欲張らないこと。
DIYでオーディオを組むかたは特に大切なことです。
基本は、4CHアンプ、コアキシャルスピーカー、箱載せサブウーファーボックス
そしてアナログシステム
デジタルは、便利なだけで音的には劣ります。
ここで反対意見が出そうですが、事実です。
聴き比べたことありますか?
セパレートスピーカーは選ばないこと。
まともに調整することはかなり難しいです。
コアキシャルで、トレードインタイプにしましょう。
トレードインタイプは、マグネットが小さく奥行きが浅いので取り付けやすいのは当たり前ですが
裏側に余計なものがないのでスピーカーがよく動きます。
ここは凄く大事です!
プロにありがちな音にムラがあるお店は
スピーカーによって、裏側の処理を変えないから。
マグネットがかなり大きいスピーカーに土管バッフルが組合わさると何をしてもダメです。
スピーカーが窒息します。
信号が10行っても、スピーカーは5しか動けません。
余裕が出てきたらグリルを改造して音を抜けるようにすると効きます。
デットニングは、小さくカットしたものをスピーカー周りを中心に貼り、内張りもビビりやすいので貼ります。
サービスホールは塞がないこと。
むしろ最初はなにもしなくても良い位です。
パワーアンプ
欲張らないこと、といいました。
電源が8Gで済むアンプにします。
8Gなら50Aのヒューズを付けておけば大丈夫。
アンプが小さいから大きな音が出ない、じゃありません。
配線が長くなると許容電流が下がるので、あまり長くしないこと。
このグラフを参考にしてください。
左の数字がAWGです。
おすすめはシート下のバッテリーがある側。
配線が短くて済みますね。
マイナスもバッ直することをおすすめします。
接点が減ってロスが減るし、8Gなら2本通すのも楽です。
近くにアースポイントあるかな?なんて探しているよりも、2本引けば早いし音も良いです。
自分は、たとえ0Gでも2本引きます。
それと、必ずクロスオーバー付きのアンプにすること。
デッキの内臓クロスオーバーは、おまけ程度のものなので音の鮮度が落ちます。
外部プロセッサーも劣化します。
アンプのダイヤルでクロスポイントを合わせる技術を磨くことです。
アンプを取り付けする際は、接点を確認し、腐食しているならコンパウンドで磨いたり、接点復活剤を使う癖をつけると良いです。
バッテリーターミナルも、磨くと音がかなり変わります。
ここにも接点復活剤を忘れずに。
各ボルトはガッチリ締め付けること。
M8やM10なら、トルクレンチを使ってガッチリ締める位の気持ちが必要です。
線を剥き出しで接続は最悪な取り付け
ターミナルを取り付けてガッチリ固定しましょう。
このような、絶縁被膜付端子は専用の工具を使うこと。
間違っても電工ペンチ等でかしめないこと。
Y型端子より、設置面積の多いリング端子をおすすめします。
サブウーファー
電源が8Gまでのアンプを使う為、そこまでパワーがないのでサブウーファー側で効率を稼ぐ必要があります。
その時に登場するのがバスレフ式サブウーファーボックス
メリットは沢山ありますが、デメリットは箱が大きくなること。
荷物を積みたいなんていうなら、箱が小さくて済むシールドボックスにして音を妥協してください。
荷物優先か音優先か、欲張らないこと。
ここを見ている方は、音は妥協しないでしょうからバスレフにすることをおすすめします。
設計はハードルが高いので、市販品を有効活用してください。
作る際は、長さの微調整が効くエアロポートをおすすめします。
あとは、アンプのパワーに合わせたW数のユニットにすること。
定格400W位まであれば充分でしょう。
バランスが大事。
理想はミッドレンジと同じメーカーで同じシリーズのサブウーファー
音色やスピード感が合ってくると調整しやすくなります。
ウーハーボックスを置く場所は一番遠いところ。
近いと音が分散するので音圧が低くなります。
車の中央は最悪な場所です。
一番後ろに置くのが、バッフル効果で音圧が高まります。
バスレフ式のエンクロージャーは、ポートの長さ、太さ、箱の大きさでイコライザーのように調整できます。
ロック向け、ヒップホップ向け等です。
味付けが変えられるわけです。
取り付けで音を決めていくことが基本であり、最大の見せ場となります。
自作の醍醐味では無いでしょうか。
基本はメーカーの設計図通りに作ること。
余裕が出てきたら、色々と箱を作ってみて音の変化を理解してください。
ポートが大きいと効率が上がりますが、ポートが長くなります。
すなわち、箱が大きくなります。
市販品はここでマージンをとって箱をコンパクトに設計してますので、自作で能力を最大限に発揮させることも可能ですよ。
コアキシャル、4CHアンプ、箱載せサブウーファーのシンプルな2.1CHシステムでも、やること、出来ることは沢山あります。
ここで安定して音を出せるようになってから応用編のセパレートスピーカーへと進んでいければ良いと思いますよ!
最初のシステムを組んでから、残りのお金でCDを沢山買ってください♪
応用ばかりをしようとするから、いつまでたっても鳴らせないんです。
余計な物はつけないで、シンプルなシステムを試してみてください。
きっと、音の鮮度に驚くことでしょう。
間違いだらけのカーオーディオ
あなたのカーオーディオは鳴ってますか?
Posted at 2016/02/14 21:40:03 | |
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