
10/18(日)エイトリアンカップ in Fuji 3rd に参戦しました。
今年は4月のSUGOが直前に中止となり、8月の夏の鈴鹿も開催が無かったため、2月の鈴鹿以来、実に8か月ぶりのエイトリアンカップとなりました。
私自身も半年ぶりのサーキットとなるため、勘を取り戻しに1週間前にツインリンクもてぎに練習走行に行くと失火症状が出るエンジントラブル。シフトもかなりシブかったので、ミッションオイルの交換も必要。
帰宅後すぐにイグニッションコイルとスパークプラグを注文し木曜までにモノは揃いましたが、作業できる土曜日が終日雨予報。雨の中では作業できる場所がないためメカニックの友人に連絡し友人宅のガレージをお借りすることで、何とか前日に交換を済ませ本番に臨むことが出来ました。
これで、ストレスなく走れれば良いのですが・・・
結果は、ミッションは微妙。オイル交換でなんとなく前回よりは良くなった気もしますが根本的には解消されず。
一方エンジントラブルは、やはり点火系が原因で、プラグとコイルの交換により問題なく走ることが出来ました。
とりあえずエンジン自体の問題ではなくホッとした。
サーキットを全開で走らないと気付けないので、ギリギリのタイミングでしたが事前に走っておいて良かったです。
さて、2020シリーズのここまでのおさらい
今年Moreクラスのシリーズチャンピオンを目指しシリーズフル参戦している私は、いーぐるさんとの熾烈なチャンピオン争いを繰り広げています。前半の3戦を終えた途中経過は、
私が 3位、3位、優勝 で40Pt、 対するいーぐるさんは、 優勝、2位、3位 の42Pt
お互いホームコースで優勝して、全てのコースで自己ベストのボーナスポイントを加算し、ほぼ互角の戦いですが、第2戦TC1000での2位と3位の差、僅か0.118秒差で2位になっています。
お互いに、ホームでもアウェイでもないここ富士の結果が勝負の行方を左右する大事な1戦でした。
・・・と、SUGOの前にも同じことを書きましたが、つくづくSUGOの中止が恨めしい。
今回も1週間前からコロコロ変わる週間天気予報に一喜一憂
・・・がいつもとは全く逆で、当日雨マークがつくと喜、雨マークが消えると憂
一緒に走られる皆さんには悪いですが、密かに雨を期待していました。
というのも、昨年までは富士には無かったMoreクラスの基準タイムが今年から設定され、そのタイムは2分10秒000
私の自己ベストは、2分14秒295 ですが、これは、6年前の初心者の頃のタイムです。転勤後、富士は2度走りましたが、2回とも土砂降りの雨に見舞われ昔のタイムを更新出来ず。
ただ今の実力と車のスペックならドライでまともに走れば、2分8秒くらいは出せるハズ
つまり、いーぐるさんとの直接対決に勝ったとしても、2分10秒を切ってしまうとシリーズポイントは付かずチャンピオン争いで逆転できません。それどころか今回富士が初走行となるいーぐるさんには、基準タイムに関係なくシリーズポイントが獲得できる初コース特権が発動し、大きく離されてしまうことになるので、基準タイム以下で決着がつくウェットでの対決を望んでいたのです。
しかもただ雨が降ればよい訳では無く、初走行のいーぐるさんはどんなタイムでもベスト更新ボーナスが加算されてしまうので、逆転するためには私もベストを更新する必要があります。
よって、私が、今回の富士でチャンピオン争いのトップに返り咲くための必須条件は、
2分10秒000~2分14秒294 のタイムで、クラス優勝すること・・・
昨年のようなフルウェットでは2分20~30秒かかってしまうため、路面が少し濡れる程度のセミウェットが必要です。
ムリじゃん(>_<)
そんな都合のよいコンディションになる訳が・・・なったんですww
一本目
8時スタートの一本目
この日富士では様々なレース、タイムアタックイベントがありますが、エイトリアンカップの1本目が最初の本コースイベント。前にコースを走る車がいないので、前日夜まで降り続いた雨でまだ路面は湿っていますが、既に日が差し、走り始めれば走行ラインはみるみる乾いていきます。
持ちタイムが遅い私は後方20番手からのスタートだったので、前に詰まってしまい3周目、4周目は譲ってもらいながら余裕を残してのアタックでしたが、3周目2分20秒台、4周目2分18秒台ときて、5周目に前がひらけたので、ここで本気アタック
いいタイミングで1周クリアをとることができ、車載のタイムは2分14秒27
ギリギリですが、セミウェットで見事狙い通りのベスト更新!!
