WOLFBOX G900
https://wolfbox.com/kx=A1wll3urXjDVMCeDWo2rutBVrSV17cUaGJhPD4Od3Vs.RLBzTy
主に北米が市場の中国メーカーですが、私も以下の動画で初めて知りました。
https://www.youtube.com/watch?v=4oY7EuC4tFI&t=7s
「ドラレコの常識をこえた4K+2.5Kの美しい映像」と高く評価してます。
フロントカメラの4K映像はGoProに勝るとも劣らないものです。私もその美しい録画映像に魅せられ、クラウドファンディングで購入しました。
価格は駐車監視電源付きで35,380円でした。
一時はamazonで5万円台で売られてましたが、以下のWOLFBOX Official Storeで3万を切って売られてます。
https://ja.aliexpress.com/item/1005005608675756.html
↑必ず少し下の概要欄の「注:右ハンドル車が必要な場合は」のリンクへ。駐車監視電源付きは+2千円程。
現状では4Kの高画質が可能なのは、カメラ一体型に限られます。
その辺の解説は以下のブログで書いてます。
https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/blog/47545549/
また専用のCPL偏光フィルターが映り込み防止に効果があります。
下のほうの「関連する記事」を参照してください。
さらに2024年8月時点の最新情報では、G900Proという新製品が先行予約販売で登場してます。
https://wolfbox.com/products/wolfbox-2024-g900-pro-wifi-touch-screen-parking-monitoring-dash-cam-smart-mirror-with-starvis-678-sensor
SONY STARVIS2のIMX678(800万画素)のセンサーを搭載し(リアカメラはIMX335)、Wi-Fiでスマホアプリと連携し、音声コントロールを付加した改良版で、真に最高画質のミラー型ドラレコです。
まだ右カメラモデル(右ハンドル車用)は無いみたいですが、もし今からG900を考えてる人は、今後のG900Proを待ってもいいかもしれません。
G900の取り付け作業は下の「関連する記事」の整備手帳に書いてますが、AKEEYOの4年程前のミラー型ドラレコX2GRからの入れ替えなので、その比較をしながらレビューを書きます。
以前のX2GRはドラレコとしての記録映像に不満は無かったのですが、桜並木の下を走った時の映像を見ると、もっと高画質で録画出来たらと欲が出て来ました。
また、X2GRは購入時から反射防止フィルムが貼られていて、映り込みは無いものの、液晶画面の表示は鮮明感に欠け、斜めからの光りが差し込むと、かえって見辛くなるのが気になってました。
このG900はそんなフィルム無しなので、綺麗に見えます。が、やはり映り込みはあります。
特に明るいリアウィンドウが映らないように、下向き加減にする必要があります。
そうすると画面下のスイッチで表示をOFFにして「鏡」にしても、向きを修正しなければ、後方視界は得られません。
このG900は画面をOFFにしても、鏡としての映りは暗いほうです。鏡面仕上げのパネルという感じです。これは映り込みを防止する為です。
ミラー型ドラレコ最大の難点である「映り込みの元凶は鏡」なのですから。
いつになったら、鏡を廃止した製品が出るのでしょうか。PCモニターのようなノングレアで、OFFにすればただの黒い板でいいのです。それにスマホのような小さなレンズのインカメラで、鏡の代わりに車内を映せるようにして、音声で切り替え出来ればいいのです。
G900の画面表示は明るいほうで、視認性はX2GRよりいいと言えます。が、十分な明るさかというと、その時の映し出すリア映像にもよると思います。
明るい晴天時に木陰になる所を通ると、リア映像が暗くなって、視認性は悪く感じます。
リアウィンドウがプライバシーガラスだったり、濃いフィルムが貼ってあるのに、車内にカメラを取り付けると、表示が暗いと感じるかもしれません。
