去年、自分ら車好きからしても痛ましい事故が発生した。
東名で煽り運転を受けた一家家族が高速道路上で追突事故に巻き込まれ、夫婦が死亡、娘が残るという惨事。
これを機に、日本では煽り運転に対する取り締まりが強化され、この間初めて自分の目の前で(具体的には真後ろで)246の三宅坂で畳み掛けてきたベンツのCクラスが白バイに止められた。
長らく敵視していた白バイがこれほどにまで頼もしいと感じたことは他には無く、メシウマの余韻に浸っていた反面、世の中にはああいうことが起きたとしてもなお、未だ煽り運転を止めないサイコ野郎車が多く存在していることに複雑な気分を覚える。
以前、煽られた時の気持ちの簡単な解消に関する自論を連ねて書いたことがあるが、大事なことを忘れていた。
それはそもそも、煽られた時はどうすればいいのか、ということだ。
今日はその煽られたときの対処法について書き記しておきたいと思う。
東名の事故についても一度思い返しながらも、改めて考えてみたい。
まず、最初は東名の事故について思い返してみたい。
ここからは、まず初めに言っておくが、見る人によっては容疑者を棚上げし、被害者を貶めるような感覚がするかもしれないが、自分はこの事件に関しての容疑者側に対して同情の余地は無く、被害者側に否定をするつもりは全くないということを記しておく。
この事故において被害者には何ら間違いも無く、容疑者にはそれ相応以上に厳罰を下すべきものであると考えている。
だが、前述したようにこういった事件が起きてもなお、未だ悪質な運転をするドライバーというのは世の中には多数存在しているのも事実であり、もしまた同じことが起きた時には、二度と同じ被害者や出来事を起こしてはならない、同じ轍を踏んではならないという思いから、ここでは感情論などは一切を捨て、事件を見返してみたいと思う。
この事故はなぜ起こってしまったのか、そしてそもそもこの事故を防ぐ方法はあったのか。
この事故の発端から経過を振り返ってみる。
・被害者らが中井パーキングエリア(PA)で休憩後、PAを出る際に入り口を塞ぐように枠外に駐車して止まっていた石橋容疑者の車に、萩山さんが『邪魔だ』と注意。
・逆上した容疑者が、被害者のワゴン車を猛スピードで追いかける。
・約1・4キロの間、あおり運転を続ける。
・その後、急ブレーキをかけ、被害者らを追い越し車線で止めさせる。
・容疑者と同乗の女性らが出てきて、後部座席にいた萩山嘉久さんの胸ぐらを掴んで車から降ろそうとし、注意されたことについて抗議。『けんか売ってるのか。調子乗るんじゃねーよ。高速道路にお前投げてやろうか』と高速道路上で口論をする。
・娘さんたちはお父さんが車から降ろされないよう、必死に腕をつかんでいた。
・萩山さんは『すみません』と謝罪を繰り返したそうですが、奥さんと一緒に車外に引きずり降ろされた。
・そこから間もなく、ワゴン車にトラックが追突し、両親は死亡。
ここから一つずつ拾い上げて行きたいと思う。
・被害者らが中井パーキングエリア(PA)で休憩後、PAを出る際に入り口を塞ぐように止まっていた石橋容疑者の車に、萩山さんが『邪魔だ』と注意。
ポイント1.運転者の印象から対応する
ここで一度、この萩山さんが注意したという石橋容疑者を見てみる。
人は外見で判断してはならないとはいう。
それは確かにそうだろうし、もしこの外見の反面、もしかしたら性格は仏菩薩級の穏やかな人間であるかもしれない、という考えも無いことは無いのだ。
とはいえ、自分がもし目の前に厄介な車が止まっていて、注意しようと運転席を覗いた時、こんな人がいたとしたら。
まず第一印象的には、ガタイが良くてイカツイ感じの、いかにも絡まれたら・・・と想像してしまう事も無きにしあらず。
ましてや状況も状況、”入り口を塞ぐように枠外に駐車して止まってい”るような人、つまり一言でいえば他者を考えないような人間だ。
事実、実際の所これ以外にも各場所で他にもいろいろと問題を起こし、保険会社からはブラックリストにさえ乗せられているという人。
それに加えてこの第一印象。
この点で自分は、この人間は必ずしも良い人ではないと判断する。
”萩山さんが『邪魔だ』と注意”したという。
この時当事者でなければ分からないのだが、まず萩山さんはどのような口調で「邪魔だ」と言ったのか。
そしてこれは、”注意”に値していたのかというのも疑問点で付け加えておく。
そもそも注意、という言葉を広辞苑第6版で調べると、「③相手に向かって、気を付けるように言うこと」と書いてある。
所で他のニュース局の中で(何処かは忘れたが)、”叱った”という言葉を聞いたような気がする。
この叱る、というのを調べるともはや「(目下の者に対して)声を荒だてて欠点をとがめる」という意味になる。
注意にしろ、叱るにしろ、その指摘方法によっては心情次第で、大きく左右される。
ましてや前述したように、ここまでもアヤしい人間が相手だ。
こんな人間に、普通に注意若しくは叱るに値する行動をとれば、恐らく逆上を買ってもおかしくないだろう。
もし自分が萩山さんだとしたら、軽い指摘に収めると思う。
ヘラヘラと軽い笑顔を演技しながら、「こんにちはー。すいませ~ん、ちょっと通るの難しいので、もうちょい寄ってもらうことって出来ますかねぇ~?」ってな感じ。
それなら「ああ、まぁ・・・」という感じで無駄に逆上を買う事も無いだろうし、まだ安全だろう。
仮に「うるせーなこの野郎、下がってろや」みたいに言われたとしたら、その所はまぁ譲ってそれ以上の刺激はせず。
まぁ1時間2時間待たされるわけでもないだろうし、根気強く待機だ。
車とドライバー、両方においてリスクを回避し、自分を守れるようにする。
その為には発端や原因からあらかじめ避けられるようにしておくことこそ、更なる悲劇や事故を防ぐ第一歩となる。
・約1・4キロの間、あおり運転を続ける。
ポイント2.挙動不審な状況は、事故リスクの少ない選択
1.4km、ずいぶんと長い気もする。
その間、両者はどこで煽り煽られの駆け引きをしていたのか。
よくニュースの現場検証の再現CGを見てると、両者とも中央車線と追い越し車線を右へ左へ行ったり来たりしている。
一つ確認しておくが、高速道路とは名の通り、”高速”の道だ。
この道を走る車というのは皆が確実に死ねる速度で走っている。
そんな中でリスクの高い、煽り煽られの駆け引きを確実に逃げ場のない、中央や追い越しで行ってはいけない。
中央は追い越しと左車線に囲まれて逃げ場も無く、追い越しは中央分離帯と対向車線しかなく、しかもここを走る車は殆どが100km/h以上、更にはそれ以上に常識外な速度で走る車がいる。
もし挙動不審な車、煽られたりした場合、即座に万一のリスクを一番軽減できる場所に移動すること。
それは左車線だ。
高速道路上の左車線は基本大型のトラックやトレーラーなどが比較的低速で走っている。
殆どの車は100kmで抜けるため左車線を利用することは少ない。
なので必然と左車線は通行量が減り、逃げ場を広く確保することが出来る。
また、左車線の車群は比較的性格も穏やかな傾向がある。
極端に無謀な運転を行ったりすることも少ないので、万一の事が起きてもリスク回避が容易なうえ、側道も用意されている。
最初の時点で挙動が怪しい、煽りを受けている、そしてそれが非常に危険な時点にまである。
まずはその煽りから車間を空けることに専念し、それでも速度が更に高速道路上の速度にさえままならなければ側道に寄る。
高速で止まってはいけない、というのは単なる常時での規則であり、非常時は遠慮なく側道を利用することだ。
規則よりも大切なのは、自分の身なのだから。
・その後、急ブレーキをかけ、被害者らを追い越し車線で止めさせる。
ポイント3.追い越し車線で止めるのは自殺行為
前述したように、追い越し車線はかなりの速度、また常識外な速度で走る車もいる、いわゆる死の車線だ。
そして車という鉄の塊は、身近な機械で最も危険な道具である。
人類最強の人間が世の中居たとしても、車の力には勝てない。
そして必然的に速度が早ければ止まる長さも長くなる。
それだけリスクが大きくなることだ。
まして、追い越しを走る車は目の前で何かが止まっているという感覚はまず無いと思う。
恐らくほとんどの誰もが速く吹っ飛ばすことしか頭には無いだろうと言って過言ではないだろう。
そんな心情の状態で急に目の前に何かが静止していれば、今までの感覚を真反対に回避すること、若しくは止まることにひっくり返さなければならない。
