純正エンジンマウント不具合_その４右側_zc33s(6MT)スイスポ

走行距離40000kmくらいからずーっと気になっていた異音の原因かと思われる右側エンジンマウント。

「純正エンジンマウント不具合_その３」では原因究明の空振りに終わり、クラッチも交換したが改善せず、最近ではドラシャを疑いオーバーホールの準備を整えてたところ。

左側マウント不具合ではボルト緩みだったので、右側マウントではボルトの緩み確認のみで安心してしまった事が発見の遅れに繋がって余計な整備も増えてしまっていた。

エンジン側銀色のステーにはゴムカバーが付いている。理由は車体側ステーとの接触時に異音がしない様にだと思う。
この写真では分かりづらいがちぎれてるのが分かるだろうか。

そもそもマウントブッシュがしっかりしてる状態ではステー同士の間隔があるのでゴムカバーは用をなさない。が、ブッシュがヘタってくるとエンジンの重みでステー同士が接触して、ゴムカバーが挟まれる。
ゴムカバーが接触状態では金属音は無いとしても振動は増すと思われる。
症状が進行してゴムカバーがちぎれたりすれば金属音も出始める。

この日ドラシャのオーバーホールを予定していた朝に、走ってもないのに盛大な金属音がして右側マウントの異常に気付いた。

ステー同士に挟まれ続けて潰れてちぎれたゴムカバー。

エンジン側ステーを外したところ。

マウントブッシュ赤丸部分のひび割れが数ヶ所あった。
そこからグリスのようなものが出ている箇所もあった。
それによってマウントブッシュにエンジンの重さを受け止める力が無くなり、緑丸部分の台座にエンジン側ステーが当たっていた。

エンジン側ステーの下側からの写真。


◆純正品で直すか、クスコ製にするか悩み中。