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woody中尉のブログ一覧

2026年10月14日 イイね!

謎の巨大雑草

謎の巨大雑草職場の住宅の敷地に、やたらと巨大な葉っぱをつけた植物が生えています。



とにかく成長が超速いんです。

しかも、よく見ると一か所だけではありません。

新しい住宅の敷地内のあちこち、特に砂利を敷いたような場所に、同じような植物がいくつも生えています。






ほかの雑草に比べても葉っぱが大きいので、とにかく目立つ。

遡ること今年の8月。地区の奉仕作業がありました。

その時にもすでにそれなりの大きさになっていて、「邪魔だな」と思って引っこ抜こうとしました。

ところが、根っこがめちゃくちゃ強くて、どうしても抜けない。

結局、抜くのを諦めて、根っこだけを残して放置していました。

すると、ほんの2か月も経たないうちに、この始末。

エアコンの室外機と較べてもその大きさがわかる


何ですか、この恐ろしいほどの生命力は😳

「一体これは何なんだ?」

気になって調べてみたら、なんとこれ、「桐(キリ)」の幼木らしいです。

そう、あの高級家具の「桐タンス」に使われる、あの桐。

ここには数十人が住んでいるのですが、聞いてみても、桐だと知っている人は誰もいませんでした。

考えてみれば、桐といえば「桐箪笥」や「桐紋」という名前は知っていても、実際の桐の木を見る機会は、都会で暮らしているとなかなかありません。

まして、こんな巨大な葉っぱの幼木が桐だとは、普通は思わないですね。

私自身も、最初はただの「抜けない雑草」としか思っていませんでした😁

それにしても、なぜこんなにあちこちに生えているんでしょうか。
桐の種子はとても小さく、風に乗って広がりやすいそうです。

新しい住宅地のように、まだ大きな植物が少なく、土や砂利が露出している場所に、トップにこうして入り込んでくるフロンティア植物だそうです。

そして、幼木の桐の葉を調べてみると、これがまた驚きでした。
とにかく規格外に大きく、傘のように広がって、直径30~50cm以上になることもあるのだとか。

しかも桐は成長が非常に速く、1年で2~3m以上伸びることも珍しくないそうです。しかし、葉っぱは成長すると小さくなるようです。

一見すると「巨大な草」にしか見えませんが、まさに文字どおりの巨大な草
ではなく、木でした😅

そして、この大きな葉っぱをじっくり眺めていて、ハッと気づきました。

「あ、これ『桐紋』の葉っぱ!」

日本の500円玉や政府の紋章、着物の家紋などで、昔からよく目にしていた「桐紋」。



あの独特な形の大きな葉っぱは、まさに目の前にあるこの桐の葉そのもの。

桐は古代中国で、伝説の霊鳥・鳳凰が止まる木として、非常に高貴な木とされていたそうです。
その文化が日本にも伝わり、皇室や豊臣秀吉などにも好まれ、桐紋として長く使われてきました。

日本では、女の子が生まれると庭に桐を植え、成長した桐を伐って嫁入り道具の桐箪笥を作る、という風習もあったそうです。桐は20年もあれば立派な木になっています。
成長の早い桐だからこそできた、昔の人の知恵ですね。

「あのデザインの葉っぱは、ここから来ていたのか」

「ここに花が咲けば、まさにあの見慣れた桐紋そのものになるんだな」

そう思うと、なんだか急にパズルのピースがカチッとはまったような、不思議な納得感がありました。

今まで身近な紋章として何気なく見ていた「桐紋」が、目の前の一本の木につながった。

こうして実物を見ながら調べてみると、歴史が少し身近に感じられます。
あんなに「引っこ抜けない雑草」として格闘していたヤツが、まさか鳳凰も止まるという、歴史ロマンあふれる高貴な木だったとは😳

とりあえず、次回の奉仕作業でどう対処するかは・・・

またその時に考えようと思います😁

Posted at 2026/10/14 17:57:27 | コメント(7) | トラックバック(0) | 山の生活
2026年10月10日 イイね!

