最近すごいクルマを発見してしまいました。
あんまり知られていないけどものすごい中身のクルマを。
HA1W、ミツビシのアイという軽自動車です。
発売当初、軽自動車のMRということで、多くのビートオーナーが注目していたように思えます。
軽自動車のMRだと同じホンダでアクティがありますが、まあこれは乗用車じゃないしねw
そんな自分も試乗しにいった覚えがありますが、なかなか良い楽しいクルマだった記憶があります。
その当時は足回りの事などほとんど分からなかったのでそこまで感銘は受けませんでしたが、とあるサイトを見てから自分でも色々調べていくと「実は大変素晴らしいクルマなんじゃないか?」という風に考えるようになりました。
まずパッケージング。
軽自動車でMR!
しかもビートとは違って普通に4人乗れます。
4人乗れるってすげえよ。
ビートどころか世界のスーパーカー、NSXやボクスターですら2人しか乗れない事を考えれば、この時点でアイはNSXやボクスターよりも考えようによっては性能が上と言えるでしょう。
そして安全性の高いしっかりしたボディ。
軽自動車の中でこいつだけが後面オフセット衝突に対応してます。
聞いた話では、アイに乗ってた人が事故でトラックに前後をサンドイッチにされた事があったそうですが、奇跡的に生き残ったようです。
普通のそこらのクソ軽自動車では絶対にありえない事です。
ホイールを四隅に配置しているので、これまた軽自動車では考えられないほどホイールベースが長い!
2550mmです。
曲がる事を最優先し、直進安定性を二の次にした(爆)FD3Sのホイールベースが2425mmという事から見ても、いかにホイールベースが長いかがよく分かります。
そんなわけで直進安定性が軽自動車とは思えないほど高い。
ホイールベースを長く取ると小回りが効きにくくなるもんですが、こいつは前にエンジンという余計な物がないので、ホイルハウスを広く取れてるから最小回転半径も4.5mという素晴らしい数字です。
ちなみにワゴンRなどは4.7mです。
前にエンジンがない事によってハンドリングがすごく良く、運転していても楽しいです。
燃料タンクのレイアウトもいい!
ホンダの技術であるセンタータンクレイアウトです。
これは本田技研が特許取ってるので、採用するためにわざわざ特許料を払ったんでしょうね〜
エンジン自体も見たところ結構低い位置にあり、センタータンクレイアウトもあいまって重心もかなり低いと思う。
ビートともいい勝負じゃなかろうか?
そうそう、MRということでブレーキング時の安定性の高さもポイント。
構造上ノーズダイブが起き難くく、車体が安定するんです。
自分は気付きませんでしたが、ロアアームも非常に長くなっていて、足回りの良さに寄与しているようです。
ちなみに散々持てはやされているトヨタ86やスバルBRZは水平対抗エンジンのせいでスペースがなく、ロアアームがかなりヒドい事になってます。
一般的にロアアームが長い方が良い足になるそうなので、いかにこのクルマのフロント足回りが微妙かは、足回りに詳しい人ならすぐに分かる事でしょう。
もう挙げればキリがない、アイの魅力。
ここまでこだわってれば基本的に高いはず。
確かに新車時の値段は160万くらいと軽自動車としては高額な部類に入りますが、中古市場ではそれほど人気があるわけではないので、かなりお安く購入できそうです。
似たような形ばっかの軽自動車において唯一無二のデザイン。
最近フィアットの500がよく売れてるが、アイも売れていいように思えるんだけどな。
てかオレは正直な話、500はそこまで良いクルマとは思ってません。
性能の割には高すぎるしね。
アイのような内容なら高いのも納得できるんですが。
こんな素晴らしい、しかもNSXやボクスターのように高値の花でもない誰でも買える自動車を手に入れないのはもはや自動車好きとして非常にもったいない事なのではないだろうか?
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Posted at
2013/06/12 23:00:39