PL-128えさん に変わり 第一管区海上保安部(小樽海上保安部)に配属となるPL-12 えさんです。
IMO:9801366
MMSI:431008309
CallSign:7JXF
Flag: 日本
総トン数: 1,732t
全長:96.6m 全:幅11.5 m 喫水:5.2m
主機関:ディーゼルエンジン×2基 SEMT ピルスティク社製12PC2-6V型(6,600kW)
4サイクル単動排気ターボ過給機付自己逆転(非逆転)式トランクピストン形ディーゼル
(SEMT ピルスティク社はMANグループの子会社MAN B&Wディーゼル(en:MAN B&W Diesel)に合併)
補機: ×3基。
推進器:スキュードタイプ スクリュープロペラ×2軸
速力:25 knots
建造:三菱重工業㈱ 下関造船所
起工:2015年2月24日 進水:2016年5月11日 竣工:2016年10月27日
乗員:定員42名
兵装
搭載機: なし
発着甲板あり、ハンガーなし ヘリ への電源供給および 航空燃料給油 可能
搭載艇:高速警備救難艇×1隻(右舷) 高速複合警備艇×2隻(左舷 および ファンネル構造部 後部 )
クレーン:PALFINGER社多関節ブーム型クレーン 32.4kn × ブーム長9.8m
FCS: RFS射撃指揮装置 (20mm機銃用)
レーダー:対水上捜索用、航海用
光学機器:遠隔監視採証装置 赤外線捜索監視装置 (RFS兼用)
その他: 遠隔放水銃×1門
停船等表示装置
来島海峡旗振り男さんの表現をお借りすると おお!! 敬礼!! UW2
日和山 灯台を通過したかと思いきや!。
速度を上げたところです。この時間帯の AISの記録では 20.1knots 。
引き波が艦尾喫水の分だけ海面が下がり、そのまま後ろに伸びて何mか先まで行くと、船底で押さえ込まれた圧力から開放されて大きく盛り上がっています。
3/4 程度の出力だったとのことですが、引き波の盛り上がり方と 主機排気音からは,もうすこし速度がUPしていたような!。
港内に入り、スローアヘッツーです。
デッド スローです。
超高輝度広角発光ダイオードを使用した船舶用電光表示装置です。
日 英 韓 中(簡 繁)露 の5ケ国の文字表示でき、表示色はフルカラーが可能だそうです。
スクロール表示をデモンストレーションしていただきました。
トランサムスターンと呼ばれる横から見た船尾の形状は、楕円形ではなく、船尾端をばっさりと切ったような形状でです。
高速船では船尾端より発生する波による抵抗(造波抵抗)が大きいので、船尾造波を抑える工夫がどのようになされているか興味があります。
舷側排気ではなく、煙突により排気となったことは なによりです。
マスト
発着甲板
PALFINGER社多関節ブーム型クレーンにて 警備艇の出し入れを行うようです。
発着甲板のGLですので 警備艇への乗員乗り込み 装備の積み込みも容易でしょうし、
波浪追従型ウインチ 揺動ブレーキ装置 付きとのことで、揺れる場合もより安全サイドに働くはずです。
赤外線捜索監視装置 および、遠隔監視採証装置です
遠隔監視採証装置には レーザーレーダータイプとそうでないタイプがあるようです。
高島岬にて、探照灯を点灯した時に、この遠隔監視採証装置にて 祝津展望台にいた「友の会」
会員を認識していたとすると レーザーレーダー タイプと思われます。
レーザーレーダータイプは、光学式探知システムでありながらFLIRにくらべ探知距離や分解能力が格段に向上しているとのことです。
夜間探知距離として小型船舶は5 000 m以上,大型船舶は7 000 m以上,また,25cm角文字に対する識別性能としては1 000 m以上,人物動静把握としては2 000 m以上の性能があるようですから、
荒天時の海難救助はもちろんのこと、夜間の密漁取り締まりに、おおいに活躍することでしょう。
オモテ ウィンドグラス ワーピングドラム ホーランドドラム付き
トモ ムアリングウィンチ
入港式での 船長入港報告です。
「最新鋭の装備と性能を最大限に発揮し、乗組員一丸となって、警備や救助をはじめとする業務に勤める」との 力強い報告がなされました。
本部長訓示 です。
入港式完了後も報道関係者の船長インタビューが続きます。
小樽海上保安部の皆様 「えさん」 佐藤船長 乗組員の皆様 撮影ご協力いただきありがとうございました。
Posted at 2016/11/11 22:51:21 | |
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