丹沢　水無川本谷

表丹沢の水無川本谷は、この流域に数多くある初心者向けルートの締めくくりといえる谷です。
本谷とあって、水量も多く滝も楽しめる物が沢山あります。
私が初めてこの谷を遡行したのは、高校生の頃でした。
一緒に行く仲間がいなかたので、単独でクライミングも自我流でした(今だに自我流ですが)。
大倉から長い林道を歩き、地下足袋わらじに履き替えて、多くの滝を越え、フィナーレである写真の大滝をノーザイルで直登しました。

2009年7月に久しぶりに訪れた水無川本谷には、随所の滝に名称が一つ一つ看板がいていて、メインルートには鎖が取り付けられていました。
それでも、梅雨で水量の増したゴルジュで遊び、鎖の無いルートを登ったりして充分楽しむ事が出来ます。
但し、大滝は上部の大崩壊により岩が脆くなってしまい、登攀は危険になっていました。