過日、日本ではまずお目にかかれないとても珍しい車が限定で展示されているのを知り、実車を見てきました。
早速見てみましょう!

どーん!
?

どどーん!
…新型ハリアー?

SIENNA
…シエンタ?
……シエナ?
………シエナ!?
シエナ!
そう、シエナ!
知らない方が多いのも無理はありません。
シエナとは、北米トヨタが北米・中国・韓国などで販売しているミニバンです。
日本では販売されていない、国内では非常に珍しいトヨタ車です。
かつてエスティマがプレビアの名前でアメリカで販売されていましたが、その後継車として販売されているのがこのシエナです。
このシエナは2021年にフルモデルチェンジされた4代目のモデルになっています。
初代〜3代目のシエナも当然国内販売されていませんでした。
そこで並行輸入という形で輸入され日本でも3代目がごく僅かに見られましたが、この4代目シエナは「とある理由」から国内で登録ができないモデルとされていました。
そのため国内で見ることはないと思われていましたが、まさか実車を見られるとは…!
国内で登録できない理由は後述するとして、まずは写真を見ていきましょう。
初めに基本スペックから。

グレード:XSE
→全グレードの中で最もスポーティなグレードです。
全長:5,184mm
→ハイラックスより少し短いくらいです。
全幅:1,993mm
→アルファードの1,850mmよりもさらに大きい幅です。
全高:1,770mm
→これちょっとイメージできない人は、近所にいるタイセイヨウマダライルカ、タイセイヨウマダライルカを頑張って捕まえて立てる。
すると、だいたい一緒です(某車系youtuber風w
排気量:全車2.5リッター直4+ハイブリッド
→先代はV6の3.5リッターでしたが、ここでダウンサイジングしてハイブリッドでパワーを補う方式に変更されました。

正面から見ていきましょう。
新型ハリアーを思わせるフロントフェイスです。
上部のグリルはピアノブラック。
ロアグリルはハニカム構造のメッシュ状でスポーティな雰囲気を演出しています。
ちなみに、メッシュ状のグリルを採用しているのはこのXSEのグレードだけ!
そしてフォグランプ上部のエアインテークを思わせるグリルがあるのもXSEだけ!

横に回ってきました。
SUVとミニバンを合わせたような、日本にはない滑らかなボディラインです。
実はこのボディライン、日本の新幹線をイメージして設計されたのだとか。

リアに回ってきました。
どことなくシエンタに似ていますが、シエナですw

XSEのエンブレム。
そしてその下にはハイブリッドのエンブレム。
続いて細かなところを見ていきましょう。

まずはタイヤから。
20インチで大きなタイヤですが、注目すべき点はホイール。
拡大してよく見ると、部分的にカーボン柄になっています。
これはカーボン柄のホイールキャップをはめ込んでいるのだそう。
そしてホイールと見事に一体化され、ホイールキャップとは気付かれないくらいの完成度です。
ちいさなところでおしゃれ!

ドアミラーの下にはカメラが付いています。
これによって、運転席からの死角を無くしているということです。
もちろん反対側にもカメラがあります。

ヘッドライトです。
展示車のため点灯していませんでした。
しかしセキュリティが偶然作動し、一部の灯火類が点灯していたのでそれを報告します。
デイライトは下部の白いライン状の部分。
もちろんLED。
ウィンカーもLED式。
LEDの素子が見えないように配置してあります。
カローラスポーツと同じだね。

リアにカメラは2つ付いています。
おそらく1つはリバース時のバックモニター、もう1つはバックミラー用のリアビューモニター用と思われます。

リアの灯火類です。
リアのウィンカーはまさかのバルブでした。
リバースランプもバルブかも?

マフラーは右側に目立たないように配置されています。
ハイブリッド車はマフラーを隠すような配置が多いトヨタですが、それは北米トヨタでも共通のようです。

後部座席への乗り降りはスライドドアです。
アルファードやエスティマのように、窓枠に隠すようにレールが配置されています。
個人的にはノアヴォクなどで採用されているような、ボディの中に配置されているようなレールよりもこのような配置の方が好きです。
そしてレールをよく見ると…!

中にワイヤーが張ってあります。
オートオープン、オートクローズ機能があるものと思われます。

ドアハンドルにはガーニッシュ付き。
これは標準装備のようです。

ルーフレール。
これは恐らくオプション装備品ですが、アンテナのブラックカラーは標準。
さりげないツートンカラーを採用です。

ドアミラー付近にはフィンが付いています。
近年のトヨタ車で多く採用されている空力がシエナでも採用されています。

テールライトにもフィンが付いています。
多くのトヨタ車で採用されている空力が、ここにも採用されています。
さて、手当たり次第撮影してきたシエナですが、エクステリア編はこれで終了。
次はインテリア編です!
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2021/11/13 15:10:25