11月22日午前10時、人生初の車中泊旅が始まった。
目指すは最初は東。
といっても明確な目的は無かったのが正直なところ。
2泊3日で関東周辺を一周できたらいいなぁって思ってて、そんで最初に行こうと思いついたのが・・・。
「館山って行ったことないなぁ~」
たしか、房総ビューエクスプレスが東京から館山まで走っているのを思いついたとき、千葉で房総半島の先端辺りが気になった。
木更津辺りはアクアラインを通って何度か行ったことはあったので、その先が興味があった。
せっかく房総半島に向かうんだから、内房外房回ってこれたら万々歳じゃないか。
ということで、ナビで目的地、館山を目指すことになった。
最悪な旅になったか、最高の旅になったか、それは追々になるが、まずはその道中。
まず絶対に高速には乗らない。
間違っても高速には入らない。
下道がメインの車中泊旅だからねっ!
そうすると、うちからは早速環七・大森方面へと向けられた。
ちなみにその先は、ゲートブリッジ方面へと向かってる。
つまり357号へと向かっているということだ。
荒れ狂う(?)朝の環七。
この道は何百回も通った道、車のインプレッション試乗でも最初に通るのがこの道でもある。
環七をまっすぐ突っ切りながら、ゲートブリッジを抜けて新木場まで出る道。
馴染みの道なのに、これから旅に出るんだよ~って意識するとなんとなく新鮮味が感じられるような道に見えてくる。
つっても、ただの東京なのに。
所で、今更だけれどもこの環七っていう道、丁度うまい具合に東京首都圏をぐるっと回るようにできているらしい。
らしいというか、できている。
そしてメインの道の殆ど全てに直結しているらしいから、東西南北行きたい所があれば、まずは環七をぐるぐる回っていれば該当のメインの道に入っちゃえばいいわけだ。
そんなアホな事はしないだろうけど、買い物以外で基本家から出て最初に出る道と言ったら、この環七か井の頭通りであって(特定しないでね)、この環七には初心者のころからお世話になってきた。
知り合いの人から、「kintaさん(自分)は環七マイスターですよね~」って言われたことがあるけど、正直そんなことは無いと思う。
第一、今まで環七を一周したことが無かった。
いつかしてみたい、どうなってるのか見てみたいとは思っていたけれど、今の今まで、内回りは大井ふ頭まで、外回りはせいぜい板橋あたりまでしかない。
そういえば学校に行くのにも環七を使ったけれど途中までしか行かなかった。
大森はコンビニバイトで一回行ったことある。バスで行ったから時間が掛った分、結構テンションも上がった。
自分は得意な道というのはOO通りって言っても、実際には区間によると思う。
OOからXXまでの区間はマイスターですけど、そっから先は点で検討もつきまっしぇ~んっていうのが殆どであって、あまりどこそこの通りこそわがマイスターって訳でもない。
その知り合いの人は青梅街道マイスターらしく、イケるときはそれはもう、80、90喜んで状態らしいけれど、自分にとってはアウェイなのだから全く持ってわからんちん。
環七は3車線に分かれており、一番左の、自称隠し車線っていう方から通るときもあるけれど、この道はその先高架や下にもぐって専用道と分岐したりする。
だからそのタイミングを見計らったりするのも、またこういう仕組みがどう起きるかというのも環七で享受したものの一つでもある。
まぁマナー的にはよろしくないんだろうけど。
ただ、朝昼はよしとしても、問題は夜。
外回りの都合を知らないけれど、内回りでは夜の車は牙をむく。
それまではせいぜい50~60出てればいいくらいの車群が、一度暗くなり、深夜に先駆けると、80、90夜露死苦状態になり、とても初心者が安心して走れるような状況が一変する。
あのなっがいトレーラーでさえ思いっきし超過しながら、あの後ろに付けた荷台をブンブン振り回しながら車線を変えるのには、オヤオヤ穏やかじゃないネェ~・・・と失笑。
