大きな黒い物体は来て欲しくない。
必然的にルームミラーから左側となるが、専用のステーで取り付けると、レンズが本体の左側に来てしまうので、かなり左寄りの撮影になってしまう。
フロントウィンドウは湾曲してるから、中心から離れるほど外向き(左向き)になってしまう。
自由視点での録画はそれでもいいとして、せっかく正面を200万画素で撮影してるのに、それも左寄りになるのが残念。また左の方はワイパーの拭き払い範囲外になるのも難点。

結果、DC5000のみ取り付けて、後は売るつもりでいたけど、
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Q-02も残してリア用の360度ドラレコとして取り付けてる。
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↑右側のはスマートミラーのリアカメラで、車内と車外に2つのリアカメラを付けて、リモコンで切り替え可能にしてる。その記事はこちら。

DC5000をリアにも設置する事も考えたけど、
接続ケーブルがL字のmicroUSBなので、ハッチバックの蛇腹チューブを通す事は出来ないと思って。
電源供給だけなら、そのUSBのケーブルを切断して、+-だけをつなぎ直せばよさそうだけど、どうも何か他の信号もやりとりしてる気がして。
DC5000を手に持って撮影する時、本来ならば専用の内蔵バッテリーDC101を使うべきところ、それは買って無いので、スマホの充電にも使うモバイルバッテリーからUSB-microUSBのケーブルで接続すると、なぜか駐車中の録画モードになってしまう。PARKINGのフォルダに録画ファイルが入るのだ。
他にも専用のシガープラグからのmicroUSBケーブル以外を使うと、まるで録画出来ない(最初の1秒程度しか録画しない)などもあって。

Q-02も本体へのケーブルは同じようにミニUSBなんだけど、
12V電源 → 駐車監視オプションOP-VMU01 → 12V → 2芯の普通のケーブルなので蛇腹チューブを通せる → ハッチバック内で12V→5Vへのコンバーター(下の写真) → ミニUSBでQ-02へ。
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↑左側がOP-VMU01へ、右側がQ-02へ。
いずれも2芯なので、右側からのケーブルを途中で切断し、つなぎ直してる。配線の都合上。

DC5000も駐車監視オプションDC201に接続。
より安いDC200では使えないのか、メーカーに聞くと、消費電力の関係で誤動作する恐れがあるとの事。
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↑ユピテルの駐車監視オプションOP-VMU01(左側)は録画時間と、バッテリーが何ボルト以下になると停止するかの設定を、小さなディップスイッチのON/OFFの組み合わせで設定出来る。(変更には解説書がないと出来やしない)

カーメイトの駐車監視オプションDC201はやはり2つのディップスイッチで停止する電圧のみ設定する。駐車録画の時間などのスケジュールはDC5000本体側が管理する。

いずれも別の小さなスイッチで、駐車録画のON/OFFをする。
すぐ上の黒い箱はカロッツェリアのクルーズスカウターの本体。ナビのAVIC-VH0999につながる。これもドラレコ機能があり、SDカードをコレにセットする。

前にも書いたスマートミラーAKY-X2GRのほうで、液晶画面の操作でタイムラプスによる駐車録画が出来るので、もっぱらそちらを使ってる。

360度ドラレコを車の前後に取り付けると、同じ景色を比較する事は出来ないが、参考までに。
以下はDC5000の自由視点の画像。
既に夕暮れで街灯が付いてたりするので、薄暗い分、ノイズ感も。
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DC5000の同時に200万画素で撮影されてる固定視点の普通の録画分。
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↑あいにく、先行車は近くにいないし、あってもナンバーは映せない?が、左の看板の営業時間が読める。

改めて、DC5000の録画されたmicroSDカードを見ると、なぜか最近はずっと録画されてない。
走行中に録画されてるのはかなり前の映像。
原因は不明だけど、もしかすると、持ち込んだスマホとWi-Fi接続されてしまい、それで撮れてないのか?
録画されてるのは自宅ガレージ内(カーポートの周囲をビニールで囲ったところ)やその前だけ。
ガレージには有線で引いたルーターによるWi-Fiアクセスポイントが作ってあり、そこだとスマホがそれに接続されるからか。

