槍ヶ岳登山⑤です。
夜ごはんを食べ終えて、これから夕日を見に行きます。
もう大分冷えてきたので、ウルトラライトダウンの上にカッパを着て防寒対策します。
はるか遠く水平線に向かって沈む太陽
山から差し込む光が美しい
夕日によって輝かせる稜線の美しさに息を吞む
そして日が沈んでいく
今日一日素晴らしい景色をありがとう
日が落ちてからが空と山のセッションの始まり!
東の空にはビーナスベルト
ブルーアワーとテントのライトが織りなすキャンバス
夜の帳が降りる
これでまだ終わりじゃない!
今日は夜の間に月が出ない日。
肉眼でも夜空にアーチを描く天の川が見えます(*´ー`*)
行くぜ!
北アルプスを架ける天の川
そして天の川のアーチは槍ヶ岳へと続く
夕日から天の川まで狙えるなんて最高な一日でした(*´∀`*)
周りはもうテントでお休みのようなので、私もテントに戻って寝ようZzz
だがしかし、ここにまで来ている大陸人が山荘の前で大声で喋ってる。
いい加減静かになったと思ったら、今度は風が吹き出しテントが揺れる。
お隣さんのフライシートがめっちゃバタついてとても寝れる環境じゃなかった。
風が時折静かになった時に寝て、風が吹けば起きるの繰り返しで、3時頃起床。
大陸人がそんな頃から大声で喋りだし、朝日を見に槍ヶ岳へ登るようだ。
槍ヶ岳の山頂から見て写真撮ってもどこから撮った写真か分からないじゃん。
4時過ぎに空が明るくなり始める

こんな暗闇の中、ヘッドライトを照らし登ってますね。
視界を富士山方面に向けるとすべて飲み込む雲海
富士山、南アルプス、八ヶ岳以外はすべて雲海に飲み込まれてます
4:55 日の出
超至近距離モルゲンロート
日の出も素晴らしい景色となりました。
これで写真撮影に区切りをつけ、テントの撤収を行い5:39に下山開始です。
今日は最終便17:30までに乗れるよう上高地バスターミナルまで戻らないと行けません。
9~10時間はかかる見込みガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル
さらば槍ヶ岳!

絶景を見せてくれてありがとう!
日陰がある内に斜面を下り森の中に入りたかったんですけど、太陽が昇る方が早く槍沢大曲までほぼ日が当たり暑い下山となりました(´Д`ι)
そこから森の中なので暑さは幾分マシな状態。
下山時に土踏まずより先の方に負荷がかかり歩くのが辛くなってきます。
ババ平テント場、槍沢ロッジで休憩。
槍沢ロッジには9:12着で20分休憩。
槍沢ロッジから横尾までが結構長く感じしんどい。
横尾に10:58着。
かなり疲れたので昼ご飯にリゾッタを食べて40分ほど休憩。
横尾から徳沢までは微妙なアップダウンなのでこれまたしんどい。
徳沢に12:34着で35分休憩。
徳沢でコーラとソフトクリームで糖分補給(;≧д≦)

くっそ美味いじゃないか!
明神館に14:01着で20分休憩。
最後の右岸ルートがホント長く感じて途中ベンチで休憩挟んで、河童橋に15:21着。

周りは観光客ばかりな河童橋。
疲労困憊状態で15:30に上高地バスターミナルに到着。
休憩2時間込みで10時間かかりました( ´△`;)
つっかれたーーー
もう槍ヶ岳行かねぇ!
だってこれ以上無い景色見れたんだし、この日程有るなら違う山に行きます♪
次は双六岳方面が気になってしょうがない。
今回の活動記録はこんな感じ。

42.9kmて( ゚д゚ )
よくテント泊装備担いでこんな歩いたもんだ。
バスターミナルは平日なのに長蛇の列。
15:45のバスに乗れるか心配しましたが、2便来たので乗れました。
バス待ちしている間、後ろにいた登山客の人とお話しすると、その人は上高地バスターミナルから日帰りで西穂高岳行ってきたとか!
ホントは奥穂高岳の方へ2泊3日で縦走するつもりがあまりの暑さに水が足りないから予定変更して下ってきたようです。
無理せず決断出来るところが尊敬出来ました。
これからも自分の力量を見極め、安全に帰って来れる登山を心掛けたいと思いました。
バスターミナル駐車場近くの梓湖畔の湯で3日分の汗を流してサッパリ♪
そこまで眠気も来なかったでほどほどの休憩を挟み22時前に帰宅。
初めてのテント泊でしたが、ある程度準備して行ったため大変なことになることも無く工程を終えることが出来ました。
今回はテント泊故に重さに苦しめられましたので、余剰であったものを精査して次回に備えたいと思います。
私の初日の重量は14キロ。
最後にお話しした人は同じ2泊3日のテント泊装備で8キロ。
どうしたら6キロも減らせるんだ?(笑)
これにて槍ヶ岳登山は閉幕です。
5回に渡るブログにお付き合い頂き、ありがとうございました。
ブログ一覧 |
登山 | 日記
Posted at
2024/08/04 21:00:49