
メーター修理シリーズその2
前回はメーターにある
105℃ / 50V / 0.22uF × 2
105℃ / 50V / 0.68uF × 2
以外を交換して試したものの、症状は変わらず動きませんでした。
更に取付時にスピードメーターケーブルの取付が甘くて走行中に抜けてしまい、更にパワーウィンドウが動かないトラブルまで発生。踏んだり蹴ったり。
というわけで、まずはパワーウィンドウのほうを先に片づけていきます。
電気配線図を見ると以下の通り。
トラブル発覚当日は赤線のところを別の線で短絡して、開きっぱなしになったパワーウィンドウを動くようにしました。
パワーウィンドウのヒューズと、スイッチ故障でないことを確認し、赤線のところを繋いだのですが、それで動くということは『タイムラグ・ユニットが動いてない』という予想が立ち、ユニットに電気を送っている先を見るとメーター・ヒューズがあります。ああ、タイミング的に切れてそうですね・・・。
確認すると案の定。
スピードメーターケーブル抜けた時に逝ったんでしょうね。
走行直後はパワーウィンドウが開き、その後、走行途中に「スピード信号が来ていません」とナビが訴え始めたので、パワーウィンドウが操作不能になったタイミングとケーブルが抜けたタイミングで整合性が取れるのです。
ちゃんとラッチが噛んだか確認しなさいという教訓でした。以後気を付けます。
※なお、ヒューズ交換の前にTWSユニットも分解して目視確認していますが、パターンやコンデンサは綺麗でしたので触らないまま戻しています。
パワーウィンドウが直ったのでメーターに戻ります。
で、冒頭に出てきた
105℃ / 50V / 0.22uF × 2
105℃ / 50V / 0.68uF × 2
のコンデンサを遅ればせながら入手したので装着トライ。
ただ、大前提として以下の条件でのアルミ電解コンデンサは手に入りませんでした。
・日本メーカー(or 海外の高信頼メーカー)
・アルミ電解コンデンサ
・105℃以上
・50V以上
・スルーホール(脚付き)
・AEC-Q200規格
・単品購入可能(ロット単位購入のものはあった)
・在庫アリ(もしくは常識の範囲での取り寄せ期間)
そこで、以下まで絞り、あとは現物を見ながら決めることにしました。
◆105℃ / 50V / 0.22uF代替品
ニチコン / アルミ電解コンデンサ(表面実装) / UUP1HR22MCL1GS / 50V / 0.22µF / 105°C@1000h / AEC-Q200
村田製作所 / セラミックコンデンサ / RCER71H224K1DBH03A / 50V / 0.22µF / -55°C~125°C / AEC-Q200
TDK / フィルムコンデンサ / B32529C0224J000 / AC/40V、DC/63V / 0.22μF / AEC-Q200
◆105℃ / 50V / 0.68uF代替品
村田製作所 / セラミックコンデンサ / RDER71H684K2K1H03B / 50V / 0.68µF / -55°C~125°C / 汎用
TDK / フィルムコンデンサ / B32529C0684J000 / AC/40V DC/63V / 0.68µF / AEC-Q200
0.22μFのほうはアルミ電解コンデンサがあるのですが、表面実装品です。
現物と裏面を比べてみたのですが、幅は大丈夫そう。サイズ的にも小さいので簡単に取れることは無さそう。ただ、自分の腕で付けれるかは不安しかありません。
四角い積層セラミックコンデンサだと左右に付ければよいのですが、これは完全に裏面のみしか足がありません。だいぶ不安になったのでこれは現物見て止めました。
次にフィルムコンデンサ。
脚の幅も完璧なのですが、0.68uFの一つが隣の220μFコンデンサと干渉します。
正直、斜めに付けても付くし、なんなら裏面に付けても問題無いのですが、単純に美しくないので止めました。
0.68uF品だけセラミックコンデンサにして、0.22μFのほうはフィルムコンデンサにしても良いのですが、全部が隣のICチップに繋がっているので、あまり種類の違うものを混在したくない、ということでフィルムコンデンサも見送り。
