ターンパイクの事故で思うこと

世の中、様々な事件・事故が毎日起こっています。
報道などで我々が知ることができるのは「起きた事実」だけです。
真相はなかなか語られないもので、報道する側の印象操作や世論誘導などもあったりします。
結構昔になりますが「騒音おばさん」や、自衛隊機が入間川の河川敷に墜落した事故などは最たるモノだと思います。
（「騒音おばさん　真実」「自衛隊機　入間　墜落」などで検索していただければすぐ分かると思います）

そこで今回起きた、高級スポーツカーがターンパイクで事故を起こし、自動車界で有名な方が亡くなった件。
起きた事実だけを知り
「高級スポーツカーでスピード出して死んだバカがいた」
「ターンパイクに規制が入るのでは？迷惑だ」
などというのは簡単です。

私は事故で亡くなった方がどのような方なのか知る由もありません。
しかし、少し考えて
・自動車界で地位や名誉のある人間が
・借り物の高級スポーツカーで
・事故りゃ死ぬスピードで
・公道を走るか？
と思うと、単純にスピード出して事故を起こしたとは思えないのです。
実際のところ、本人も新しいクルマにワクワクして思わずアクセルを踏み込んだのかもしれません。
結構な速度で走っていたという目撃情報もニュース報道でありましたが、それがターンパイク全線で見られていたのなら、意図的にスピードを出して事故に至ったのでしょう。

しかし、その猛スピードで走ってる姿が事故現場周辺でのみ見られたというのであれば、可能性として、何らかの原因でクルマが暴走し事故に至ったと考えることもできます。
当然その瞬間だけアクセルを踏み込んで意図的にスピードを上げたとも考えられます。

私は事故を起こしたクルマがどんな特性を持っているのか全く知りませんが、暴走したクルマを止めようとして必死にブレーキを踏み込んで、オーバーステアでカーブのイン側に衝突しスピンに至り木に衝突したとも考えられるわけです。
いくらクルマに慣れている人であろうと、急に意図しない動きをすれば安全な対処などは難しいでしょう。
暴走した原因にしても、車両側の不具合かもしれないし、足元に何か物が落ちてきて引っかかって、あるいは足が攣って、様々な事情があってアクセルを戻せなかったのかもしれない。

事故車両や現場を詳しく調べれば真相に近づくことは出来るかもしれませんが、真実は死人に口なし、完全な真相に辿り着くのは難しいかもしれません。

単純に起こったことに対し批判する方が少なからず居りますが
「実は止むを得ない事情があったのでは？」
と思考を巡らすと、世の中がまた違って見えてきたりするものです。