レーシングドライバーなどならその瞬発力は長けているだろうが、都合よく後ろからレーシングドライバーが来るともいかないだろうし、この状況でさえそもそもレーシングドライバーでも回避できるか不確かだ。
つまり、そんな状況の追い越し車線、死の車線で止まるという行為は限りなく自殺行為に等しい。
ではもし、目の前でそんな高速域でブレーキを掛けられたらどうするか。
自分なら間違いなく、目の前の車に突っ込むことを選ぶ。
走行中と停止では、後続から続く車からの速度差があらわとなる。
それが100km/h以上の差ともなれば死亡事故へ繋がるリスクは大きくなる。
その為には、少しでもリスクを軽減させるためにもその速度差を抑えなければならない。
もっともそれ以前に煽り運転を受けて危険を感じたら、前述したようにその時点で左へ寄っておくこと、そしてやむを得ず急ブレーキをさせるような仕草をみせたら、側道へ留め置くことの方が確実だろうけれども。
時として車は当てる事も、身を守る緊急手段としても必要とすることだ。
>https://www.youtube.com/watch?v=6wBiNn0r3T4&t=131s
ついでに参考として動画を上げておく。
これはベスモで中谷明彦さんのレース中の緊急回避について語られている。
0:55「この時は筑波サーキットのバックストレートということが分かっており、周りに人も障害物もないから迷わず避けることを選択したんですけれども、もしこれがガードレールじゃなくて断崖絶壁の崖で、避けたのに自分が落っこちて死んじゃうってことになったら、間違いなくポルシェ(前車)にぶつかるということを選ぶことになります」
・容疑者と同乗の女性らが出てきて、後部座席にいた萩山嘉久さんの胸ぐらを掴んで車から降ろそうとし、注意されたことについて抗議。『けんか売ってるのか。調子乗るんじゃねーよ。高速道路にお前投げてやろうか』と高速道路上で口論をする。
・娘さんたちはお父さんが車から降ろされないよう、必死に腕をつかんでいた。
・萩山さんは『すみません』と謝罪を繰り返したそうですが、奥さんと一緒に車外に引きずり降ろされた。
ポイント4.不審な第三者に対して、容易に解錠をしてはならない
ここはある種一番重要なポイントになる。
先ずそれ以前に、萩山さん一家の車が高速上で施錠をしていなかったとは信じたくない。
多くが忘れやすいだろうが、高速道路上は特に注意すべき点だ。
ドアノブの構造、あるいは内側からの何らかの負担などによって、ドアは突発的に開いてしまうという事態が無きにあらずだ。
これは一般道でも車に乗っている時であれば必須である。
ドアの施錠は確実に。
その上で改めて見てみる。
まず、ニュースのイメージVTRや、胸倉をつかんで暴行を加えたという事柄。
つまり容疑者が既に胸倉を掴んだり暴行を加えたりできる状態にあったという事は、いわゆる車内に第三者の干渉が出来る状態にあったという事に。
つまり、それは必然的に車の施錠は開いていたという事に繋がる。
この状態でも分かるように、相手は精神に異常をきたした不審者である。
そのような人間から身を守るためには、まず自らを差し出すような行為を行ってはいけない。
強盗が家に押し寄せた時に鍵を開ける人は、恐らくボブサップかジョンシナ位だろう。
自分ならまず絶対に開けない。
そんな状況だ。
そして容疑者は奥さんと一緒に車外へと引きずり下されることとなる―死の車線へ生身の人が。
この時点で容疑者共々、「高速道路にお前投げてやろうか」という言葉の通りのものとなってしまっていた。
そもそも追い越し車線に立っていい人は、道路公団の人間のみと言って過言ではない。
その道路公団も元々は前もって場所に申請をして、計画をし、さまざまな周囲の安全を数日前から配慮したうえで立っている。
つまり最大限が保証された上で立っているのだ。
そんな場所に立つということは、まず規則どうこうの前に、死を覚悟しなければならない。
ではそんな状況ではどうするべきか。
やむを得ず追い越し車線で止められたこの状況では、まずやる事は2つ。
ドア全ての施錠を確認すること。
そして後ろから来る車と事故になるということは前もって覚悟したうえで、改めてシートベルトは確認して衝撃に備えておくこと。
絶対に解錠したり、外に出ようとはしないこと。
既にそこは死のエリアであり、降りた途端、その人は死ぬと考えていい。
よっぽどの自殺志願者でない限り、飛行機から何も付けずに飛ぶやつなんて、コマンドーくらいしかいない。
・そこから間もなく、ワゴン車にトラックが追突し、両親は死亡。
ポイント5(仮).車間距離を常に保っておくこと。
煽り運転とは話が違うが、この後突っ込んだトラックも考えようによる。
別に運転手を責めるつもりも無い上、状況が状況であることも重々承知の上だ。
最初前車が避けられたにも、後続が避けきらなかった。
だが、これがもしそれ相応の車間距離を保持していれば突っ込まずに済んだことも無いとは言えない。
目の前がトラックならばなおさら注意は必要だ。
改めてもう一度言うが、自分は被害者を批判したりするつもりはなく、同時に容疑者に情状酌量の余地も無い。
だが、ここまでのように、東名高速の事故を防げる方法は多数存在したことが分かる。
所が現実世界で”IF”は存在しない。
起こるべくして、起きた。
所が幸にも不幸にも、これを機に取り締まりは強化され、煽り運転に関する情報なども多くなってきた。
なので改めて、煽り運転とそれに対して今一度考え直してみる。
煽る人間というのはロクな人間は居ない。
そんな人から迷うことなく、規則や流れに任せることなく、自分の身を最優先に守るために考え、行動すべきである。
改めてまとめてみる。
煽られたときの対処法とは?
まず、後続から煽られたら、可能であれば車線を譲る事。
バックミラーなどを注意しながら、コイツは明らかにおかしいと思ったら他車線に移ること。
それだけで身を守る第一となる。
次に前に周って進路妨害などをされた場合。
まずは頑張って路肩・側道を目指す。
恐らく前の車もそれに合わせて、付いてくることだろうから迷わず路肩、左を目指していくこと。
なお、そこが仮に高速道路ややむを得ず追い越し車線で走っている場合、もし妨害をされてABSフル稼働をさせるほどの急ブレーキを余儀なくする場合、前述したように周囲に車や障害物など何もない絶対安全が保障されている以外、自身の判断で前の車に突っ込むこと。
一般道でも速度域の状態によっては判断も必要になるだろうが、どちらにしろ後ろとの状況の関係で突っ込まざるを得ないと感じたら、遠慮なく突っ込むこと。
急ブレーキで煽った車にはぶつけなかったけど、後ろからぶつけられて大事故になって煽った車はどっか行ったというのでは後も子も無い。
前だけでなく、後ろとの速度差を抑えることで後ろからの事故や二次被害を軽減させ、起こす張本人にも痕跡を残させるためにも、ぶつけることを恐れないように。
最近の車は衝突や安全機構も発達しており、多少の事故でも死亡するリスクは少ない。
ただの進路妨害であれば、一度ハザードを焚いて路肩に留め置く。
それだけで、相手の戦意は喪失させられる。
車が傷つくリスクもないし、身も守れる。
相手が居なくなれば完了だが、ここからが本題。
もし相手が車から降りてきた場合。
エンジンは掛けっぱなしにし、シートベルトは締めたままにする。
AT車はドライブのままサイドブレーキを掛けておき、MTの場合はローに入れた状態でブレーキを踏んでおく。
つまり常に発進出来る状態、逃げれる体勢にしておくこと。
全ドアのロックを確認し、窓も全て閉めきること。
つまり亀の甲状態になるわけだ。
その降りてきた人の態度や雰囲気が―自分の目測で構わない―危険だと感じた場合、早い段階で携帯から110番に通報。
スピーカー通話にセットし、事件、場所、状況を素早く説明した後、近寄ってきた相手の特徴を目視で分かる範囲で、でも出来る限り詳しく伝えていく。
身長、体格、服装、髪型、顔つき等。
"芸能人の誰に似ている"というのもいい。
それから、進路妨害であれば、相手は恐らく前にいることだと思うので、相手の車の種類、車種、色、ナンバーも伝える。
この時、相手は恐らく外からドアを開けようとしたり、「降りろ!」などと言ってくるだろうが、絶対に相手に従わない事。
「今降りないと、OOだぞ」などと脅しを掛けられても無視し、ひたすら警察に情報を伝え続けること。
相手がチョロそうとか、こっちも態度を見せて、などといって決してロックを解除したり、外に出ようとは考えない事。
降りてくる態度に悪印象を持たないとか、口調が穏やかだと思っても、絶対に降りないこと。
そもそも相手はあなたを煽り倒して、進路妨害までした人である。
