生と死と志

何がそんなに悲しく、どうしてこんなに苦しい。
と考え続け、初めて日本の心療内科を受診するほどやられてしまっていたズグロン、

生と死の答えはとっくにでている私にとって、逃げても逃げてもいつも離れてはくれない志しのようなものが生きる意味でした。

たかが自分とは関係ない世界で、志しや同志という言葉を汚されただけで、ここまで弱ってしまうとは、ずっと心配されて守られてきた自分の感情と向き合わされた４０日でした。

私にとって同志とは、言葉の通り同じ志しをもつ者。
どんなに自分の味方になってくれる人でも、どんなに愛してくれる人でも、命をくれると言ってくれた人達でさえ、志が同じでなければ同志ではないのです。

だから皆、志しを持ったときからずっとずっと孤独なんです。

いろんな国にいた仲間が、ここ数年で寿命で亡くなっていきましたが、死ぬときにそれぞれの志しを最後まで持って旅立ちました。
その遺書を読んで、私は思ったんです。
志しこそが神なのだと。
志しから与えられる試練を乗り越え、捨てなかったものだけが神と一緒に行けるのだと。
これは私のただの願いなのかもしれませんが、何度もそう思ったんです。

クラーク博士が叫んだ言葉のように、若者に大志を抱けと言ってあげられる国に、地球にしていくことは私の夢でもありましたが、その前に志しや同志というものはいったい何であるのかを自分自身にも問い続け、若者達へは正しく伝えていかなくてはいけないとも考えました。

今現在も、世界中でたくさんの人がそれぞれの志しを持ち戦い亡くなっている。
戦死した私の祖父だってきっとそうだったに違いありません。

言葉、名言や格言は、あらゆる歴史や誰かの苦しみや痛み、悲しみ、そして希望によって生まれてきたはずだから、それがあまりにも軽く使われることは、先人たちへの侮辱であり、また、私の夢が壊され生きる意味を奪われたようで、こんなにダメージを受けてしまったんですね。

志しはいつも自分の中にありますから、何をしてても、どこにいてもそれが基準で物事を考えていました。
だから、生きていく限りそれを実現するための具体的なアイデアで頭はいっぱいになります。


同志探しは、あれはどう考える？どうしたら改善される？どうするべき？と、いつも止まらないほどの100も1000ものたくさんの答え合わせから皆始まっていたわけですが、もう、そんなものは一つも考えられないくらいのダメージでした。

私は、仲間みたいに自分の神と一緒に旅立つことはできないんだと思いました。