よくEuro truck simulator2なんかで遊んだけれど、あんなヨーロッパのだだっ広い道の走りやすさが非常に分かりやすい。
そう考えると逆に、日本のトレーラーの運ちゃんのネジの吹っ飛びようが分からなくもない気がする。
そうそう、その先といえばゲートブリッジですよ。
それまで東京の橋は?と言われたら、迷わずレインボーブリッジを連想していたけれど、この橋だってあるんだよね。
しかも聞くところ、なんとゲートブリッジは都内で最大の橋らしく、全長で2.6kmもあるらしい。
ちなみに友達と来たとき、レインボーとゲートブリッジではどっちが長いかなって話をしたとき、友達がレインボーブリッジじゃない?って言っていた。
でも何となく自分はゲートブリッジの方が長く感じたけれど。
ちなみに、レインボー同様、ゲートブリッジも自分がまだ免許取って間もない若き熱の類に、アクセル全開で吹っ飛ばして「何キロ出るかな♪」ってやってた所でもあった。
所が、最初にセリカに乗ってた時にセリカのハイカムポイントの問題というのをここで生に実感できたところでもあった。
橋の手前にオービスがあるのは気づいていた。
その下から2速全開にし、坂を上がり始めて3速へ。
それからは加速が途中で止まってしまった。
VVTL-iは6,500rpmだから、それまでは全然速度が上がっていかない。
ちなみにホンダのVTECは3ステージやi-VTECになってからもVVTL-iよりハイカムポイントが下だったり、バルブタイミングがより最適化されているので勝っている、、、らしい。
今回は燃費重視なのでダンプカーにも抜かれるくらいの速度で走ったけれど、見渡す限り、海以外、緑が見えない。
最悪、緑色の車が通り過ぎる程度。
でも降りてから下に行くとキャンプ場があったりするので、そこはなかなか面白そうな。
そういえば、環七で何度かガソリンスタンドを見たけれど、値段が前より安くなっていた。
前はレギュラーで150円/L行ってにらめっこしてたが、これを切ってくれるとなお嬉ぴー。
ここでゲートブリッジを降りて新木場の手前でガソリンを補給。
後で満タン法で燃費を図ってみたいと思った。
前は夏場、エアコンもガンガンでリッター13kmくらい行ったので、特に文句は無かった。
冬場であまり回さなければどれくらいになるのか、ちょっと試しても見たかった。
そしていざ、357号をひたすら内房へ。
本格的に内房を回っていくことに。
遅くたっていいじゃないか 重たいんだもの みつを
そういえば途中で葛西を通った時、高校の時の知り合いを思い出した。
そいつは葛西に住んでいて、中学の頃の武勇伝を色々と聞かされた。
自分は世田谷のボンボン(ボンクラのボン)だから、それこそ平和の極みだった。
でもその話で葛西は治安が悪いって言うイメージがてっきり定着しつつあったけれど、最近の中学生はなんていうか、可愛くなってる。
・・・というよりも、自分らが昔はああいう感じだったのかな。
治安の悪さってことは、石でも投げつけてくるんじゃないかと思ったけど、国道沿いしかずっと走っていなかったので人すらあまり見なかった。
道は途中から16号へ合流。
千葉に入って、早速本格的に南下し始める。
最初は建物が立ち並んで、あまり東京とも似て似つかないくらいだったけれど、しばらくして建物が減っていく。
お昼どうしようかな~。
自分は旅ならチェーン店よりはじもってぃ感のある定食屋さんかどっかに行きたかった。
でもなかなか見つからない。
周りのナンバーは千葉だらけなのに定食の店の一つも見つからない。
唯一ラーメンのお店なら何個かあったけれど、定食がよかった。
ご飯系が食べたい・・・でも無い・・・。
牛丼ならある・・・でもチェーン店は・・・。
行けども行けどもどこにもない。
むむぅ・・・ここはラーメンでも妥協するか。