そんな人が態度が良くても、口調が優しくても関係ない。
決して従わない事。
もし対話を試みる場合、窓を人差し指の先っちょほどだけ開けて話すこと。
また相手が車に殴る蹴るなど行使を行ってきた場合は逃走を図ろう。
この時、多少は相手を車で押し出しても問題は無い。
手を出してきた時点で完全に非は向こうにある。
但しこの時、"思い知らせてやろう"つって強く押し出したり、意図的に轢いたりしてはいけない。
(悪い例)
>https://minkara.carview.co.jp/userid/2619941/blog/40475196/
以前の煽り運転に関して綴ったように、ウントンの鉄の塊を弄んで煽る相手は、それだけの精神的にも不安定をきたした、極限状態の異常者である。
それは普通な状態ではない人間である。
下手すれば、精神病質者や麻薬依存者といった可能性も高い。
一番は自分とそんな相手の心理戦の駆け引きだ。
どんなたたみ掛けられても、怒ったり、逆に過度な恐怖心も捨て、常に平常心を保つこと。
そしてそれに加えて相手にも極力に刺激を抑えることだ。
これから大型連休に入る。
旅行や帰省で沢山の車が走り交い、同時に煽り運転やそれに伴った事故もさらに多発することだろう。
既に昨日今日で地元の道でも数件の事故が起きている。
煽り運転を無くす事は恐らく不可能だろう。
だからこそ、そんな中でこれから、未然に煽り運転から自分の身や家族や大切な人を守ることができるように。
納車から暫く時間が経ってしまったが、実は理由がある。
いろんな人に次の車は「ズバリ、走りの車だ」って公言していただけに、その絶頂の走りの車をギリギリまで知られないようにしておいた。
そういうわけで、この間ついに次期愛車が納車。
ちなみによくいろんな人に車を買うことで一番大変なのは?と聞かれる。
恐らくほとんどの人が車の維持費を指すだろうけれど、自分は違う。
一番大変だったのは、駐車場を探すことだ。
恐らく地方の人は目を回すだろうが、自分の地元の月極駐車場の平均価格は安くて、月25,000円。
人の中には「あれー?0一つ多くなぃ~?」って思われるけれど、これ間違ってません。
ただそれも止める場所が極端に狭かったり、入り口が入りにくかったり。
おかげで前のセリカに付いた車の傷は大半が駐車場の出し入れで付けたもの。
その後は某ベンツにドつかれた方がデカく付いたけど。
それでも何はともあれ、地元の道を歩き回ってタクシーに轢かれそこなったり、チンピラに囲まれたりしながら命がけようやく近くの月極を見つけて契約。
何とか前者よりは断然安く抑えられたけれど、他の人に「安く取れたよ!その値段、なんとOO円!」と言うと、「へぇー・・・それって、安いの?」と言われるかもだけれど。
何はともあれ納車しやした。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2619941/blog/41162515/
以前、次期車種の候補として、こんなこと言ってた。
まず外せないのは、MT車であること。
MT車はステータスだ、と。
もちろん時期車種はMT車しか考慮に入れていない。
それから走りの楽しさであればFRである点。
重量配分もコーナーリングなど理想化されやすいFRはなお良いということだ。
これらを全てマッチした、まさに究極の走りの車として自分のチョイスに間違いはない。
そう、これが自分の究極の走りの愛車だ。
あれ?
どうしたの皆?
写真間違ってるって?
えーっと、いえ、間違ってないですよ。
いやー、この車に乗り始めてから、やっぱり感じることはただ一つ。
やっぱ車の利便性って良いですねぇ~。
あ・・・あれ、皆どっか行っちゃう・・・。
いやいや、別に自分は何もスポーツカーを買うとは一言も言ってない。
MTでFRの走りの車って言った。
まぁまぁもちつけ、自分は前回、何て言ったか、最後になんと言ったか思い出してみよう。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2619941/blog/41162515/
「自分は1,000kg、100PSあれば良いと思っている。」
はい、別に自分はこの程度でいいんですよね。
いやいや、勝手に違うこと考えられても・・・。
では改めて紹介すると、この車はトヨタのスパーキーという車。
ダイハツでアトレーワゴンという軽がある。
分かりにくい人には、郵便屋さんの赤い軽トラを連想してもらうと分かりやすい。
この軽トラのボディやトレッドを一回り大きくして、7人乗りにし、エンジンを1300にボアアップされたのがアトレー7。
そのアトレー7の兄弟車としてトヨタで出されたのがこのスパーキー。
地上高が高くて中はかなり広い割に小回りも軽トラ並に効いてくれる。
視界は前が切り立っているので抜群によく、左右感覚も良い。
これでレギュラーでリッター13、4kmは走ってくれる(エアコンON)ので非常に経済的にも有難い。
ちなみに1,000kg、100PS、とはいかなくとも長らくこれ以上に非力な車にも乗ってた自分からすると、92PS/1,100kgは十分なオーバースペック(え)だし、これを後輪でトラクションを掛けるので非常に乗りやすい。
足回りは流石に軽流れなだけあってか、乗り心地はかなりふわっふわぁな感じだが、エンジンは凄ぶるしっかりと吹け回ってくれるのでこの辺はかなり気持ちいい感はある。
出足も良い。
スロットルからリニアに反応するので、ここはやっぱりNAのMT車でしか実現できない所だろうなとも思える。
ちなみに自分はこの車でやりたいことがある。
日本を一周するのだ。
仕事の先輩の方が日本で46都道府県に行ったという話を聞いて、良いなぁと感じて自分もこれに憧れを感じていた所だった。
ただ一周するだけじゃつまらないので、一緒に最近飼いはじめたフェレットたんも一緒に連れて行くのだ!と決めて、着々と日本一周旅行の準備に取り掛かっている。
それで最初はその為ならMTで丈夫で走れて安い車なら何でもいいや!と十数万のコンパクトカーを考えていたが、現実的に考えて、フェレットのゲージどこに置くの?それで毎晩車中泊できるの?等々問題点が多発。
結局5ナンバーながら比較的移住性が良く、それでMT車(ここは譲れない)としたら、結局この車になったということだ。
最初は4WDが良かったけど球数も少なく、高いのでFRに成り下がった。
まぁFRの方が楽しいし、いいか!と。
ちなみに納車日、早速乗り出した途端に右フロントから猛烈なスキール音が。
スキールと言ってもドリフトじゃなくて、鉄を擦るような、よく古い整備不良じゃねえの?みたいなトラックやバスが止まるとき鳴らすキーキー音。
これがそんな整備不良じゃね?以上にヤバい音を出して、急遽お店に戻すことになった。
その結果、右フロントのアクスルカバーがブレーキディスクと干渉していたとのこと。
ちなみに自分は最近、Car Mechanic Simulator 2018にハマっていて、車の一つ一つのパーツや部品の名前や、仕組み、などが素人ながらも何となく、ああー、こうなってるんだなってのが分かって面白い。
ちなみに分かる前も、異常が起きてから、ここがこうなってるんじゃないかっていうのも想像したりするのもまた面白く感じる。
これが本物の自動車大学生とか整備士とかだともっと面白いんだろうな。
何はともあれ問題も無く、鮫洲でナンバーを取って無事納車。
いやー、やっぱり車って利便性ですなぁ~。
なんたって人も物も沢山載るし、やっぱりそれだけでも違うねぇい。
まぁ本命の車はもっと別だけれども。
しかし自分は逆行してる気がする。
本来なら利便性もクソもない車を先に乗っておいて、収入が安定してから改めて今度は移住性や利便性の良い車の乗りかえるものなんだろうけれども。
あ、そうそう、都内生まれの都内育ちとして、都内で走っても速いかについて。
これに関しては・・・多分速いんじゃないの?
っていうのも、まだこの車ではそれほど飛ばしてない。
高速を一度使った程度だったけれど、特に問題は無かったし、乗りにくい事も無かったし。
ただ、これから日本一周する車、それほど傷つけたりリスクを負うことは出来ないので、今はまだカーシェアと共使いをしている。
急ぎでもないお使いや乗り出しならスパーキー、ぶん回して都内を飛ばすならカーシェア。
今朝も246の辺りを変なところから渋谷に抜けてった灰色の初心者マークを引っさげたノートがいたかもしれない。
誰だったかは一応ご察し下さいませ。
てなわけでこれからもヨロピクね、スパーキー君!