TOYOTA2000GTのフロントフェイスはなぜ唯一無二なのか

TOYOTA2000GTのフロントフェイスはなぜ唯一無二なのかこの春、大阪オートメッセで、改めてTOYOTA2000GTの実車をゆっくり見ました。ずっと見ていても飽きないチカラを持っていました。

若者と一緒に行きましたが、同じ様にそのデザインの素晴らしさに驚いていました。
世代を越えて魅了するものは何か?
また後日、まほろばミュージアムでこれと同じのと、ボンドカーのスペシャルな2000GTを見ました。そして、今回東北グランドツーリングの帰りに小松の自動車博物館で別の2000GTを見ました。後期型の実車を見るのは初めてでした。
今年3回の対面が今回の考察のきっかけです。

まほろばミュージアム



自動車博物館

後期型


改めてそのデザインを考えてみました。
なんと言っても、そのフロントフェイス。いま見ても特別だと思えます。




低く構えたノーズ。
閉じていると存在を消すリトラクタブルライト。
そして、その下に並ぶ大径フォグランプ。
ただ美しいだけではなく、どこか知性があり、それでいて色気があります。デザインはトヨタ社内の日本人デザイナー野崎喩氏。
あの当時日本人がこんなデザインしたこと自体驚きです。
では、あのデザインは何かを参考にして生まれたのでしょうか。

全体のプロポーションで言えば、ジャガー Eタイプ の影響はよく語られます。



ロングノーズ、ショートデッキ。
流線型のシルエット。
確かに時代のGT美学は共有しています。
だが、顔は違う。
Eタイプは固定式ヘッドライトによるクラシカルな優雅さ。
一方2000GTは、ライトを閉じれば滑らかな彫刻のようなノーズになります。
さらにそこへ加わるのが、あのフォグランプ。


2000GTには前期と後期がありますが、私は断然、前期型のフォグランプの造形が好き。


前期型


後期型

皆さんはどうでしょうか?

丸く、堂々としていて、どこか意志を感じさせる存在感。
あれがあることで、単なる流麗なスポーツカーではなく、生き物の顔つきになりますね。

前期型

日本自動車博物館にあった後期型は少し洗練され、整った印象になりますが、前期型にはどこか荒削りな緊張感が残っています。まほろばミュージアムの2台も前期型でした。
あのフォグは単なる補助灯ではない2000GTの表情を決定づける「目」なのだと思います。

似ているクルマはあるのでしょうか。
例えばフェラーリ・ディーノ 246 GT は、丸目ライトと曲線で柔らかな美しさを持ちます。



しかし、リトラクタブルライト+大径フォグという組み合わせで、あの緊張感と気品を両立させた車は見当たりません。
だからこそ、2000GTのフロントフェイスは唯一無二に見えるのです。
デザインは必ず何かの影響を受けます。
しかし、それをどう昇華するかで“本物”かどうかが決まるのでしょう。
2000GTは、世界のGT美学を理解しながら、日本的な抑制と緻密さで再構築しました。



そして前期型のフォグは、その完成度の中に“野性”を残しています。なにか唯一無二を感じます。
だから私は、前期型のあの顔が好きです。
Posted at 2026/10/10 17:49:14 | コメント(5) | トラックバック(0)
2026年10月06日 イイね!

山の栗を見て考えた

山の栗を見て考えた秋の山道を歩いていると、足元にたくさんの栗が落ちています。


登山靴で踏んでも何ともありませんが、うっかり手で触れたら激痛が走る、鋭い刺で覆われたイガ。

それを見ながら、「中の栗を動物から守るために、ここまで厳重にガードしているんだな」と感心します。

ところが、そこでふと考えました。


栗って、熟すと結局イガが自分で割れるんじゃないか?

種子を食べられてしまっては、子孫を残せなくて元も子もないはずです。

リンゴのように、果肉を動物に食べてもらい、小さな種子を一緒に遠くへ運んでもらうなら分かります。

ところが栗は、種子そのものが栄養豊富な食べ物です。人間にとっても秋のごちそうですから、動物にとっても魅力的な食料でしょう。

それなのに、なぜ大切な種子を、熟した途端に「どうぞ」と言わんばかりに露出させるのでしょう?

