パドルシフト研究 第五章 修正あり
| 目的 |
チューニング・カスタム |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
12時間以内 |
1
前章までは物理的に装着可能なのかどうかを中心にレポートしました。
本章では実際にオーディオスイッチ、クルーズコントロール、ハンズフリー、パドルシフトの結線について紹介します。
まず、最初にお断りしておきますが、あくまでこの情報は私のCX-7とMX-5の場合の情報になります。
どうやらロードスターでは線種も違うようなので、ご注意ください。
最初はCX-7のコネクタがどのように結線されているかを整理したものです。
なんとなくですが、赤がイルミで黒がアースっぽいのですが、それぞれがどんな機能なのかはわかりません。
わかっているのは、黄色がハンズフリー信号で赤白がホーンということぐらいです。
2
次に、今回パドルの配線をする結果の配線図です。
スイッチ類はすべてMX-5のものを利用してますので、コネクタから出てくる情報が変わってきます。
基盤を比較してどこに何の信号が出てくるのかを確認しました。
いやぁ、これを作るが大変でした。
ちなみに、jinさんからも質問のあったハンズフリーのもしもしボタンの制御ですが、MX-5のモジュールにはボタンがないので、CX-7で出てきてた場所には別の情報が出てきています。
CX-7のオーディオ側の基盤を確認したところ、ハンズフリーのスイッチを押すと、白線が直接ながれるようになっていました。
スイッチの仕組みで途中で電流を制御してからスイッチに流れていたら完全にアウトだったのですが、専用の線があったため白線を分岐してプッシュスイッチを経由して黄色線に戻します。
プッシュスイッチがもとのCX-7のハンズフリー代わりになっています。
これで、ハンズフリーの移植が可能になります。
外面は一緒のようですが、中身は入れ替えて行く必要があります。
3
MX-5のハーネスからパドルのUPのコネクタに関する線を取り出します。
線は切ったりはしないで下さい。
カプラからちゃんとコンタクトの状態にして差し替えていきます。
4
CX-7のコネクタにたいして、線の入れ替え及び、MX-5の線を移植してきた状態です。
右に黄色線がちょろっと出ているのがハンズフリー線でこれに電気が流れればハンズフリーのスイッチが入ることになります。
5
プッシュスイッチがついた状態
スイッチは別のものにできるようにギボシ接続にしています。
備忘
クルパケの基盤はnot クルパケと共通の基盤を利用しています。
LEDの設置位置が違ったり、基板上の電気の流れがことなるように半田するのだと思います。
6
移設したハンズフリーのスイッチです。
ネジ隠しのゴム蓋に装着しました。
奥行きがないので、足の長いスイッチは装着できないので注意です。
正面から見るとスイッチは全く視界に入りません。
ハンドル握っているときにちょうど人差し指、中指あたりが届く感じです。
何気に使ったスイッチだったのですが、なんかこれはこれでいいかなぁ~と。
しばらくはこれでいこうかな。
7
そして、最後にすべて組みなおして車両にもどします。
今回のやりかたで、オーディオ、ハンズフリー、クルーズコントロール、イルミは全部そのまま使えます。
今回の装着でわかったことは、パドルシフトの動作情報のみを取得するのは難しいということ。
今回の接続では実際にMモードでパドルを動かした場合にも信号的にはUP,Downスイッチを押した情報がながれているわけです。
クルコン側のステアリングスイッチの配線は、車両のECU?へ入ってECU側で何が押されたのかを判断しているものと思われます。
なので、ECUが対応していない限りはパドルは動作しないわけです。
逆にECUさえ対応できるのであれば、パドルは動作するということになります。
パドルシフトのUP/DOWNも電流量によってどちらが押されたかを判定しています。
ECUに入るまえに情報をバイパス氏、「どちらのパドルが操作されたか」を電流量により判定して、フロアシフトのアップ配線もしくはダウン配線に電流を流してあげる仕掛け(基盤)が作成できれば、パドルシフトを動作させることができるはずです。
ロドスタ乗りの方々のなかでは結構にたようなことをしてMモードでなくてもシフト操作できたりしているみたいです。
今後の課題です。
まずは、パドルシフトとして動作しないまでも、スワップという点で今回目的としていた内容としては満足いく結果が得られたと思います。
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