最近話題が性格の悪い方向になってやしないかと思われる我がみんカラページで、今回は世間の嫌われ者、MT車のデメリットに対する反撃方法を用意した。
「だって、マニュアルなんて○○じゃ~ん」とか、吐き捨てるように言われたら、MT信者の我々からしたら刑期は長くなろうとも、後先考えずにそいつを「消したくなる」のは当然の摂理と言えよう。
しかし、そこは冷静に対処しなければ、本当に刃傷沙汰になってからでは遅い。
したがって、この項ではそこらへんのことを考えて、スムーズかつ論理的に反論できるように考えてみた。
もしかしたらスムーズかつ論理的ではないかもしれないが、そこはこのブログの定番、個人勝手解釈ってことで見逃してもらえばいい。
まあ、ここを読んで落ち着いてくれたまえ。
落ち着け落ち着け、どうどうどう。
1.「だって、マニュアルって難しいじゃ~ん」
さて、こういわれるのは一番MT免許の非習得に至る理由の第一だ。
ATのようにペダルを入れ替えるだけの単純作業から比べれば、難易度の高さは否定できない事実だ。
だが、そもそもこの言葉の使い回しも考えようだ。
自分からすれば、難しい=バカには不可能、っていう勝手な解釈の定義を付けさせてもらう。
そうなるとこの言葉には矛盾が生まれることになるのだ。
なぜなら、自分は高校時代は年間後輩に勉強を教えてもらうほどの赤点常習のまま大学は底辺私立大を浪人しているほどだ。
これほどのお墨付きなバカでもMTくらい運転できる。
ましてや自家用車MTだし。
お墨付きのバカは出来て、なぜ高学歴共他の人達が出来ないとでも言えようか。
そんなのなら反論方法はおのずと見えてくる。
「バカが出来て、お前は出来ないの?」
簡単だ
2.「エンストとか怖いし・・・」
MT車の特徴でエンストがある。
ミッション操作中のミスで特にクラッチの鋭い車なんかは慣れないとエンストが多いが、そもそもこのエンストの意味を知っているだろうか?
恐らく十中八九の人が「エンジンストップでしょ?」って答えるだろうが、これは実はちょっと違う。
エンストはエンジンストールの略称で、いわゆる操作ミスと整備不良も含まれている。
走ってる最中にエンジンが不意に止まったり、始動しなくなったりする。
これは必ずしもATでも無いとは言えないことだ。
整備をしなければエンジンは止まる、これは普通のことだ。
むしろ機関の複雑なATの方が、エンストによる恐怖感は大きいだろう。
つまりこの時点で、おのずと反論法は見えてくる。
「いや、ATにもエンストはありますから」
ちなみに別の場合のエンストっていうのはいわゆる操作ミスのエンストにあたるわけだから、それに関しては後述しよう。
2.「坂道とか地獄でしょ・・・」
先ほどは整備不良のエンストだが、今回は操作ミスに関するエンスト。
MT車の難関、坂道発進もMT車を避けたい理由の一つだ。
だが、言っておくが車の運転方法は教習所で習うように、坂道発進も習う。
結局は習った通りにやれば問題は無いわけであって、難しく考える事などない。
一般的には、ATならペダル一つ踏み込むだけだが、MTの場合はサイドブレーキが加わる。
ただこれだけ。
まぁそこに半クラで発進するのはMTだけれど、基本普通に発進する手順では1つの動作にもう一つだけ加わるだけだ。
それだけでも難しいと感じるのは、教習の時は一つ一つの操作手順が切り分けてやるから手間取るわけであって、普通に乗る時にはその手順を流れ操作で合わせてやるだけでいいのだ。
一度坂で止めてからボタンを押しっぱなしのままサイドを引き、手は離さずに半クラッチ、あとはサイドをそのまま下す。
エンストしてもサイドで車はホールドされるから後ろに下がることも無い。
何の心配無用だ。
ちなみに自分は以前までヒール&トゥ練習に坂道発進を応用してやってた。
ブレーキを踏んだまま右足かかとをアクセルにはじき、半クラを利用して進む。
そうすればサイドも使わないから結局AT同様一つの動作で済んでしまうのだ。
こんなの言葉で言わんでも死ぬほど練習すればすぐ慣れる。
それほどでも無いなら、もう車乗るな。(ヤケクソ)
そもそも、全国でMTのトラックやバスや軽トラが点在する中でも結局エンストを起こして事故るのは無いとは言わずともそれほど多くない。
むしろATの踏み間違えで事故る方がよっぽど多いだろう。
本来怖いと思うのは自分のミスマッチであって、機械は悪くないのだからそれでMTを悪く仕立ててもらっちゃ困る。
「方法は腐るほどある。動作一つでパニクったら公道乗れんぜ」
ちょっとヤケクソだが、これでいいのだ。
3.「教習の値段高いし、時間掛るし!」
基本、AT/MTではMTの方が教習値段・時間ともにやや割高に設定している。
この言葉は間違いではない。
ではここで、以前挙げた学校での教習時間と値段を比較してみよう。
H学校、AT:357,676円、MT:371,932円。
その差は約1万5千円。
M学校の1時限を50分として、AT:技能31時限、MT:34時限。
約2時間半、アバター一回分。
この差である。
てっきり何も知らなかった時の自分は「えー数万円とか差あるのかな~」とか「何日とか時間掛るのかな~」って思ってたらどっこい。
なんだこりゃ。
そもそも免許の料金なんて殆ど親持ちだろう。
それなのにわずか3時間弱の時間を取ることに何をそんな卑屈になることがあろうか。
人生長い間、それ以上無駄にしてきた時間もあるだろう。
それから比べたら屁の河童だろう。
一つ言っとくぞ。
「映画一本分の時間に躊躇してて、これから社会でやってけるの?」
あれ?自分のお金で取るの?
そうか・・・にしても、にしてもだ。
そもそも自分らは貯金世代と言われている。
ガバガバ金を使うよりも貯めることに専念する傾向があると言われている。
これくらいの金、2、3日バイトすれば丸ごと元が取れるくらいの値段だ。
そんなのがわずかこの差の値段で躊躇するほどタマの小さい人間になろうこともない。
「モッタイナイは世界共通語です」
意味不明だが、これでいいのだ。
4.「マニュアル取って良い事あるの?」
なんちゅう愚問だろうか。
何の理由も無く、一発目からこの言葉を発するヤツが世の中にも居るようで、ビックリだ。
MT取って良い事はたっくさんあるぞ。
世の中の普通車は全部運転できるし、運転も楽しい。
仮にATしか乗らなくとも、MTを体で覚えた事にはしっかりと生きてくれる。
注意力は高くなるし、余裕も生まれるからドライブ孝行もカノジョとのドライブデートも、モタオタして恥ずかしめを受ける事もない。
3ペダルが足の感覚を養うから、踏み間違えも少なくなる。
免許を取ってからMTを運転しなくとも、1万強と3時間弱の時間を補うだけのものは十二分にある。
つまり、良い事しかないのだーワッハッハッハ。
ATしか取らない人つったら、注意力は円満だし、ドライブは運転にしか集中しないからつまらないし、おまけに踏み間違えるし・・・。
ここまで来ればもはや反論以前の問題だ。
「逆にオートマだけ取って良い事あるの?」
楽勝
最近はMTを下に見るような感じが多くなってきてる気もして、気分も上がらないが、いつまでも肩身の狭い思いをして、乗っててもしゃーない。
さあ、今日からキミもMT嫌いの方々に反撃しようじゃないか!
がんばれ、MT信者!!がんばれ!!大作!!
誰だ、大作って。
今年にようやく卒業となる4年・・・と思いきや、結局留年。
こんなこともあるよね、って自分に言い聞かせながらもまた新しい新入生から車好きを探してみる、けれど・・・。
積極的に車の名前が出てくるから、お!車好きか、同類かと思って話を始めるとあんまり深くないからそうでもないか、とガックリしたり。
でも学生でスポーツカーに乗るっていうのは好きな人は憧れだと思う。
でも実際は難しいのも多々ある。
自分で乗るのなら好きな事を思いっきり削らなきゃならないし、制限もある。
そして若いから、すぐ事故る。
そんなわけで今回では学生におススメのスポーツカー/スポーティカーを挙げたいと思う。
学生でスポーツカーに乗りたい!って熱願しながら授業中にスマホをいじってる君、是非眺めてみてくれたまえ。
それで単位を落としても責任は持たないからね!
