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マサ21の愛車 [ホンダ シビック]

パーツレビュー

2023年4月9日

AKEEYO AKY-V360S  

評価:
4
AKEEYO AKY-V360S
AKEEYOの360度撮影可能なミラー型ドラレコ AKY-V360Sです。
純正ミラーにバンドで留めるタイプです。

最近、ヤフオクやメルカリで安く出てることがあるので、買ってみようかという人もいるのではないでしょうか。新製品では無いのですが、参考になればとレビューします。

私はこのV360Sの中古をメルカリで2千円で買いました。ポイントを使ったので、実質、送料込で1200円です!
但し、リアカメラもケーブルも無い、本体のみです。

私の手元には、X3GRのリアカメラとケーブル、X2GRのシガーソケット用の電源ユニットがありますので、それらを使って、まず卓上でテストし、最新のファームウェアに更新しました。
最新版は20201211です。ファームウェアの更新は以下のAKEEYOサポートセンター
https://support.akeeyo.co.jp/hc/ja
の「ドライブレコーダー」からダウンロードします。
ただ、そのファイルを解凍した上で、「更新マニュアル」もダウンロードして、その中のURLからアップデイトツールもダウンロードして解凍し、そのアプリを使って、更新ファイルを作成しなければなりません。

このパーツレビュー時点では、AKEEYOのAKY-X2GRという2020年の機種を使っていて、同じAKEEYOという事で、本体だけを付け替えてみました。
電源も、GPSも、リアカメラも車載のX2GRのものを使って、全て機能してます。

X2GRも、リアカメラは車外に本来のX2GRのものを、車内にはこのV360Sのリアカメラと2台付けていて、状況によりリモコンスイッチで切り替えるように改造してます。
https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/6271426/note.aspx
このV360Sのリアカメラは車内専用ですが、暗視性能と防眩性のバランスのとてもいいカメラなのです。

でも、ミラー型ドラレコは録画映像の画質とはまた別に、画面表示の能力が問われます。
X2GRもこのV360Sも「今となっては」と少し残念に思うのは、表示が明るく無い事です。
X2GRは購入時から反射防止フィルムが貼られていた唯一の製品だと思ってたのですが、
今回、入手したこのV360Sにも反射防止フィルムが綺麗に貼られてます。使っていた人が自分で貼ったのでしょうか? それともこの製品も元から貼られてるのでしょうか。

電源をOFFにするとミラー(鏡)にもなるこのドラレコは、その液晶表示に「映り込み」が発生するのです。
特にリアウィンドウの明るい外の景色が映りやすいのです。その為に画面の角度を少し下向きに調整したりするのですが。

その映り込みを防止する為にフィルムを貼ると、もうミラー(鏡)としては使えないし、液晶の表示もちょっとスモークがかかったように鮮明さが無くなります。それと、斜めから光が差し込むと余計に見えにくくなります。

最近のミラー型ドラレコは、もとかく明るくなっていて、周囲の明るさに負けないようになってます。
が、それでも映り込みは結構あります。その原因は鏡だからです。もう、いい加減、鏡は止めて、ノングレアなPCモニターのように、OFFにするとただの黒い板でいいんです。
その代わり、スマホのインカメラのような小さなレンズのカメラで車内を映すようにして、音声なんかで切り替えればいいのです。
そんな製品がいつになったら出てくるのかと思うのですが。

話しはこのV360Sに戻って、これは1カメラでの360度撮影をします。
私の愛車には、これとは別に2カメラの360度ドラレコを前後に2台付けてます。
https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/6285677/note.aspx
前方の360度ドラレコはカーメイトのDC5000で、最初の画像の左端に少し見えてます。
今回はこの2カメラタイプとの違いも確認したかったのです。

このV360Sのような、1カメラによる360度ドラレコは他にもありますが、基本的にカメラは下向きにして、水平方向に180度以上を映すようになってます。
ただ、限界がありますので、前方をなるべく上のほうまで、信号機が映るようにすると、後方は映らなくなります。お椀のような撮影範囲なので、それを傾けるようなものです。

このV360Sも下向きのカメラを前方寄りに動かすことが出来ます。それぞれの撮影画像を載せてますので見て下さい。
車内はビニールを敷きまくってみっとも無いですが。
専用ビュアーでの視野は下方向にいくらでも動かせますが、上方向は撮影範囲外が白く表示されてます。
このV360Sは垂直方向が220度位とされて、少し小さく感じます。

この製品は液晶表示でも、画面のフリックによって、視野を動かす事が出来ます。
ただ、液晶画面上では、横方向に動くだけで、縦方向には動かせません。
しかも、4つある表示モードのうち「ワイドアングルモード」では画面は動かせませんし、右半分は常にリアカメラ映像で、フロントだけの映像には出来ません。
その他の「球面モード」や「左中央右」という中央にリア、左右にフロントカメラの映像や、左半分にフロントカメラ映像を4分割して表示する「マルチウィンドウモード」でも、フロントは視点を動かせます。
リア映像だけにするには、そこをダブルタップします。
それらの操作を動画にしました。
https://youtu.be/0o4Z3iWSiww
ただ、タッチに対する反応がよくありません。肝心のリアカメラの上下調節は特に違和感が強く、行き過ぎたり、動かなかったりします。
普段、使ってるX2GRのほうがずっとスムーズです。

