皆さん、こんにちわ。。。
仕事の前に超絶早起きをしてセッティングをしてきました。
あっ!写真は仲間内で譲って頂いたモンスタースポーツの後期型
エキマニです。。。
エキマニって、正直言うとその効果は???
だって、タービン交換と同時に交換したので、どれだけの効果が
あるかって?検証のしようがない!!
でも、かなり硬いマニだし、耐熱温度が非常に高いので、社外の
エキマニの中では耐久性と鋳造ならではの狭いスペースに於ける
等長であるその優位性は高いと思います。
排気音が変わったのは実感があるけど、それによる性能差は、
エキマニの性能差というより、タービンの性能差がありすぎて評価
できません(汗)
また、お気づきの方は目ざといですが、HKSの強化アクチュエーターを
導入しております。
それは、高効率なハイフローターボではブーストの安定性に欠ける部分
があり、確りと制御して、セッティングする上でA/Fの振れを低減させる
意味でも効果的です。
どんな良いパーツでも、確実な制御が肝であって、その制御が適切で
なければ、宝の持ち腐れとなりえる為、『制御』をする上では非常に重要
になります。
タービンには調整式アクチュエーターが付属していますが、強化アクチュ
エーターに変更する事で得られる効果は高いです。
さて、話は冒頭から逸れてしまいましたが、今回のセッティングに於いて、
このタービンの能力の一旦が垣間見れました。
たっしゃん号の燃料系はSARD130Lポンプ&380ccI/Jの組み合わせです。
この組み合わせで、その燃料供給能力を全て使い切るには、周辺の補機や
吸排気環境に於いてもそうですし、エンジン本体の効率にもよりますが、
タービンの能力によって評価できます。
それは、ボクが過去に同じ仕様で、アルティメイトを用いたセッティングを
してきた為で、ボクが以前の仕様ではB31 SPLでワークスRカムの
組み合わせでは、ブースト150kpaでも燃料供給能力を使い切る事が
ありませんでした。
しかし、レインボーオートのオリジナルタービンではブースト140kpaで
使い切ってしまいました!!!
これ、凄い事なんですけど、ボクの中では。。。
B31FWを超えているというのは、この実績からしても明らかです。
HT-07 4Aなんかだと、ハイブーストでも全然燃料入らななかった
し、パワーもそれなりだったよ。
ブーストの立ち上がりも良く、出力も出せるタービンであるというのは
理想な形でもあります。
それだけ高効率なタービンである事の証明になりますね。
しかし、つくづくセッティングしていて感じた事はI/J補正マップが
足りないという事。高い出力になればなる程、その振れ幅が大きく
隣り合うマップ数値が大きくなり、CPUが精密なセッティングが出来ず
A/F値が読んでいるマップで大きな差が出てしまいます。
ブーストアップレベルでは、アルティメイトで十分だと思いますが、
ある程度の仕様になると、正直無理があると感じてしまいます。
なので、ボクはフルコン制御に切り替えていきたいと思いました。
より精密な制御が可能になるでしょうし、出力も上がるはずですから。
アルティメイトでも、もっと細かくマップを設定出来ればいいんですけどね。
今回のセッティングでは驚きの展開とアルティメイトの限界がある事が
やりこんでいく中で見えました。途中で雨が降ってきた事に加え、
交通量が増えた事で、最後までセッティングしきれませんでしたが、
8,000rpm迄は踏める状態には持っていけました。
何分、走行しながらセッティングは出来ませんから、P.Aで止まっては
書き換えという作業になるので、凄く時間が掛かります。
また、小型なハイフロータービンではありがちなものなのかは不明
なのですが、EVC6での制御で、高回転域をマイナス補正最大-25
して、要約落ち着いた形になりました。
EVC6のマップは十分なマップ量がある為、きめ細やかなブースト制御
が可能です。低中速域・低アクセル開度では補正なしで、このタービン
では40%のアクセル開度以降で70km/hよりマイナス補正が入り安定
したブースト圧にする為の補正が必要になりました。
今回程、EVC6の能力を頼もしく思えた事はありませんでした!!
ハッキリ言って、2人でやれば1回でセッティング出来るのでしょうが、
最後のツメは弟と2人でセッティングしようかと思います。
なかなかに大変なセッティングが続きますが、プロの人はサクッと
終わらせてしまうあたり、素人との差を感じます、はい。。。
でも、素人なりに頑張ってセッティングを詰めていきたいと思います
ので、もう暫く掛かります。
このタービンでカム入れたら、無敵なキガス。
ではでは。。。