本当は半年前に契約したヤリスクロスGRがここにいるはずだった。ところが納車直前にトヨタ不正問題が勃発、ヤリスクロスが入っていた。後もう少しのところで生産中止、納車時期未定。トヨタ店に行って「キャンセル」という、しかない。すでに支払っていた150万円を返してもらう。
さて、ここからが本題。
近くの新車中古車店に探すことに。もともと第一希望はハイエース、ところがデカイ、高額、乗り心地悪いで試乗して却下、荷物が乗りそうな軽自動車で探すことに。(ライトエースもダイハツ不正に引っかかっていた)
軽バンもターボ付きで良かったけど、やっぱり乗用タイプがいいと嫁さんが言うので、かねてから気になっていたスペーシア。タントではなくスペーシアである。スズキの軽の方が出来がいいとその筋の人から助言されたことがあった。
カスタムでもなくアルミも履いていない。ふつーの買い物グルマである。自動ブレーキ、前方追尾、全方位カメラ、フロアマットまでフル装備、私が希望したのでなく在庫品がこれだった。店長いわく「今どき全方位カメラがついていないと売れないです」という。時代なんだね。
室内は当たり前だが広く全席後席とも足元がゆったり。180以上の私が乗っても足元に余裕があるのは嬉しい。後席の足元も余裕なのだがいっぱいに下げるとスーパーの買い物かごも荷台に入らない。乗用タイプの軽自動車の限界だな。
どこかの専門家やユーチューバーが言っていたがナンチャッテハイブリッド、モーターがあるのかどうか乗っただけではわからない。けど、普通に交通量の多い近くの道を走るにはこんなものか。ただ、前の車がすっと加速すると流れに乗るにはそれなりのエンジン音になる。
ボディ剛性は意外にしっかりしていて、乗り心地は高級車。ただ、重心は高いしタイヤはペラペラ出しハイペースでコーナーに入るには勇気がいる。アンダーが強く出て盛大にロールする。が、ボディがしっかりしているのでタイヤのグリップの限界をつかめば運転しやすい。
半年待ってキャンセルになったヤリスクロスに貼り付けるはずだったGRのステッカーをスズキスペーシアに貼ってやった。腹いせである。
さらに、前回ヤリスの納車の日は大雪、今回のスペーシアは36度の猛暑日である。ちなみに仏滅。(笑)
10ヶ月後の感想
タイヤは結局オプションにある数値の安物ワイドタイヤに履き替えた。車内が広く装備が良い。ターボなしのエンジンはそこそこ不満があるが、上り坂、追い越し加速、フル乗車以外の近くのスーパーに買物や介護の送り迎え程度では全く不満を感じない。たまにGRヤリスに乗るのだが目的地近くに細い道があったりすると「軽で来ればよかった」と思ってしまう。これで足回りがぐにゃぐにゃとかロールが出すぎとかアンダーがひどいとなれば悪口ばかりになるのだろうがそんなこともなく、よくできているのである。