
今シーズン3戦目
2021年のラストランは、12/14に開催された富士オールスタイルミーティングに参加してきました。
今回の富士は、大会でもないのに個人的には、年内では最も重要視していた走行会
シーズン前から楽しみにしていました。
(shin132さん写真ありがとうございました)
というのも、前回の富士は、今年3月の同じく富士ASM
この日、行きの道中にクラッチトラブルに見舞われながらも、なんとか走行まで漕ぎつけましたが、後にクラッチに嵌まるパイロットベアリングが破損していたことが判明。どうやらこの時、破損したようです。
そんな瀕死の状態で出したタイムが、2分5秒550 と、なかなかの好タイム
しかも後半ミスってロスしましたが、残りコーナー2つまでは、確実に4秒台を捉えていました。
今シーズンは、この富士でとどめを刺したクラッチとミッションを新調して臨んでいます。
ストレートの長い富士は、ミッション交換によりシフトロスが減った恩恵を最も受けられるはず。
今回、ひょっとしたら3秒台も狙えるのではないかと気合が入っていました。
・・・と簡単に言ってみたものの3秒台は、RX-8最速ランキングのラジアル部門でTOP10入りできるタイム
さすがに無理か・・・と半信半疑ながらも、一発狙っていました。
今回は自己ベスト大幅更新を狙って来ているので、とにかくタイムに拘っていきます。
・・・が、富士は、とにかく天気と相性が悪い。
富士以外のサーキットでは、ウェットになったことは、ほとんどありませんが、なぜか富士ではいつも雨
当日降らなくても前夜の雨で、1本目に限れば、この3年間で4/4、100%の確率でウェットです。
今回も数日前までは晴予報だったのに、直前になって富士周辺は雨予報・・・頼むから降らないで欲しい
今回、RX-8が4台と元エイト乗りのエイト仲間が集まりましたが、なぜか私だけ離れたピットで仲間外れにされてしまいました。ちゃんと希望欄にRX-8で参加者と同じピット希望と書いて申し込んだのに・・・
前回はエキスパートクラスで走りましたが、周りがモンスターマシンばかりで場違いな気がしたので、今回はノーマルクラスにしました。
ノーマルクラスが朝一の枠だったので、
8:00~ 2周の下見走行の後、8:10~8:40まで30分間の走行になります。
走行準備を終え、7:40の時点では、まだ青空が見えていました。
しかし、怪しい雨雲が近づいてきており、いつ降り出すかわからないので早い周回で結果を出す必要があります。ノーマルクラスならタイム的には上位のハズなので、ピットレーンでポールポジションを取り、1周目から全力でアタックする作戦。整列開始のアナウンスとともにピットを出て、ポールポジションをゲットしましたw (前の車は先導車)
が、8時の下見走行開始と同時に雨が降り出し、2周の先導走行の間に徐々に雨脚が強まってしまいました。
富士山は山頂までキレイに見えているのに・・・
路面はまだそれほど濡れていないように見えるので、イチかバチかアタック1周目に賭け、先導走行後のアウトラップから全開走りで、直線速そうな後続車との差を広げ、とにかく早くアウトラップの1周を済ませます。
そして計測1周目、ホームストレート200km/h超からのフルブレーキング・・・
ムリでした・・・。路面は見た目以上に濡れてしまったようで、雨のせいでタイヤも全然温まってこない。氷上を滑るように1コーナの先までまっすぐ突き抜けてしまいました。
これで富士の1本目ウェット確率は、5/5 100%継続中
ここ2戦、この日のためにタイヤを温存し、2日間の休みを取って臨んだ遠征で、この仕打ち。
せめてあと30分、イヤ15分でもいいから持ちこたえて欲しかった・・・
1本目は、途中から雨脚が弱まり終盤少し乾いてきたので、ラスト1本前に2分13秒525 ラストラップはクリアが取れなかったので、コントロールラインを通過せず、そのままピットインして一本目終了
ウェットなので、このタイムが良いのか悪いのか判りませんが、ピットレーンではエイト仲間が、拍手をしながら1本指を出して出迎えてくれました。どうやら、ノーマルクラスでトップのタイムだったらしい。順位を競っているわけではないので、ノーマルクラスの順位に特に意味はないのだが、これは素直に嬉しい。
と思っていたら貼り出されたリザルトを見たら、3位に陥落していました。戻った時点では、1位だったが、最終ラップで2台に抜かれたらしい。順位に特に意味はないのだが・・・これは素直に悔しいw
2本目
ノーマルクラスの後に走ったエキスパートクラスでは、エイト仲間が後半5秒台まで伸ばしてきたので、路面はかなり乾いてきたようだ。このままいけば2本目は・・・という淡い希望もその後の、ビギナークラスの間にまた雨が降り出し、この日のドライは諦めました。
1本目は、エア圧冷間1.5kから走行後も1.7kまでしか上がっていなかったので、エアを入れ直して1.8kからスタート。2本目もドライの見込みがなければ、一本クリアでタイムを出せたら、そこで今日は終わりにしようと諦めムードでコースイン。ところが気付けば雨は止み、路面も意外と乾いていた。
4周目DSC ONのまま、7秒台のタイムが出たところで、これなら後半ワンチャンあるかもと思い直し、こうしちゃいられないと一旦ピットイン。2.0kまで上がったエア圧は後半さらに上がると読んで、再度1.8kまで落として、再びコースイン。まだ少しリスキーではあるが、DSCを切ってアタックを試みましたが、ようやくABSの介入が減りブレーキにタイヤのグリップが追いついてきました。これならいける。
コース復帰後、最初のアタックでベストに迫る、2分5秒590 そして、次の周に2分5秒531 僅かながらベスト更新。
が、その次の周は、縁石を踏んだ瞬間にリアが滑り危うくクラッシュという場面がありましたが、富士の広いエスケープに救われ事なきを得ました。それでも、ここでビビっているヒマはない。ラスト5分にすべてを賭けます。
そして残り2周ついに2分4秒447 で5秒切り達成。さらに最終ラップに、2分4秒333 まで伸ばして終了

2本目もクラス3位でしたが、相手がベンツ、ポルシェでは仕方あるまい。
一時は諦めていましたが、残り5分でギリギリドライまで回復してくれたおかげでベスト更新出来ました。
目標にしていた3秒台には届かなかったものの、大満足の4秒台前半
ランキングのトップ10入りは逃しましたが、自己最高位の12位までランクアップ
富士は、エイトリアンカップの開催が残暑が残る9月~10月開催ということで、アタックシーズンにタイムを出していない人が多いだけかもしれませんが、自己最高位というのは、やっぱりうれしいです。
それだけに、1本目から完全にドライだったらもっと良いタイムが出せたのではないかと、どうしても欲が出てしまうのですが・・・また、来年、富士に来なければいけない理由が出来たので、モチベーションを保つ意味では良かったのかもしれません。
この後、せっかく乾いた路面もまたすぐに雨が降り出し、エキスパート組の2本目はウェット。結局、この日ドライで走れたのは、全クラスの中でノーマルクラス2本目の残り10分だけだったので、最後は天気が味方してくれました。
とまあ、この日は一喜一憂、感情の起伏が激しい一日で、かなり危うい場面もありましたが、無事、今年最後の走行をベスト更新で締めくくることが出来ました。
ご一緒の皆様お疲れさまでした。来年3月か12月にまた来ます。
雨降るから、もう来るな とか言わないでねw