皆さん、こんばんわ。。。
ボクのひよこ号に於いて、既にレカロシートの交換歴が4回目となる
今日このゴロ。。。
これまでの車歴でも数々のレカロを変更して参りましたが、今回の車では
ドア側に20mmオフセットしてしまう構造で、この結果からしてポジションの
取り方が非常に難しい形となってしまい、ほとほと困った事態になって
しまいました。
さて、シートの出来というより、そのズレてしまった環境下でスペーサーを
駆使しながら、様々なセッティングをしているうちに、段々と本質的な部分も
見えてきた所で最終的にはエルゴメド系シートでないと、セッティングだけで
どうかなるものでない事に気が付き、要約ボクのレカロシートの旅は終わり
をつげました。。。
見た目とか、スポーツモデルだからスポーツシートじゃないといけないという
先入観もあった事が、混迷の事態を引き起こす事になったのだと思います。
最終的なセッティングもバッチリ出て、このシートでは何時間乗っていても
疲れないレベルのものになり、苦労は致しましたが、満足度の高い結果と
なりました。
さて、本題に入りたいと思いますが、レカロ SR-7Fは2017年5月にモデルチェンジ
が行われました。
先ず、写真で比較してみて下さい。
〇旧モデル
〇新モデル
今回のモデルチェンジでは座面が大きく変化しております。
シートバックについては、若干の違いはあるものの、大きく変化して
おらず、この座面の差が同じ製品名でも、まったく異なる性質を持つ
シートであると言えます。
旧モデルは座面のウレタン素材が極端に柔らかい事と座面の長さが
短い事で身長が低く、体重が軽い人でないと、とてもじゃないけど、
セッティングが出ません!!
トラックのように、取り付けする環境が、コレじゃないと付けられないと
いう方は選択の余地がないのですが、正直言ってダメダメなシートでした!
そもそも、シートで一番重要な事は『体圧の平準化』です。
つまり、その人に合った形状というものがあるのです。
特に腰から膝の長さと座面長の関係性や、ウレタン硬度、ペダル操作に
よって体圧の変化が起こると一部分に強い圧力が掛かり、そこが疲労
してしまったり、痺れや痛みの原因を引き起こすのです。
その体圧をコントロールする為には、結構シビアにセッティングを
します。特に座面の角度とペダルワークの影響を最小限に抑える
為のシート調整とステアリング調整で正にワンオフセッティングが
とても重要になるんですね。
このように、事の本質を知れば、SR7Fのモデルチェンジに至った理由
が分かると思います。(評価が低かったはず。)
モデルチェンジした新型SR7Fでは、シートのウレタン素材が旧SR7と
似た硬度になり、座面長は20mm程長くなっています。
今回、あくまでもモデルチェンジしたのはSR7Fのみで、SR7に変化は
ありません!!!(デザインや表皮素材は変化した。)
ボクもSR7を使ってみましたが、ウレタン素材の硬度は結構良かった
し、シート自体が20mmもオフセットしていなければ、交換しなくても
良かったので、かなり完成度は高いと思います。
新型SR7Fでは、ほぼ似たような座面に変わったので、比較的多くの
人達が満足できる座面に仕上がったと思います。
ただ、SR7では腰から膝に掛けて膝側を高くしていますが、新型SR7F
では、ほぼ水平に出来ています。
コレはスポーツカー等、比較的足を前に投げ出すようなアイポイントの
低い車だと、水平セッティングだと膝の裏が浮いて、体圧を分散する
事が出来なくなるので、SR7Fのようなシートをこのような環境の車に
導入する場合には、セッティング能力がかなり必要になると思います。
椅子に腰かけるタイプのRVやトラック、1BOX系車両ならば、座面の
水平セッティングであっても、ペダル操作の影響を受けにくく、体圧の
分散が自然にできるので良いのですが。。。
スポーツカー系車両のセッティングの方が難しいとも言えますね。
ボクは身をもって経験し、何度も何度もシートを変え、セッティングを
変え、自分なりの結論に至りました。
恐らく、一番良いのがフルバケで足の甲とシート高が水平で且つ、
少しシートバックを寝かせて体圧の平準化を図りつつ、ペダル操作
による影響が最小となるのが最高のコンディションになると思いました。
話は紆余曲折してしまいましたが、SR7Fのモデルチェンジは、正直
相当良い結果となるはずです。
逆に旧モデルで大柄な人は絶対に手を出してはいけないシートで
あり、座面の短さとウレタンの柔らかさで1時間のドライブすら辛い
はずです。
最後にレカロシートを導入される人は純正シートに不満のある人が
高いお金を出して買う訳ですが、量販店のような店ではなく、レカロ
専門店で取り付けをして頂く事を絶対にオススメ致します。
取り付け費用は比較的高額のようですが、JETSETやTRIALやASM
のような店ならば、セッティングの重要性や体格に応じた調整をミリ
単位でしてくれるはず。。。
その結果、シート本来の性能が発揮され、その目的を果たす事が
叶うはずです。
トライブはとても楽しいですが、その過程で体のアチコチが疲れや
痛みや痺れが出るようでは、楽しさも半減といった結果になります。
あまり深く考える方は少ないかもしれませんが、とっても大事な
事だと思いませんか???
ではでは。。。