気になって調べてみると、そこには植物と動物の間の、なかなか巧妙な生き残り戦略がありました。

結論から言えば、栗は「食べられてしまうこと」だけを避けようとしているわけではありません。

むしろ、アカネズミやリス、カケスなどの動物に利用されることが、種子を遠くへ運ぶための重要な仕組みになっているのです。

秋になるとイガが割れ、中の栗が地面に落ちます。

それを見つけたネズミやリスなどは、冬に備えて食料を土の中などに隠します。これを「貯食」といいます。

もちろん、動物たちが隠した栗をすべて回収できるわけではありません。

場所を忘れてしまったり、何らかの理由で回収できなかったりして、そのまま土の中に残るものがあります。


そうして親木から少し離れた場所に運ばれた栗の一部が、翌春に発芽する。

考えてみれば、これは栗にとってかなり都合のいい仕組みです。

自分で歩いて移動することのできない植物が、動物に種子を運んでもらう。

しかも、運んでもらった先で回収されなかったものが、次の世代になるのです。

つまり栗は、自分の種子を動物にとって魅力的な「ごちそう」にすることで、動物をいわば運送屋として利用しているわけです。


もちろん、全部食べ尽くされてしまっては子孫を残せません。

そこで面白いのが、ブナ科の植物などで見られる「豊凶」という現象です。

毎年同じように実をつけるのではなく、年によって実の量を大きく変化させ、ときには非常に多くの実を一斉につけることがあります。

こうした豊作の年には、動物たちが食べたり貯蔵したりできる量を上回るほどの種子が供給され、その一部が食べ残される可能性が高くなります。

いわば、動物たちに全部食べられないだけの量を一度に供給することで、次の世代を残すための「保険」をかけているわけです。

さらに栗には、渋皮などに含まれるタンニンもあります。

これも種子を食べられにくくする方向に働くと考えられます。

足元に転がる、触れば痛いイガ。

そして、そこから覗く艶やかな栗の実。


最初は「こんなに厳重に守っているのに、熟したら自分で割れるのか」と思っただけでした。

ところが、少し調べてみると、そこには植物と動物の長い進化の中でできあがった、巧妙な関係がありました。

植物は動物に食べられたくない。

でも、動物に運んでもらわなければ、種子を遠くへ広げることもできない。

その微妙なところで、食べられることと、運ばれることのバランスをとっているわけです。
長い時間をかけた自然淘汰の産物とはいえ、植物にも意思があるように思えてしまいますね。

山で割れたイガを見かけたら、これからは「栗が落ちている」と思うだけでなく、その周りを走り回る運び屋たちの姿を探しそうです。

Posted at 2026/10/06 18:56:49 | コメント(6) | トラックバック(0)
2026年10月02日 イイね!

東北グランドツーリング⑦雨晴海岸、日本自動車博物館

東北グランドツーリング⑦雨晴海岸、日本自動車博物館東北グランドツーリングも、いよいよ最終日です。

この日はすでに東北を離れ、富山県射水市に泊まっていました。特にこれといった予定は入れていなかったので、朝、地図を眺めながら「さて、どこへ行こうか」と考えます。

そんな中、「雨晴海岸」というちょっと変わった名前が目に入り、行ってみることにしました。

雨晴(あまはらし)海岸は、季節によっては海越しに冠雪した立山連峰を望めることで有名な場所です。海越しに雪山を眺められる景色は世界的にも珍しいそうです。


伊豆から見る富士山も、海越しに山を望む景色ですね。私も以前、初めて海越しにきれいな富士山を見たときは、その独特の景色に感動したものです。正しく葛飾北斎の浮世絵が重なりました。