なお、ここではあくまでも個人的な勝手な解釈に基づいているので、全てを鵜呑みにしないように。
選ぶ際には実際に乗ってる人の声なんかも重要だからね。
まず学生が持つ車とするならば、ということで次のように制約を付けた。
・10万キロ以下、修復歴なしで中古価格100万以下
・生産終了が2000年以降
・燃費が(郊外含め)下道で最低リッター10kmは切らない
・壊れにくく多少の乱暴な扱いと維持手間のサボりでも丈夫
・ある程度スピードを出しても安定感・信頼性がある
・マニュアル設定がある
・1.5t以下、2L以下
・見た目と中身の走り!
・見た目がアレでも走り!
・名義は親を使おう (ってことで保険料は一応定額で固定)
・年間維持費が30万以下 (駐車場代、車両代を除く)
この点を踏まえて早速みてみよう。
後半になるにつれてだんだんと「これってスポーツカー?」ってなっていくけれども、気にせず眺めてほしい。
あるいは途中でここから後は自分にはカンケー無い話だってことで切り上げても良いかも。
1.ロードスター
トップバッターはやっぱり定番。
ライト&ハンドリング。
最近は新しいカッコイイのが出てきたけど前のロードスターもかなり遊べる。
フロントミッドシップ&FRというこの配置はエンジンがフロントでもノーズのほぼ中央に据え置かれている上に後ろの駆動合わせて前後重量配分が理想の形になっている。
だからパワーはないけどコーナーリングで振り回す楽しさは、この価格帯ではまず他には、ない。
重量も排気量も小さい分燃費も良い。
2人乗りだけど低い背丈だからカッコもつくので、デートカーとしても活躍できる、かも。
もちろんこれに合ったパーツも充実しているから思い切って自分色に染めるのもアリ。
トップとしてオススメしたい一つ。
2.MR-S
個人的にはロードスターを選ぶならむしろこっちが良い。
個人的には、ね。
トヨタの代表作だったスポーツカーMR2の弟で、ミッドシップの車。
エンジンが頭の後ろにある、いわゆるF1駆動。
MR駆動は挙動にクセがあって慣れが必要とも言われている。
でも慣れてしまえば、腰から曲がっていく感覚は他の駆動車では真似できない、やみつきになる。
重量も軽く、レギュラーなのでコスパも良い。
5ナンバー枠なので街中でもかなりの乗りやすい。
またこちらもオープンカーなのでデートカーでもオススメかも。
3.アルテッツァ
スポーツセダンという形で4人乗りなので仲間や実家での利用も多様。
でも中身は走り志向。
直6を盾に据え置いてFRに駆動するため、前後重量配分も最適化されたうえに、ロードスターと同様にFR駆動の操るという志向が重視されている。
その当時は86の後継とさえ言われたくらい。
FR駆動と重量配分を最適化された車として実用性もあるほどの車はあまり手に入らない。
別でパーツを組み込んで自在にあらゆる形に作り上げることもできる。
ウェイトレシオも悪くなく、パワーもそこそこある。
4.シビック/インテグラ タイプR
意外にも最近いい感じに落ちてきているのがホンダスピリッツのRこと、シビック/インテR。
走りに今一つなFF駆動どいう常識を初めてぶち壊したものと言って良い両車は、量産車では最高クラスのリッター馬力、大排気量車やターボ車にも引けを取らない速さがウリ。
8,000回転以上回る高回転のNAエンジンの吹け上がりと気持ちの良さは現代のようにダウンサイジングターボなどが常識的になった今では滅多に見られない。
当時はあまりの性能の高さに、プロのドライバーからこれを市販化しても良いのかという声も上がったほど。
インテRはブレーキが最高ブランドのブレンボを奢ったりと豪華な装備も。
FF車でも他駆動車と同等の、あるいはそれ以上の走りと速さも持っているということを証明した車。
ボディは弱いので外装ケアには注意。
5.セリカ
まぁ自分も乗ってた車だけど。
トヨタが当時ホンダのFFスポーツを意識して作った(と思う)長年のトヨタスペシャリティカーの代表作セリカの最終モデルにして、NA高回転エンジンとライトウェイトスポーツを極められた、隠れた名車。
速さという点では残念ながらそのホンダ勢には一足及ばなかったものの、トヨタVTECとも言われる2ZZ-GEのVVTL-iはホンダ同様に8,000回転まで吹け上がり、フィーリング、ハンドリングともFFスポーツ最速とは言わなくとも、比較的に早い部類には間違いなくあったはず。
見た目も、中身もアルテッツァ同様に自分の色に合わせて仕上げやすく、運転者の腕に合わせて成長を促してくれるため、玄人ともなればサーキットでタイプRやターボ勢とも対等に走りあえるほどなので速さも一概には言えない。
狭いながら一応4人乗りで、荷室がとても広いので案外ファミリーカーのようにも使えたりして。
6.スイフトスポーツ
コンパクトハッチバックスポーツの代名詞。
通称スイスポ、テンロク。
テンロクは1600ccの前二桁をもじった言葉。
本来スイフトは普通のハッチバック乗用車だけれど、それをスポーツの走り志向にチューニングされたもの。
1t強の軽さでNAの回す楽しさなどを重点にするためにもエンジンも足回りもノーマルより引き上げられている。
それであってハンドリングにはクセもない、走る楽しさの詰まった車。
元々はジュニアラリーに出場するためのベースの車だった。
6速のクロスミッションやエアロ、エンジンパーツなども豊富。
現行とは違う5ナンバーサイズでコンパクトカーを振り回すという点では定番の車でもある。
7.コルト ラリーアート バージョンR
ターボ車に乗る、これもある意味走りの魅力の一つかもしれない。
国産のテンゴ(1500cc以下)コンパクトスポーツホットハッチでは最強と言っても過言ではない車。
乗用車のコルトをベースに制作されたものだけれど、中身は別物。
車両制作にはスポーツカー黄金期の名作ランエボとも共通点が多い。
MIVECターボで武装し、5ナンバー枠に収まったコンパクトボディを振り回せばミニサーキットや峠では無敵。
上位クラスの下手なスポーツカーでも追い回せるくらいの力はある。
ランエボは欲しいけどお金も無いし、維持できる自信もない、そんな人は是非考えてみてもいいかもしれない。
8.シルビア
これも恐らく定番の一つ。
といってもノンターボの方。
かといって2Lで後輪駆動だから十分にウエイトレシオは確保されている。
FR駆動でバランスも良いし、程よいハイパワーで振り回す楽しさとしてはFR入門的にも良い。
見た目も、ね、なかなかいいじゃない??