一方、リアに設置したQ-02の画像は。
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前のDC5000と日時が異なり(同一のが無い)、天気もいいので写りも違うが、後続車のナンバーはモザイク処理しなくてもいいくらい。

後方にあるQ-02で前方を見ると、
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前に書いた「全天球」を録画する為に必要な2カメラ。その2カメラの映像の接合部分でのズレ
DC5000のほうが大きく感じる(専用ビュアーソフトでも)個体差かもしれない。
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DC5000のすぐ右にはスマートミラーがあるのだが、こんな感じに映る。
純正ミラーに被せてあるのに、それが消えてる! その左上のはクルーズスカウターのカメラ。
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一方のリアにあるQ-02は左側に少し影が見られるが、2カメラ接合のズレは特に気にならない。
同じ場所に設置してるわけではないので正確な比較は出来ないが。
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同じく、後方のQ-02の右隣にはスマートミラーのリアカメラがあるのだが、
不思議な事にそれが映らない。無くなってる? 矢印部分の影が2カメラ接合によるズレ?
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いずれにせよ、これらの360度ドラレコの映像は綺麗とは言えない。
考えたら、同様に360度見渡せる「ストリートビュー」のほうが、ずっと高画質だと言える。
どんなカメラで撮影してるのか。
最近はInsta360という小さなカメラで撮影した360°映像がテレビで放送されていて、すごく綺麗に見えた。どんなのか試してみたいけど、もうお金も無いし。
Insta360をドラレコとして使うには、長時間、窓際などで動作させると、熱暴走したりするらしいけど、レンズの向きとか意識しなくていいし、やはりかなり高画質だ。
その動画はこちらから。

今や、何もかも、外国製のほうが優れてるように思えて仕方ない。

●1カメラでの360度ドラレコの日本製3機種対決。
ケンウッド、コムテック、ユピテルの比較動画はこちら
結局、この3機種より、前述の360度スマートミラーAKEEYO(中国製)のAKY-360Sのほうが優れてるという皮肉な結果に。

Posted at 2021/03/18 12:45:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2020年03月23日 イイね!

山桜盆栽の植え替え

山桜盆栽の植え替えこれは山桜の盆栽。
開花は前年の4月7日のもの。
山桜は開花と同時に茶色い新葉が出て来る。
もちろん、葉はこの後、緑色になる。

私の愛車は25年になるけど、
この山桜の盆栽は45年になる。

私が子供の頃に野原で引いて来た自然実生の苗だった。
こんな事を書くと、私の年齢がわかってしまうが、もう若くは無い!

盆栽は限られた用土の中に根を張るので、定期的に「植え替え」が必要になる。
根を切り詰め、新しい用土を入れる。
この山桜は根の張りが特に早くて、毎年、植え替えてる。

木も鉢の中で長くいると、その環境に適応し、枝も伸びなくなる。
そして下枝から弱ってくるのも多い。
この木もここ数年で、左下や後の枝が枯れてしまった。

盆栽の植え替え作業については、過去にも詳しく書いてるので、ここでは簡単に。
まずは鉢から抜く。一口に抜くと言っても、鉢の中で根を充満させ、張り付いてる状態なので、容易には抜けない。
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鉢から抜いた正面
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この根をレーキでさばいて、切り詰めて行く。
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根を切り詰めた後の正面
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根を切り詰めた後の背面。大抵の盆栽は裏から見たほうが根張りがいい。
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この後、根の切り口にはトップジンMペーストを塗る。
バラ科の植物特有の根の病気、根頭がん腫病の予防の為。

そして鉢にセットする。鉢底の穴から針金で固定しておく。
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この後、用土を入れる。底方向には用土の入るスペースは十分あるものの、周囲はもうギリギリ。
これ以上、根が広がって欲しくは無い。
そうでないと、鉢を大きくしないといけない。これ以上、重くなってもらいたくない。

今回はこれで画像も終わり。

Posted at 2021/03/17 11:22:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 盆栽 | 趣味

プロフィール

「[整備] #シビック 完全なバッテリーあがり https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/8326945/note.aspx
何シテル?   08/10 17:24
1995年に新車で買ったシビックEK3(VTi)のHMMに乗り続けてます。 購入時よりも奇麗な状態を維持するべく、結構、お金かけて来ました。 単に多くの手間...
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