AKEEYOのサイトの中のQ&Aで、V360Sのタッチ操作の動きが悪いのはAndroidシステムのせいだと変な言い訳がされてるのを見た事があります。

あと、PC上で自由視点で見るには専用のビュアーアプリが必要ですが、このアプリも操作性があまり良くない感じです。

2カメラによる360度ドラレコのカーメイトのDC5000(d'Action 360S)の録画映像は専用のビュアー以外でも、Windows10以降、標準の「映画&テレビ」のアプリで自由視点の映像として見れます。
エクスプローラーで映像ファイルをダブルクリックすると、「2つの円」の画像で再生が始まるのですが、右下の「360°」をクリックすると平面展開された視点が自由な映像になります。
つまり、ストリートビューと同じように、全天どこでも見れるのです。ただ、専用ビュアーに比べて、2つのカメラ映像の接合部分のズレが目立つようです。
それと、ストリートビューの画質にはとても及びません。360度ドラレコで、あの画質が可能ならば凄いのですが。

その点、insta360 X3なんかのほうが、360度カメラとしては、遥かに綺麗で優れてます。
が、これをドラレコとして常時録画で使うとなると、熱で録画が停止するらしいです。
https://youtu.be/Bn4f0g4ge0U
話しはV360Sに戻って、ドラレコとしての撮影は車内なので、上は天井です。それで上半球は省略する形で、このV360Sのような1カメラでの360度ドラレコが作られてるのですが。
このV360Sの録画映像をその「映画&テレビ」のアプリで再生すると、1つの円の映像で始まり、右下の[…]をクリックして「360度ビデオとして再生」を選ぶと、視点は自由に動かせても、円の中を移動してるような湾曲した映像になります。

それと「映画&テレビ」のアプリでV360Sの録画映像を再生すると、画像の下の方になぜかブロックノイズが入ります。それは通常の撮影のリアカメラの映像にも入ります。卓上でテストしたX3GRのリアカメラでも、車載のV360Sのリアカメラでもです。

メルカリで買ったこのV360Sには32GBのmicroSDカードがセットされていて、そこには前所有者の走行映像が入ったままでしたが、それもやはり前後ともに下の方にノイズが入ってます。
専用ビュアーでリアカメラの映像も再生出来ますが、それだとノイズはありません。

もしかすると、V360Sの録画映像は中国やヨーロッパのテレビのPAL方式なのかもしれません。過去にPAL方式の映像を再生すると、同様のブロックノイズが見られました。
日本やアメリカのテレビのNTSC方式で録画されて無いとなると、ちょっと困ります。
手持ちの動画編集ソフト(無料の古いバージョン)に取り込むと、画面下のブロックノイズはありませんが、1~2秒おきに強い「残像」が発生します。

結局、V360Sのフロントカメラ映像を平面展開した360度画像を見るにも、リアカメラの映像を綺麗に再生するにも、専用のビュアーが必要になります。
その専用のビュアーは、V360SにセットしたmicroSDカードをフォーマットすることで、そこにインストーラーが自動的に作られるようになってます。
そのexeフォルダ内のVeseeSetup.exeをPCでダブルクリックする事でインストールが始まります。
これ自体は小さなファイルなので、通信で最新のアプリのダウンロードをするようです。
またPCでフォーマットしたmicroSDカードでも、V360Sでフォーマットし直さないと、録画は出来ないようです。

こうした360度ドラレコの宿命として、よく言われるとおり「車のナンバーが読み取れない」問題があります。元々、円状の映像を引き伸ばしてるので、画素が荒くなってしまって、よほど接近しないと小さな文字は読みにくいのです。

前述のカーメイトのDC5000はそんな360度撮影と同時に、正面だけは別に通常のドラレコとしての録画も行っていて、その欠点を補っています。
なお、カーメイトのDC5000と同様に、前後2カメラによる360度撮影のミラー型ドラレコがAKEEYOのAKY-V720Sになります。

このような360度ドラレコを導入する場合、これ1つだけに頼るのは不安があるという事になります。
前後に普通のカメラのドラレコを付けていて、その上で、横方向も記録する360度ドラレコを考えるべきです。

では、このV360Sのようなミラー型の360度ドラレコはどういう人向けかと言うと、
既に前方のみの普通のドラレコを付けてる人が、後方録画も出来るデジタルミラーと360度ドラレコの両方を同時に入手出来るので、お勧めです。

ただ、純正ミラーに装着してみると、結構、下に出っ張って来るので、車種によるとフロントウィンドウの上部20%を超えて、車検に通らないなんて事があり得るかもしれません。その場合は上部のケーブル3本を抜いて、その時だけ取り外せばいいでしょう。

このV360Sは360度ドラレコとしては、暗視性能が大変高いと言えます。以下の動画は少し古いですが、その後半で、日本製の3つの360度ドラレコとの比較で、圧倒的に優れた暗視性能が見られます。
https://youtu.be/vTl8XXziuuE
  • コレが普段、使ってるAKY-X2GR
    今回は配線は全てそのままに、本体のみV360Sに入れ替え。
  • V360Sの設定はこの2画面のみ。駐車録画は衝撃感知のみで、タイムラプス録画はありません。
  • カメラを前方へ向けると、前方上方の視野は確保出来るものの、
  • カメラを前方へ向けると、後方はこのように綺麗にカットされてしまいます。
  • カメラを真下に向けると、前方上部の信号が映るかどうか。狭い視野になってしまいます。
  • カメラを真下に向けると、後方はリアウィンドウ上部まで映ります。
購入価格1,200 円
入手ルートネットショッピング(その他) ※メルカリで購入
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