パーツも豊富に揃えられているので自分好みや腕に合わせて付け替えたりする楽しさもある。
4人乗りのため、一応後部座席もあるので数人を回す事も可能ではある。
9.インプレッサWRX
スバルの水平対向ターボエンジンの名車、インプレッサ。
他に1.5iとかインプレッサスポーツみたいな車もあるみたいだが、自分にとってインプレッサと言ったらこれでしょ!ってくらい。
フルタイム4WDで全輪にターボパワーをさく裂させた時の加速感は大排気量車でも置いてく力を持っている上、悪路の走破性も高い。
また現代の2Lターボ車と比べても比較的重量も軽いため、速さに加えて振り回せる面もある。
トルク特性が上よりのため、ターボ過給にややワンテンポがある、いわゆるドッカンターボ。
そのため、ターボ過給を抑えて走れば燃費も意外と良い記録が出る、らしい。
でもブンブン回せば一気にオススメから外れるから注意。
4ドアのため、実用性もある。
10.レガシィB4
4ドアセダンで安いながら、「アクセル踏んで気が付いたら180km出てた」っていう車。
インプレッサと同じ形式のエンジンを搭載し、当時はカタログ値で馬力規制いっぱいの出力を捻りだせた車。
インプレッサよりも安価でこの価格帯でこの馬力出力を実現できる車はかなり少ない。
ちなみに写真のBE5系統が水平対向独特の不等長のボクサーサウンド、地響きのようなドロドロ音が特徴の車。
車両もBL5になる前の5ナンバー制のため、比較的扱いやすい特徴もある。
またレガシィのエンジンはインプレッサとは対照的に低回転のトルク特性があるため、下からスムーズにかつ力強い加速がある。
その割に燃費も郊外下道で、頑張ればリッター10は行けるという記録もある。
ただインプレッサもレガシィも2Lターボ系のスポーツ車は必ずしもリッター10いくという前提は取っ払った方がいいかもしれない。
11.カリーナGT
かなり個数は少なくなっている。
とはいえ、トヨタの走りのセダンと言う点ではオススメしたい車の一つ。
いろんな形式の中であるGTはトヨタの名機、頭文字Dの主車であるAE86と同様の4A-GEエンジンを搭載した車。
前述したセリカの2ZZ-GEの兄にあたるエンジンで、トヨタの高回転NAエンジンの金字塔でもあった。
この車を買ったら「あの頭文字Dの車と同じだよ~」って言っても分からないヤツには多分通用する。
カリーナは基本ファミリーカーベースのため、「免許を取った息子はスポーツカーがいい、でも両親は居住性のあるセダンがいい」という家庭にはぴったりな車。
車自体のパーツは少ないが、エンジンの評判は古今とも人気のため、弄り幅も広い。
5ナンバークラスに収まっているので運転のしやすさも特徴。
12.ヴィッツ RS
トヨタの辛いホットハッチスポーツは?としたら、恐らくヴィッツのRS。
ノーマルのRSでもコンパクトな5ナンバーを振り回す楽しさは十分に持ち合わせている上、ハッチバック車ならではの実用性も兼ね備えた車。
その中にはこのターボ化し、テンゴ最速クラスに入るほどの車もある。
特に加速感の鋭さでおすすめするならRSターボ/TRDターボMなんかは特に押したい一つ。
パワーはコルトのラリーアートRと比較すれば若干のロスがある分、重量は軽く、前代のRSターボに至っては重量が1tフラットに抑えられる為、税金的にも嬉しい上に振り回す楽しさは格段。
峠でも最速クラス級の仲間入りになることだろう。
NAでもターボでもそれぞれの面白みもあることなので、自分のお財布と嗜好で選ぶのも良い。
13.マーチ
走りのマーチと言えば、ニスモSか12SR。
これは12SRの方で、パワーやウエイトレシオ的には普通の1.5L乗用車並。
だが、5ナンバーコンパクトの中でも車自体のそのコンパクトボディーとのバランスの兼ね合いの良さで、コーナーリングはかなり面白い。
重量は1tを切っているため、軽さの面も踏み込んで、曲がっていけばまだ曲がっていく、そんな感覚のする、いわゆるコーナーリングマシンそのもの。
振り回せば恐らく上記したテンゴターボのホットハッチ相手にもダテに対等に走れるくらいの性能は秘めている、かもしれない。
意外にもパーツがそろっているようで、弄り幅もある。
年式も比較的新しいのでサービスも良い。
14.フィットRS
日産のフェアレディZ34ニスモに乗っている知り合いの人が高速なら敵なし、でも峠で一番出くわしたくない車はアルトとフィットRSと答えた、それくらい。
特に最近には真新しいフィットRSもこの射程圏内に落ちてきたのもまた嬉しい所。
テンゴでレギュラーで走る車としては最高出力クラス、それに加えて軽量で振り回せる楽しさも評判が高い。
走りの志向であるにも、ベースは乗用車のためタウンユースでも実用性の幅が広い。
6速クロスミッション、DOHCのNA VTECエンジンとホンダの走り好きな人には妥協しない作り上げになっている。
パーツもあり、自由に弄るにも楽しみがある。
15.デミオ/アクセラ
デミオ スポルトもアクセラスポーツも国産のハッチバックの走りの車としてオススメしたい車。
1tフラットの重量に1.5Lいっぱいのエンジンとパワーが詰め込まれる一方でアクセラはホディサイズも車重も一回り大きく3ナンバー化されたもの。
どちらもタウンユースがベースにされているため特別力のあるエンジンではないが、その分ハイパワーを手に余らせるということも無く、使いやすいパワーを有効に振り回しやすいので単にスポーツにこだわるだけでなく、これから運転に着実に腕を付けたい人などは特にオススメ。
どちらも専用のサスペンションに味付けがされているため、ハンドリングも素直で乗りやすく、振り回しやすい。
振り回して遊んで楽しいならデミオ、実用性も少し加えるならアクセラがオススメ。
どちらもパーツが豊富にある上、実用性も高く、年式も新しい。
16.CR-Z
この期にオススメできるのは、走りのホンダが世界初のハイブリッドスポーツカーと言って世に出した第1号。
プラットフォームはフィットハイブリッドのものだけれど、これは作りも乗り味も走り志向。
剛性も足回りも乗用車とは違って路面の追従性が高く、走り志向の強いハンドリングがある。
加えてハイブリッドシステムやスイッチモードによってスポーツ志向の車種の中では高燃費の走りから、2L並の加速力まで、あらゆる楽しさや走りの意識が秘められている。
パーツも種類豊富にあり、自分に合わせて色を足していくこともできる。
17.アレックス/カローラランクス
羊の皮を被った狼の言葉がとても合う、カローラランクス/アレックス。
カローラのコンパクトな5ナンバーハッチバックのボディに前述した2ZZ-GEエンジンを載せこんだもので、エンジンパワーやウエイトレシオはセリカとどっこいの上、コンパクトな5ナンバーのボディサイズで振り回す楽しさ、速さが突き詰められた究極の隠れ車。
その上タウンユースがベース車両の5ドアのため、実用性も高い。
限定モデルのTRDスポーツMは量産車では最高峰のリッター最高出力を誇り、NAエンジンながらも下手なスポーツカーにも負けない車である。
18.アコード ユーロR
ホンダが自慢のスポーツNA VTECエンジンをセダンで展開し、スーパースポーツセダンの名称で登場した車。
シビック/インテRのシビアなコントロール性能などをマイルド志向にしながらも走りの刺激を損なわず、ホンダのRの走りを極めたモデル。
4ドア5人乗りで、実用性も高い上でホンダの走りを体感できるのは、この車ならでは。
シビックやインテと相談しても買えないような場合は、こっちもオススメしたい所。
パーツも豊富にあるので、弄るにも絶好。
19.プラッツ
恐らくあまり聞かない車。
見た目はまんま乗用車。
ただエンジンはヴィッツRSと同様のもので、しかも重量はその更に軽い。
また4ドアで実用性も高いのとは対照に5ナンバー枠にも入るため、振り回す幅もまた広くて扱いやすい。
年式は古い割に、意外とパーツも若干用意されており、さまざまな面でのコスパにも優れている。
中にはスポーツ志向の足回りにセットされたモデルもあり、ヴィッツとプラッツ、それぞれ用途によって考えてみるといいかもしれない。
20.ティーダ
部類的にはほぼ乗用車。
でもマニュアルでは6速まで刻まれたクロスが搭載され、扱いはかなり面白い。
乗用車でタウンユースがベースのため、低回転から野太いトルクが絞られるので、峠などのワインディングは意外と楽しめるものとなっている。
5ナンバーで収まっているので、テンハチで振り回すにはかなり面白みもあり、かといってある程度のハイパワーなので、コントロールがしやすい点、ドライビングスキルを上げるにもうってつけ。
21.IQ
トヨタの超コンパクトカー、IQ。
ウエイトレシオ的に完全にタウンユース向けの乗用車だが、モデルの中には6速ミッション搭載と、5ナンバーにしても反則的な小回りやハンドリングの質感、軽快さがあり、意外と走り志向にも手を加えられている。
切った瞬間に腰と一緒に車が追従し、回っていく感覚はカートにも近いため、コーナーリング性能はスポーツホットハッチとも譲らない。
4人乗りで一応ある程度の実用性も確保している。
年式も新しく、またパーツも比較的見つかりやすいので弄り幅もあるのが特徴。
最後の最後は「スポーツカーじゃないじゃん!」とツッコみを入れられかねないものだけれども、それでも走りの車という点では合点がいく点、またここは良いよ!とオススメしたい点がいくつもあるので一応例に入れておいた。
スポーツカーというのは乗用車と比べて速いか遅いか、と言う点だけではないと思う。
もしそうなら、大排気量車のセダンやSUVは皆スポーツカーって事になってしまう。
スポーツカーの定義というのは基準がアヤフヤでこの車がスポーツカーだ!って言うのもいれば、スポーツカーじゃない!って言う人もいる。
でも結局なところ、スポーツカーの絶対的な定義としたら、普通に速くて乗って楽しい車、だと思う。
その点であればここで挙げた車はどれもその定義に適った走りをしてくれると思う。
是非ともこの中で気に入った、気になった車があったら中古サイトを覗いてみたい所だろう。
次に制約は無視して、おすすめできるけどおすすめできない車、というのも挙げてみる。
もしかしたら中には「そんなことないよ!」って車もあるかもしれないが、そこは個人勝手な解釈ということで見逃してもらえたら幸いに思う。
1.ランサーエボリューション/インプレッサSti
2Lターボの金字塔ならこの両者。
カタログ値を凌ぐほどのパワーを捻りだすこの両者は長年互いがよきライバルとしても凌ぎを削っていた。
