2023 ブレーキフルード交換 & キャリパーメンテ スズキ GSX S1000GT
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納車されて約1年、DIYで ブレーキフルード交換 と Fキャリパーメンテをした。
注意:整備マニュアルなど見たことない自己流DIY整備なので、もし参考にされる方は自己責任をお願いする。
注意:未経験者は絶対真似されないようにお願いしたい。
それでは始まり~↓
●下準備としてFフェンダーを1段上げて仮固定した。これで何とかブレーキブリーダーボルトにアクセスできる。
(フェンダーに挟み固定されているブレーキホース×2は事前に外す)
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●これも下準備というか ブレーキキャリパーマウントボルトの締め付けトルクが不明なので、トルクレンチを使ってトルク値を検証してみた。↓
ネットではGSX-R1000 と GSX-S1000の締め付けトルク値は 39N・m だそうで、これを参考に、自前のトルクレンチ(格安約3000円)で、34N・mと44N・mの2コ設定で締め付けてみると、44N・mでは一瞬ボルトが周りカチッと鳴った。ん~1000GTも39N・m でよさそうである。
---------------追記----------------
いつものバイクショップに冬眠明けのご挨拶に行ったところ、担当の方から正規トルク値を伺った→「39N・mです」との事だ 良き。
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●使用した工具はコレ(上から)↓
・トネ ヘキサゴンソケット 差込角12.7mm(1/2") 二面幅8mm。
・トネ ソケットアダプター 差込角 9.5mm(3/8インチ) ~ 12.7mm。
・スエカゲツール トルクレンチ 9.5角。
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●リアスタンド等で車体を垂直、ハンドルは直進にする。
さらにFタイヤに輪留めをした。
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●タンクから古いブレーキフルードを約8割抜くが必ず少量残す。
マスターシリンダーにエア混入させないためだ。
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●新ブレーキフルード DOT4 をタンクに補充しておく。
以後の作業で液面高が勝手に上下動するので逐次確認を怠らない事。
注意:逐次確認を怠ると液面が下がりすぎてエア混入してしまう。
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●ブレーキキャリパーマウントボルトを外し、キャリパー本体を(ブレーキホース類はそのまま)ゆっくり取り外す。
写真にはないが右側のABS電気配線×1慎重に外しておく。
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●ブレーキパットの残量 と 取り付け方向を確認。
写真撮影しておくと組付け時に悩まなくて済む。
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●ブレーキパッドを抜いた直後、中心奥のプレートはそのままで作業した。
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●キャリパー清掃の下準備として↓
・ブラシの柄等を挟み レバーをニギニギしてピストン×4を出す、これだけでもタンクの液面はドンと下がる。
注意:以後 タンク画像は割愛する 逐次タンクの液面を確認する)
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●中性洗剤で薄めた水 と 毛ブラシ で汚れを落とす。
このままではピストン裏側の汚れは落ちない。
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●キャリパーピストン脱着ツールでピストンを180度回転させ、汚い面を毛ブラシでゴシゴシだ。
写真は回転させた直後 汚いピストンが解る。
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●キャリパーとブレーキパッドが洗い終わったら ピストン飛び出し防止ロックをする。
注意:写真はロック方法を模索中だ。
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●左側キャリパーの飛び出し防止ロックを完璧にしたら、反対側の右側キャリパーを取り外し、左と同様の作業をする。
注意:ブレーキホースにキャリパー重量をかけない事 汗・・・ 何かで釣っておけばベストだ。
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●左右全て中性洗剤で洗い、エアーダスター等で乾燥を促進させる。
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●水分が乾燥したら↓
・ブレーキパッド×4のピストンあたり面などにブレーキパッドグリスを薄~く塗布。 (パッドに付くプレートの裏面も薄~く塗布)
・左右キャリパーピストン×8に日産純正ラバーグリスを少量塗り キャリパーピストン脱着ツールでピストンを回しながら押し込んでいき、中のシールまで浸透させる。(シールは見えないので勘で勝負)
はみ出したラバーグリスはふき取る。
・右の画像は組付け後。
注意:グリスの選択と塗布位置は各自の自己責任でお願いする。
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●各グリス塗布後、ブレーキパッド×4を左右キャリパーに復帰させたら、いよいよ左右キャリパーを車体に取り付ける。
ブレーキキャリパーマウントボルト×4の締め付けは軽くグイ程度で締めた、これは後々のブレーキパットの芯だし時に また左右キャリパーを外すためだ。
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●次のステップ 新ブレーキフルードに交換だ↓
・私の場合、右側キャリパーのブレーキブリーダーボルトから旧オイルを抜いている、右側キャリパーから交換する理由は、車体中央のABSユニットまで長い経路なのでABS無タイプより時間がかかる、一人で楽にできるのは右側からだと思う。
・エア抜き方法はブレーキレバーをニギニギしてブリーダーボルトから抜く古典的要領だ。
・ブーキブリーダーボルトから出てくるオイル色が透明に変わっても、さらに10回くらいレバー&スパナ操作(古典的)をしてフルード液を入念に抜いた。
(燃料チューブをブリーダーボルトから抜いた瞬間 よくチューブからフルード液がポタポタこぼれるのだが・・・・この自作ブレーキブリダーの負圧効果で燃料チューブからのポタポタが無く快適安心だった、しかし この自作品はフルード交換する負圧パワーは無い、チューブ内径は5mm)
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●ブレーキブリーダーボルトの開閉は8mm工具を使う、ここの作業空間は狭く、長メガネレンチでは無理、写真にあるスパナで使用できた。
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●Rブレーキはフルード交換のみ実施、Rキャリパーは外観点検のみ。↓
・リザーバータンク取り付けのボルト×1を外して、タンクを手前に引いても写真以上出てこない、これでは蓋が取り外せない。
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●写真左のように、タンクをサブフレームの下を潜らせて、手前に出せば作業ができる。 ・蓋を外して判明したのだが、ダイヤフラムゴムがかなり下降していた、フルードが極度に減っていたのである。何故?・・・
注意:写真左のタンク内が黒い コレ ダイヤフラムゴムの色が映っているのだ。
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●ビビッてリヤキャリパー外観を確認したが漏れた跡は無し、ブレーキパッド残量も普通にある。
ABSユニットは見えない、手で周辺を探ってみたが濡れてはなかった。
・とりあえずフルード交換だ、リヤもABSユニットが介在してるので、フロントと同様に時間がかかる作業だ。
・因みに8mm眼鏡レンチが使えて楽。
・新フルード缶0.5Lの6割以上をフロントとリヤで消費した。
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●フルード交換が完了したら水洗い洗車する、乾燥後 Fブレーキパッドの芯だし作業だ。↓
・フロント左右キャリパーを取外し、ブレーキパッド×4を工具等で極微量でよいから間隔をあける、あけたら左右キャリパーは車体に戻し取り付け、ブレーキキャリパーマウントボルト×4を39N・m値で締める。
・Fフェンダーも正規の位置に戻す。
・エンジン始動、敷地内でアイドリング走行し、先ずはリヤブレーキが効くか確認、 事後 再発進し、アイドリング走行中にFブレーキレバー操作で、少しずつフルード液をF左右キャリパーに送りピストンを徐々に出す、ブレーキパッド×4がディスクに圧着する感覚が十分きたら、芯だしはおわり。
・Fリザーバータンクのフルード量を最終確認したら全て終了。
注意:DIY整備後の運転開始前点検と終了後点検は入念に。
注意:参考にされる方は全て自己責任でお願いする。
おわり
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