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2015年10月24日

私はロータリーエンジン、RX-7に育てられたから今がある。

私はロータリーエンジン、RX-7に育てられたから今がある。 皆様こんばんは♪

私は自分のことで気付いたことがあります。

『私はロータリーエンジン、RX-7に育てられたから今がある。』ということです。




何故そう思ったかと言いますと、先週とても貴重な体験をさせて戴いたからです。

貴重な体験とは、1983年式の日産【パルサー エクサ】を運転させていただいたことです。




宮ヶ瀬で毎週のようにお会いするお仲間さんのエクサとは言え、32年も前のクルマですから、それはもう緊張しました!!

ステアリングは滅茶苦茶重いし、ステアリングギア比も現代のクルマとは全く違い、一杯回さないと曲がりません。

クラッチもストロークが短くかなり重いです。

ですが・・・インジェクションの1.5リッター4気筒ターボエンジンはバラつきもなくスムーズですし、ブーストが掛かると『キュィィィーン』とタービンの音に胸が躍ります。

重いステアリングを力を込めて回したり、『ブレーキが効かないからエンジンブレーキかけなきゃ!』とか色々考えて運転しているうちに、とても楽しんでいる自分が居ました。



始めは緊張しましたが、本当に楽しかったです♪♪


そして、エクサから降りた時、助手席で見守っていて下さったオーナーさんに言われた事に驚きました。

『普通に運転できてたね』

と言われたのです。

平成24年式スイフトスポーツの、お手軽で楽チンな楽しさに馴れてしまった私ではありますが、確かに今回はエンストしたり、ガックンガックンしたりはしませんでしたし、『これなら普段の足に使っても全然問題ないかも!』などと思いました。

しかし、現代の普通のクルマとは、運転に必要な労力は全く違います。
月とスッポンどころではありません。

自動ブレーキどころかABSもありません。

イージードライビングな現代のクルマとは違う、“運転が難しいクルマ”なのです。



何故、私はこの“運転が難しいクルマ”を『普通に運転できた』のかを考えてみました。

そして出た結論が、冒頭の

『私はロータリーエンジン、RX-7に育てられたから今がある。』

という答えなのです。


私が初めて買ったマニュアルトランスミッションのクルマ・・・



FD3S アンフィニRX-7

初めて買ったMT車がロータリーエンジンということ自体が、無茶でした。

中古車販売店の店頭で納車して、帰宅するまでの間に、何度ガックンガックンさせてしまったか!!

納車当日から壊してしまうかと思いました。


でもめげずに、他人に迷惑を掛けないよう、スムーズな発進やシフトチェンジができるようになるまでは、深夜の信号の少ない道でひたすら練習しました。

低速トルクが細いだけでなく、ロータリーエンジン特有の低回転域でスムーズさを欠く点は、ロータリーエンジンのMT車を運転したことがある人にしか分からないと思います。

でも、そのロータリーエンジンのMT車で繊細なクラッチワークと、スムーズにエンジンを回すことを学ぶことが出来て、本当に良かったと思います。


そして、2台目のロータリーエンジン車・・・



SE3P RX-8 5MT(ベース)>

マツダ中古車ディーラーでRX-8 TypeS(6MT)に試乗した時は、ロータリーエンジン特有の低速トルクの細さがネガティブにしか感じられませんでした。

『NAのRENESISになっても、ロータリーはやっぱり運転しにくいクルマだなぁ』と思いました。

ですがRX-8に乗りたい気持ちは抑えられず、ピークパワーを下げた代わりに低速トルクを太らせた【5MTのベースグレード】に試乗したら好印象!!

トルクが太く、TypeSで感じたネガが無かったことで即決して、この【5MTのベースグレード】を買いました。

そして、約35,000㎞を共にしました。

もちろん、レシプロエンジンのクルマと比較したら、スムーズに走らせるためずっと気を遣います。

でも、この時点で既にRX-7に育てられたスキルでカバーできていたのだと思います。


それから、3台目のロータリーエンジン車は・・・



SE3P RX-8 Type RS

RX-8が車検を前にして、次はシビックタイプR(FD2)にでも乗ろうかな、と思っていたのですが、マツダディーラーで『後期型のType RS、試乗車が入ったから自由に乗って来な!』とキーを渡されて運転してみたら、、、目から鱗が落ちまして。

エクステリア・インテリア共に後期型になりグッとデザインが良くなったのですが、それよりもエンジン・ミッションの進化に並々ならぬものがあったのです!!

エンジンの出力特性は、TypeSの超高回転域までパワーが伸び続ける点と、ベースグレードの低速トルクの太さをイイとこ取りしたものに大進化!!

更にマツダ内製になったミッション!!
ファイナルギアを4.777に変更したことにより、ただでさえ太いエンジントルクを獲得しているのに上乗せして日常での加速力を飛躍的に向上させていました。

このエンジンの大進化とローギアード化されたことによりType RSは今までのロータリーエンジン車では考えられなかった『6速のまま1000回転からでもスムーズに加速』ができるようなクルマになりました。


試乗して本当に驚きました。
もはや、ロータリーのMTだから運転が難しい、などという次元とは完全にお別れしていました。

そして、新車注文書に印鑑を押していたというわけです。


ハイオクガソリンがリッター190円前後という恐ろしい時代でしたが、20,000km弱を共にしました。




こうして、3台で計60,000㎞以上ロータリーエンジンのMT車を運転しました。

13Bロータリーエンジンの進化と共に歩むことができました。


今年のモーターショーには、マツダから新型スポーツカーのコンセプトが出展されるそうです。

その心臓部には、新型のロータリーエンジンが搭載されるという話です。


昨今絶好調のマツダですが、ロータリーエンジンはもう諦めざるを得ないのだろうと、私を始め多くのファンも諦めかけていたと思います。

私は特にロータリー命!でもありませんし、スポーツカーしか乗りたくない!というような発想も持っていませんが、『マツダがロータリーエンジンの新型スポーツカーを出す』と言われたらドキドキ・ワクワクしてしまいます。




『私はロータリーエンジン、RX-7に育てられたから今がある。』


初めてのMT車としては、かなり背伸びし過ぎでした。

でも心の底からRX-7を愛していて、この気難しい恋人と楽しくデートしたい一心で努力しました。


私なんかには勿体無さすぎる相手だと勝手に思い込んで、5,000kmも乗らないで別れてしまいました。

今思うと、私をオトコにしてくれたクルマでした。



長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。



























ブログ一覧 | RX-8 | 日記
Posted at 2015/10/24 02:27:57

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