元々ラリーレースなどを意識している。
パワーも申し分なく、振り回しても走る。
その分、技術も必要になる上、維持手間も大変。
購入だけでなく、その後の部品一つ一つに高額な値段が掛ったり、燃料費が高額についたりする。
消耗品は頻繁に交換しなければならないし、燃費も悪いので、コスパは最悪。
「とにかく好きなら買っちゃえ!」っていうノリは唯一この車に関しては受け付けられない。
2.86/BRZ
恐らく車好きでなくとも、名前だけは知られている、それくらいの車。
弱フロントヘビーな重量配分のFR設定にして、低重心化された車というのは滅多に無い。
学生であれば一番オススメしたい車だが、残念ながら中古価格が落ちてこない。
比較的新しいというのもあって、無理して手に届かせるとしたらほぼ爆弾物になる。
だが車を操るという一体感は86ならでは。
3.外国車
外車に乗ってるってだけでも案外ネタにはなる。
皆で国産のありふれた車ばかり挙がっている中で、「俺、ドイツの車乗ってるんだけどね~」って言えば、何も知らない人からすれば「え!?マジで!?」と興奮を誘えるかも。
自分なんかならそういう反応するけど。
だが外車と国産では、信頼性は明らかに後者。
特に10万寿命と言われている外車では恐らくその信頼性は明らかに違うものだろう。
一応挙げたのはゴルフGtiやBMの318iなどであるけれど、本来こういった欧州車というのは性質からいうと走り志向。
ベンツやBMの大排気量の高級車なども結局のところ、アウトバーンなどを200km以上で快適に抜けるように作られているのだ。
でも日本のようにストップ&ゴーが続く市街地や等速でずっと走る高速を走るようにはできていない。
だから本来の用途方法とは違った使い方をするので寿命が短いのだ。
必ずしも部品も完全に確保できるとは言えない。
そういったのも含めてコスパ的に考えれば国産車を買うに越したことはない。
4.軽スポーツ
軽はこの日本の独特な地形などからすれば恐らく楽しさ、速さの頂点にある車であると言っても過言ではないかもしれない。
走り志向の軽スポーツは峠でいたら他のスポーツカーをいとも簡単にブッチれるくらいの車は沢山ある。
だが、同時にオススメできない点もある。
その一つに軽自動車の安全性についても一つだ。
軽スポーツは良い車だが、その代償で返ってくるのが安全性の犠牲だ。
軽のように普通車のコンパクトカーでさえ切り詰めたものを更に無駄を省いて極めた結果の軽スポーツはそれだけ安全性も省かれる。
普通車含めて事故を起こしても大概軽は死亡しているのも特徴だ。
例えどんな安全基準をクリアしていても、どんな安全装備を付けていたとしても、結局安全面では普通車にも至らない。
ましてやこの価格帯となれば一昔前の車、それだけ安全性も疑わしい所だ。
また、軽自動車は同時に寿命も短い。
普通車と軽自動車でも同じスピードで回している領域は違う。
普通車が2000回転で回る所は軽では4000回転くらいになってる。
もし5万キロの軽があったら、それは普通車に換算して10万キロ走ってると考えても良い。
それだけ軽は小さいエンジンに負担が掛っているからこそ、寿命が短くなるのも必然的でもある。
それに自分らはまだ若い。
調子に乗ればスピードも出すだろうし、そうでなくてももらうこともある。
そうなった時のための代償は軽を選ぶよりは素直に普通車を選ぶ方がずっとマシだし、何より身のためにもなる。
若いのにその為に死ぬことはないのだ。
一言で言えば簡単だが大切な事、命より高い物は無い。
5.チェイサー/スカイライン/シルビア
FRのターボ車、NAでは不可能なハイパワー後輪で駆動する車というのはかなり限りがある。
ただこういった車でやることと言えば、走り屋などの定番、ドリフトなんかだろう。
うってつけの定番と言えばこの車種。
年式ギリギリながらも、予算を大きく見れば玉の良い車は沢山出てくる。
あえてドリフトをするという点で重点に見ると、注意する点もいくつもある。
まずこの類の車種でも登場当時の規制いっぱいの馬力を発揮する車種が沢山ある。
それだけパワーも大きいことで運転技術も必要になる。
FRの大馬力車となるとFFや4WDとは違って前が不安定となり、後輪が滑ったとたんの挙動対処が必要になる。
また、ドリフトを始めればタイヤの摩耗や常に高回転でぶん回すためにタービンや、下手すればエンジンにもそれ相応の負荷がかかる分、両者ともブローを常に考慮に入れておかなければならない。
この手の車のエンジンは頑丈だが、それでもタイヤやタービンの交換などを維持する中で考慮しつつコストを考えなければならない。
6.RX-7/RX-8
ロータリーエンジンを選ぶというのもなかなか乙なものだ。
普通のレシプロエンジンとは違って広いパワーバンドと伸びのある加速感、高回転まで吹け上がる感覚はロータリーエンジンならではの特徴でもある。
また車はFR駆動なのでスポーツカーの一体になって走る楽しさ、速さも一つの点だ。
特にRX-8などはリアシートの確保性が広く観音開きの扉なため、半ファミリーカーとしても活躍が期待できる。
所がロータリーと言って単に名前が強いだけではなく、その分代償も多いのもロータリーエンジンの点だ。
良く言われるのが燃費。
ロータリーエンジンは燃焼効率があまり良くない為に燃費が悪いのも一つ。
また、エンジン内に掛かる負荷が大きい為に耐久性も低く、レシプロと違って寒い時期のかぶりなども起こる。
なので決して維持できないとは言わなくとも、車にはそれを扱う専門やいざ購入した時にも適切な維持管理を行わなければならない。
専門卒で就職した知り合いがRX-8のタイプEかなんかに乗ってたが、学生時分の自分が最初RX-8を買おうとか悩んでたけど結局普通のレシプロのスポーツカーに落ち着いたという話をしていたら、「買わなくて正解だったと思うよ」と言っていた。
もしこの手の車を選ぶにはよく考えて慎重に決断する必要がある。
7.トレノ/レビン AE86
車好きならやっぱ、これでしょ!って言いたくなる車、ハチロク。
二つの点を覗けばコスパ的にも良い上に、1tを切る車重にFR駆動で回すのだから、それこそ走りの車。
だが車両価格のほかに、もう一つ問題点がある。
年式が古い。
登場から既に30年以上経っているこういった車は、コアな車ファンなどなら恐らくこの先ウン十年と自家用車を維持させる玄人もいるだろうけれど、それにはそれ相応の車の維持費や環境だけでなく、車に対する知識や運転スキルも関わってくる。
前にR32のGT-Rが旧車の部類で高値で取引されたという話を聞いたことがあった。
丁度93年~95年、つまり自分らが生まれた時に出来た車は大概今はもう旧車なのだ。
そして基本ここまで古い車になると、メーカーからの部品の供給は終了おろか、取り置かれているかさえも疑問。
それはパーツ等を自ら選定して中古部品やオークションなどから見つけ出してつけるか、ワンオフで頼んで作ってもらうかしなければならない。
もちろんそうなれば型を一から作るので純正より値段が張るのは必然になる。
ハチロクに限らず、基本動画などでこういった古い車を見ながら同世代と称した人が「将来この車買う!」とか「この車持ってます」みたいなコメは大概当てにしないこと。
多分、嘘(^^;
面白い話があり、車好きのお金持ちが持つ車というのは高級セダンやスーパーカーではなく、旧車なのだ。
前述したように旧車の方が手間暇がかかる上に維持する費用も掛かり、その分インパクトも大きい。
今はもっと新しくて安くて楽しい車はあるから、もうちょっと冷静になろう。
海外で新車未登録で発見されたR32スカイラインGT-R。オークションで3000万近くの値で落札されたという。
8.アテンザ/スピードアテンザ/スピードアクセラ
面倒なのでイッキに挙げた。
アテンザにも大雑把に2種類ある。
23Sとスピードアテンザ。
特にスピードアテンザの方は、マツダでは少ない2.3Lターボの力を4輪で駆動する車なのでパワー的にも性能的にもスポーツの走りの車としてはかなり刺激の強い車。
燃費も下で回せば、意外と10kmいくという話も聞くため、案外悪くも無い。
のではあるが、正直なところ税金が微妙で分かれる。
重量は1.5tを超える上、排気量も2L枠を超える。
これは23Sの方も同じような所であくまでも個人的には、まだ別な車の検討余地はあると思う。
別途、スピードアクセラも挙げた。
アテンザとは違ってこちらはFF駆動だが、重量はまだ軽い。
その上パワーはアテンザともどっこいな所だが、上記で挙げた振り回して楽しむ点というよりは、まだパワー志向。
お財布と嗜好と相談して検討してみよう。
9.S2000/MR2
90年代、アンダー2Lの代表する両車種。
S2000は市販車では今もなお同2LNA車種内では塗り替えられていないリッター最高峰の馬力、MR2は独特なMR駆動から理想化された重量配分を実現し、どちらも走行中での荷重移動によって走りの全てに至っても他の車を寄せ付けない性能を保持している。
だが、その高い性能が裏目となり、ハンドリングや足回りの味付けは非常にピーキーな上にエンジンは鋭い。
長らくスポーツカーを嗜むドライバーでさえもてこずるほどであり、ましてや運転慣れをしていない自分ら若い世代はあまりオススメできない。
スピードを出さなければ問題もない事だろうが、前述したように若い自分らは知らずの内に意識が興奮してスピードを出しているという事が無いわけがない。
車が反応する全てのアンダーステア、オーバーステアや、荷重移動による反応をイメージ上でも十分に理解し、その車の挙動に対してベストに適切な対処を取れてこそこの車にふさわしい。
最後にイイタイコトを一つ。
多分いないと思うが、まず、スポーツカーというものを購入したところで、キミは一段高いところに上がったと思わないことだ。
「速いぞー!」とか「カッコいいじゃろー!」と言ったところで完璧な自己満の世界だから、威張ったところで世間のみなさんの羨望の眼差しを一身に受けれるワケではないのだ。
クルマが信号待ちしてる時に、チラッと見る女性がいたとしても、 「エヘヘ」なんて思ってはいけない。
その女性の心の中は、もしかしたら「じゃかましいクルマ乗りやがってこのボケ」とか思ってるのかもしれない。
と、いうか歓迎されることのほうが少ないのだ。
たとえ発売された新型のクルマであっても、「なんであんなの買うんだろ?」と思われてることもあるのである。
キミが思ってるほど、みんなは好意的に見とらんぞ。
そこを間違えて得意になってはいないか?