ラスト1周走る時間が残っていたので、そのままもう1周アタック
前を走っていた車が1コーナー手前でアウトに寄り譲ってくれたので、ストレートエンドをインから1コーナーに進入しましたが、インから進入してRがきつくなった分曲がり切れずに1コーナーをオーバーラン イン・アウト・アウトになってしまい2コーナー立ち上がり時点で前の周から約1秒近く遅れてしまいました。
普段ならこの時点で諦めてアタック終了しますが、1周毎に路面が乾いて条件が良くなっているので、まだ、挽回の余地があると思いそのままアタック続行。思ったとおりダンロップコーナーで前の周のタイムに追いつき最終的にはベストをさらに更新し、2分13秒449 これが一本目の結果となりました。
感覚的に上位にいる自信はありましたが、ウェットのタイムだけではリザルトを確認するまで自分がどのくらいの順位にいるのかわかりません。走行後、しばらくしてからリザルトが配られ確認すると・・・
やりました!!
Moreクラス暫定トップ、なんと全体でも3位のタイム やっぱりウェットには強いw
もっとも2本目ドライになるのが目に見えていたので、上位陣が1本目は抑えただけだと思いますが・・・
More基準タイムを超えずにベスト更新という最高の結果で、優勝20Pt+ベスト更新4Ptで1大会MAXの24Ptをゲット 暫定2位のいーぐるさんも、2位16Pt+ベスト更新4Ptの20Pt上積みしますが、64Pt対62Ptとなり2Pt差で逆転しました。
このまま1本目の結果で終われば・・・ですが。

hiromiさん。写真頂きました。いつもありがとうございます。
二本目
このまま終わって欲しい私は、もう一度雨が降ることを祈って雨乞いしますが、もう雨雲などどこにもありません。
どう考えても2本目は完全ドライになります。
最終戦までわずかな望みをつなぐためにゆっくりペースを上げ、2分10秒台が出たところで走行をやめてシリーズポイント獲得を狙うか迷いましたが、1本目のタイムから考えてライバルのいーぐるさんは、2本目に基準タイムを大きく超えてくるのは確実で、ここで優勝されたら、どのみちシリーズチャンピオンは絶望的なので、もう基準タイムのことは忘れて全力でいーぐるさんの優勝を阻止することに決めました。
2本目はゼッケン順に並ばなくてもよいので、早めに並び10番手くらいからスタートし、3周目十分間合いを取ったところで最初のアタック。ヘアピン時点で、ベストを3秒更新するペースなので、もうこの時点で10秒切りが確実です。
最初のアタックから納得のいく走りができて、2分7秒7が出ました。
8秒を切りたいと思っていたのでいきなり満足のいくタイムですが、この時点で、私の今大会のポイントは消滅。シリーズチャンピオンの可能性は大きく遠のきました。(T_T)
こうなったらもう直接対決で勝つしかない。試合には負けたが、勝負には勝ったと言いたい。
この後2周は更新出来ず、クーリングを挟んだ7周目。ベストを 2分7秒320 まで伸ばすことができました。
自分としては十分納得のいくタイムで、目立ったミスもなく1周しっかりまとめて実力は出し切りました。
あとはライバルの結果次第。果たして・・・
負けましたorz
いーぐるさんは、遥か上、5秒台を出していました。富士初走行で5秒台とは・・・挑んだ相手が悪かった。
私はセクターのタラレバベストでも7秒台なので、5秒台を出せる気配はなし。完全な実力負け。完敗です・・・
それでもMoreクラスの2位は死守して、富士では昨年に続いての銀メダルGetです。

昨年は、最高に嬉しい銀メダルでしたが、今年は、めちゃくちゃ悔しい銀メダル
そう考えると、この1年で大きくレベルアップしたものだ。
1本目終了時点と2本目終了後では、まさに天国から地獄
今回の結果で、シリーズチャンピオンの可能性がほぼ消滅しましたが、次の岡国で一矢報いたいと思います。
悔しいけど
エイトリアンカップは最高!!