とにかく地元感な駐車場もあるラーメン店を見つけたら即突っ込もう。
そして国道沿いでようやく店を発見。
うぇい、入れるぜぇい。
入ったラーメン店。
まず、正直なことを一つ。
ラーメン山岡家自体を自分は知らなかった。
ただ雰囲気が地元な感じだったからとにかく入った。
中に入って横に自動券売機を見た瞬間に察した。
「あ、これチェーン店や・・・」
なんか臭い凄いと思ったら、豚骨ベースに太い麺がメインのラーメン。
別に特別ラーメン食いではないけれども二郎を連想させたけれど、おいしかったです。
おいしかった・・・けど。
チェーン店だったっていうのは、正直ちょっと拍子抜けした。
あぁ・・・。
それからはどこの道、東京走っててもラーメン山岡家があるのなんの。
ただラッキーなことに迎いにドンキホーテがあった。
丁度飲み物や生活用品が足りないのもあったので、安く補充できるのである意味良かったと思う。
ここでしばらく走っていたら眠くなってきた。
どうも自分は昼を食べたら眠くなるらしく、途中のファミマに入った。
コンビニは近くに無いって言うのはあくまでも徒歩圏内の話であって、車だとやっぱり行く先々でもいろんなところにコンビニってあるんだなぁ~、この国も便利になったなぁってつくづく思う。
これで全国の駐車場、車中泊化にしてくれたらもっと嬉しいけど。
たまたま後ろで作ったベッドも試してみたかったので。
ゲージを積んで、フェレットたんがお顔出し。
このベッド、後ろの席を全て倒して、わざわざ凹凸を平らにするためにベニヤ板を切って乗っけたもの。
その分高さは後ろの2列目からは20cmくらい天井に近くなるけれど、おかげで一応180cmまでは足が伸ばせるようになる。
だが、ここで横になって初めて気づいた。
痛ェ・・・。
自分のルパン顔負けな細い腰はベニヤの板だと痛すぎ、まるでコンクリートの上で寝てるような気分。
しかも寝袋を用意しておらず、頭の位置が下になるので、寝違える予感しかしない。
寝違えた痛い思い出が高校の時ある。
忘れもしない高校二年生。
目が覚めると、首が動かない。
痛いどころが、本来そっちには動かないってくらい痛すぎて大泣きしながら整骨院に行った。
それからはこれを教訓に、しっかりと寝返り意識を高めている。
だが、ここではそれだと眠れない。
あまり寒くも無かったので、寝袋をマクラにした。
しかし、これは失敗。
カーペットにしく布を拾って敷いたけれど、あまり意味が無かった。
せめてもマクラが欲しい。
とりあえず、それで携帯をWiFiにつなげて、バナナマンを見ながら一眠りした。
夕方辺りに目をさまし、出発。
暫く走ると国道は1車線に。
さぁここからは煽られ上等の一本道。
ただ、こういう道で驚きなのは、国道なのに民家が近い。
こういう道は車通りも多いだろうし、住んでる人は騒音的にも平気なのかなって思ったりして。
そうこうして走ってるうちに気が付けば真っ暗になってしまった。
海の遙か向こうには明かりが見える。
あれはなんだろうとナビを見ると、浦賀水道とある。
ああ、ってことはあれば三浦半島、神奈川の方ってことか。
この辺になると車は袖ヶ浦ナンバーが増えてくる。
途中でアクアライン入り口の案内が見えると、ああこれに乗れば東京に戻れる・・・と思うとちょっと寂しくなったり、帰りたくなったりして。
沖縄行ったときは1週間も行ったのに、たかが2泊でもう帰りたくなる・・・。
ただ別に家に帰りたいわけじゃなく、あの品川ナンバーや練馬ナンバーの車や、あの複数車線をブンブン振り回すタクシーや車群が懐かしくなる。
それに比べると、本当に田舎の道は平和。
同じ50キロでも東京の50キロと田舎の50キロは全然というほど違う。
そうこうしているうち、ついに目的地の館山に到着。
真っ暗闇で何がどうなってきたんだかも分からない。
んで、その付いた所がなぜなのかも分からないが、神社に着いた