今回は真夏なので冠雪した山を見ることはできませんが、雰囲気だけでも楽しめればと思って訪れてみました。

ところが、この日はあいにくの天候。雨こそ降っていないものの、朝からどんよりとした曇り空です。

雨晴の名前は源義経が奥州へ落ち延びる途中、にわか雨が晴れるのを待ったと伝わる「義経岩」に由来しています。

踏切渡ってすぐ向いが義経岩

確かに雨宿りできそうな奇岩

少し遠くに女岩
その向こうに立山連峰

この辺りは勧進帳で有名な安宅の関などもあり、義経ゆかりの場所が多いですね。



三階建ての道の駅があり、そこからの眺めは良さそうなのですが、立山連峰は霞んでしまい、残念ながらうまく見ることができません。


天候ばかりは仕方がありません。早々に雨晴海岸を後にして、次は石川県の安宅の関がある小松へ向かいます。

小松には、以前から一度行ってみたいと思っていた日本自動車博物館があります。これまでも近くを通ることは何度もありましたが、なかなか訪れる機会がありませんでした。


噂には聞いていましたが、実際に訪れてみると、その名にふさわしい大規模な博物館でした。建物そのものも立派です。




三階建ての館内には、所狭しと古今東西の自動車が並んでいます。







これは、丸一日いても足りないくらい楽しめそうです。















しかも、これだけの規模と内容のコレクションが個人の収集から始まったというのですから驚きます。展示車を一台一台紹介していたら、きりがありません。








トヨタ博物館にも何度も行っていますが、ここも近くに来たら、また立ち寄りたいと思いました。



惜しむらくは、これだけ多くのクルマを展示しているため、1台1台を四方八方から見ることができないことです。クルマによっては前からしか見ることができず、そこは少し残念でした。







もちろん、すべてのクルマをゆったりと四方から見られるようにするには、それこそトヨタ博物館ほどの展示スペースが必要になるでしょう。







それでも、貴重なコレクションも数多くあり、これまでいくつもの自動車博物館を訪れてきましたが、量と質の両面で最上位クラスに入る博物館だと思いました。





ここを最後に、東北グランドツーリングも終了です。

八幡平をはじめ、奥入瀬、八甲田、寒風山、鳥海山など、今回もいろいろな場所を走り、そして歩きました。

911での長距離ツーリングとしても、思い出深い旅になりました。今回の旅では、1人だからこそこれまでにない911との濃密なひとときを、存分に味わった気がします。



全7回にわたってご覧いただき、ありがとうございました。

今回の総走行距離は、約2,500km。

これだけ走っても、まだまだ走り足りないような気がするのは、やはり911だからでしょうか。

東北グランドツーリング、これにて完結です😊

Posted at 2026/10/02 18:44:49 | コメント(13) | トラックバック(0)
2026年09月27日 イイね!

山奥の長城

山奥の長城山を歩いていると、突然、石積みの壁が現れることがあります。

この辺りでは「猪垣(ししがき)」と呼ばれるものです。万里の長城のように、山の斜面に沿って延々と続いています。



これは昔の人が、猪や鹿による農作物の食害から畑を守るために築いた垣です。




今では畑や田んぼも放置され、森に還っているところが多いため、一見すると、何のための壁なのか分からなくなっています。

東紀州でも、熊野古道沿いなど、いろいろな場所で見ることができます。

新宮には、なんと50キロにもわたって続く猪垣があるそうです。かなりの山奥に忽然と現れることもあり、「こんなところで耕作していたのか」と驚かされます。

熊野古道伊勢路大吹峠はよく歩く場所ですが、ここも猪垣で有名です。

特に、ここの猪垣はT字型に残っているのが全国でも珍しいそうです。

猪垣の交差点


こうして見ると、まるで古代の謎の遺跡のような雰囲気があります。

ただ、猪垣そのものは全国的に見られるものだそうです。今では崩れてしまい、ほとんど残っていない場所も多いのでしょうね。

生活の知恵から生まれたものとはいえ、重機もなかった時代に、これだけの石を運び、山の中に長い壁を築くのは、相当な大仕事だったはずです。

今は森の中にひっそりと残る石垣ですが、かつてはその向こう側に畑があり、そこで人が暮らし、作物を育てていた。ただ、そんなことがにわかには信じがたい山奥であり、急斜面なのです。

そう考えると、何気なく歩いている山の風景が、少し違って見えてきます。

Posted at 2026/09/27 17:42:37 | コメント(8) | トラックバック(0) | 東紀州

プロフィール

「@プリマヴェーラ さん
1970セブリング12ではポルシェで準優勝。その腕にはサブマリーナが着用されていました。ミーハーですが道具だけでも真似してます😆」
何シテル?   09/21 18:54
オープン乗りはオープンにかえる コペン所有と共にみんカラに登録しました。趣味性の高いクルマで良い車でした。コペンではDIYで様々なカスタムを行い、愛車グランプ...
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