乗車前消臭システムの試行

マイコペンも7年を過ぎるとご多分に漏れず、ドアを開けた時にムッとくるニオイが…。
色んな消臭を試しても走行中の車内はエアコンで撹拌されてしまうため、効果が今イチ判らないことから乗車時の臭いに狙いを絞った、ソーラーパネル式消臭器を組んでみました。
（2022/10/22:バッテリー式から更新）

臭いの元として炎天下に置かれる車ではシートへの汗染みが避けられないし、小生の場合は喫煙もするのでなおさらです。
現状としてはニオイを強い香りで誤魔化す芳香剤や二酸化塩素といったケミカル系の消臭では数日しか効果が続かないし、××クラスターとかのイオン系消臭器は後に残るオゾン臭が我慢できず、残臭もなく確実に消臭できる光触媒式でも使えるのは運転中のみといった所でしょうか。
使ったのはマクセル(maxell) ルミネオ 光触媒除菌消臭器をオクで購入、箱ボロの一応新品。

以前にモバイルバッテリーとタイマー基板を使って乗車前消臭システムを組んで試し、そこそこの効果は確認できたのですが、哀しいかな日射熱でバッテリーがすぐにダメになってしまいました。
（写真はボツ案）
監視ドラレコ用の耐熱バッテリーもありますが消臭のために数万円じゃとても手を出せません。

耐熱性の高い手頃なバッテリーも見当たらず諦めてたところ、FlexSolarのソーラーパネルが目に留まり今回試してみました。
使用温度範囲は70℃まであり、車中での耐久性も期待できそうです。
バッテリーもなしで晴天時のみの消臭ということになります。
考えてみれば消臭すべきは一番ニオイが活性化してる晴天下での駐車時なのかも。

このパネルは晴れていればしっかり発電してくれて消臭器も正常に動作します。
変換効率もけっこう高いようで、太陽との角度が少々ズレてても日光さえ当たっていれば消臭器は動いてます。
先に他の中国製も試してたのですが、そちらは晴れてても全然ダメでした。
四隅のハトメがガラスに映り込まないよう布絶縁テープで覆ってます。

晴れた昼間に乗り込んでみるとしっかり消臭されているのが実感できます♪

嫁曰く、1年近く座席下に置き忘れてた芳香剤のハーブ香が復活したとのこと♪
光触媒式は臭いを選ぶようでアンモニア臭のみを分解となってますね。
下の白いのはUSB積算電流計で、その日の発電量が分かるように付けてます。

パネルにはUSBの5Vを供給できる状態にある時だけ出力する制御回路が入っているようです。
日射を受け消臭器が動作してる時の電流は0.25Aで電圧も5.1Vと安定してます。

この消臭器、中々の優れものなのに生産終了してて残念です。
予備としてもう1台購入しました。
マクセルさん、もしご覧なら是非ともソーラー式での再販をお願いしたいです。
写真下のサイクルタイマー追加で通電率を1/4に絞り消臭器の延命を目論んでます。
333秒ON-999秒OFFの設定です。
狭いコペンだと1/4でも十分みたいです。

写真左のバネ式ケーブルクリップでケーブルの根元を掴み、パネルをフロントガラス下隅へ押し当てています。
ガタガタ道を走ってもパネルは外れることもなく、邪魔だと思った時は手で持ち上げれば簡単に取外せます。
この取付けで運転席から見えるパネルの高さは助手席側ワイパーの稜線よりも低くフロント視界をそれ程邪魔しないです。

取付けたソーラーパネルを車外から見るとこんな感じで、写真のような真横に近い日差しでも消臭器は動いてますね。

駐車中、走行中に関係なく日光が当たっている時のみということで未完成な乗車前消臭だけど手間なしの維持費０円だし、まぁ文句言えないか♪ (^_^;)
晴れた日には気兼ねなく人を乗せれます♪

サンシェードも支障なく装着できますね♪