晴天時の明るいリア映像が表示されると、コントラストが高くて、とても綺麗に見えるのですが。
ミラー型ドラレコでは、その表示に絶対的な明るさが求められます。
爆光として定評のあるのがMAXWINの製品のA002などでしょうが、それでも映り込みは結構あるようです。OFFにすると普通の鏡なので余計です。
また7万円と高価なのと、フロント映像が綺麗では無いのと、リアの録画映像が鏡像で、特に夜間の映像がやけに白っぽいなどの理由で、私は選択外となります。
リア映像が60fpsの滑らかなになっても、後方画面を見て運転するわけではありません。チラッとしか見ないでしょう。
ちなみに、G900は先の動画で「リアカメラ映像を鏡像にすると、録画映像も鏡像になる」と指摘されてますが、購入した製品では録画映像は正像になってます。
私がこのG900を選んだ理由の一つは、これまでのX2GRの車内配線をそのまま使えるのではと思ったからです。
整備手帳でも書きましたが、GPSはそのまま使ってます。電源はミニUSBからType-Cになり、シガーソケットからだとミニUSB→Type-C変換ケーブルで使えるみたいですが、駐車監視電源ケーブルからは使えません。詳しくは整備手帳で。
またリアカメラのケーブルも本体側が同じ2.5mmの4極ミニプラグなので、そのまま使えるかと思ったのですが、カメラ側の4ピンのうち、映像とバック検出が入れ替わっていて、配線の付け替えが必要でした。AKEEYOの古い製品が他と違ってたようです。
そして、整備手帳にも書いてますが、私は4年前からX2GRに、リアカメラは車内と車外の2つ付けて、リモコンとリレーで切り替えて使ってます。
今回のG900でも、本来のリアカメラは車外に、AKEEYOのAKY-V360Sのリアカメラを車内に取り付けて、切り替え利用します。それは、天候や時間帯によって、車内と車外でどうにもならない一長一短があるからです。
最初の画像は、下側がG900本来の車外のリアカメラで、上側がV360Sの車内のリアカメラ表示です。ボタン一つで切り替えてます。
見てのとおり、G900のオリジナルリアカメラは、青が強調された、ちょっと不自然な映像です。
私的にはV360Sのリアカメラのほうが綺麗に思えます。このカメラは暗視性能と防眩性のバランスがとてもいいのです。
先のG900のレビュー動画でも、リアカメラは夕方などの一定時間帯で暗くなり過ぎると指摘されてます。
しかし、同様の事はV360Sのリアカメラでも起きてるようです。
以下はAKEEYOのX2GRでのタイムラプス駐車録画です。右側のリアカメラ映像に注目。
https://youtu.be/dC6GrMCfmiY
ほぼ全てのドラレコのリアカメラはAHD2.0という規格で「デジアナ変換」して、アナログ映像で送られてます。細い電線1本で遠くまで映像を送れるからです。
G900のリアカメラは2.5Kですが、アナログ映像をデジタルに戻して記録する時にその画素数にしてます。
X2GRでV360Sのリアカメラを接続してる時は1920×1080のフルHDで記録されてましたが、
G900にV360Sのリアカメラを接続すると、同じカメラなのに2560×1440の2.5Kで記録されます。
画像が大きくなっただけで、画質は同じなのです。
4Kの高画質はG900のような内部配線の「カメラ一体型」に限定され、フロントカメラ分離型もリアカメラ映像と同じAHD2.0なのでフルHD相当の画質なのです。
ともかく、前後カメラともにフルHDの時は不満は無かったのに、一度4K映像を見てしまうと、デジアナ変換で劣化したフルHD相当のカメラ映像には我慢が出来なくなります。
桜並木の下の4Kフロントカメラ映像が以下です。
https://youtu.be/Xjr_66Lic6g
↑PCの大きな画面で、右下の□で全画面表示にして、歯車アイコンで画質は1440P以上で見てください。2160Pでは視聴環境によってはカク付きます。
2.5Kのリアカメラ映像は以下です。
https://youtu.be/BFxZrrar_nI
前後のカメラで「雲泥の差」の映像です。この違いはPC画面だけで無く、ミラー型ディスプレイの表示でもハッキリと違いがわかります。
これはフロントカメラが分離型でも同じなのです。
G900の夜間映像は、先のレビュー動画を見てもらいたいのですが、
