丹沢　寄川滝郷沢左股

丹沢は関東大震災の影響で脆い岩が多い山域ですが、寄川流域はその中でも崩壊が酷い地域です。
そんな関係で本流の大滝登攀以外にはいったことが無かったのですが、気軽な丹沢の沢を行き尽くし気味となってしまい、行って来ました。
寄沢流域でこの滝郷沢左股は最もメジャーな沢です。
水流は中流部で枯れてしまいます。水のある下流部はなかなか良い渓相でした。
ルート図上で、水の枯れる大滝の一つ下の10mの滝は崩壊で埋没していました。
大滝の登攀は落ち口付近がボロボロで残埋されているはずのハーケンは抜け落ち、新たに打ち足しましたがとても信用出来る様には打ち込めず、非常に緊張しました。
上流部は連続する枯滝全てが脆く、難しくはないのですが緊張の連続でした。

地図上で滝郷の滝と記載されているのは水棚沢で、滝郷沢よりも脆いと言われています。

2010年6月5日遡行。