最初横にお墓が並んでたけれど、え、なんだここ?と思いながらあっちこっち見る。
・・・まぁ、なんかすごいところか。
ただそれ以上に真っ暗すぎたので、結局何がどうなってるんだかも分からない。
ちなみにここで目的地を道の駅の白浜野島崎に変更。
さらに40分ほど走って最南端に近い所まで来た。
てっきり道の駅なら周りは車中泊の車でわんさか湧いてると思ったら、駐車場はがら空き。
周りは静寂に包まれていた。
せっかくだから一応降りて周りを見回したけど何もなかった。
ここで、ちょっとトラブル発生。
つっても個人的な忘れ物。
自分は本来、ドライブにはドライブ用の靴を履いている。
もちろんもともとは普通の運動靴だけれど、底がすり減りまくって、踵も外れかけてる、もう普通だったらアホしか履かないような靴。
でもこれだけすり減ってると、足裏の感覚がつかみやすいので、いつもドライブ兼レーシング及びカート用の靴として使っていた。
セリカの時もヒール&トゥの時には普通の靴は感覚が分かりにくく、踵を回す感覚が変なので、この靴だとスムーズにできる。
「もう履き替えたらいいのに」「新しいのは買うから」って親にも言われるが、これは自分にとってはいわゆるレーシングシューズであり、これの代わりに履き替えるなら、本格的なスパルコのレーシングシューズしか他に思い当らない。
んで、本来は他に歩き回る用に普通の運動靴を車に入れていたつもりだったのに、無かった。
まさかどっかで落としたわけでもないので、恐らく家に忘れてきたんだろう。
つまりこれからは始終この底の外れかけた靴で歩き回ることになるということだ。
まぁ車の旅で、それほど歩き回るということは想定していないので、妥協した。
あと、さっきのラーメンを食べてからドンキに行く途中、雨が降っていた。
その時にも傘を積むのを忘れていた。
弱った弱った・・・。
結局道の駅には何もなかったので、案内のある東大の近くまで行ってみた。
周りは大きいホテルがあった。
でもあとは周りは海。
さて、時間は真っ暗なのに実はまだ6時くらいだった。
さて、ここまで来たから、今度は外房へ回ることに。
目的地を銚子にセットしてまた出発した。
まぁ内房はこんな感じか、でもメインの所はもう真っ暗になってからだったので正直なところあまりよく分からなかった。
外房を暫く走って夕飯時。
今度は一つの定食屋に着いた。
なぎさドライブ・・・たしかなぎさドライブウェイっていうのがあった気がするけど、あれって確か北陸の方だったような・・・。
クジラの定食もあるらしく、興味があったけれどここはコスト抑えでトンカツ定食に。
やっと定食らしい定食が出てきた。
こういうのを待ってたんすよ~。
トンカツもサクサクでおいしかった。
ただキャベツが苦味があったのが独特だったのが不思議だった。
お腹いっぱいで店を後に。
あとは外房を延々と銚子の方へ。
途中で九十九里浜にセットして向かったけれど、真っ暗で何も見えなかったので、そのまま銚子に直行した。
その途中、給油をした。
実に約220キロ。
なんか意外だった。
てっきり、一日走るんだと300km~500kmは走るんだと思ってたので、もっとペースは遅い。
まぁスピードも普通よりも出してなかったから、それほど走ったわけでもないのかも。
出る時間もあまり早くなかったし。
そして深夜の12時前、無事犬吠埼灯台に到着した。
その時はもう寝る事しか頭に無かったので、早速周りをカーテンで覆い、寝ることに。
唯一、前の運転席と助手席の横窓のカーテンが無かった。
まぁいいかと思いそのまま寝ることに。
その時はちょっと普通程度だったので服は脱いで寝袋に入り込んだ。
でも翌日になってそれが失敗だったけれども、それは追々。
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