ここでは夜間のカーポート内での映像を、G900の車外リアカメラと、V360Sの車内リアカメラの比較で紹介します。
カーポートの照明が消えた真っ暗な中では、V360Sのほうがよく映ります。
ミラー型ドラレコの中には、無理に明るく映そうとして、白っぽくなったり、ノイズが目立つものがありますが、G900はそのような事がありません。
またG900のリアカメラの後続車のヘッドライトの眩しさを抑える防眩性は大変高いと思います。LED懐中電灯を照らした映像も載せます。
面白いのは、V360Sの車内リアカメラはブレーキを踏むと一瞬、真っ赤になるのですが、すぐに赤色が消えて、普通の明るさになります。
車内カメラの欠点は、リアウィンドウのホコリや小雨時の水滴に、後続車のヘッドライトや、自車のハイマウントストップランプが反射して、何も見えなくなってしまうのです。
以前のX2GRで良かったのは、記録映像の右下に小さく、年月日と時刻、緯度経度と速度が表示されていた事です。
G900では、左下に黄色で結構大きく「WOLFBOX G900」と表示されるなど目障りです。
G900の専用ビュアーWolfBoxPlayerは、microSDカードを本体でフォーマットした時に、GPS_Player.txt が作られ、その中に記述された以下のアドレスからダウンロードします。
https://wolfbox.com/gps-player/
このWolfBoxPlayerは優秀で、前後カメラの同時表示とgoogleマップの表示が可能です。
地図を「航空写真」にして拡大すると3D表示になります。
前後カメラにプラスして、第3のカメラでドローン撮影してるような映像で、とても面白く気に入ってます。
表示される1ファイル分の赤ルートと、自車位置を示すマークもあり、GPSだけでこんなに正確なのかと驚きます。
再生を一時停止すると、前後の「コマ送り」も可能です。これが他のビュアーではないのです。事故映像の判定などに必要と思われるのに。その時点のスクリーンショットも可能です。
ただ、2画面で前後カメラ同時再生時に問題があります。
G900の設定で録画コーデックをデフォルトのH.265にしてると、前後カメラの映像に大きなズレが生じてきます。この時、私のPCのCPUは100%に張り付いてますので、より高性能なPCなら正常に再生出来るのかもしれません。
H.264で録画すると、この問題は回避出来ますが、空にブロツクノイズが出たりして、H.265のほうが高画質なのです。
これも「関連する記事」で解説してます。
ちなみに、G900の記録映像ファイルは.mp4です。
最後に、最近になって気付いた欠点ですが、G900本体の下側にある画面のON/OFFスイッチのノイズが映像ファイルの音声に入ります。
段差を乗り越えた時などに、派手にガタガタと音がするのです。
私の車にはHUDなどを取り付けてるので、それらから出る音だとばかり思ってました。G900のスイッチをテープで留めると、その音が小さくなるのです。すぐ近くにマイクの穴があるので余計です。現行製品やProで改善されてる事を期待します。
上がV360Sの車内リアカメラ。
下がG900の車外リアカメラ。
V360Sのほうが暗視性能が高い。
スモールランプを付けると。
上がV360Sの車内リアカメラ。
下がG900の車外リアカメラ。
V360Sの車内リアカメラでブレーキを踏むと、
直後は真っ赤なのに、すぐに下側のように赤色が消える!
G900の車外リアカメラでは、ブレーキを踏んでる間中、赤い。
X2GRにV360Sの車内リアカメラ接続の映像で、リアガラスが汚れてる時にブレーキを踏むと。
V360SもG900と同等の防眩性なのに、窓の外の汚れで光が広がる。X3GR以外は全てG900に接続
H.265で録画された映像は、左下の時刻を見ても大きくズレてくる。それにしてもGPSは正確。
H.264で録画するとズレは生じない。上の駐車場でUターンした軌跡も正確。リアカメラは少し下げ過ぎ。
購入価格 35,380 円 入手ルート その他 ※クラウドファンディングに出資する形で、製品を入手しました。
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