というわけで、最終的にはセラミックコンデンサ(脚付き)に付け替えて、サムネ画像の状態になりました。
0.68uFのものだけAEC-Q200規格でないのが悔やまれますが、アルミ電解コンデンサのようなドライアップは無いので寿命と言う面では問題ないと思います。
セラミックコンデンサは内部抵抗が非常に低いために、発振という現象が起きて実行容量が下がるという事象があり、それが課題でした。
そのため抵抗を挟むことも検討し、実際に抵抗も準備したのですが見送っています。
AIや電気回路に詳しい友人のアドバイスとして「この時代の回路で必要ないのでは?」という意見や、アナログICのピン直下に抵抗を入れてしまうと、ICの出力抵抗や入力抵抗が変化したのと同じ状態となり、結果的に激しい異常発振を引き起こす原因となる場合もあるようで、用心した結果壊すリスクも存在することを知ったためです。
ICがどんなものかもAIに聞いてみましたが、カスタム品のようで正体不明。
またFDの方がメーター修理にセラミックコンデンサを使用している事例なども確認しており、「下手な工夫よりはそのまま使ってみるのが先」という認識になったためです。
というわけで、メーター周りのコンデンサを全交換して動作確認です。
走行してみた結果・・・
ブースト・油圧・水温計が動きません(´・ω・`)
燃料計、スピードメーター、タコメーターは動きました。
まあ、パターンを見ながら0.22uF、0.68uFのコンデンサがブースト・油圧・水温に関係しているようには思えなかったので予想通りではありますが、残念ではあります。
うーーーーーーん、と悩みながらも、とりあえずメーターを取り外し。
パターンの焼け、クラック、配線切れなどを確認するも問題点を見つけられず。
悩みながら類似事象をググって
SunSunSummerさんの整備手帳を発見。
接点復活剤とな?
実はネジ受けのところに白錆が付いてる部分もあって、ちょっと気になってはいたんですよね。なにより動かない時の雰囲気が、電気が来ていないかのような元気の無さ。テスターで通電確認するとあんまりパッとしない感じ。
手元に接点復活剤があるのでダメ元で試してみることに。ネジと接点のパターンは全て接点復活剤を吹いて、かつペーパータオルでかるくゴシゴシ拭いておきます。
水温計が動いた!!
針が動く速度が気持ちゆっくりにも感じましたが、それでもタイミング的にも上がってくる位置的にもOKです。
これでしっかり直ってくるとは・・・接点復活剤恐るべし。
残るは油圧・ブースト計。
キーをイグニッションまで入れるとブースト計は0点位置まで上がります。
油圧もIGで若干反応あり。
ただ、走行中はまったく動きません。
0点に動くということは、アースとIGパターンには通電してるのかな?
またまた分解して断線が無いかを確認しますが、そういう部分も無し。
自分で言うのもなんですが、交換したコンデンサのハンダもキレイに乗ったし、極性間違いなども何度も確認しています。
一応、ECUに接続されているのもあって、ダイアグチェックを実行しましたが、ダイアグのほうはALL OKの表示。ということは、センサー断線などではない。
ここで暗礁に乗り上げる訳ですが、ここで変に手を広げると沼る(既に沼ってるけどw)ので、初心に返る作戦を取ります。
まずは油圧・ブースト計の単体動作試験をしようと。
「まず最初にやれよ」というツッコミが来そうですが、手持ちの12V電源ユニットが無くて地味にハードルが高いのです。そのために車からバッテリー外してくるのも面倒だし。
なので電池8本繋ぐか?などと考えているのが今現在。
電力だけの問題なら電池12vでも動くかなと。
まあ、どこにプラスマイナス繋げばいいのかすら判ってないですがwww
整備書だとコネクタC1の〇番とC3の〇番に接続しろとあるのですが、絶妙に位置がわかりにくいのと、メーター単体での接続位置は記載がないので根性で追うことになります。
いやあ、しんどい。
来週はセブンデイ。そこでには完調になった状態で参加したいなあ。
(ECUに信号行ってるのは分かったので、メーター直らなくても行きますよ!)
もうちょっとだけ続くんじゃ・・・