それほどダサイ話はないので、十分注意したほうがいい。
不必要なまでにやかましいクルマは、スポーツカー好きな自分が見ても「死ね」と思うくらいなので、あんましアホみたいにブオンブオンいわせて走らんほうがカッコいいし、そのほうがウケもいいと思うぞ。
周りの人のことを考えて、スマートに乗ってほしいと自分は思うのだ。
家族とともに楽しむためにRVやセダンを選ぶ人もいる。
これは実用性重視だ。
もちろん居住性も伴っている。
車は用途によっていろいろ選べるのである。
君がそんな実用性のないスポーツカーを選んだということは、いわば自分以外の人のことなど二の次にしか考えない、自分勝手な選択でしかないのである。
だから、完璧な自己満足なのだ!っと、いうことは他人の評価などは無意味であるし、 「カッコいい、って思われてるんじゃないか?」と考えるのは間違いだ。
ましてや車離れの我々世代、車に興味がある人なんて、ほんの一部でしかないのだ。
だいたいスポーツカーなんて、デッカイおもちゃみたいなモンだ。
つまり、自分勝手なものである。
だからと言って公の道でオノレの好き勝手なことをするのはNGだ。
公道は、いきなり後ろも見ずにパッスーンと道を横切る買い物帰りのオバハンもいれば、キャーキャー追いかけあいしながら学校から帰る小学生もいる。
後ろ見とんか!!と思うような運転するおじいちゃんもいるし、いろんな人がいるのだ。
そんな場所でアホみたいにスピード出すというのは、朝の渋谷駅のスクランブル交差点でクリケットするようなもんだ。
スポーツカーに乗ったら飛ばすのが宿命だと思ってるヤツもいるだろうが、そんなことは絶対ない。
だいたい大垂水なんかでも、キチガイじみた速度で走ってくる対向車がいるが、あれはちょっとコワイ。
せめて飛ばすなら、ある程度スピードは出してもいいが、「時と場所をわきまえた」走りにしてほしいのだ。
自爆はなんぼでもしてくれて構わんが、絶対に他人を巻き込んではいけない。
どちらに比があるとしてもだ。
当然、同乗者がいる時なんかも同じだ。
公道を走る時は単なる「スポーツ気分」でいいのだ。
そうでなければ、酔っ払い運転の次に危険なことになる。
と、いうようなことを肝に銘じて安全運転してほしいのである。
それからもう一つ、恐らく中にはこれも一番気になるところかもしれない。
スポーツカーに乗ったらモテるのかどうか、と言うことだ。
やはり、大学生ともなった以上、男であればモテたいのは誰でも必然。
これはいろんな人が良く勘違いしやすい点でもあるので、これに関しても是非ともはっきりと言わせてもらおう。
目やにが付いてたら擦り落として、良く見ておくように、いいかい、いくよ。
絶 対 に モ テ な い
時代はRV(レクリエーション・ビークルとかいう名前)全盛期だ。
まあ、要するに言葉の発祥はアメリカのキャンピングカーから来てるらしいが、そういう箱みたいなクルマのことだ。それの全盛期が今、まさに来ている。
それはなんであんな箱型商用車が流行るのかも、よくわかってるつもりだ。
今の時代の流行でもあるし、ファッション性が強い。
しかも乗り心地がいいし、広いし、居住性がいい。
ナビじゃの、なんじゃのいろいろ付いてるし、かなりプライベートが保護されてる感じなところもウケる理由になっている。
つまり「遊ぶ、出かける、買い物する」という女性のしたいニーズにバッチリ当てはまることに加えて、最近のRVは顔も男前になってきているのだ。
至れり尽くせりのその装備も豪華絢爛、歌手で言うなら小林幸子みたいなモンだ。
ここまで言ったら鈍感な君でもわかる。
そう。
スポーツカーは、そのどれにも対応していないのである!
ガガガーーーン!!
乗り心地は悪い、狭い、低いから外から丸見え、荷物は載らない、速い、怖い、どこをとっても彼女達を満足させる要素がどこにも見当たらない。
以上のような理由から、スポーツカーを選ぶ=女性のことは一切決済頭の中から排除しなければならない。
そう、そんなチンケな理由でスポーツカーを選んではいけないということである。
自分なんかつい先日、後輩の女の子に「なんでそんな車にしたんですかぁ~?」と聞かれたくらいである。
まぁクルマのこと知らない女性なんか所詮そんなモンである。
自分が心地良くないと思った=なんで心地良くない車を買うの?と、直結するんだろう。
人の好みを「なんで?」と問うているのと同じで、それは愚問もいいところだ。
じゃあ、おまえの持ってるその小っこいのに高い鞄は、なんで買ったんだ、と言うのと同じだ。
自分からしてみれば、物さえ入ればリュックでも全然オッケーだ。
何万円も出して、そんな大して物も入らんようなものをなぜ買うのか、ということだ。
だが自分はそんなアホな質問はしない。
その気持ちもわかるからだ。
「なんで」って聞く時点でその人は失格なのである。
逆にスポーツカー以外の車を買う人に「なんで?」って聞きたいくらいなのに、それも愚問になることはわかっている。
敢えて聞く場合は「おまえアホか」という意味も含むのである。
ボロボロで廃車寸前の錆びた国産不人気車を200万円出して買ってる人がいたら、なんで??と真剣に疑問がわいてくるが、それ以外の場合は趣味嗜好の問題なのである。
しかし、あっち(女性)からしてみたら自分みたいな方が失格なのだろう。
また、そういう人の方が圧倒的に多いということを忘れてはいけない。
世の中、普通の人の方が多いのだよ。多いから普通というんだよ。
そんなワケで、そういった偏見にも耐えなければスポーツカーには乗れないのだ。
女にはモテない、金はかかる、偏見は多い、ということを常にアタマに叩き込んでおかなければならない。
だが、そんなモンと引き替えにしても、得れる快感は計り知れない。
敬愛するレーシングドライバーの土屋圭市が自伝で、「バシッと決められた時の快感はセックスよりも気持ちいい」って言ってた。
つまり、そっち側を求める、本物の「男」だけがスポーツカーに乗る資格があるのだ。
うわー、キメなこと言っちゃった!
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